安元亮祐













「追憶」
キャンバスに油彩ー1990年制作
M8号


安元は、ピエロやサーカスの人間像、太陽、月、建物、人間、馬、花、鳥などをモチーフに選ぶことが多いようだ。
この作品は、90年の制作だが、サーカスの曲芸師を中心に、太陽、鳥(ハトか?)などのイメージを重ね、安元の特徴の一端が出ている。
降り注ぐ太陽の光を避けるように背を向けて、カーテンの陰にぽつんとたたずむ曲芸師。
輪は単に手にされているだけで本来の仕事をしていない。
また、彼から逃げ去るかのように飛び立ったハトは、闇の中で道に迷わないか?果てしない不安を喚起する。
描かれている太陽、曲芸師、ハト、輪は、相互の関連を失い、孤立してしまっている。
このように寂しく孤独な世界が広がっているが、何故か痛みが全くといえるほど感じられない。
私には判断のしようがないが、ここが評価の分岐点であることも確かであろう。




プロフィール
1954 兵庫県姫路市に生まれる
1974 日展に初入選
1975 筑波大学附属聾学校美術専攻科中退
1976 渡欧
1979 光風会展にて奨励賞受賞
1982 光風会展にて奨励賞受賞
1982 千葉県美術展にて美術館長賞受賞
1985 千葉県美術展にて県知事賞受賞
1986 千葉県美術展にて県知事賞受賞
1987 光風会展にて会友賞受賞
1988 光風会、安田火災美術財団奨励賞受賞
1989 安田火災美術財団奨励賞展にて新秀作賞受賞
1989 セントラル美術館油絵大賞展にて佳作賞受賞
1990 光風会展にて中村研一賞受賞
1990 光風会展にて江藤純平賞受賞
1992 第27回昭和会展にて昭和会賞受賞




安元さんをとことん詳しく知りたい方は、
MY SERENITY無音のしんふぉにーを見てくださいね。





TOPへ戻る    日本人画家の作品へ戻る