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第11回日本アロマセラピー学会総会 会長挨拶
世界観をもって アロマセラピー展望を考える
第11回総会会長の任を拝命しました。学会設立10年の軌跡を大いに感じる総会にすべく、その構想に取り組んでいます。皆様のご支援、ご協力を賜り、すばらしい総会にしたいと思っております。10世紀アラビアで水蒸気蒸留法が確立され、1928年フランスで精油の研究が始まり、アロマセラピーは体系化されました。しかしながら、医学的なアロマセラピーも美容マッサージとして英国に導入され、日本にも入ってきました。日本アロマセラピー学会は、医学的発展が遅れたアロマセラピーに注目し、医学的、科学的検証に取り組んでいますが、フランス、ベルギー、またオーストラリア、アメリカなどでは、どのような発展をとげてきているのであろうか興味をもつところであります。今年の総会のテーマを「世界のアロマセラピー」「アロマセラピーの活躍フィールドとその展望」「香りの探究と芳香療法の展望」としました。
「世界のアロマセラピー」
学会活動を通して英国、韓国、台湾のアロマセラピーの現況を垣間みることができましたが、海外においても医療にアロマセラピーを導入しているのは一部であり、日本同様、課題はまだ多き現況といえます。国ごとの医療制度の違い、通常医療としてのアロマセラピー、補完・代替医療としてのアロマセラピーの世界の現況を知り、アロマセラピーの展望を考えてみたいと思います。同時に、マッサージの実演をまじえて徹底討論をしてみたいと思います。
「アロマセラピーの活躍フィールドとその展望」
通常医療(西洋医療)の弱点、あるいは扱わない領域である未病、予防医療、調整、サポート医療、終末期医療、スポーツにアロマセラピーがどのように貢献し、活躍できるのか。予防医療、終末期医療、スポーツアロマに取り組んでおられる先生方をお招きし、現況と各フィールドにおけるアロマセラピーの展望を考えてみたいと思います。
そして、3つ目のテーマとして、香りの世界がどこまで検証されているのか、されつつあるのかを探究してみたいと思います。芳香成分が脳にどう働きかけるのか、人によってのよい香り、嫌な香りは脳がどうとらえるのか、その検証法は?このリサーチなくしては芳香療法は語れません。芳香療法を嗅覚、脳、自律神経という角度からの検証に迫り、今一度整理したいと思います。また、市民講座は、ワインを通して香りと味わい、食の演出でご活躍の田崎真也氏をお招きし、香りと味覚を違う角度から探究してみたいと思います。
その他にも、世界の、そして日本の統合医療の現況、リンパ浮腫の病態と治療、リンパドレナージ等、興味深い講演が盛り沢山の総会です。アロマセラピーを実践している人、実践したいと思っている人、興味のある人、参加しないと損です。参加お待ちしております。
第11回日本アロマセラピー学会総会
会 長 朱 永真
(医療法人社団孝敬会 朱クリニック)
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