サウンドシャキット試聴編

  Tidy & Cozy

A story of A

 


■サウンドシャキット試聴
とりあえず、急いで試聴したCDです。

一般的な邦楽やヒットチャート曲は他のHPにも掲載させていたので、それ以外を選んでみた

で、気が付けば洋楽ばかりにってしまい残念ながら、ちょっと偏った曲想になってしまい申し訳ない。

しかも、オヤジにありがちはウンチク付き(^^;)。それでも何とか、様々なジャンルから選んだつもりなんですが (´・∀・`)ヘ

今後も、試聴は続けて行き、その都度ここへ書き込みたいと思ってます。

尚、サウンドサイエンスHPの音楽情報BBSに色々な曲の感想が投稿されているので参考になるカモです。

 


■UNDER WORLD

Underworld/AHunderDaysOff

ちょっとベタだが、手っ取り早く手元にあったCDを聴いてみた。通算4枚目2人になった新生アンダーワールドだ。

まず、1曲目。いきなりのシンセベース音にちょっとびっくり。いや、今まで「ドンドン」と単発で聞こえていたベースラインが実は、「ドウゥ〜ン」とエンベローブにノッチが入っていた事に気が付いた。それでいて歯切れの良いリズム音、思わず音を大きくして聴きたいが、ボリュームを上げると低音が強すぎた。空気の振動まで伝わってくる音だ。

4曲目、これはTV番組でも使われているスローなナンバー。アンダーワールドはドンドンイケイケの曲以外にも結構味のある隠れた名曲が多い。まず、この曲には小さくささやく様な男性の声が入っていた事に気づく。今までも何か聞こえていたがスネアの音に消されて良く聞こえていなかったのだ。しかも、この超低音のベースラインは車体を揺らす程の迫力。他にもツイーターと下のスピーカーの位置がしっかり解る曲が目白押しであった。

■MONSOON

Monsoon/Third Eye

恐らく知らない人が多いと思われるモンスーンの90年再発(83年)のCD

シタール、タブラ等のインド民族楽器と最新エレクトロニクスの融合。これにシーラ・チャンドラの繊細なボーカルが入る。当時はニューウェーブ的扱いで紹介されているが90年代のインド・ドラムンベースやゴアトランス物にも引けを取らない、早すぎた名曲集だ。

実は、これが一番シャキットの効果があると思った最初のCDだった。様々な楽器が一つ一つ聞こえて、それぞれが兎に角シャキットするのである。ただ、この時代のベースはタイトであり、あまり響かない。しかし、高音がシャリシャリと言う事もなくバランスの良い響きで聞こえる。

確かフィルコリンズもカバーしていたビートルズの名曲、トゥモロウ・ネバー・ノウズも聴かれる、最後の曲は90年再発のボーナスリミックス曲。今聴いても実にカッコイイ!!

■KEITH JARRETT

KEITH JARRETT/THE KOLN CONCERT

日記にも何度か登場したキースじゃレットのケルンコンサート。

一応、ピアノソロって言うのがどんな風に聞こえるのか確認したかった。曲の冒頭に聞こえる観客の笑い声がリアルに聞こえライブ盤の臨場感が伝わってくる。だが、その後は何時も聞いていた時と同じ感じに聞こえた。そこでサウンドシャキットを一度オフにしてみると........。

何ともスカスカの音だ。丁度FMからAMに変わったみたいに音が急に奥へ引っ込んでしまう。やはり効果はあったのだ。と思って再びオンにしてみたが、その音は派手な演出はないが、良く聴けば忠実に良い音に再現されている(変な表現)。

しかし中盤から矢継ぎ早に出てくる「これでもかのフレーズの応酬」には迫力が増し、彼の「おぅ!」とか言う興奮したため息のような気合いの入ったかけ声は熱いライブ演奏が直に伝わってくる感じがする。ピアノソロの曲にはちょっと効果が判りにくいが、それでも一音一音打鍵されるアタックの力強さがリアルに解る。1975年の録音なのに未だ時代を感じさせない名盤なのだ。

■ENGLAND

ENGLAND/GARDEN SHED(枯葉が落ちる庭園)

またまたマイナーなCDで申し訳ない。

これを選んだ理由はちょっと珍しいCDだからだ。世の中には「盤起こし」と言うCDが存在する。そう、このCDの音源となる元テープが紛失した為に、なんとLPレコードをアナログ再生して、そのままCDにしてしまったのだ。あ、断っておくが、これはブート盤ではない。ちゃんと(今は亡き)エジソンのユーロピアン・シリーズとして出たCDだ。

さて、肝心の音だが、曲が始まるといきなり「スクラッチ音」だ。LPレコードそのままだから思わずニヤリとしてしまう。特にピアニシモな曲は目立ってしまう。ノイズとて音の一部だから、これもシャキットさせてしまうのだ。しかも録音が古いので、ダイナミックレンジも広くはない。これも効果の判りにくいCDだが、中音のコーラスー部は、ふくらみのあるハーモニーの絶妙さが再現されている。一度聞き入るとノイズは気にならず、曲がフェードアウトして初めて「盤起こし」に気づく。

蛇足だが、このCDのライナーノートは元日本のプログレッシブロックバンドである「無幻」の林克彦氏が書いていた。その彼は今、西新宿にCDショップを開いている。その名は、このCDタイトルから取られた「GARDEN SHED」と呼び、今も全国の秘境音楽ヲタ達で賑わっている。

■SCRITTI POLITTI

SCRITTI POLITTI/CUPID&PSYCHE 85

ちょっと古い「ベストヒットUSA」全盛の頃のCDだ。

一発屋っぽい彼らのCDにあって捨て曲の少ない名曲揃い。当時「すっきりして、シャキとして切れて爽快」と表されたこのCDでこそ、サウンドシャキットを試す為のCDだと思った。

