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中央線あ佐ヶ谷駅。北口のスターロード
という名の商店街沿い。古い木造アパートによ
くある鉄の階段。カンカンカンと二階へ登ってい
く。ドアを開けると、カランカランの音。それは、
無愛想なマスターの「いらっしゃい」がわり。一
抹の不安は消え、暖かいオレンジ色の灯と木
のテーブルに、ホッとさせられる。 |
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その日の料理は、マスターの気ま
ぐれと材料で決まる。ミャンマー風
チキンカレーはからしライス。 |
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ゴーヤチャンプ
ルは小松菜チ
ャンプルに。雑
誌の取材が来
るとわかってい |
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る |
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る日でもそのスタンスは変わらな
い。無国籍というにはあまりにもテ
キトーな創作料理が、それなりに
イケるのが悔しい。 |
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プロレス、演劇、ライブ、客の数より多い年代物の
スター、タイムスリップしたかのような気
分に陥るのは、数杯目の泡盛のせいか。
置いてある垂涎の酒を酔いに任せて、聞
きかじりの蘊蓄を語るもよし、ひとり静かに飲むもよし。
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らイブがある。猫の額ほどのステージには、「足踏み厳禁」の貼り紙。築ウン十年だから、底が抜けてしまうのだ。よくここであの山崎ハコが歌たものだ。普段は物臭なマスターが、アポなしで説得したらしい。彼女は例外として、出演するミュージシャンは料理と同じ、無国籍だ。ライブの夜だけ、店は酸欠状態になる。
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予約の入らない予約席。通いはじめの頃は、そこをわざわざ避けたり、いっぱいの時はあきらめて帰る客もいる。もしかしてマスターが今でも持っている。思い出の女性の席?なんて話は露ほどもなく、着席自由。聞かれるまで教
えないのが、悪戯心。ちゃらん
ぽらんテイストに、遊び心をブレ
ンドした。中央線な店。あるぽら
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