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◆掲載語句◆
シェイピング視覚・空間的スケッチパッド自我同一性ジグ自傷自閉症自閉症スペクトラムジャーゴン重力不安常同運動情動調律触覚防衛シングルフォーカスセロトニン
セントラルコヒーレンス前庭感覚
シェイピング  

・行動療法のオペラント技法の一つ。
・漸次的接近法。
・最終目標までの過程を段階的にスモール・ステップの形で設定し、それらを積み上げていくことで、最終的に目標としていた行動を獲得させること

 視覚・空間的スケッチパッド ワーキングメモリエピソード・バッファ音韻ループ
                           中央実行系

・バッドリー(Baddeley)が考えるワーキングメモリモデルのサブシステムの一つ。
・視覚的・空間的なイメージを操作したり、保存したりするシステムで、心の中のキャンバスのようなもの。
・非言語的な情報を一時貯蔵する。

 自我同一性

エリクソンが提唱した精神分析的人格理論の概念
1)過去、現在、そして将来にわたり自己は一貫していて、しかも不変であるという確信がもてる。
2)自分の理解する自分の姿は他者からも同じように認められ「わたしは他でもない、この私である 」と思える
3)こういったことが頭による理解ではなく感覚としてわかる
の3つがあげられる。
主体性、独自性、過去からの連続性、及び集団帰属感や社会的受容感などの主観的実存的意識や感覚の総体。


ジグ  

・視覚的な手がかりのこと。スケジュール表や組み立ての説明書などもジグの一つ。
 自傷

・自分を傷つける行為。
・自分の顔や頬を殴ったり、壁や床に頭を打ち付けたりする。自閉症者の中には痛みをうまく感じられない(?痛み刺激を得ることによって、情動の混乱や不安の苦しみを和らげようとしている?)人もいて、時に激しければ失明する例もある。 

 自閉症
 自閉症スペクトラム     広汎性発達障害のページへ

ジャーゴン

・どこの国の言葉でもない音のつながり。
・独語のように話すこともあるし、人への話しかけに見られることもある。

常同行動

・無目的に見える反復的行動。
・手を顔の前でひらひらさせる。くるくる回る。ピョンピョン跳ねる。からだを前後、左右に揺らす(ロッキング)。
・感覚的な刺激が十分得られていない状態のとき、それを満たすためにこのような常道行動によって刺激を得ようとすることが考えられる。また、不安の強い状況の自閉症者にとっては心地良い刺激を得たり、いつもしている行動をとることによって心の安定を保っていることが考えられる。

 情動調律

・スターンの自己感の発達理論で提唱された概念。
・養育者(特に母親)とこどもとのやりとりのなかでみられる相互行動。母親は子どもの内的な状態や情動を読み取り、子どもに対する刺激を調整するとともに、子どもの情動や注意水準を調整し、その欲求を満たしつつ(情動準備性)子どもの不快を取り除くとともに、子どものネガティブな情動を調整すること。
     
・生後5〜6ヶ月ころは情動のやり取りの能力と親の主観的世界をよみとる能力が芽生えてくる。例えばオモチャで遊んでいて楽しい気分を味わっている乳児に、母親がともに喜んで、情動面での同調、共感している場面はよくみられる。これは乳児に無意識のうちに母親への情動的な同調を引き起こし、情動を一層強め、明確化させる。こうした母親と子どもとの内的な共有体験が基盤になり、母親が乳児の意図や情動を自分の願う心的・情動的状態へ持っていく働きかけに対し、乳児も自分の情動的状態を母親の情動的状態と対応させて、両者の間で主観的でありながら一体感のある、共有された世界が出来上がっていく。
・生後8、9ヵ月頃になると(共同注視ができるようになるころ)、子どもは他者が自分とはちがう意図をもつことを理解するようになり、自分の行為、情動を映したところの相手の反応からの行動調整がなされるようになる。母親からの反応は自分の情動状態を鏡映されたものとして捉えられるようになり、自己の情動の意味や状態を母親の情動調律の姿によって可視化できるようになっていく。
・情動調律が可能になってくると親の不安や緊張を敏感に察知して反応し,親ー乳児相互作用は容易に悪循環に陥ることになる。乳児は生後一年間の親(養育者)との交流から,自分の要求を親がどのように理解し、応じたかをもとにして親の特徴や対人情況のパターンに基づく世界像を発達させる。(愛着の内的作業モデル)

