炉・ペット火葬炉
燃やす物の種類 法律 販売会社一覧表
燃焼各種データ 炉の構成材料 関連リンク

簡易焼却炉は法律で使用禁止。合法的な焼却炉を使用しましょう。
移動式ペット火葬にトラブル。火葬を引き受けた後で法外な金額を請求。拒絶すると「生焼けのまま返す」「遺骨を渡さない」などと言うトラブルが報告されています。又、黒煙の苦情も増えています。

「焼却炉」は不法投棄などの問題を防ぐ意味でも、病原菌の無害化・ゴミの減量化など、現実的で有用な処理方法です。各事業者は自社で処理することが原則です。野焼きや旧来の簡易焼却炉と比較して、法律に対応した焼却炉は煤塵量、及び有害物質の排出量も遥かに少なく、環境問題に貢献します。焼却炉は適切にご使用ください。

「届け出不要」は要注意!全国的な傾向として焼却炉の届け出義務を条例に盛り込む自治体が増えています。確かに「ダイオキシン類対策特別措置法」だけを見れば届け出の必要のない機種があります。しかし、関係する法律はそれだけではありませんし、各自治体の条例も日々改定されています。設置してしまってから知らなかったでは済みません。まずは各自治体の窓口にお問い合わせください。

「見逃すな廃棄物の不法投棄」
廃棄物を不法投棄(未遂も同罪)した者は5年以下の懲役若しくは1千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。(法人に対しては1億円以下の罰金)(不法投棄禁止 法第16条)

悪徳商法にはご注意。実用に値しない不完全な製品であるにも関わらず、画期的な製品などと宣伝し、代理店契約金や販売権等の名目で金銭を要求される事があります。また、展示会に出展しているからと言って信頼できる製品とは限りません。残念ですが、この環境ビジネスの世界では昔から繰り返しこの様な悪徳企業が現れます。表面化するのは氷山の一角です。今も繰り返されています。

給湯器と言う名称にして廃棄物焼却炉の規制対象外です。と、販売している製品がありますが、燃料が廃棄物と見なされれば規制対象になることがあります。購入する前に各自治体の窓口にお問い合わせください。

燃焼室の中心にパイプを設けて空気を噴射させる構造の炉があります。今までにも何回となく市場に登場してきました。確かにプラスチック類を燃やしても黒煙が発生しにくく良く燃えます。しかし、肝心のそのパイプの寿命はどうなのでしょうか?そのパイプは簡単に交換することができるのでしょうか?確認する必要があります。また、燃焼テストの際はプラスチック類だけではなく、紙類を投入しても火の粉が飛び散らないか確認することもお勧めします。

みんなで防ごう「カエルツボカビ病」
感染した両生類の多くは死亡します。2006年、日本ではじめてペットの蛙の感染が確認されました。もし、野外にツボカビが出てしまうと根絶は難しく、日本の蛙は絶滅に瀕してしまうかもしれません。さらに蛙を食べる動物も減少して、生態系の破壊を招く可能性もあります。飼っている蛙が死んでしまったら、飛散しないようにして、
「焼却される方法」で 処分してください。 環境省・外来生物法

外務省技術支援訪日研修「環境ビジネス」で海外から日本の優れた技術や環境ビジネスの現状などを学ぶため、外務省の支援を受けて日本の小型炉メーカー「株式会社OSADA」を訪問。

