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- ホロスコープの見方と解読法(III) -


- 12ハウスの基本的意味

 1ハウスから6ハウスまではプライベートな部分に関係し、7ハウスから12ハウスまではパブリックな部分に関係する。

1ハウス
ホロスコープの持ち主の出生の環境・血筋。特に1ハウスの始まりである Ascは見かけ上の個性・雰囲気を表わす。太陽がスピリッツ・月がソウルを示すのに対して、現世における仮の姿・ペルソナを示す。幼少時の家族環境や育ちなど、自分の努力で得たものではなく、生まれた時に与えられたものを示す。社会に出て自分の努力が大きな意味を持つようになってからも、プライベートな面では影響が現われやすい。

2ハウス
キーワードは所有。本人の自由になる所有物、消費状態を示す。物質世界そのものの代表、私の物、I have。

3ハウス
キーワードは国内旅行・兄弟・知識。短期的な動き・コミュニケーションの取りやすいもの・必要とするもの、すぐに利用出来るものを示す。

4ハウス
キーワードは家庭・不動産・晩年。気づくのが遅れるものを示す。生まれた土地や、母親など家庭内の事柄を示す。

5ハウス
キーワードは投機・娯楽・子供。派手なもの・人目を引くものを示す。中身とか課程は関係なく結果として目立つもの表わす。

6ハウス
キーワードは健康・労働・奉仕。本来は地味に本人を支えるもの、縁の下の力持ち的なものを示す。

7ハウス
キーワードは配偶者・協力者・対立者。本人に対する相手、1ハウスの生まれた環境に対して本人が新しく選んだ環境を示す。

8ハウス
キーワードは血筋・遺産・死・sex。引き継ぐもの・今すぐには自由にならないもの・あの世など2ハウスに対立するものを示す。

9ハウス
キーワードは遠距離旅行・宗教・哲学。身近な生活には役立たない遠大なものを示す。到達の難しい学問。

10ハウス
キーワードは目上・経歴。4ハウスに相対して上司・肩書きなど社会的立場を示し、特に始まりのMCは社会に対する意識を司り、自分の役割や目的を意識するようになると、大きな意味を持つ。社会性が発達(自立)していない段階での影響力は弱い場合が多い。

11ハウス
キーワードは友好。父の友人・上部団体など本人よりランクの高い社会的存在との友好関係を司る。

12ハウス
キーワードは秘密。隠れたもの・本人にはつかめない事柄を示す。社会から隔離された場所。


10大天体の基本的意味

(補足:2006年9月7日追加)
占星術で使われる天体
占星術は天体の位置をホロスコープという図形を用いて表し、地上の出来事に対する天体の影響を考えるものです。
ここで言う地上の出来事とは物質的なものだけでなく、人間のかかわる社会的なもの全般を意味します。
これは色々な要素が重なり合っているので、物資的な作用の上に成り立ちはしますが、それよりも文化や認識などに対する影響を重視します。
そのため占星術で使われる天体は、引力の影響を基に惑星を定義した天文学のものとは異なる基準で選ばれます。

(補足:2007年8月3日追加)
占星術では人間社会の出来事に対する影響により天体の重要性を判断します。そのため公転周期や逆行と留による時間的な条件、文化的影響と認識作用、生体リズムによる条件付けなどを勘案します。
その際には、人間の認識上の問題として均一に近い公転周期と、信号としての周期性が必要になります。
(補足:2008年5月15日追加)
これらの条件から直接/間接に大きな影響を持つ太陽と月以外には、水星から海王星までの惑星と多くの準惑星/小惑星が候補になりますが、信号としての地磁気や宇宙線の変動と太陽風の影響を考えると、惑星以外では2重星である冥王星の重要性が考えられます。

(補足:2008年5月20日追加)
そこで、現状では占星術としてのこれまでの研究/経験の積み重ねを生かすために太陽〜冥王星までの10天体を中心にしてホロスコープについて考えます。認識面で冥王星が準惑星に分類された影響が、人間に対してどのような形で現われるかは今後の研究を待つことにします。

(補足:2008年5月31日追加)
ここで言う影響とは人類の認識に対するものです。つまり物理的な実体に対し、人類がどのような意味付けをしているかということが関わります。これは天文学だけの話ではなく歴史的な意味、文化的な意味などを含みます。(参考:虹の話)

(補足:2008年6月7日追加)
先に行って詳しく述べますが、人類の認識を重要な要因とするのは、地球−宇宙環境の物理的作用をどのような意味の信号として受け取るかを決める脳の神経細胞の働きが大きく関わっていると思われるからです。