 重力不安

・前庭感覚や固有覚からの情報が不足していて、頭や身体の動きに対応できず、強い不安や苦痛を感じること
・急な姿勢の変化やすべり台やブランコなど不安定なものを嫌がったり、「高い、高い」や抱き上げられるのを怖がる。
 触覚防衛

触覚には身体を保護するための防衛反応(外界の危険や害を察知する)と情報を認識する認識反応(物の感触や形、大きさなどを知る)がある。このバランスが崩れて、防衛反応が優位となり、いろいろな触覚刺激に対して極端に嫌がったり、排除しようと攻撃したりする反応のこと
・顔、首、歯、爪、わき腹に出やすいといわれる。
・足の裏に防衛反応が強くあるとなかなか立てなかったり、歩こうとしなかったり、手に強くあると物に触れたがらないため、遊びの広がりがなくなったり、スプーンが持てないなど日常生活に影響を及ぼす。
・自分で体を動かせる子どもの中には、刺激を避けるため用心深く行動するようになったり、逆に触られないように逃げたり、攻撃したりする。
・触覚刺激のため落ち着けなくなり、多動や注意散漫になることもある。
・優しく触れられるのではなく、しっかりとより広い部分を圧迫するような接触の仕方が、苦痛が少ないことが多い。「自閉症者は、不安感が強まると、同時に身体の拡散感が強まるので、締め付けられることを望んでいる。」場合が多いらしい。
・狭いところで毛布や少し重めの布団に包まるというよりはしっかり身体に巻きつけるとか、時には運動用のマットと床の間に挟まっていることもある。

<参考サイト>
http://www.pref.gifu.jp/s22315/aa-kb-hp/hope-14-1.htm

 シングルフォーカス

・同時に二つ以上の事柄を意識内に捉えること(複数の情報の同時処理)ができないこと。
・一つの限局した部分に意識が集中してしまうために、ものごとの全体像を捉えたり、その裏側にある意図や意味を感じたり、解釈するのが困難になる。
・「木を見て森を見ず」の状態。
・また、注意のコントロールがきかず、今していることから、意識の向きをほかのことに変えるのも困難。

<参考サイト>
http://www7.ocn.ne.jp/~ya2002/alto/adachire.htm

 セロトニン

・脳内の神経伝達物質(あるニューロンから別のニューロンへ情報を運ぶ)で興奮を鎮め、精神を安定させる作用を持つ。
・必須アミノ酸の一つ、トリプトファンの代謝過程で生成され脳の「縫腺核」で分泌量され、神経細胞に再取り込みされる
うつ病、パニック障害、社会不安障害、全般性不安障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、強迫性障害などは脳内のセロトニンの低下によって神経伝達のバランスが崩れてしまうことによっておこるとされている。

→セロトニンについてはこちらが詳しい
 セントラルコヒーレンス

「中心性統合」または「統合的一貫性」
<いろいろな情報を統合して全体像をほぼ正確に把握する力>のこと。

 この傾向性に<シングルフォーカス>(上記参照)をあわせてみると、本人は全体像を求めながらも、非常に限局した<部分>に注意が集中してしまい、意見全体の示すところ、意味、雰囲気などが捕らえられず、結果的に意味を読み違えたり、適切な情報の取捨選択ができず、相手に対する誤解を生じやすいような傾向が出てくると思われる。

 前庭感覚

・頭の位置やそれに対する重力、加速度などの動きを感じ取る。頚、目、筋肉の動きを統合し、筋肉の緊張にかかわってバランスをとったり、姿勢を維持したり、重力に対して頭をまっすぐに保とうという働きがある。
・この感覚がうまく働かないと片足立ちができない、細い山道の縁などを歩けない、黒板の字をノートに書き写す時の視線の移動が難しい、スピード感のあるものや乗り物を嫌がる、少しの回転刺激でも吐き気がし、乗り物酔いしやすい。逆にトランポリン、ブランコでひたすら遊ぶ、くるくる回っても目が回さないということがおこる。

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