炉の用語解説
硫黄酸化物濃度 排ガス単位容積中の硫黄酸化物量 PPM。
引火点 炎を近づけると添加するが、離せばすぐに消える温度を言う。
押し込み通風 燃焼空気を送風機などにより強制的に押し込んで行う通風方式で、一般に炉内は正圧。
潰食(エロージョン) 液体が金属表面を急速に流れたり、衝撃を与えたりする場合その部分に激しい浸食が起こる。
カサ比重 空間も含まれたありのままの姿の物体の単位当たりの重量。
火床負荷 燃焼室火床の単位面積・単位時間当たりの焼却供給能力。
換算蒸発量 毎時給水量×(発生蒸気のエンタルピ−給水温度)÷538.8
輝炎 燃焼過程で熱分解により遊離した炭素微粒子が灼熱されて輝く炎。
強制通風 強制的に燃焼空気を供給する通風方式。
空気比 実際燃焼に使用する空気量と理論空気量との比を言う。
クリンカー 焼却物の灰分以外の無機物が高温加熱を受け溶融し固まったもの。
減率乾燥 乾燥過程において恒率乾燥を終えて次第に乾燥速度が減少し平衡含水率に達するまでの期間を言う。
高位発熱量 燃料中の水素が燃焼し水上雨季になるが、これが全部冷却し常温の水になったときの放出全熱量を言う。
高分子化合物 ゴム・プラスチック・合成繊維・セルロース・でんぷん・たんぱく質等のように分子量が10000以上の化合物を言う。
恒率乾燥 乾燥条件下において、湿潤物質は表面に水膜が存在する間温度は一定で周辺の熱の流入速度も一定である。すなわち物表面よりの流入熱量は全て水分蒸発に使われ、水分の蒸発乾燥速度は一定である。これを恒率乾燥という。
自然通風 煙突又は排気筒の吸引力による通風方式を自然通風という。炉内は負圧。
自然発火点 物質の分解熱・酸化熱・吸着熱・重合熱・発酵熱・等による自己発熱が地区熱されて、着火源を与えないでも自ら燃え出す最低温度を言う。
実際空気量 理論空気量に空気比をかけた量。
実際湿りガス量 実際空気量で燃焼し、生成した乾きガスと水蒸気の混合ガスを言う。
自由含水率 物質の全含水率から平衡含水率を差し引いたもの・これが乾燥において除去できる水分。
真比重 物体を構成する物質の各パーツが、空間皆無である状態の比重。
ダスト 粒径1ミクロン以上の固体粒子がいわゆるダストである。しかし、便宜上1ミクロン以下のものも含め総称としてダストと呼んでいる。
着火温度 可燃物質と空気とが接している状態で温度を上げていくと火炎を発して燃え始める。その後、平衡状態を維持し、発熱速度が放熱速度より大きくなる温度を言う。
通気抵抗 ガスや空気が流路を流動する場合、流路の断面変化や種々の要因による生じる流動抵抗を言う。
通風 燃焼に要する空気の供給と発生したガスを流動排出させるための操作を言う。
通風力(ドラフト) 通風のための操作により生ずる圧力差を言う。
低位発熱量 燃焼により発生したガスが全て気体である場合の放出全熱量を言う。通常煙突から排出するガス温度は露点より高いので、焼却炉におけるゴミの発熱量計算は低位発熱量を用いる。
熱効率 (有効熱÷供給熱)×100。損失熱を供給熱から差し引いたものが有効熱。
熱灼減量 焼却の度合いを把握するための灰中の未燃物の率。
熱負荷 燃焼発熱物質を燃焼室で燃焼する場合、燃焼室の単位容積、単位時間当たりの発熱量を言う。
燃焼 燃料が一定温度に達した後、空気中の酸素を得て燃えることを燃焼という。
燃焼温度 放熱と発熱が平衡状態を保つ温度を言う。
燃焼効率 燃料を燃焼させる場合、燃料の完全燃焼に対する実際燃焼量の比率を言う。
燃焼生成乾きガス量 実際空気量で燃焼し生成した乾きガス量を言う。
燃焼生成水蒸気量 含有水分の蒸発による水蒸気と水素の燃焼によって生成した水蒸気との合計水蒸気量を言う。
ばい煙 すす、その他の硫黄酸化物等の有害ガスを含む燃焼ならびに熱分解による生成物を総称して言う。
ばい煙の濃度 ばいじんおよび有害物質の単位容積排ガス中の量を言う。
ばい煙量 硫黄酸化物の単位時間排出量。
ばいじん すす、フライアッシュ、燃焼ならびに熱分解による固形微粒子を言う。
ばいじん濃度 燃焼排ガス単位容積中のばいじん量を言う。
爆発限界 可燃性気体を容器内で空気と混合し点火したとき、火炎が混合ガス中を伝播進行した場合の混合ガスの濃度範囲を可燃範囲、又は爆発範囲といい、その最低濃度を下限界、最高濃度を上限界、これら限界値を爆発限界又は可燃限界という。
発火点 火炎、電気花火などの着火源を与えないで空気中で可燃性物質を過熱することにより発火し、燃焼が継続する最低温度を言う。又は着火点。
発熱量 燃料が燃焼に必要な空気と接し、完全燃焼して、燃焼生成物が、最初の温度まで冷却された場合、外部に放出した熱量を言う。
比重 物質の質量と標準気圧、4度Cにおいてこれと同一体積の純粋な水の質量との比を言う。
比熱 物質の熱容量とその物質と同一質量の標準物質(水)の熱容量との比を言う。
不輝炎 CO2・H2・CH4などが燃えるときのような、ほとんど目に見えない炎を言う。
浮遊粉塵 気体とともに浮遊して移動する粉塵を言う。
フライアッシュ 排ガスとともに煙突から出る完全に燃焼した灰分を言う。
プラスチック 分子量の大きな有機化合物からなり、自由に成型できる一群の材料を総称して言う。又は合成樹脂。
平衡含水率 一定の温度と湿度の空気中において、水分が平衡状態になる場合の水分率を言う。
平衡通風 押し込みと誘引通風を併用して行う通風方式を言う。
埋火 燃焼を休止する際、炉温の急激な温度低下を防ぐため、火が消えない程度にわずかずつ燃焼を継続させる操作を言う。
見かけ比重 物体の重量をその見かけ容積と同じ容積を持つ4度Cの水の重さで割ったものを言う。
密度 物質の単位体積の質量を言う。
誘引通風 排気を強制的に誘引して行う通風方式。
理論乾きガス量 理論空気量で燃焼し生成した乾きガス量を言う。
理論空気量 可燃物質の完全燃焼に理論上必要な空気量を言う。
理論湿りガス量 理論空気量で燃焼し生成した乾きガス量と水蒸気の混合ガス量を言う。
リンゲルマン濃度 煙突から排出する煙に対しての太陽光線の透過率を肉眼で比較対照して決める濃度値。


