(4日目(月)夜〜5日目(火)朝) 

クラブ(ブルーノート)→深夜のロンドン→タクシー→ホテル

home
preview
next

(1日目) 出発(大阪)→成田→ロンドン到着ホテル

(2日目) 早朝ケンジントン・ガーデン→大英博物館

(2日目) レ・ミゼラブル

(2日目) ウオータールー駅→ビッグ・ベン→ホテル

(3日目) リトルベニス→遊覧船→カムデン・ロック(日曜市)

(3日目) カムデン・ロック(日曜市)→王立空軍博物館

(3日目) キャメル・コンサート

(4日目) ロンドン・ブリッジ駅→ベルファスト号→タワーブリッジ

(4日目) ビートルズ・ウォーキングツァー(前半)

(4日目) ビートルズ・ウォーキングツァー(後半)

(4日目〜5日目) クラブ(ブルーノート)→深夜のロンドン

(5日目) ストーンヘッジ・バースへのバス旅行(前半)

(5日目) ストーンヘッジ・バースへのバス旅行(後半)

(5日目) バス旅行→JAZZクラブ(606)

(6日目) ブライトンへの鉄道旅行(前半)

(6日目) ブライトンへの鉄道旅行(後半)

(6日目) 科学博物館→ライブハウス(ロック・ガーデン)

(7日目) そして最終日

(8日目) 旅はつづく.......

それから........

 さて、今晩の予定はOld Street駅近くの"ブルーノート"にした。ガイドブックにはアシッドJAZZと書いてある。スタンダードなJAZZよりこっちの方が良いが、NYや東京にあるブルーノートとは違うようだ。

途中ノーザンラインで地下鉄の故障(滞在中二度目)にあいKing's Cross駅経由で行った為、到着は9時過ぎと遅くなってしまった。地図を見ながら歩く事10分、住宅地に入り込んだ所だ。半地下のある普通の家の前に数人の若者がたむろしている。そこを通り過ぎて行くと行き止まりだったので引き返し、もう一度地図を見ると、先ほどの若者がいた所の様だ。もう一度行ってみると"ブルーノート"の小さなネオンが光っていた。

「ここだ!」階段を上りドアを開けようとしたが、鍵が掛かっていて開かない。すると中から大きな黒人の男が出てきて、「10時からだ」と言った。そうか、みんな開店まで待っているのだ。

「え!10時開店?」セッティングに時間がかかっているのだろうか?仕方なく、階段で座って待つ事にする。日中はそうでもないが、夜になると結構寒い。そのうちだんだんと人が増えきた、昨日のキャメルと同じだ。でも、どこか、変?

そう!お客はほとんど10代ばかりなのだ。地元の人気アイドルグループでも出演するのか、カップルや女性客がやたら多い、どう見ても中学や高校生位だ。しばらくすると階段の下から日本語が聞こえてきた、こっちに住んでいる若い日本女性の様だ、地元の友人と楽しそうに英語でしゃべっている。

話しかけようにも、中年の日本人の男、しかも二人組なんて、ここでは遠い星から来た異星人ぐらい浮いている。何となく居心地が悪かったが、それにも増して、ロンドンの下町でライブが見たいのだ!、おやじ達は!........そう心の中でつぶやいた.

 やがて、時間となり、先ほどの黒人が下りてくると、みんな並び始めた、我々も急いで列に加わる。あっと言う間に長い列ができる。車で来る人もたくさんいる。

そんなに人気バンドなのか?


 しばらくすると建物の3階から大きな垂れ幕が降りてきた。「??????????」読めない。ヒンズー語(たぶん)なのだ。その下に「ASIAN underground music」と書いてある。「え?」ひっとしたら日本人のバンドか?ますます解らなくなるが、とにかくこんな時間にこんなに人が集まるほど良いのだ、きっと。

期待で胸は高まる(^^)。やがて開場となり、一人一人カウンターで人数を確認しながらの入場となる。15分位待っただろうか、我々の番となり階段を上り入り口で3£払う。安い!

そして中に入ると、ビジュアル系のメンバーによる超テクニカルなのJAZZ FUNKの演奏が始まる...

と思っていたが、聞こえてきたのは、なんと
"シタール"だった。

 中は赤い照明で右手にカウンター、左にソファー、そしてその奥に大きな仏像の様な置物があるだけで、ステージなど何処にもない。異様な雰囲気、70年代か?なんかマリファナ吸ってそう......みたいな^^;)。人はいっぱいで、座る所も無いので、ぼーっと立って、色々考えてみる。???....これって、若者向けのただのパブ?....よー解らんわ。 

寒い中、長い間待っていたので、トイレに行きたくなった。奥の階段を下りていくと、トイレがあった。○ン○ームの自販機があったりする。ここってただのナンパ店?ますます解らなくなる。トイレを出るとまだ下に階段が続く、そこを下りていくと............、


 びっくり!大きなフロアーがあった。中ほどにDJの席があり、壁には抽象的な映像が映し出されている。奥のカウンターでビールを買いフロアー周囲にある席で座って飲む。ゆっくりとしたシタールの音、テレビモニターの幻想的な映像、冷えたビール。

ここで、やっと解った。

ここは、まあ、日本で言う所のクラブって所かな?、でも音楽が「インド」なのです。ハウス以後、踊らないただ、ねそべって聴くだけのアンビエントハウスが流行した時期があったが、これはその延長線なのだろうか?

