ウジェーヌ・カリエール

CARRIERE.Eugene

1849-1906



La Rieuse ( Elise )

油彩画

キャンバス裏にマールボロファインアートシール

415*330mm


HP開設2周年を飾る作品を何にしようか?色々考えていました。
この作品に決めたのは、ニューヨークのテロ事件や最近の不景気、公務員の不祥事など明るい話題がない現代の苦悩と、それでも捨てきれない明日への希望をこの作品に託してみたいと思ったからです。
カリエールは、「カリエールの霧」と呼ばれる幽玄と言えるほどの神秘的な表現の中に、驚くほど豊かな詩情を織り込んできます。
それ故、シンプル極まりない構成なのに、目にすると思わず足を止めて見入ってしまう不思議な魔力を秘めているのかもしれません。
どちらかと言えば、暗い表情の作品が多い中で、この絵はほのかな微笑みを浮かべています。
深い苦悩の果てに、きっと叶う幸せがあるような気がして、この作品を購入しました。



作家プロフィール
1849年セーヌ・マルヌ県のグールネーに生まれる。
1870年、パリの美術学校に入り普仏戦争で一時中断するが、戦争終了後にカバネルに師事し、1876年にローマ賞を受賞。
初期には色彩豊かな画風であったが、次第にシンプルなマティエールと単色の濃淡で表現する「カリエールの霧」と呼ばれる叙情的な表現で知られるようになった。