| キース・ヘリング |
| 1981年、フェルトペンで一気に描き上げられた地下鉄の落書き(ブウェイ・ドローイング)が、大きな反響を呼びました。 単純で明確な線と原色を用いた鮮やかな色彩で描かれた、ユーモラスで暖かい作風が、人々の心をとらえたのです。 やがて、活動の範囲は路上へと広がり、今ではあちこちで見かけるストリート・アーティストの草分け的な存在となってゆきました。 来日時の奇行?で、よく知られているように、予想もしない所に神出鬼没に現れ、パフォーマンスの数々が語りぐさとなっています。 フランクでニコニコと笑いながら人なつっこい少年の心を持っていたんですね。 やがて、画廊での個展から美術館の展覧会開催までされるようになりました。 1990年、エイズのため31歳という若さで命を失いましたが、いまだに、人気が衰えません。 グラフィックデザイナーとしての活躍は、華々しいものでしたが、アメリカン・ポップアートの立派な後継者であったと思います。 |
| 作家プロフィール | |
| 1958年 | ペンシルバニア州、レディングに生まれる。 |
| 1978年 | ニューヨークに移り住む。 |
| 1979年 | ニューヨークの地下鉄の広告看板にチョークでドローイングを描き始める。 |
| 1982年 | 各地で個展を開催。ヒューストン・ストリートの壁画に蛍光塗料で巨大な壁画を制作する。 |
| 1984年 | ヴィクトリア国立美術館(オーストラリア)、コンウッド工業高校(オーストラリア)、 ウォーカーアート・センター、キャンディ・ストア、アスファルト・グリーン公園などの壁画を制作する。グレース・ジョーンズのボディペインティングを行う。 |
| 1985年 | ボルドーの現代美術館において大規模な壁画を制作。ユニセフのアフリカ緊急援助基金のための「レイン・ダンス」と題した展覧会を開催。マルセイユの国立バレエ団の依頼によるローラン・プティの振付けによる 『天国と地獄の結婚』のためのセットを制作。 |
| 1986年 | 「ベルリンの壁」に90メートルの作品を残す。 |