画廊さんとの付き合い方など。
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1,画廊は中古作品を売るところか? そうです。 ただし、中古という概念が当たっているかどうか? 一度でも人手を渡ると、再流通品として扱われます。 美術館に収蔵されている世界的な名画で、何度も人手を渡ったものなど珍しくはありません。 市場を流通しながら、少しずつ評価が固まっていくものではないでしょうか? また、再流通品だけが取り扱われるわけでもありません。 画廊主が、将来有望と思う若手作家さんと専属契約を結び、マネージメントをしているところも沢山あります。 これだけを専門にしているところさえあるんですよ、そう、問題の多い販社さんなどがそうですね。
答えは、イエスであり、ノーです。 明日のことは分からないでしょう? 欧米では、「投機の対象」と考える風土があると聞いていますが、我が国では、「不動産と同様な資産」と考える方が多いと思います。 これまでの私の経験では、数倍に高く売れた物もありますし、数分の一になり、泣いたこともありますよ。 このような結果だけに拘ると「博打」の世界ですから、まあ、飾って楽しんだ分が3〜5割、資産的価値が残り位のスタンスをお奨めしたいですね。
客の注文に応じ作品の取り寄せや、企画展などを行うところなどは、一般画廊とあまり違いはありません。 強いて違いがあるとすると、画廊の場合、店の親父の美意識、嗜好、わがまま?など、個人的なキャラクターが前面に出てきますが、一方の百貨店は、「のれん」の旗のもとに組織として動く為、個人の顔が見えにくい傾向があります。 また、ホテルなどと同様に、展示スペースを貸して個展などの開催も行っています。
ネットのオークションを通じて知り合った画廊さんが多いのですが、風呂敷画廊といわれる飛び込み画廊さんとも知り合いになりましたし、こちらから手当たり次第に画廊さんへ飛び込む場合もあります。 また、企画展などのメールを頂き、行って知り合うことなど、様々ですね。 早い話、自分が何らかのアクションを起こせば、知らず知らずのうちに、自然と知り合いは増えてゆくものですね。
これはずばり、情報でしょう。 店主には、それぞれ得意分野があります。 その知識の深さは、下手な美術評論家を軽く凌ぐほどなのですよ、けしてバカにしてはいけません。 画廊さんの取り扱い作家さんとは、気心の知れた仲ですから、リアルタイムな情報だけでなく、作品の補修なども請け負ってもらえることもあります。 また、求めている作品がその画廊に無くても、仲間のネットワークを駆使して、希望の作品を数日で探し出してくれることもあります。 更に、こちらの趣味を理解してくれるほどの仲になれば、出物があれば一番に連絡してくれることもありますね。 6,画廊の種類。 う〜ん、難しいね。 それなら書くなって?すいませ〜ん。 一軒一軒が、全てどこか違うのです。 店の親父のキャラクターによって、どことも違う個性が決まる世界なんです。 専属契約を結んだ作家さんを、責任持って長く育ててゆく企画画廊と、誰にでも一時的に展示スペースだけを貸し、貸料だけで生計を立てる貸し画廊に大きく別れるとだけ言っておきましょう。
勿論、画廊主が金額を提示し、顧客との間で火花を散らしながら決まるわけです。 これではつまらない? ではもう少し詳しく書きましょう。 画廊主が提示する金額は、そうのように評価する基準があります。 業者だけで行われる「交換会」という、魚市場みたいなオークション形式の絵画取引市場と、最近では、一般の人も会員になれば参加できるオープン形式の大手オークションの落札結果などです。 画廊間で、同じ作家作品でも値段に開きがあるのは、その作家さんに対する店主の評価に、微妙な差があるからです。 当代随一の人気作家でも、店主の評価が低いと、意外に安く売られることもあるし、評価が不自然に高いと・・・・これは、販社ですね。 ネットの時代になり、作品の一般的な相場を知ることが間単に出来るわけですが、交渉の時、これをあまり言い過ぎると、次から儲からない客と敬遠され、出物を回してくれなくなるかもしれませんし、何も言わなければ高値かも?しれない、ハムレットの世界をお楽しみ下さいね。
これも色々です。 まだ、評価の決まっていない新人作家作品を買う場合など、不安ですよね? 販売価格の8割で引き取りの確約をしている所もありますし、販社のようにひたすら売り逃げるところもあります。 購入時に、買い取ってくれるかどうかを聞くことで、その画廊の経営姿勢が見えてくるとも言えます。
お互いの信頼関係ができあがれば、快く応じてくれるところは多いです。 また、店舗を持たず、顧客の間を作品を抱えて移動する、「風呂敷画廊」もあります。
良い作品を適正価格で販売し、不要になった時には買い取りの相談にも乗ってくれ、初心者だからとコレクターをバカにせず、親身になって相談に乗ってくれるところでしょう。 そんな所があるのか?と思われた貴方は鋭い! どこか少しは「まけて」あげて下さいね。 完全なものは存在しませ〜ん。 また、ベテランのコレクターさんと、販社の愛好家の方々にしばしば見られる傾向として、「相性がいいとか、肌が合う」という、抽象的で曖昧な考え方がありますが、この気持ちは良く判ります。 画廊さんや店員さんと親友のように信じ合える関係がもてるかどうかも大事なことでしょう。
私が取り引きしている画廊さんは、片手では足りないほどですが、取引の中心になっているところは数件ですね。 だって、資金に限界があるから、あちらも、こちらもでは破産してしまいます。 2〜3軒もあれば十分だと思いますよ。 大事なのは、値引き、支払い条件、下取りの確約などです。 交渉次第で、かなりの値引きとか、支払いを数ヶ月待ってくれることなど、普通?です。 ただし、値引き交渉は慎重に、今後の人間関係があるからね! |
2000 5/11 掲載