上腕骨頚部骨折は癒合しやすい骨折なので転位が少ない場合は、簡単な固定が行われます。
場合によっては、三角巾固定だけで癒合がえられます。
2ヵ月経過してレントゲンでつく様子がみられないとのことですが、骨を癒合させる仮骨が出ていないのか、出ているけれど不十分なのか、どちらなのでしょう。
骨折部位は最初、繊維性組織でおおわれ少しずつ骨に変わっていきます。仮骨がレントゲンに映っていないからといって、癒合が進んでないわけではありません。
レントゲン照射ですが、通常のレントゲン撮影は線量が少なく、多数回撮影しても影響が出る量にはなりません。 最近のレントゲン照射に関する疫学調査では、医療で用いられるような低線量被曝では遺伝的影響や癌発生の増加は認められトない報告されています。ただし、CT検査は被爆量が多くなります。
骨折のCT検査は、関節に及ぶ骨折で認められています。通常は1回です。
骨折のつきが悪い骨折遷延治癒や偽関節の場合は、CT検査が複数回行われることがあります。