ネット・オークションとの関わりについて
これは、あくまで私見であることをお断りしておきます。

96年にパソコンを買ったんですが、当時はインター・ネットが急速に普及し始めた時期でした。

目新しいものが好きなたちなので、某パソコンメーカーが運営するプロバイダーに直ぐ加入して、お決まりの「アダルト・サイト」から探検してました。

でも、これには直ぐ飽きがきたと言うか、げんなりしてしまい、逆に美しいものが見たくなったんです。

職場の環境を改善する為に絵画の収集を始めていたこともあり、何時の間にやら「アート」で検索を繰り返し、ネット画廊を巡回するのが日課になっていました。

まだ、当時のネット画廊さんのサイトに出品されている作品は、素晴らしく美しいけど、途方も無い金額をみて、ため息ばかりついていたことを思い出します。

そんな時、ネット・オークション運営サイトを知りました。

「コノサーズ」、「アートメット」、「ニッポンアート」の3業者の方が開催されていましたが、特に、「コノサーズ」は、大のお気に入りでした。

間違い無く、当時の「コノサーズ」は、きわめて良心的で、参加者が少なかったこともあり、魅力と可能性に溢れたオークション会場であったと思います。

やがて、「アートメット」と「ニッポンアート」は休止状態になり、恒常的に開催をしていた「コノサーズ」に、2年近く参加し続ける事になります。

ある日、すい星のように突然、アグレッシブで挑戦的な新興のネット・オークション(ギャラリー292)が登場してきました。

前面に掲げたコンセプトと運営姿勢は、極めて衝撃的で、深い共感を覚えたのです。

次第に、「コノサーズ」から軸足をギャラリー292とそのリンク先である福山画廊など、数カ所のオークション会場に移し、「ダボハゼ」とあだ名がつくほど、無理をしない安値狙いでビットを繰り返し、オークションの醍醐味を楽しむことを憶えました。

現在ホームページに掲載中の作品達は、この頃から収集を始めたものが中心ですから、けして高価なものではありません。

富豪でなくても、誰もが当たり前に買える価格の物ばかりなんです。

お気に入りのアートは資産として一生持ち続けても良いし、飽きたら部屋の模様替えのように気楽に売却しても良いのです。

でも、最近のネットオークションには、少々首を傾げることもあります。

画廊さんも売れ筋作品を集めてきますから、何処のオークションも似たような作品構成で、毎回同じような品揃えになってしまうことや、新興のいい加減なネットオークションの中には、作品の説明に都合の悪いことを意識的に表示しないところがあるのです。

この点は、ネットオークションの信頼を確保する上でも、改善を希望するところです。

更に、良心的にしっかり頑張っているオークションサイトでも、仕入れルートや、専門によって、同じ作品でも、他所より高かったり安かったりで、オークション会場の十分な比較検討が、絶対に必要です。

そこまでやって、落札できるかどうかは運まかせですから、これでは、次第に買える物が無くなってしまいますよね?

この様に書くと、ネットオークションの信用を落とすサイトだと、某オークショナーさんからお叱りを受けるのですが、問題サイトの存在が、ネットオークションの信用を落とすことに気がついて欲しいと思います。

今、ネットオークションは、曲がり角かもしれませんが、他人の信用を利用して商売するところは、今後、淘汰されるでしょうし、真剣に取り組むところだけが認知され、生き残ってゆくような気がします。

頑張っているオークションサイトを応援したいですね。

アートに興味を持ち、これから買ってみようという方は、アートのコレクターサイトで信用できるオークションサイトの情報は公開されていますし、過去の落札結果とか、出品作品の説明が丁寧か?などを参考にすれば、お気に入りのオークションサイトが、簡単に見つかるはずです。

勇気を持って、ネットオークションに参加されませんか?

何時かは、そこで、一生付き合えるお気に入りの作品に出会えます、おこずかいの範囲でね!

1999 12/25 掲載