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用語集 アルファベット
◆掲載語句◆
ADHD、ALAAHFA、(AS)、ASD、CARS、DQ、(HFPDD)、IEP、IQ、LD、(PDD)、(PDD−NOS)、PEP−R、RDI、SSRI、SST、TEACCH
ADHD:注意欠陥多動性障害
・七歳未満に発症し、不注意、多動性、衝動性という三つの行動を特徴とする障害。
「不注意」とは学業や仕事での注意持続の困難、「多動性」とは離席やしゃべりすぎなどの運動の調整の困難、「衝動性」とは順番を待てないなど行動の抑制の困難をいう。
学校と家庭など二つ以上の状況で、発症年齢と不注意、多動性、衝動性による生活の困難を満たせばADHDと診断される。
・DSM-Wでは三つの行動の程度により「不注意優勢型」、「多動性−衝動性優勢型」、「混合型」に分類している。
・LD、発達性協調運動障害との合併が多い。二次的な障害と考えられるが社会生活上の問題として、行為障害、反抗挑戦性障害の合併が多い。
診断基準などはこちらが詳しいです。
ADHD/ADDネットワーク「夜明け」
ALAAHFA:(アラーファ)
Adults with Learning disabilities,Adhd,Asperger and High Functioning Autism
・学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群、高機能自閉症の特性を持つ成人。
・性格的特性(二次的障害も多分含まれると思われるが)として、低い自己評価、自信喪失、不安、緊張のしやすさ、融通が利かないなど。
AS :アスペルガー症候群(アスペルガー障害)
アスペルガー症候群へ
ASD :autism spectrum disorder (自閉症スペクトラム障害)
CARS :小児自閉症評定尺度
・TEACCHプログラムで用いられる「自閉症診断」方法。
の15項目がある。
- 人との関係:人への関心の有無。相互関係の拒否の程度。
- 模倣(言語性・動作性)
- 感情:場面に適切な感情反応が見られるかどうか。
- 身体の使い方:年齢相応の身体の使い方が出来ているか、身体意識は正常か。
- 物との関係:物に年齢相応の関心を示すか、適切な扱い方が出来ているか。
- 環境変化に対する適応:環境などの変化に対する反応
- 視覚による反応性:視覚を他の感覚系と統合して用いられるか
- 聴覚による反応性:視覚を他の感覚系と統合して用いられるか。
- 近受容器による反応性:触覚・痛覚・臭覚の反応は正常か。
- 不安反応:愛着対象との分離に対する不安の有無、重力不安があるかどうか。
- 言語性のコミュニケーション:年齢相応の話し言葉があるか。
- 非言語性のコミュニケーション:年齢相応の非言語性のコミュニケーションを持つか。
- 活動水準:多動、寡動の有無。行動のコントロールの可否。
- 知的機能:知的機能に遅れやアンバランスがあるか。
- 全体的な印象:自閉症の程度の印象
<参考文献>「自閉症の治療教育プログラム」 E.ショプラー他著 佐々木正美他訳
ぶどう社 1985
DQ :発達指数
乳幼児の精神発達水準を明らかにするための発達検査において、精神発達程度を表すために考案された指数。
知能だけでなく、姿勢保持・運動能力や社会性のような分野からの発達もみる。 発達指数を出すには新版K式発達検査とか、遠城寺式乳幼児発達検査等を使う。
発達指数(DQ)=発達年齢(DA)÷生活年齢(CA)×100
で求められる。
発達年齢:発達テストで求めた年齢
生活年齢:実年齢
*DQ=100だと生活年齢相応の発達
IEP :個別教育計画
IQ :知能指数
例えば、田中=ビネー知能検査では
IQ=[(精神年齢/生活年齢)×100]で算出されます。
*知能については明確な定義はなく、1.物事を理解、記憶、推理する能力、2.経験を役立てる学習能力、3.抽象的に思考する能力などとされていることが多いです。
*また、知能検査も一般知能を測定するわけではありません。いろいろな知能テストの下位項目を見るとわかるのですが、各テストにおいて、こういう部分ではこのくらいの力があるという大まかなものを集めて、総合的な力をそれぞれの方法で映し出そうとしているものです。
*知能テストの結果は質問紙が被験者に適切か否か、被験者、施行者の状態や、関係などに影響を受けます。
HFPDD:高機能広汎性発達障害
広汎性発達障害のページへ
LD(学習障害)
★教育的な捉え方としての学習障害 (Learning Disabilities):
知的発達には遅れがないが
<読む、聞く、話す、書く、計算する、推論する>ことに困難がある。
また、
<社会性の困難、運動の困難、注意集中・多動による困難>
をあわせ持つことが多いとされている。
視力、聴覚などの感覚障害や環境要因が原因でなく中枢神経の機能障害と考える。
★医学的な捉え方としての学習障害 (Learning Disorders):
読む、書く、計算する能力が教育の程度から期待されるものよりも十分に低い状態。
教育的捉え方の<聞く、話す>については、コミュニケーション障害に分類される。
学習障害のページへ
診断基準へ
PDD :広汎性発達障害