支配サイン
準惑星の冥王星を2重惑星であることによる他惑星に比べた公転の特異性による信号としての影響と冥王星型天体の代表であることの歴史的文化的重要性(とカロンとの2重星による理由)から惑星並みに扱い、10大天体を現段階では下のように12サインの各々に対応すると考えることにします。(2007年7月30日)

おひつじ → 火星 おうし → 金星
ふたご → 水星 かに → 月
しし → 太陽 おとめ → 水星
てんびん → 金星 さそり → 冥王星
(+カロン)
いて → 木星 やぎ → 土星
みずがめ → 天王星 うお → 海王星

支配サインの考え方
(補足:2007年9月3日追加)
認識の枠組みで詳しく述べますが、占星術以外でも当てはまることですが、現代では全てのルールは人間の認識を元にして成り立つと考えられています。そして12サインにそれぞれに支配星を割り当てるのも、当然ながら人間の認識が基準になっています。
ですから、天体の動きが(生物学的な認知も含めて)地上の人間にどのように認識されているかを考える必要があります。

(補足:2006年8月26日追加)
冥王星と蠍座の支配星
 
2006年8月の天文学の分野では惑星の定義が決まり冥王星が矮惑星と分類されました。背景には冥王星と同じような天体が数多く見つかったことがあります。
新天体の発見による既知の天体の扱いの変更についは、天王星の発見以来何度も議論されてきました。
これまでも新天体の発見は、それを可能にした時代精神の表れと考えられ、同時代の重要な出来事を調べて天体の働きが確認されてきましたが、今回も同様に社会の動きを調べることになるでしょう。
冥王星の発見時の例では、(海王星と対応すると考えられている)石油の重要性が原子爆弾(冥王星と対応すると考えられている)の開発により相対的に低下しましたが、これは原子力を利用できるようになったからです。核物質がそれ以前に存在しなかったのではなく、人類がそれを利用できるようになったのです。
つまり冥王星の対応する事柄(原子力)を人類(現代文明)が価値あるものと認識していることなのです。
今回の動きから考えると、冥王星の対応する事柄の社会的な重要度は下がるのではないかと思います。その兆しはすでに現われていますが、今後を注視したいと思います。

ホロスコープでの冥王星の扱いについては、多分、大きな変更の必要は無いと思います。
蠍座の支配星は冥王星で、カロンと合わせてこの2個の矮惑星は常にコンジャンクションで、それが占星学上の冥王星を表しているので、矮惑星であっても支配星の変更は必要ないでしょう。(あるいは前半と後半を受け持つといような説が出るかもしれません。)
またその他の矮惑星は、個々の発見には冥王星に対するほどの特殊性やインパクトがないので、時代精神の代表と考えるのは無理があるかと思います。
これは(セレス・パラス・ジュノー・ベスタの)4小惑星のみを時代精神の表れとして小惑星全体の代表を考えることと同様です。
(ただし、ホロスコープ全体に言えることですが、本当にその働きが有効に現われているかは今後の地道な検証作業が必要です。このHPを含め、くれぐれも他人の言説を鵜呑はしないでください。)

認識の枠組み
(補足:2006年8月28日追加)
ここで言う時代精神とは認識の枠組みを指します。
例えば「虹は何色(なんしょく)?)」といった場合に、物理的には同じものですが文化や時代によって7色だったり6色だったり、科学・教育の場と民衆の認識がずれていたり、中には2色だったりするそうですが(参照虹の色)、惑星の定義の問題も似たようなところがあります。
天文学の分野では退けられたにもかかわらず、民衆の認識レベルでは冥王星を惑星として残そうと(いつものようにアメリカの主張に)ディズニーが一役買っていますが、このような背景を考えると納得できることではあります。
また文化としての認識の問題を示唆するものとして、欧米との交流が非常に少ない隔絶された地域では新惑星の影響を見出し難いといった説もあるようです。
天文学の惑星の定義を占星学で援用するのは上記のような文化的な認識の問題に対する理由があってのことです。それを事例として確認する作業を経て占星学の理論として取り入れられていきます。
(これはホロスコープの解読の前にで述べた「人間社会の出来事を理解する」ことに含まれています。)
このようなことから、多分、今後も占星術に於いて冥王星は惑星に準ずる扱いを受けるでしょう。
このテーマは占星学の基本構造にかかわることです。
(他の要因もあり、まだ漠然としていますが、虹と同じような意味で物理作用と認識の問題の重ね合わせにより、冥王星を含む10大天体に地上の出来事に及ぼす効果がありそうな気がします。ですからこの問題には深い興味を持っています。)