炉の分類
炉内圧力による炉の分類
負圧燃焼方式
自然通風(自然ドラフト吸引)と強制誘引(誘引送風機)は炉内圧力が負圧となり、外気圧との圧力差により燃焼空気を炉内に自然吸引させる通風方式です。古来もっとも一般的な燃焼方法です。
また、誘引送風機と押し込み送風機の組み合わせである平衡通風燃焼の場合も負圧燃焼方式である。但し、必要以上に炉内が負圧になれば、低カロリーの焼却に対しては不適切です。

加圧燃焼方式
押し込み送風機による強制送風は、煙道流路の諸抵抗を上回る十分な風圧で燃焼空気を炉内に押し込むため炉内圧力は加圧となる。
燃焼ガスの流動方向による炉の分類
正送
焼却物の燃焼ガスの流動方向が、焼却物の移動方向と同一方向の場合。焼却物の燃焼性、着火性、自燃性が良好な場合に適用する。

逆送
焼却物の燃焼ガスの流動方向が、焼却物の移動方向と対向流の場合。難燃性又は着火性困難な焼却物の場合に適する。

中間流
含水焼却物で比較的水分が少なく(おおむね40%以下)完全逆送にすれば、焼却物供給口まで高温ガスが逆流するような場合、逆送範囲を控えて物の全移動距離の4/5〜2/3程度とする。この範囲は設計計画にあたり焼却対象物の政情により決定する。

