ジャン=ジャック・エンネル

Jean−Jacques HENNER

(French1829−1905)










「横向きの少女(左)」

カルトンに油彩

27*22mm



エンネルは1829年3月5日に、アルザスの南ベルンヴィラーの農家に生まれた。
生涯において第二帝政と第三共和政のお抱え画家として名声を欲しいままにする。

彼の画歴は次の3つの時期に分けることが出来る。

第一期 (1845年〜1858年)
地元やストラスブールで絵画を学び、1846年以降はパリ美術学校においてドロランに、1851年にはピコにも師事する。
1858年にはローマ大賞絵画部門のグランプリーを獲得した。
この時期は肖像画を多く描いている。

第2期 (1859年〜1864年)
ローマのフランス・アカデミーの給費留学生となり、イタリアの巨匠達(ジオット、ティツイアーノ、コレッジオ、カラヴァジオなど)の作品を模写したり、イタリアの風景を精力的に描いていた。

第3期 (1864年〜1905年)
1864年からはパリに住居を構え、1903年まで毎年の絵画サロンや小サロン展、地方展、外国での展覧会にも出品することで高い評価を得た。
やがて官展画家としての名声が高まる。
この時期には、神話や宗教に題材をとった絵が多く描かれている。
特に、ローマ詩(ウェルギリウスやオウィディウスなど)に着想を得た牧歌的なテーマが多い。
晩年には象徴派的な哀愁を感じさせる作風に変貌してゆく。

1873年、レジオン・ドヌール五等勲章。
1898年、名誉メダル。
1903年、レジオン・ドヌール二等勲章叙勲。