(補足:2006年8月29日追加)
「虹」の例では、明確な区切りの無い可視光線の物理的作用の問題を根底に、生物の視覚機能の問題、文化的な認識、言葉や語彙の問題が重なりあい重層的になっているのです。
太陽系の天体と地上の出来事との関係も同様で、物理学・生物学・心理学・言語学・社会学などが重なり合った問題であり、表面的な言葉の定義だけで判断することはできません。
表面的な占星術のシクミに関することでも個人の実感に基づく考えはなかなか棄て難いものですが、基本的にそれは経験範囲にのみ当てはまることで、常に時代の精神の制約を受けています。
新惑星の問題に対して厳密な論理と実証による説明を行うには、非常に広い範囲の知見が関係しますから大きな困難を伴いますが、この問題はこれまで行われてきたような個人の経験を通した主観的な説明に留まらない理解を、我々(占星術に携わる者)に迫っています。

(補足:2006年8月30日追加)
「虹」を例に出して文化的な認識の問題は説明しましたが、「虹」の話の重要性はもっと大きいのです。
天体が地上の出来事におよぼす影響は、<現代の認識の枠組み>で述べれば一例として下記のような構造が考えられます。
占星術の構造
階層作用範囲
文化的影響日常の現象行動・職業・収入
日常の意識文化・世界観
認知的現象環境の認識
物質的影響生物的現象神経伝達
化学的現象分子・イオン
物理的現象波動

この構造から考えると、この構造を規程した<現代の認識の枠組み>というのは作用範囲として文化や世界観に影響し、この世界観が認識の枠組みとして全体を規程しています。
つまり、この構造は非常に無理のある考え方なのですが、私の予想では多分、一般的な<現代の認識の枠組み>を基に人間の認識能力を考える限りどのような構造も、この矛盾から逃れることができません。(とゆ〜か、すでに。。。。とほほ状態ですが。)
これを掘り下げてゆくとキリが無いので、取り合えずこの枠組みで考えることにします。

(補足:2006年12月31日追加)
何かを説明するためには、現在の日本社会で一般的に通じる言葉や概念などを用いなくてはなりませんが、この段階ですでに「文化・世界観」の影響が生じてしまいます。
つまり<現代の認識の枠組み>を越えて思考することは大変に難しいことなのです。


天体の影響力は物質的な階層でも、文化的な階層でも波動・周期・調波的な形で表現できます。
天文学的には二重星である冥王星+カロンに、占星術で他の矮惑星とは異なる特別な影響力を認めることが可能であると考えるのも、それが波動を基にしているからです。
物理的な現象として波動には共鳴・同調・干渉などがありますが、それが人間における認知の働きとの関係によって占星術の体系を形作っています。
「虹」の話が重要なのは、この波動に関係しているからです。

(補足:2006年9月2日追加)
言うまでも無いことですが、言葉の上で惑星の定義にどのような変更が有っても、物質としての冥王星にはなんら影響がありません。
しかし物質的影響は同一でも、それを認識する文化的側面は時代や地域によって異なります。
未発見の天体は物質的に考えれば発見前から存在するわけですが、発見によって文化的な影響が生じるようになるわけです。
また、発見には物質的影響を個別に認識する人間社会の文化的な背景が整う必要があります。
言い換えれば、新たな天体の発見は、それを識別できる段階まで天文学や技術などが到達したということなのです。
前にも述べましたが、今回の惑星の定義変更も、惑星探査機によって冥王星の外側に冥王星より大きな天体が発見されたことが直接のきっかけになっています。

占星術は占星術の構造で示したように天体が地上に与える物質的影響のみを扱ってはいません
ホロスコープの見方と解読法の最初で述べたように、基本的にホロスコープの解読は、人間社会の出来事が(文化的影響を中心に)どのように変化するのかを考えます。ですから、どの天体をホロスコープの解読に採用するかを決める際に、天体発見を可能にした人間社会の文化的背景を無視することはできません。むしろそちらが重視されることが多いとも言えます。
(これは天体が何らかの作用機構により、地上に物質的影響を与えていることが前提ですが、物質的な作用機構については、今後、機会を見て「波動」を中心に述べたいと思います。)

(補足:2006年9月3日追加)
物理的な作用機構は生物的な認知機構を通して文化的影響(認識)を基に意味付けされます。つまり文化による認識の枠組みと生物的認知機構があるからこそ物理的作用を信号と雑音に分けることができるのです。
占星術というのは、あくまでこの構造にそって人間社会の出来事の変化を予測するための手段・技術であり、「ホロスコープの読み方」とは、この技術のマニュアルなのです。