思ったが、これ普通の設定だと全然低音が出ないのである。よーく考えれば80年代の軽薄短小音楽を今聞き返すと、そのほとんど低音が無い曲作りなのである。実に時代が、そう言う音を求めていたと言う事で面白い。

だが、ヘッドユニットの低音を上げ(マイナスから0に戻す)ると....「これは良い!!」歯切れの良いきらびやかな高音とノイズゲートばりばりのタイトな低音が絡んで、バブル前夜を彷彿させるのだ。

■TELEPOPMUSIC

TELEPOPMUSIC/GENETIC WORLD

で、今度は今風のCDを選んでみた。

最近のポップ化したクラブミュージックには、ちょっとありがちな曲想だが、これがAクラスを走らせながら聴くには気持ち良い。だが、1曲目が始まると、いきなり物凄い低音にビックリしてしまう。最近と言うかここ何年かのダンス/クラブ/テクノ系の音には、この重低音が入った曲が多いのだ。

もう、普通のボリュームだと恥ずかしいぐらいズンドコになるので、慌ててヘッドユニットの低音を下げた。たが下げても下げても出てくる。結局「-6」(最低)まで落として初めて普通に聴ける。

こんなCDはシャキットの効果が良くわかる。オフにすると、ほんとにツィーターから音が出なくなるのが解るのだ。しかし、本当はもっと低音をブートして聴きたい。今度高速道路を走りながら聴いてみょう。

BLACKMOR'S NIGHT

BLACKMOR'S NIGHT/SHADOW OF THE MOON

あの、リッチー・ブラックモアである。

と言っても、レインボーの曲想とは全く正反対のアコースティクで清々しい曲ばかりだ。ラメラー全開でこれを聴きながら海に行きたい、なんてオヤジが恥ずかしながら乙女チックな事を考えてしまう、そんな曲ばかりなのだ。

このCDを選んだのはアコースティクギターと女声ボーカルの組み合わせ。これにシャキットを通すと本当に清々しくなって来る。アコースティクギターの弦をつま弾く一音一音が際だち多重録音による美しいハーモニーに艶が出てくる。

13曲目の「スピリット・オブ・ザ・シー」はもう一つのHPでも書いたが、これを聴くと心洗われて、思わず詩人の様な恥ずかしい事を言ってしまいそうになる。

CROSBY,STILLS&NASH

CROSBY,STILLS&NASH/CROSBY,STILLS&NASH

それで、同じアコースティクのこれを聴いてみた。

「これ、ちょー古いぞオッサン」と言われそうだが、勿論リアルタイムで聴いたわけではない。確か録音が1969年だから、もう30数年以上も前の音楽だ。だが侮ってはいけない、録音こそ古いが、最近のジャパニーズポップに聞き飽きた若者達は新鮮だと思う。ので、CM制作者は最近のリサイクルBGMに使ってみたろどうだろう。

だが、サウンドシャキットを聴かせても、これが最新機器の音楽に勝てるわけは無かった。69年当時の録音は、そのままだ。低音も高音も延びない。だが代表曲である「組曲:青い目のジュディ」のハーモニーは素晴らしい声で再現される。

音楽は「音」を聴くのではない。いくら良いオーディオ装置でも「音楽」が良ければHiFiなんて関係ないのかも知れない........。

■DREAM・THEATER

DREAM・THEATER/SIX DEGREES OF INNER TURBULENCE

言わずと知れたドリシアである。

試聴は前作メトロポリスPT2でも良かったが、この二枚組のDisc2を聞いていると、妙に「s音」とハイハットのシャキシャキ音が耳についた。高音部が強調されるから仕方ないけど、Vo曲だと、この音は良く出てくるので気になる。この現象はFM放送の普通の会話でも、この音が耳につく事がある。

但し、音質調整から高音側の強調を少なくする方法は色々あるので回避できるようだ。ただ曲によっては逆に高音部が不足気味の場合があるで、一つの設定だけど全ての曲がOKと言うのは無さそうに思う。やはりツィーターにもなんらかの対策をこうじないといけないのかも。

やはり手元でコントロール出来るPA504-Gが良いと思った。この音質調整には本体以外にもヘッドユニット側のバランスもあるのでもう少し時間を掛けて聞き込んでいきたい。でも、ドリシアいいね。ついつい音を大きくして聞いてしまう罪なCDだ。

■SPEATEN

SPEATEN/SOUND SIENCE(非売品)

これまた入手困難なCDで申し訳ない。

実はこれサウンドサイエンス社のモニター用CDで非売品だ。何故これを選んだのかと言えば、勿論どの曲もシャキットネスの効果が良くわかる選曲なので、販売戦略的にとってもずるいCDなのだ。

で、その中で「お、これは」と新しく発見した曲がある。それは「バーンスタイン指揮の行進曲威風堂々」だった。普段オーケストラはたんなるストリングス程度にしか聴かない私だが、このクラッシック曲の選曲は良い。と言うのも退屈で眠たいクラッシック曲の中でピアニシモからフォルテシモまで使い切った実にダイナミックレンジの広い曲なのだ、と言う事をサウンドシャキットを通して初めて判った。

良く、HiFi音楽好きがクラッシックを聴いているが、これはHiFiオーディオで聴いてこそ、クラッシックの価値が判ってくる。ラジカセ程度しか聴かないパンク少年が「クラッシックなんてつまんねー」なんて言ってるが、そんな奴にこれを聴かせてやりたいものだ。ほとばしるブラス音はとってもバンクしているぞ。