●1968年8月31日1時10分生まれのH.N.さんの場合●
ホロスコープの見方と解読法(IV)
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- ホロスコープ解読の実例 -
では、具体的にホロスコープを見ながら、その特徴を探してみましょう。もう一度、H.Nさんのホロスコープを見てください。H.N.さんは、1968年8月31日1時10分に大阪で生まれました。まず、内向的な性質を示すマイナス・サインに7個の天体があります。柔軟な性質を示すミュータブル・サインには、やはり7個の天体があります。地道な性質を示すアース・サインには6個の天体があります。分析的な性質を示すおとめのサインには6個の天体があります。
また、ホロスコープ上でもっとも重要な、ASC(アセンダント)−DSC(ディセンダント)および、MC(エムシー)−IC(アイシー)の近くに、知性を示す水星、調和を示す金星、独自性を示す天王星があります。さらに、自らの支配サインにあり、強調されている天体は水星です。以上の点から、おとめのサインにある水星が主要天体の候補になります。この水星は、金星、天王星、冥王星と近い位置にあり、ひとかたまりのグループを作っています。このグループは、海王星と60度(*)離れた位置関係(アスペクト)にあります。さらに、この60度(*)離れて作られたアスペクトに連なって、土星がヨッド(Y)と呼ばれる特殊な位置関係(アスペクト)にあります。
水星()−金星(
)−天王星(
)−冥王星(
)*海王星(
)
土星(
)の組み合わせについては、全てのアスペクトの意味を総合的に考えます。
この場合の考え方としては、個々のアスペクトを言葉として理解するのではなく、人間の資質として思い描いてください。
キーワード:水星/金星=物覚え、水星/天王星=発想、水星/冥王星=集中、水星/海王星=想像、水星/土星=緻密。このホロスコープは、独自性がありバランスの取れた知性を特徴とすることになります。H.N.さんは非常に頭脳的な方です。しかも、堅実で柔軟、分析力、想像力、集中力に優れています。それは特別な分野で職業として、綿密な形で発揮されます。
(補足:2007年3月30日追加)
他にも、太陽と月のほぼ90度(□)のアスペクトが表わす、実行の仕方と感じ方の葛藤などが、示されています。
既に述べたように、具体的な職業適性はどんな時代にどの国のどんな環境で成長したかを確認しない判断はできません。
実際のH.N.さんは現代日本の一般的な教育環境で成長した男性スポーツ選手ですので、それほど特殊な「天体の癖」は無いものとして考えると、スポーツの中では特に独自な発想が生かせる頭脳的な分野に向くと言えるでしょう。
さらにスポーツ選手に必要とされるストイックな資質は持っていますが、余りに保守的な環境では能力を生かしにくいと考えられます。
また一般的にスポーツで特に頭脳的なプレーが必要とされるものとしては、まず球技が上げられますが、その中でも作戦や駆け引きなどの必要なポジションが向いているでしょう。
ただ内面の葛藤の大きさにより、同じ境遇に長く留まることが難しいところがあるでしょう。
(補足:2007年4月22日追加)
この解読例の場合、H.N.さんの育った環境を想定する際に必要なことは、ホロスコープの解読技術ではなく「出来事を区切る」社会的な知識です。
また現在の日本の球技に頭脳的なプレーが要求されることも、職業問題に対する「出来事を区切る」社会的な知識として、占いに携わる人間が身につける必要のあることです。
さらに日本のスポーツ界での精神論や先輩後輩の上下関係や、成績次第な環境などについても理解すれば、H.N.さんが同じ境遇に長く留まることが難しいという見方が出てきますし、スポーツにストイックな資質が必要とされることも職業に対する「出来事を区切る」社会的な知識です。
(補足:2007年5月24日追加)
繰り返しますが、この「出来事を区切る」知識は、ホロスコープ解読の前にでも述べたように、占星術やホロスコープの知識ではなく社会的な知識です。解読テーマとして、この場合は職業を想定しましたが、職業とそれが成立する社会に対する知識がないと具体的な解読はできません。
また社会参加と収入も職業選択では重要なファクターです。特に初級の方が陥りやすい問題点の一つに、解読に当たってホロスコープの一部分に気を取られることが有りますが、この場合も学問分野的な能力だけで適職を考えることはできないのです。
ですから、適職にしても、例えば社会参加の面があるので業界の体質に対する相性も考慮する必要があり、ホロスコープ全体のバランスを考えた総合的な解読になるのです。
(補足:2007年8月22日追加)
筆者はH.N.さんが日本に於ける業界の体質に対して、自分の個性を生かすためにどのような苦労をされたかは詳しいことは知りませんが、例えば契約の際に条件をつけたそうです。
ホロスコープ全体のバランスから見れば、個性を活かせる条件が実際に受け入れられやすい現場環境であるほど能力を発揮しやすい、と判断できるわけです。
(補足:2007年8月24日追加)
この場合、契約の際に条件を付けるということは、ホロスコープ解読の前にの優先順位で述べた、H.N.さんが自分を取り巻く環境を個性が発揮しやすいように変えるため、働きかけているということです。
どのように働きかけたら良いか、またどの程度上手くいくかは、相手のあることなのでキーマンとの相性を考える必要があります。