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20世紀初頭(1905〜1913年)、パリのフォーヴに対し、ドイツではドレスデンの「ブリュッケ・橋」とミュンヘンの「ブラウエ・ライター・青騎士」と呼ばれる2つの絵画集団が形成されました。
この2つのグループを中心にした、ドイツでの1920年頃までの活動をドイツ表現主義といいます。
これら二つのグループに共通するのは、個人の経験、感動、感情などを表現し、伝えようとする強烈な意志があったことです。
「ブリュッケ・橋」グループでは、エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー、エーリッヒ・ヘッケル、カール・シュミット・ロットルフなどが知られています。
彼らは、ムンク、ゴッホ、原始美術などに深く傾倒し、自由な色彩と伸びやかな構図で、荒々しく純粋な表現を行いました。
一方、「ブラウエ・ライター・青騎士」を代表する作家には、ワシリー・カンディンスキー、フランツ・マルク、パウル・クレー、ヤウレンスキーなどがいます。
1911年と1912年の2度、展覧会を開催して消滅してしまいましたが、絵画の世界にカンディンスキーの与えた影響は、その後の絵画史を変えたと言えるほど凄まじいものでした。
彼は、自著の「芸術における精神的なものについて」で、「色彩と形態は精神を表すもので、精神はそれを通してしか表現できない。」と明確に抽象概念について述べています。
抽象絵画へのドアを開いたのが、まさしく彼でした。
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