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- ホロスコープの見方と解読法(V) -

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- - ホロスコープ解読の実例 - ハーフサム(1)

●1968年8月31日1時10分生まれのH.N.さんの場合●
 次に、具体的に出来事とホロスコープの関係を見て特徴を探してみましょう。H.Nさんは1996年9月17日と2001年4月4日にスポーツの歴史に残る偉業を成し遂げています。その日のホロスコープやその他のチャートにどのような表示が出ていたか考察してみます。
 出生図により強調された天体は水星()であることが読み取れましたが、この水星(>)は金星()、天王星()と一塊のグループを作っています。この部分がホロスコープ解読の鍵になります。
 出来事を解読する場合は、その時のトランジットと出生図の天体とのアスペクトを見るのが基本的な順序ですが、ここではちょっと順序を変えて、馴染みが少ないかもしれませんがハーフサムを先に見てみます。
まず1996年9月17日のハーフサムチャートです。

 ハーフサムでも、出生図で解読の鍵になった水星()−金星()−天王星()が加わった軸、中でも重要なのは、これら相互が形成する軸と、火星(スポーツ)、木星(偉業)との間に形成される軸に注目します。
 また前後の日時での業績との対照を考慮する意味から動きの遅い木星()以遠の天体は、トランジットのシングルコンタクトの場合は除外し、競技時間の長さ(2〜3時間)からトランジットのASC()、MC()を除外して考えることにします。
赤枠で囲まれた軸と天体は上記の条件に該当するものです。また青枠で囲まれた天体は当日の火星()までの天体です。
 表示の通り、水星()−金星()−天王星()の相互で形成する軸と火星()、木星()、天王星()に顕著な特徴が見て取れます。


(補足:2007年6月7日追加)
 H.N.さんの経歴を調べると、実際にコンディションの調整を自分自身の判断で自由にできる条件を求めて何度も環境を変えているようです。
(H.N.さんは米大リーグの野球チームで日本人選手が活躍するきっかけになった野茂英雄投手です。現時点では伝記を詳しく調べていないので、ここに記されている内容はホロスコープとマスコミからの情報を元にしています。)
 ハーフサムチャートの中で赤枠で囲まれた部分に注目してください。この部分は出生ハーフサム軸で、その中の青枠で囲まれた部分は歴史に残る偉業(ノーヒットノーラン)達成当日の現地時刻での一度以内のオーブでの火星tまでのコンタクト天体を示しています。
緑枠で囲まれた部分は、木星、天王星、冥王星、 薄緑背景 は、土星、海王星、
黄色背景 は1日1年法による太陽とソーラアーク法によるMCのプログレスです。


(補足:2007年6月9日追加)
 次に2001年4月4日のハーフサムチャートです。
 どちらもノーヒットノーラン(球史に残る偉業)を達成した時点のものです。ここから二つのチャートのプログレスとトランジットによるコンタクトの共通点を、ハーフサムに於いて重要視されるポイント(太pMpと太t、水t〜木t、天t冥t)9個と出生図の特徴と合わせて探してみましょう。
 度数の小さな順に示します。
M/A=木/土=金/A=水/A=火/海=天/A=1度目太()p=2度目金()t
土/冥=1度目木()t=2度目天()t=2度目太()p=月/火
火/木=太/海=1度目冥()t=2度目太()t
海/冥=月/木=1度目M()p=2度目木()t
月/M=月/金=月/水=月/天=1度目()天t=2度目冥()t
1度目火()t=月/Ω=月/A=1度目水()t=2度目火()t
木/A=1度目金()t=2度目水()t

 このようにオーブ1°でコンタクトを考慮するとプログレスとトランジットの重要ポイント9個中、8個までがどちらのチャートにも現われています。
(この条件では該当しなかった1度目の太t、2度目のMpも、それぞれのホロスコープでは非常に重要なアスペクトを形成する位置にあります。)

(補足:2007年6月10日追加)
 1度目のチャートで太tの位置は、出生図の分析で最も重要視された水Mにオーブ1°でピタリ重なっています。
 また2度目のMpは出生図の木星にオーブ1°で135°のアスペクトを形成しています。(これはマイナーアスペクトですが、彼のチャートでは現役のプロ野球選手としてこの時期以外でアスペクトが形成されることは有りません。占星学理論としての出生時刻は取り合えず正確なものと考えられます。)
 以上のことをまとめれば、2度の偉業達成時のハーフサムに於いては、1度目の太t、2度目のMpを除くポイントで分析を評価すべきことになります。
(最初に述べた通り、順序を変えてハーフサムを先に紹介したので、このような説明になりましたが、通常は先にサイン、ハウス、アスペクトを検討します。)
 つまりハーフサムで検討すべき8個のポイント全てが、何らかの特徴としてチャート上に現われているということです。
 筆者の調べた範囲ではハーフサムの効果が現われやすいチャートの条件があるので、このように全てのポイントに明確な表示が現われる例はそれほど多いわけではありませんが、この事例はハーフサムの有効性を良く示していると思います。

(補足:2007年8月25日追加)
 さらに付け加えれば、このホロスコープでは、冥王星Mですから、冥王星及び個人の生来の資質を示すASC、MCの形成するハーフサムの軸も重視します。