上には沢山人が居たが、ここはままばら、でも音楽とこの空間が妙に良い。やがて、音楽が徐々にリズミカルになり、2、3人が広いフロアーの真ん中で踊り出した。

この曲が本当に良いのだ、自然と体が動き出し気が付くと、私たちも踊っていた。ちょっと恥ずかしい、でも気持ちいい(^^;)。

 音楽は、いわゆるドラム'ン'ベースのインド・アジア物、このボーダレス(か?)がたまらない。さすが大英帝国!ここで、初めてあの垂れ幕の意味が解った。そういえば先ほどいた日本人はインドの(眉間に点がある)化粧をしていたし、サリー風の人もいた。しかし、大半の人は普通の格好だし、日本の若者と大差は無い。

気持ち良く踊っていたら時間はあっと言う間に過ぎて、時計を見ると11時過ぎだ!しまった、そろそろ帰らないと終電に遅れていまう。でも、さっき来たばかりなのでもっと踊っていたい!友人に相談した所、彼も同じ事を考えていた。どうしょう、ここはロンドンの東、ホテルは西だ、遠いぞ、

帰ろうか? でも........


 えぇぇぃぃい!どうにかなるさ、踊っちゃえ!

もう二度と来れないかも知れないしな!その後、不良中年二人組は時間も忘れ踊る事になる。気が付くとフロアーは人で一杯だ。寿司詰め状態で回りとぶつかりながら踊っている。音楽もますますgoodになる。あたりを見回すと、カップルが多い。さっきから隣でやたらチューしているのが気になる(^^;)。

客は次から次ぎへと増え、踊り疲れて時計を見ると午前1時過ぎた。このまま、朝まで居ても良いが、年のせいか二人ともくたくただし、座るところも無い。あ〜っ、ロンドンの夜を堪能した。もう思い残すこ事は無い。そう思い、帰ることにした。帰りは非常口から二階の入り口まで戻って外へ出た。

 ここで、またびっくり!

なんとまだ外には客が入場を待って並んでいるのだ。寒い中20、30名は居ただろうか?今日は月曜日、いやもう火曜日だぞ.............! ここの人気が伺える思いだった。

階段を下りると、タクシーはいらないか?と客引きが来た。夜中にこんな所で白タクに乗ると、ホテルまでいくら取られるか解らない。ノーサンキューと言って、とりあえず駅へ向かって歩いた。

寒〜い。

駅前通りに近ずくとバスが一台来た。ナイトバスだ!でも走っても間に合いそうもない。仕方なく停留所まで行き、次のナイトバスを待つことにした。30分位だろうか、待っていてが何も来ない。

じっとしていては、あまりにも寒いので、とりあえず次のバス停まで歩く事にした。真夜中、てくてくと歩く、暗闇から切り裂きジャックが出てきそうでちょっと恐い、寒い。

でもなんか良い、誰も居ないロンドンの街は映画のセットの様だ。いろんな建物がある、看板、ポスター、明かりの消えたショーウインドウ。どれを見ても好奇心が湧く。

 やがて次のバス停までたどり着いたが、やはりバスらしいものは来ない。この辺はナイトバスの本数も少ないだろうし、とりあえずピカデリーサーカスまで歩けばバスはあると思い、そのまま歩く事にした。

てくてく、てくてく、

てくてく、てくてく、てくてく、てくてく、

てくてく、てくてく、てくてく、てくてく、てくてく、てくてく

やがて、1軒のホットドック屋の明かりが見えた。

お腹もすいてきたことだし、食べる事にした。中へ入ると、中近東あたりから来たような男が、変な発音でホットドック?と聞いてくる。こっちも岡山弁なまりの英語で注文する。お互い、発音が変だ^^;)。

やっと暖かい物を口にして元気が出てきた。ホットドックをほおばりながら、夜の道を歩いているとなんだか笑いがこみ上げてきた。なにやってんだょ〜っ俺たち(^^;)。なぜか二人ともゲラゲラ笑った。

笑い声は、ロンドンの闇の中を鳴り響いた......................。

 ハハハハ
ハハハハ、ハハハハハ

ハハハハ、ハハハハハ、ハハハハ、ハハハハハ

ハハハハ、ハハハハハ、ハハハハ、ハハハハハ、ハハハハ、ハハハハハ、ハハハハ...............、

 


 バスを見かける様になったが、うまく停留所でつかまらない。やがて、オックスフォードストリートの大通りに出た。タクシーが何台か走っている。

ここなら大丈夫だ、あのロンドンタクシーに乗れるぞ!。黒塗りのオースチンを1台ゲットした我々は、冷え切った体でホテルを告げる。

OK!初めてのロンドンタクシー、中はさすが広い。ハイドパークを左に見て、車はあっと言う間にホテルへ着いた。

料金とチップを払い、車を降りると、運転手の呼び戻す声がした。車の所へ戻ってみると、深夜料金(本料金の右に表示)が余分にいるとの事。あわてて、お金を払い、おやすみのの挨拶をしたら、日本語で「サョナラ」と言った。

部屋に戻って時計を見ると午前4時前だった。眠くて、寒くて、昨日にも増して足が痛くなった1日だったが、ロンドンの流行音楽を支える若者の一員になれたような,なんだかとっても充実した気分だった。

ありがとう、ロンドンの夜!!......................オヤスミナサイ.........グ〜........。

 


preview-s

home-s

next-s