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みなさんは、アンデス山脈という地名をご存じでしょうか?では、ペルー、ボリビア、エクアドルといった国名は? サッカーの好きな人なら耳にされたことがあるかもしれませんね。
世界地図をお持ちの方は南アメリカのページを、地球儀なら日本のちょうど反対側をご覧ください。南米大陸の西側、つまり太平洋側に、長く連なる山脈がありますね。これがアンデス山脈です。ここは世界で一番大きな山脈です。富士山よりはるかに高い山がいくつも連なっていて、自然のとても厳しいところです。
しかし、なぜかこの自然の厳しい高地に、昔から住みついていた人々がいました。彼らがいわゆる「インディオ」と呼ばれる人々です。(注:「インディオ」という呼称は蔑称とされ、「インディヘナ」という呼称が適当とされていますが、ここでは日本人にとってなじみのある言葉として敢えて「インディオ」という呼称を使っています。)この地方は、今では私たちが普通に口にしている、トマト、トウモロコシ、ジャガイモ、タバコなどの原産地です。インディオたちは、それらの原種を栽培して暮らし、15世紀頃にはインカ帝国という偉大な文明国を築きました。のちにインカ帝国はヨーロッパ人によって征服され、王宮を埋め尽くしていた黄金や宝物は略奪されてしまいました。しかし彼らの文化は滅びることなく、綿々と今日まで受け継がれてきました。もちろん少しずつ変化しながらではありますが。
そして、この土地で生まれ、征服者であるヨーロッパをはじめとする様々な文化の影響を受けながら育ってきた音楽が、「フォルクローレ」と呼ばれる音楽なんです。この言葉をご存じない方でも、「コンドルは飛んで行く」、あるいは「ランバダ」という曲をお聴きになったことはあるでしょう。これらの曲も、もとはフォルクローレなんです。この2曲、全然雰囲気は違いますが。
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