
「素晴らしきかな我が鉄砲人生」
今から20数年前、初めて手にした本格的モデルガンが「MGC S&W M29」であった。
箱絵にはダーティハリー風の男性の絵が描かれており、否が応でも気分が盛り上がった。
メーカー推奨は「M・G・CUP」というキャップ火薬だったが、当時私の地元にそんなハイカラな
火薬を置いている店も無く、発火用火薬の定番と言えば「鬼印の紙火薬」であった。
当時はまだエアーガンを撃ち合うという概念は無く、「撃ち合い」と言えばモデルガンを使った
戦争ゴッコが主流で紙火薬を使用し仲間達とバンバンやっていた。
この紙火薬をカートリッジの先に詰めるのだが、カートリッジに合わせ丸くハサミで切る作業が
なかなかスリリングで、ヘタをして火薬の部分を切ってしまうと「シュー!」と火を噴き、
怖い思いをしたものだ。普通カートリッジには3粒ほどの火薬を詰めていたのだが、その内
どんどんエスカレートしていき、しまいには何粒詰めて撃つ事が出来るか?なんて危険な事も
したもんです(絶対にマネしないでね) 結局最後は運動会のスタート用ガンに使う特大の
紙火薬を無理矢理詰めて撃ち(重ね重ねマネしちゃダメ)シリンダーを割ってしまい(超危険)
この競争には終止符がうたれました。
初めてブローバックモデルガンなるものを目にしたのが友人が購入した、「MGC コルト32オート」
だった。確か初試射は畑の中だったかな?のどかな時代です。この32オートには
「M・G・CUP 5mm」を使用推奨してあったが、前述の理由から、これも紙火薬での発火となった。
しかし、紙火薬はキャップ火薬よりも1粒あたりの爆発力が少なく、元が紙だけにゴミの量が多く、
すぐチャンバー内にカスが詰まってしまい、頻繁な清掃作業を余儀なくされた。
発火させてもスライドが完全に後退しきらず、よくジャムった(排莢不良)もんです。
別の友人が購入した「W・A ベレッタM1934」も、32オートと同じデトネーター方式による
ブローバック方式だった為、これまたよくジャムりました。M1934の場合、真上に排莢するので
カートリッジの口が真上を向いてチャンバーとスライドに挟まる「ストーブジャム」というのが
よく起こりました。カートリッジからモア〜と立ち上る煙には何とも言えないものがありました。
私が所有していた中で最も調子が良かったのが「スズキ ベレッタM92SB」。
マルシンからの技術協力で「P・F・C」というカートリッジを使用しているため、
MGCのデトネーター方式より格段にブローバック能力が上でした。
初めて見た長物は、友人が購入した「MGC S&W M76SMG」。
36連マガジンのスゴイやつ。しかし・・・これまた紙火薬のせいで快調なフルオートは
記憶にございません・・・。しかし、ブローバック式モデルガンを「撃ち合い」に使用すると、
撃ったあと排莢されたカートリッジ探しに必死でゲームどころではありませんでした。
その為、スライドに装着する網のような「カートキャッチャー」なる物も発売されておりました。
しかし、この頃は家の周りでモデルガンをパンパン!爆竹をバンバン!
派手にやっておりましたが1度も怒られる事もなくホントにのどかなイイ時代でした。
初めて「サバイバルゲーム」という言葉が一般のGUNマニアに浸透したのは
アメリカのGUNマニア達が元々牛にペイントする為に作られたネルスポットガンという、
ガスでペンキの入った玉を飛ばすものを使い、人間同士撃ち合うというゲームの記事を
「コンバットマガジン誌」が紹介したのが発端ではないでしょうか。
日本ではこのネルスポットガンが銃刀法に違反する為、既存のエアーガンを代用するように
なりました。最初の頃は「つづみ弾」を使用した、SS9000やSS7000などが主流でしたが
マルゼンから「KG9」という当時では珍しい6mmBB弾を使用するエアーガンが発売され
大流行!私は同じマルゼンから発売された「ミニUZI」を購入し楽しんでいました。
コクサイからはモデルガンとエアーガンを合体させた「スーパーウエポンシリーズ」も
発売され(まず火薬の力でブローバックさせ、その時同時にエアーポンプもコッキング
させてしまうという当時画期的なアイディアだったもの。M16とレミントンM700等あった)、
まさにモデルガンからエアーガンへトイガンの主流が移っていく過渡期でした。
その後エアーガンはカートレスに主流が移行。また、パワーソースもコッキング式から
ガス&エアータンク式になり、銃本体は劇的に変化。私もニッケンの8Lエアータンクを
背負いゲームに参加したものです。この頃エアー圧を異常に上げた「極悪銃」も
ゲームで見かけるようになり、とても怖い思いをしたものです。
この当時メインで使用していたのが「MGC M16A1」。
夢のフルオートでのBB弾発射に酔いしれておりました。ホント、SS9000なんかで
遊んでいる頃は、エアーガンがフルオートで撃てる時代が来るなんて夢にも思いませんでした。
その後遂に発売、電動ガン。完全にトイガンの主流はエアーガンになりました。
ハンドガンもガスブローバック方式が確立され、引き金を引くだけで「発射・次弾装填」が
瞬時にして行なわれるようになり、また外見も昔のモデルガン以上のものを誇っております。
上記のように昔、紙火薬で必死にブローバックさせていた時代を懐かしむ今日この頃。
最近では私の遊びの中心が「RCレース」になっている為、なかなか鉄砲で遊ぶことが
ありませんが、また昔のようにバンバンやりたいと思っております。
