ARCHITECTURAL Map

Kaiserbad Watergate
カイザーバード水門監視所 Secession

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DATA
建物名:Kaiserbad Watergate(カイザーバード水門監視所)
設計者:Otto Wagner(オットー・ヴァーグナー)
所在地:オーストリア ウィーン2区
用途:水門監視所
竣工:1908年
備考:現在は使われていない
交通:地下鉄U2、4のSchottenring駅下車。

ドナウ運河の整備にあたり、上流の水門で流量を十分に調整できなかった場合の補助的な水門が設置され、この建物はその補助的水門を動かす機械を収容するために建てられました。1階が起重機置場で、2階は機械室、その上部の突き出した部分は運転室です。
名作として有名な郵便貯金局(1906)やアム・シュタインホーフ教会(1907)に続いて竣工したこの建物は、小規模ながらも後期ヴァーグナー建築の特徴がよく現れているので、ヴァーグナー詣での際はぜひ訪れるべき建築です。

Kaiserbad01 Kaiserbad02
01 02
01、02 ウィーンの中心、1区と2区の間を流れるドナウ運河の2区側に建っており、1区側を運河沿いに歩いていればすぐ目に留まります。その意味ではこれも駅舎と同じくウィーンの近代化を象徴する建物だったことでしょう。水門自体は撤去されたのか、それらしいものは見あたりません。建物も水門監視所としての役目は終えて今は何にも使われていないようです。

Kaiserbad03 Kaiserbad04
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03 外装材は下部が花崗岩、白い部分は大理石で上部はタイル張りです。
04 真正面。立面の三層構成や左右対称といった点は古典的な手法ですが、全体として受ける印象は最近完成したと言っても通用するくらい現代的です。突き出した運転室や外壁の紺色が効いているからでしょうか。

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05 両側面には外部階段が付きます。
06 正面の見上げ。

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07 紺色の部分には、川の波を表現したというジグザグのラインが巡っています。マジョリカハウス(1899)に見られる有機的な表現から、とうとうここまで抽象化した表現に至ったのです。
08 郵便貯金局の外壁と同様、石材パネルを留めるアルミ製の鋲をあえて目立たせるという表層的なデザインがなされています。郵便貯金局ほどのクドさはありません。

最終更新日:2002年12月29日
作成日:2002年9月17日
撮影時期:2002年1月
作成者:タケ(旧名 tks )(blogmail

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