(補足:2006年9月4日追加)
もう一度、問題点を整理してみましょう。
ホロスコープで扱う天体は天文学上の惑星の定義に従って決められているのか?
この答えは「いいえ」です。初心者の方は天文学上の惑星を使うと思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、どの天体を採用するかについては天王星の発見以来考え続けられてきたことで、占星術独自の基準で決められています。
ですからこの問題の一番大事な点は、ホロスコープ(占星術)で扱う天体(構成要素)がどんな基準で選ばれているのか?ということです。
これまでの長々とした説明を一言で言えば「(物質的影響を基にした)文化的影響を基準にしている」ということです。
<現代の認識の枠組み>では、階層構造を想定してこそ整合の取れた説明が可能なのです。一方だけでは惑星定義の問題は解決できませんし、占星術のシクミを理解したホロスコープの解読もできません。

(補足:2006年9月9日追加)
もう少し細かく考えれば、物質的には変化はありませんが、太陽系に対する認識や世界観の変化は起こると思います。
これは社会の変化として徐々に現われてきますので、今すぐ占星術での冥王星の扱いを変える必要はありません。
もちろん個々のホロスコープを解読する際は、これまでと同様に各天体の働き具合は個別に判断します。
これは前に述べた天体を使う癖がつくことに関する問題です。
文化的な認識が低下し冥王星を使う癖がつきにくくなれば、(一例:原子力の使用停止、原子力技術の消滅など)それを考慮してホロスコープ解読マニュアルの書き換え(例えば蠍のルーラの再考)があるかもしれません。
あるいは新天体の中から影響の大きいものにどこかの支配サインを考えるかもしれません。

(補足:2006年9月14日追加)
占星術の構造をもう一度見てください。それぞれの階層は相互に関係しています。
世界観などの文化は人間の神経回路に影響を与えます。また人生経験や地球・宇宙の物理的な環境も神経回路に影響を与えます。そして宇宙から地上に届く信号をノイズと切り分け、意味のある情報として受け取るのは神経回路の働きです。

(補足:2006年9月19日追加)
神経回路が信号として受け取ることができるようになることで意味が生じるのです。言い方を替えれば、人間に認識されるようになることで、占星術的な働きを持つようになるのです。

また神経回路で受け取ることのできる信号は、太陽光の反射だけとは限りません。それは宇宙線や地磁気の変化として現われているのかもしれません。
地球と宇宙の物理的環境については中緯度地帯で生活している場合、基本的には大きな違いは無いものとして扱っています。しかし高緯度地帯では色々なハウスシステムを使用する場合もあるように、地球・宇宙の物理環境が神経回路に及ぼす影響についても考慮する必要があると思われます。
実際に地磁気が擾乱している場合に生まれた人は刺激に対する神経の反応が大きいという説もあります。

(補足:2006年12月18日追加)
占星術では「天体を使う癖がつく」という表現が有りますが、これは(条件反射のような)神経回路の問題を示唆した言葉です。(占星学教科書第二編:石川源晃著:丸善)。


□■□21世紀の占星術の形

(補足:2007年11月17日-NEW)
天王星の発見、海王星の発見、冥王星の発見は何れも科学技術の成果であり、冥王星が海王星外の天体の仲間であることを見出したのも科学技術の成果です。これまでも、そしてこれからも時代に即した占星術として生まれ変わり続けていくのです。

(補足:2007年11月18日-NEW)
つまり占星術と科学は「現在では全く別の体系」では無く、共通の基盤の上に成立しているものです。少なくとも全てが古来の思想の上に成り立つ占星術でもない限り「科学とは別の体系」という主張は間違いなのです。
繰り返しますが、天王星発見以降にそれらの天体を採用した占星術(そして現代の科学によって作られた天文歴を採用する占星術)は、現代の科学と同じ土台の上に成立するものであり、占星術を科学的な思考に乗せることは極めて当然なことなのです。
ですから現代では社会的に通用する占星術に関する言説は科学的に筋の通る内容を持っていなくてはなりません。
皆さんが占星術に関する言説をどこかで目にした場合には、その著者がこのことをどれほど自覚しているか良く確認してください。

(補足:2007年11月20日-NEW)
このテーマは認識の枠組みと同様の問題を含んでいます。
何故なら、土台になる考え方を抜きにしては語ることが出来ない問題だからです。もう少し詳しく述べれば、天王星発見以降に見つかった天体を占星学の体系に組み込むことや、現代の天文歴を採用するということは、否応無く「天体の発見と計算を支えた科学技術の成果を認めることに他ならない」ということなのです。