上向流
火床上の焼却物に対し燃焼用空気が下方より火床を通して上昇し、燃焼ガスは焼却物の空間を通過して上層に伝熱、逐次着火燃焼を促進させる。下層に火種が堆積されていれば、下方よりの侵入空気も過熱され昇温とともにきわめて通気の流動性が良くなる。バッチ投入による雑芥焼却の場合は一般に古くより採用されている。この場合、焼却物が熱分解速度が速く、発煙性の場合は不適当で必ず再燃焼過程を設けねばならない。

下向流
上向流とははんたいで火床上の焼却物の上部より燃焼空気を下方に向かって吸入させ、下層の輻射熱を受けながら燃焼を継続し、上層への火移りを抑制しつつ高温火層を通過させることにより、未燃ガス、ばい煙を完全燃焼させる。この方式は上向流方式に比べ、燃焼火移り速度が遅いため火床負荷率は半分以下に低下する。

上向流と下向流の中間流
燃焼用空気を火床下方より一部を吸入し、堆積焼却物上部表面より一部を吸入させ、上向流に対する下向流の欠点を補わせる。燃焼ガスの流動は燃焼室の水平横方向となる。
炉構造による炉の分類
火格子燃焼方式
火格子上に被焼却物を乗せて燃やす方式。火格子下部は灰溜りとし、灰が落下しやすいようにしたものであり、燃焼空気の流通は通常火格子の下方から被焼却物を通して上方に通過し燃焼を促進させる。溶融滴下するプラスチックのようなものや火格子から落下してしまう汚泥や粒子状のものには不向き。

床燃焼方式
被焼却物の乾燥、燃焼に対して機械的可動部分がないため機械的なトラブルがない。灰分の少ない高分子系廃棄物の燃焼に適している。

回転炉床式(ロータリーキルン)
泥状物、粒状物、多湿廃棄物、家畜糞類、塗料かす、などに適す。水平の回転炉床を有し、被焼却物を攪拌させながら乾燥、焼却させる燃焼方式。

流動層燃焼方式
あらかじめ炉内に珪砂のような粒子状の流動媒体をためておき、炉の底部より高圧の空気を吹き込む。流動媒体はあたかもお湯が沸騰するように流動層状を形成する。流動媒体温度を着火温度以上の高温に保ちながら被焼却物を連続的に投入して燃焼させる燃焼方式。燃焼効率は他形式に比べもっとも優れている。液状物、固形物のいずれにも対応できる。
投入形式による炉の分類
逐次投入式
燃焼中に燃焼状況を確認しながらゴミを逐次追加投入して行く投入方式です。燃焼室の容量よりも多くのごみ量を処理する事ができます。主に、一次燃焼過程において完全燃焼の促進を図るので、燃焼速度は速く、理にかなった設計であれば二次室の必要性もありません。

連続投入式
コンベア等の各種の搬送システムを利用して一定量のゴミを連続的に燃焼室に投入していく投入方式です。主に自治体などで使用している焼却炉はクラッシャーなどと組み合わせた連続投入式です。

一括投入式
ゴミを一度に燃焼室に投入する投入方式です。追加投入はできません。ゴミは時間をかけてゆっくり燃やします。追加投入しませんから、焼却能力イコール燃焼室容積になります。主な、燃焼形態は炭焼きの炉と原理的には同じで、燃やすというよりは酸素の少ない状態でくすぶらせ、その煙り(濃度の濃い可燃性ガス)を二次室で再燃焼させて完全燃焼を促進します。燃焼速度は非常に遅く、燃焼室に容れたゴミを燃やすのに数時間程度かかるため、結果的に一括投入ということになります。又、燃焼室はくすぶったガスが充満しているので、途中での開閉は爆発の危険を否定できません。追加投入による燃焼バランスの崩れが無いため、再燃焼による可燃性ガスの処理は安定しています。
燃焼過程による炉の分類
単段燃焼
一次燃焼過程のみで伝熱、熱分解、燃焼、固定炭素燃焼を行う燃焼方式。一般に単段燃焼では空気量を含めた全体の燃焼バランスを適切に調整しなければ不完全燃焼を生起する場合が多い。

