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第12回日本アロマセラピー学会総会 会長挨拶
ご挨拶
第12回日本アロマセラピー学会学術総会を札幌市で開催できることを大変光栄に存じます。
日本アロマセラピー学会は約1800名の会員数を擁し、医師、看護師をはじめとする有資格医療従事者や研究者を中心に構成され、本年で発足12年を迎えることとなりました。この間学術総会ではアロマセラピーを治療や看護などの医療分野で応用し、良好な治療成績が発表され、また基礎医学の分野でもすぐれた研究結果も報告されるようになりました。
現在世界的には西洋医学と代替医療を併せた統合医療が広がっています。アロマセラピーはこの代替医療の一つであり、精油を生体の感覚器の一つである嗅覚や、皮膚より介入させる方法であり、その方法としては芳香浴、抗菌などの処置、理学療法での水治療や、精油使用の施術(マッサージ)などとして医療に受け入れられています。
しかしその評価基準の方法や治療効果の判定などに、科学的・医学的根拠が未だ乏しい点、また不確実な面もあり、さらに精油の持つ効果、効能についても未知の部分もあります。
本学会の会員である私たちがアロマセラピーの臨床・医療での有効性をさらに研究・探求し、将来的には他の医学会にも影響を与えるような学術団体となるよう努力していきたいと考えます。
またアロマセラピーは医療に独特のものではなく、一般社会に広く普及していくことも必要です。このために、私たちは更なる医学的・科学的根拠をもったアロマセラピーを探求・研究し、これを基にアロマセラピーの啓蒙をすることが本学会の社会に対する使命の一つと考えております。
このようなことから第12回総会のテーマとして、「医学的、科学的根拠のあるアロマセラピーの未来を拓く」、また副題として「嗅覚と味覚の接点」を掲げてみました。
この観点から招請講演として、北海道が生んだ世界的カリスマシェフ、三國清三氏を招聘し「食育と香り、そしてアンチエイジング」(仮題)、また教育講演としては、嗅覚と味覚のつながりとしての講演は札幌医大医学部長、當瀬規嗣先生に「味覚と香り」を、また麻酔科教室、並木昭義先生には「大学病院における緩和医療の現況、そしてアロマセラピー」、そして心理学教室、澤田幸展先生にはリラクゼイションとしての「リラックス試論」についてご講演をお願いしております。
また「北海道におけるラベンダー栽培」と題して東海大学札幌校の西村弘行先生に札幌におけるラベンダー栽培の発祥についてお話をしていただく予定です。
またシンポジウムとして「香りとアンチエイジング」、「アロマセラピーの自律神経に対する効果」と題してアロマセラピーが抗加齢にどこまで可能なのか、またアロマセラピーが自律神経にはどのような効果をもたらすのかも討論したいと考えています。
さて本学会は今まで東京、大阪を中心に開催され、今回も会員の皆様の足の便を考えると、日本の大都市での開催とも考えましたが、会場を札幌といたしました。札幌の空路の新千歳空港は全国よりの飛行機の便は比較的良く、10月初旬は気候も穏やかで、また秋の味覚も堪能できる時期です。この北海道に是非お越しいただき、学会の合間には札幌の町並みをもお楽しみ下さい。さらにこのような機会に札幌近郊の小樽や、道央の富良野、また道南の函館、洞爺湖など学術とともに北海道の観光も満喫していただき、有意義な時間をお過ごし下さい。
多くの会員の方のご参加を心よりお待ちいたしております。
第12回日本アロマセラピー学会総会
会 長 山崎 潤
(ターミナル整形外科院長 札幌市)
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