(補足:2007年11月21日-NEW)
その上、現代人は生まれた時からずっと、「現代的な認識の枠組み」を周囲から与えられ続けています。
ですから実際には「全てが古来の思想の上に成り立つ占星術」が(現代文明から隔絶された文化を除いて)現代社会で成り立つことはあり得ません。
もし現代社会の中に占星術が存在するとすれば、それは「現代的な認識の枠組み」によって社会の一部として位置付け可能なものになります。

(補足:2007年11月22日-NEW)
筆者のこのサイトも現代社会に存在する限りは、上記のような「現代的な認識の枠組み」の上で存在を主張する必要があります。
ですから宇宙生物学として科学的なアプローチを取るのは、占星術の効果として「当たる」ということを社会に向かって主張するためには当然必要な手続きであるということになります。
筆者の知る範囲では、ほとんどの占いがエンターテイメント(遊び)として社会的に位置付けられていますが、それは、ここで述べた「現代的な認識の枠組み」で通用する「当たる」ということを主張するための手続きを取っていないので、止むを得ないことではあります。

(補足:2007年11月23日-NEW)
重ねて述べますが、これは「当たる」ということを主張するための社会的に通用する手続きの話です。
だれがどんな事柄を信じていても自由ですが、それを社会に通用する形にするためには、「現代的な認識の枠組み」の上で一定の約束にそった形式が必要とされるのです。
心理占星術などでは「将来を予測できる可能性がなく、過去現在についての解釈に限定する」、「当たるということを主張しない」立場の人もいるようですが、当たらなくても良い解釈ならどんな言説も可能です。
癒し・心理療法としての価値も将来について「良くなる」という何らかの予測の上で成り立つものです。何の役にも立たないならば、そこにはどんな価値があるのでしょうか?

(補足:2007年11月24日-NEW)
もちろん、ここで述べている疑問は、「現代的な認識の枠組み」の上で通用する説明が無いことに対してです。
これまでの話の流れからちょっと脱線した占星術的な言い方をすれば、「ホロスコープによる判断では学術的な専門分野について社会的に通用する説明が出来ないチャート」と言うことです。
占星術の構造で述べたように「現代的な認識の枠組み」は無条件に受け入れられるものではなく「完全なる真理」とは限りませんから、社会的に要請される意味として考えてください。
もしも「現代的な認識の枠組み」から自由になることができ、身体(細胞?)から直接情報を受け取ることが出来たら、どんなリアリティを持てるのでしょう。
果たして、その体験を社会的に通じる説明に置き換えることができるでしょうか?

アスペクト
2個の天体が特別な位置関係になっていること。

コンジャンクション
メジャー・アスペクトの一種。2個の天体が同じ位置にあること。天体の働きが良くも悪くも強くなる。

オポジション
メジャー・アスペクトの一種。180度離れていること。組み合う天体の働きが対立し、矛盾と困難を生む。

トライン
メジャー・アスペクトの一種。120度離れていること。組み合う天体の働きが安定し、結びつきが強くなる。

スクエア
メジャー・アスペクトの一種。90度離れていること。組み合う天体の働きが過剰になる。挑戦と困難をあらわす。

セキスタイル
メジャー・アスペクトの一種。60度離れていること。組み合う天体の働きが、安定と緩和を生む。好調。

インコンジャンクト
マイナー・アスペクトの一種。150度離れていること。天体の働きが、調整を必要とする状況を生む。

セスキコードレート
マイナー・アスペクトの一種。135度離れていること。天体の働きがやや困難を生む。改革的な働きをする。

クィンタイル
マイナー・アスペクトの一種。72度離れていること。天体の働きが協調的に働き、物事に方向性を与えます。

セミスクエア
マイナー・アスペクトの一種。45度離れていること。天体の働きがやや困難を生む。改革的な働きをする。

セミセキスタイル
マイナー・アスペクトの一種。30度離れていること。天体の働きが調和します。

ヨッド
アスペクトは、基本的には2個の天体間で作られますが、中には3個以上で作られる特殊なアスペクトがあります。このアスペクトもその中の一つで、3個の天体が60度、150度、150度の位置関係にある場合に成立します。天体の働きが、特殊な限られた場面で発揮されることを示します。

オーブ
アスペクトの誤差許容範囲。2個の天体が、アスペクトを作る正確な度数から離れていても、アスペクトが成立すると考えられる範囲。

アセンダント(ASC)
上昇点。第1ハウスの起点。ホロスコープでは左端に記されるている。出生図では人生のスタートライン。起点。天文学的には東の地平線と黄道との交点。

エムシー(MC)
天頂、中天。第10ハウスの起点。ホロスコープでは真上に記されている。出生図では社会的地位、到達点を示す。頂点。天文学的には南北と通る大円と黄道との交点。

実例分析へ