| TBSラジオ プレシャスサンデー 「 ペリー荻野 ・ なんてったって芝居好き! 」 part1 2004. 3.21 AM 7:15 〜 |
このコーナーは明治座の提供という事で、軽快なお琴のメロディーで番組が始まりました。
まず、この「新・近松心中物語」についての説明
(1000回以上 上演された現代の古典と称される舞台、
蜷川さん自らリニューアルされた事、田辺さんの役柄 等) がペリー荻野さんからありました。
ペリーさん:本日のゲストは田辺誠一さんです! よろしくお願いします!
田辺さん: よろしく メカドックです! (笑)
ペリーさん: (笑) もぅ〜 最初からもう飛ばされて!
今、本当に舞台が終わってお化粧を落とされたばっかりで、まだ非常にテンションが高い状態で・・・
田辺さん:はい。 そうですね〜 はい。
ペリーさん:「新・近松心中物語」という事で、全く新しい作品として生まれ変わりまして。
田辺さん、大熱演で。 私も今 観せて頂いた所なんですけど。
田辺さん:ありがとうございます。
ペリーさん:田辺さんの舞台出演は今回で3度目で。 それがすべて蜷川作品という事で、
蜷川先生と田辺さんの出会いというのは、非常に大きかったなぁ と思うんですけど。
蜷川先生には最初どんなイメージを抱かれましたか?
(ここで 4回目です と言わない(言えない?) 田辺さん。
私は「違う〜!」とつっこみを入れていました。
でも、実際 その場にいたら言えないかな ・・・?)
田辺さん:え〜と 世間で聞く噂では怖い方という事で聞いていましたが、実際お会いして演出をして頂くと、
非常に丁寧で分かり易くて。 ホント厳しいには厳しいんですが、 ちゃんと愛がある厳しさなので、
それをすんなりと受け入れられる事が出来る人です。 はい。
ペリーさん:そうですか。 世の中のイメージでは灰皿を飛ばしているという 蜷川先生のイメージがありますけれど、
実際に飛んだことはあったんでしょうか?
田辺さん:いやぁ〜 ・・・・・・ 無いですね。 はい。 言葉の灰皿はいっぱいありますけど。
ペリーさん: 言葉の灰皿! 素晴らしい、比喩ですね。 (笑)
田辺さん:最初はホント、蜷川さん印の灰皿を、特許取って、作って売ろうかなぁ
と ・・・
「王様の何とか」で売れるんじゃないかと思いましたよ。 (笑)
ペリーさん:良く 飛ぶって! 遠くまで。 (笑)
田辺さん:良く 飛ぶって! はい。 (笑)
ペリーさん:あ〜 でもやっぱり、ちょっと厳しいという事は事前に。
田辺さん:はい。 そうですね、やっぱり。 でも、厳しくして頂けるっていうのは、なかなか無いじゃないですか。
それで、出来るから、この位怒るとか絞るとかって 蜷川さんの中にあるらしいので、
それを言われている内は、まだ、こう何か頑張れるかなって・・・
ペリーさん:愛があるからこそ、なんですね。
田辺さん: ええ。 はい。
ペリーさん:脚本を最初に、読まれた感想とかは?
田辺さん:非常に難しい役だなぁ と思いましたね。 物語として脚本がちゃんと出来ている以上
それをお客さんに、どう僕の「与兵衛」を受け入れて貰えるのかと・・・
非常に怖い所でしたね。
ペリーさん:お亀役の須藤理沙さんと、ばっちり呼吸を合わせて。
ちょっと漫才みたいな掛け合いの所があるじゃないですか。 そのこらへんはやっぱり難しいですか?
私達が見ているとすごく楽しいんですけど。
田辺さん:あぁ その辺は・・・ 楽しいというか・・・ 楽しいですよ。
でも、う〜ん 狙わない楽しさっていうか。何でもそうなんですけど、 僕 あまり慣れたくないっていうのがあって。
役者を今十何年やっているんですけど、まだ慣れないんですけど・・・毎回新しい役なので、
それは新人という 僕の中では括りなんですけど、新人とは言えない変な技術が身に付いてしまって。
見せ方とか、表現方法とか。 そういうのがかえって足をひっぱるというか。
その分もっと気合を新鮮に持っていかないといけないんですけど。
今回の公演も、百何回ありますから、一回ずつ慣れずにやって、たまたま お客さんに笑って頂ければいいなぁ
と思いますね。
ペリーさん:思わぬ事になってしまった事はありますか? この与兵衛という役で。
田辺さん:あ〜 今のところ無いですよね。 あの、聞いてたんで。 いろんな事を。
特に笑いの多い役なんで、それで芝居を変えていったり、面白くしたり、と いうのは僕、
商品としてあまり好きじゃないんですよね。 笑い待ちしたり、笑いを求めてそれに答えて何かしたりとか。
百何回、ある程度均等な商品という物を目指した時に、あんまりそこで調子に乗りたくない
というのがあって。
稽古場で下らない事をいっぱいやって、それを蜷川さんにジャッジして貰ったんですよ。
ペリーさん:これはOK、これは引きなさい。 と。
田辺さん:はい。 それで思いつく事を全部 稽古でやったんで。 そこで残ったものを組み立てて・・・
ペリーさん:へぇ〜 じゃあ いろんな事を稽古の時に出したんですね。田辺さんの中に持っている札を。
田辺さん:はい。 札を出しましたね〜
ペリーさん:それをこう蜷川さんが引いたりするんですね。 はぁ〜 そういうやり方をされたんですね。
田辺さん:はい。 ちゃんと作っておきたかったんで。
あの、そっちに行きがちだっていう事を聞いていたもんで。 この与兵衛っていう役は。
ペリーさん:あ、そうですねぇ・・・ 笑いの方だけで終わる役ではなくて、最後の最後には与兵衛が
この芝居を引き受けなくてはいけないような立場じゃないですか。
田辺さん:はい。 そう・・・・ですね。 だから。
あの、のらりくらりとしているじゃないですか。 お亀に対しても、家族に対しても、周りに対しても。
その、のらりくらりは、じゃあ何なのか、というのを20%位残しておくんですよ。 わからない部分を・・・
今100%の気持ちを、周りが100%受け取れない状態にしておいて・・・
周りもそうだし、お客さんとの関係性もそうしておくのが理想なんですよ。 僕の与兵衛っていうのは。
それで、でも成立して流れていって、許してもらって。 全くお客さんが予想してなかった感情っていうのが、
この お亀・与兵衛のある場面から急に出てくれば・・・・・ だから、そこまではノーマークでいたいですね。
ペリーさん:はぁ〜〜〜
田辺さん:ある意味 看板である「梅・忠」をみんな観に来る訳ですから、そこも利用して、しょっぱなを
創っていって、そういうやり方が成功すれば、いちばん 良いなぁ と思いますね。
最後にペリーさんのコメント
今日は田辺誠一さんをお迎えした訳ですけど、さすがにモデル出身な方らしく非常に
お洒落で、私服姿が。 皆さん目で追っていく方が、たくさんいらっしゃっいました。
ホントに迫力ある舞台で。 お疲れのところ、一生懸命言葉を選んで伝えて下さった
田辺さん とってもステキでした!!
ラジオで放送された内容全文を、まーぶるさんに書き起こしていただきました。
感謝です♪part2も楽しみです〜
(あっぴこ
)