PDD−NOS:特定不能の広汎性発達障害
広汎性発達障害のページへ
PEP−R :心理教育診断検査
・自閉症児および関連する発達障害児を発達尺度と病理尺度から診断、評価する。
*発達尺度:模倣、知覚、微細運動、粗大運動、目と手の協応、言語理解、言語表出
*病理尺度:対人感情、人とのかかわり、物とのかかわり、感覚、ことば
RDI :relationship development intervention
・対人関係能力の獲得を妨げる障害を持つASD児者を支援するプログラム。
・2歳くらいの幼児〜成人までが対象。
・ダイナミックインテリジェンスと動機付けを系統的に教える。
・認知の向上ではなく生活の質の向上を目指す。
・健常者と自閉症スペクトラム児者の違いは<ダイナミック・インテリジェンス>にあるとしている。
▼ASD者にはダイナミックに変化する現実の生活に適応、管理するためのダイナミックインテリジェンスが一様に欠けている。
*感情的参照:主観的経験から学ぶための感情面でのフィードバックシステムを使う能力
*社会的調整力:組織的関係や感情の交流の参加、維持のための調整能力
*叙述型言語:他者への好奇心の表明、知覚、感覚などの共有、
*柔軟な思考:動的な場面に対する適応能力、
*情報処理における関連付け:大きな文脈を捉える能力、
善悪がはっきりしないような問題を解決する力、
*洞察力と内省:過去の経験を熟慮し、将来を予測する力
・ソーシャルスキルを2つのタイプとし、一般的なマナー、規則のベースを(食堂での規則、学級での過ごし方など)を<Instrumental skills>、友人になる、友情を育てる、人を好きになる、共感することになるベースを<Relation skills>としている。RDIは後者の人間関係の構築、維持に関する力を発達させようとするプログラム。
<RDIについて>…RDIホームページ、RDI Autism Quarterly〔1〕から
・定型発達の子どもは関係発達能力を身に着けていく際に「競合的な注意要求を限定し、彼らの成長の必要性に合わせた単純な共有活動への参加を通して新生児期から幼児期の間に体験共有の基礎をマスターしていく」
・ASD児は共同注意、共同注視が少ないため、場面とやり取りを限定することで<コミュニケーション場面への注意>を集中できるようにする。そこで注意が散漫にならないよう周囲の環境をシンプルにし、ゆっくりしたペースでの、要点が明確な(シンプルな形の)コミュニケーションで<特定の場面、特定のやり取り、そこにおける自分の感情>という体験を増やし、統合、調整していくことと、注意能力の成長に合わせ、経験共有能力にかかわる叙述的コミュニケーションを漸次ふやしていくことでASD者の関係発達能力を伸ばしていこうとするプログラムだと思われる。
*RDIについての最初の実証的スタディはAutism Diagnostic Observation Schedule ( ADOS ) と学校教育における特別な配慮の必要性から評価された。ASDにおいてRDI群とRDIでない群の16ヶ月後を比較対照した結果、RDI群では70%にADOSの向上が見られ、普通級への移行がグループ17人中13人に増えたと報告されている。比較対象群ではADOSの向上、普通級への移行とも見られなかった。
「Relationship Development Intervention: Developing a Treatment Program to Address the Unique Social & Emotional Deficits in Autism Spectrum Disorders」 Autism Spectrum Quarterly, In Press, Spring 2005 より
<参考> RDI ホームページ
(誤訳等を見つけられた場合は是非ともご教示ください:管理人 マコロン)
SST(Social Skills Training)
・他者とのコミュニケーションの取り方や、社会で生活していく上での基本的技術を身につけるためのトレーニング(挨拶・電話のかけ方・受け方・買い物・公共交通機関の利用の仕方など)。
SSRI (selective serotonin reuptake inhibitor)=選択的セロトニン再取り込み阻害剤
・セロトニンを放出するシナプスに選択的に作用し、セロトニンの再吸収を阻害する作用を持つ。
・脳内のセロトニン濃度の低下を防ぐことにより、神経伝達物質としてのセロトニンの低下によるうつ病、パニック障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、強迫性障害などの症状を緩和することができるとされている。
・作用機序はこちらがわかり易いです
・アニメーションの好きな方はこちら
TEACCH (Treatmennt and Education of Autistic and related Communication handicapped Children)
・「自閉症および関連領域のコミュニケーションに障害をもつ子供たちの治療と教育」
・アメリカのノースカロライナ州で、ショプラー教授らによって研究・開発された。
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