| ペアレント・トレーニングについて |
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ペアレント・トレーニングというのは、正しいしつけの方法を学ぶことです。 このしつけの方法は行動変容の理論にもとづいています。 行動変容と聞くとなにか物々しい感じを受けるかもしれませんが、要は子どものよい行動に注目し、子どものよい面を増やし広げるための具体的な方法です。ちょっとした工夫と努力で、日常生活の中で身につけていくことができます。 ここに紹介するペアレント・トレーニングは、UCLA神経精神医学研究所で生まれ、国立精神・神経センター精神保健研究所で日本向けに開発されてきた、ADHD児の『親のための』対処法プログラムです。 ADHDの子どもたちは、多動性、衝動性、注意集中困難といった特徴のために、周囲の大人たち、特に親から叱責されることがとても多く、その積み重ねがやがて子ども自身のやる気や自信を損なっていき、非行や不登校、いじめ、家庭内暴力、引きこもりといった二次障害を引き起こしやすくなります。 それを防ぐためには、まず親が、子どもを叱ってばかりいる自分のやり方を変えていかなくてはなりません。 我が子をよくよく見ていけば、ほめられるような良い行動は必ず見つかります。 それがどんなに小さなことであってもかまわないのです。 良い行動をしっかり認めてほめ続け、認められないような問題行動を少しずつ減らして、良い行動に変えていく。そのくり返しが、子どもの自信を育て、最終的に二次障害から我が子を救うことになるのだと思います。 私が参加している 福島ADHDの会「とーます!」(2001年4月発会)では、福島大学から中田洋二郎先生(注:現在は立正大学勤務)をお迎えして、2001年6月から、ペアレント・トレーニングの学習会を開いています。 学習会は、Q&A形式の導入から始まって、子どもの行動を整理する、よい行動を見つけてほめる(注目する)、よくない行動は無視して待つ、子どもの協力を引き出す、問題ある行動は制限する・・・と、ステップアップ式に進みます。 「子どもをほめること」が全ての基礎となっているトレーニングです。 ADHDのある子どもたちをほめるのは、なかなか難しいことなのですが、トレーニングを受け続けるうちに、親は我が子のよいところに気がつくようになり、自然とほめることばや感謝のことばが口から出てくるようになります。学習会が始まってから1年半。開始当初からの参加者たちからは、親子関係がスムーズになり、生活が楽しくなってきた、という嬉しい報告が聞かれています。 けれども、ペアレント・トレーニングは、全国どこででも受けられるというわけではありません。 そこで、一人でも多くの子育てに悩む親たちが、こういうやり方を知って、少しでも親子関係を改善することができれば、と考え、学習会の内容を私なりに理解したものを、ホームページにアップすることにしました。 目の前にいるお子さんをもう一度見直し、よいところを見つけられるきっかけになれば、幸いです。 なお、ペアレント・トレーニングに関するページの無断使用・転載は堅くお断りいたします。 (2002年10月11日改訂)
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