複数段燃焼
一次燃焼過程では全空気量を供給せず、二次燃焼、三次燃焼過程において完全燃焼をさせる燃焼方式。
固体燃焼法による炉の分類
分解燃焼(ガス化・乾留・熱分解)
伝熱により揮発分(熱分解ガス)を生成し、揮発分を着火燃焼させる燃焼方式。

表面燃焼
無煙炭、木炭のように揮発成分が無く、固定炭素と空気中の酸素が直接酸化反応する燃焼。燃焼速度は遅い。

蒸発燃焼
パラフィンのように受熱により溶融気化して燃焼するもの。



一般的燃焼炉(直接燃焼式)
燃焼対象物である固体や液体が熱分解によって発生した気体と空気中の酸素が反応して火炎となり、そのふく射熱によってまたゴミが熱分解し、その連続反応で燃焼が継続していきます。

ガス化燃焼炉
熱分解に必要な熱だけを燃焼対象物に供給し、空気中の酸素は供給しません。揮発した気体は別の部屋に導かれ、そこで改めて着火源と酸素が供給され火炎となり、燃焼が継続します。熱だけを供給された燃焼対象物は気体になる成分がなくなると固定炭素と灰分のみになります。これが炭です。炭素の塊ですから酸素と反応して燃焼しますが、気体になる成分がありませんから炎は立ちません。酸素は固体表面の炭素と直接反応して剥離、それを繰り返します。炎の立たないこの表面燃焼は反応速度が早くありません。したがって、一定の熱が長時間継続するので暖房や料理に利用されます。ホームセンターなどで値段の安い炭がバーベキュー用として販売されていることがありますが、中には完全に炭化していない物があり、炎が立ちあがり、臭いが付き、バーベキューには不向きな炭がありますのでご注意ください。

ガス化溶融炉
上記のガス化燃焼炉で、発生したガスを別の部屋に導き燃焼させると説明しましたが、その部屋で、熱分解後に残された固定炭素の固まりを一緒に燃焼させると、少ない酸素量で燃焼継続するため1300度以上の高温となり、灰分がガラス状に溶融します。



有機塩素化合物の焼却について・・・
人類はDDT・BHC・PCB・等々、次々と自然界にはほとんど存在しない有機塩素化合物を合成して、農薬や防虫剤、工業用品や家庭用品と毎年多量に生産しています。有機塩素化合物の中でも、もっとも生産量の多いものは塩化ビニールです。有機塩素化合物のほとんどは不燃性ですが、炭素数に比べて塩素数が少ない物の中には可燃性の物もあります。完璧に焼却されれば炭酸ガスと水と塩化水素に分解させることが出来ます。塩化水素は消石灰や苛性ソーダなどのアルカリによって中和処理、無害化してバグフィルターなどで回収します。あるいは水に吸収させて塩酸として回収します。このようなガス処理装置を接続しないまま煙突から排出すれば有毒の塩素ガスを撒き散らすことになります。塩素数の多い不燃性の物を補助燃料などを使い高温で分解させようとしても完全には分解させられず、かえって毒性の強い中間生成物を生じたりします。
このように、ガス処理装置を接続していない民間の小型焼却炉で有機塩素化合物を処理することは困難です。有機塩素化合物の処理は専門業者に任せるか行政に委託して、無害な無機塩素化合物に戻すことが今のところは最善ではないでしょうか。
燃焼対象物の分別作業には時間や手間がかかりますが、有機塩素化合物は除き、燃やしても問題のない物を信頼できる焼却炉で焼却処理してください。病原菌の無害化・ゴミの減量化など、焼却は現実的で有用な処理方法です。

