杉並区成人歯科健康診査について
杉並区成人歯科健康診査は、杉並区が老人保健法に基づき実施するもので、平成12年の法改正を受け平成13年から、当該年度に40、50および60歳になる区民を対象に節目健診として杉並区歯科医師会に事業委託して実施されているものです。
平成16年には、70歳の区民も対象に入れられることになりました。
(杉並区成人歯科健康診査は、歯周疾患検査を目的にしています)
成人歯科健康診査ではどのようなことをするのか?
まず皆さんには健康診査受診表の簡単なアンケートに記述して頂きます。その後健康診査を受けることになります。
皆さんが歯科健康診査をお受けになって得られる情報にはどのようなものがあるのかを説明していきます。

1,現在歯・喪失歯の状況
健康な歯の本数、むし歯の本数、治療した歯の本数、今ある歯の本数

2,歯肉の状況(歯ぐきの歯周病の進行状況)
健康な歯肉、歯肉炎、軽度歯周炎、中等度または重度歯周炎
3,口腔清掃状態
歯みがきによる口腔清掃状態の程度、良好、普通または不良
4,その他の所見
咬み合わせについて、顎関節について、歯列、粘膜についての異常所見の有無
これらの診査結果を基に受診者の現在の状況の簡単なカウンセリングを行います。
成人歯科健康診査について 浅野歯科医院のアドバイス
成人歯科健康診査の目的は2つあると思われます。1つめとして健診では健康歯、未処置歯、処置歯の本数を調査します。また歯肉の状況を上下顎の両側奥歯、前歯の1本ずつ計6本だけの抜き取り調査をおこない歯周炎の進行状況の調査をしています。この成人歯科健康診査のデータをもとにして杉並区民の口腔内の健康状態がどのようなものなのかが検討され、今後区民のための健康推進行政事業に反映されることと思われます。
2つめとしては健診に訪れた区民個人個人の口腔衛生意識の向上のための啓蒙です。
ただし、この健康診査に関しては歯周病の診査が上下28本の歯のうちの6本しか測定しませんので細かなところまでは判りません。それはお役人が患者さんのことを考えず、健診事業をこなすことだけを念頭に制度を作るためです。ここまでが杉並区成人歯科健康診査についての内容となります。
また、区民の目から隠すためにこの歯科検診(検査し診査すること)の名称を『健康診査』(健康のチェック)としています。
もし、歯周病が心配・・・ということならば、歯科医院にて治療を希望し、より詳しい検査と、歯周病治療の開始ということが可能です。
浅野歯科医院では患者さんの歯周病の状態を把握しておくために、すべての歯において歯周ポケットの検査を行わせていただいています。でないとアドバイスができないですから・・・・・・。
処置をおこなえば症状は改善されるものなので、検査後については希望をお聞きして
杉並区の歯科健診事業は健康日本21というスローガンのもとに生まれました。健康増進法のなかの老人健康法という法律に基づいた市町村でおこなう事業として発足しました。
構想当初は40歳、50歳のみが対象でしたが、区民の健康についての実態調査ということも考慮に入れ、独自に60歳も診査対象となったそうです。
平成17年には老人健康保険法の実施要領の改定をうけ、60歳、70歳も実施対象者となり現在の形となりました。
ちなみに隣の武蔵野市の歯科健診事業では40歳以上の市民全員を対象として毎年9〜10月の2ヶ月間に歯科口腔健診が実施されています。