焼却によるダイオキシンの生成過程はまだはっきりとは解明されていませんが、有機塩素化合物の不完全燃焼により生成したと言う説と、燃焼により生成した塩化水素と未分解の有機物とが反応した結果だと言う説などがあります。
塩化ビニールなどの塩素化合物の簡単な見分け方


難燃性プラスチック
プラスチックには燃えやすいのもが多くあります。しかし、燃えては困るようなところに使われている製品には難燃加工を施すことが法律で義務付けられています。難燃性を付与する物質としては、塩素や臭素系有機物と酸化アンチモンとの組み合わせなどが難燃剤としてよく用いられます。これらのものを添加したプラスチックは酸素を遮断されたり温度を低下されたりなどして燃焼を阻害されます。しかし、難燃剤と言うのは燃焼を妨害するだけの効果しかなく、完全不燃ではありません。火事のように高温になってしまえば難燃効果は発揮できません。
近年の火災による死亡原因は焼死ではなく、これら難燃剤から生成される煙り、つまり毒性のガスで亡くなる方が増加しています。なぜなら、壁紙やカーテン、フロアーなどのインテリア素材の多くに難燃剤が使われているからです。対策が急がれます。したがって、これらの素材も小型焼却炉での焼却処理には適していません。お手数ですが、難燃性プラスチックは分別して委託処理し、残りの廃棄物を適切に焼却処理してください。


低温腐食
焼却炉にはどんなゴミが入ってくるか分りません。ゴミの種類によっては燃焼により発生する排ガス中に塩化水素や硫黄酸化物などの酸性ガスが含まれます。温度が低下してくると排ガス中の水分によって、これら酸性ガスが塩酸や硫酸になります。そのため、炉壁や煙道、機器類が腐食します。


ばい煙(すす)の生成と防止
すすは燃焼火炎中に生成される炭素微粒子です。燃焼物の元素組成において炭素と水素の割合で炭素の比率が大きいほど発生しやすくなります。

すす発生の抑制としては・・・
@水蒸気を共存させることにより炭化水素を分解し、水素と一酸化炭素、又は二酸化炭素に変換し、生成混合物を燃焼させる。
A供給空気の拡散到達を急速に行い燃焼促進を図る。
B火炎温度を高くする。
C特に発煙性の大きなものは一次空気を少なくして熱分解を抑制し、二次空気において急速攪拌混合燃焼を行う。

発煙性の高い廃タイヤや発泡スチロールなどの高分子系廃棄物を混焼雑芥として焼却する場合、投入前に水分を20〜30%付着水分として散布しておけばエマルジョンに近い効果を得ることが出来きます。つまり、付着水分は熱により急激に膨張し、爆発的に蒸発します。これに伴って熱溶融粒子等が飛散、超微粒子化し、擬似エマルジョンとなります。その結果、表面積を著しく増大させ燃焼効率を上げ、すすの発生防止に繋がっていると思われます。



バーナーを点火すると黒煙が発生する・・・?

バーナーを点火すると黒煙が発生したり、一酸化炭素濃度が高くなってしまう。と言うような事がありませんか。多くの方々は黒煙が出たときにバーナーを点火すると煙が消えると思っています。しかし、状況によっては逆効果になる場合があります。燃焼対象物の量が少ない時や燃焼対象物自身の発熱量が低い場合等ではそれを補う意味でバーナーが必要になります。逆に過剰投入等により不完全燃焼を起こした場合は、バーナーが逆効果になり、かえって黒煙発生につながります。この場合は、逆に熱分解を抑える抑制操作が必要になります。小型焼却炉に使用されているバーナーの多くは灯油燃料です。バーナーは灯油と空気を混合して炉内に噴霧燃焼させる装置ですから、「液体の燃焼対象物を追加投入している」と置き換えて考えると理解しやすいと思います。
焼却炉余熱利用例


燃やす物の種類 法律 販売会社一覧表
燃焼各種データ 炉の構成材料 関連リンク



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