| み の作家 | |
| 著者 | |
| タイトル | コメント |
| 出版社・叢書 | |
| 備考 | |
| 武藤国光 | むとう・くにみつ 志ひとつで政治家をめざし、お江戸下町を後にして、新千葉ヶ崎市市長候補・坂上竜馬の第二秘書におさまった18歳。最終学歴・中学中退。特技・ソバ打ち(実家が蕎麦屋)とケンカ。性質・不死身。日本一気合いの入った、日本一おつむの足りない政治家秘書。 |
| 『クニミツの政(まつり) クニミツの納得いかねえ!』 |
★★★★ 政治という以前に社会のことが何もわかっていないクニミツが、自らが秘書をつとめる新千葉ヶ崎市市長候補・坂上竜馬や、その娘の明日香(女子高生)、選挙参謀・吾妻光明(伝説の選挙参謀の孫で高校生)から懇切丁寧に、いま日本の政治はこんなことになっているのだということを対談形式で教えてもらう本。合間あいまに毎朝新聞新千葉ヶ崎通信局の佐和真澄記者の捕捉コラムと、最後に坂上竜馬の戦後日本政治史の講演採録、監修者のインタビューを掲載。 ときたま「クニミツの政(まつり)」という漫画を読んでいないと何のことをいってるのかわからないところがあるのが惜しい。いや、まあこの本を買う人は全員読んでるんだろうと思いますが。ていうか、武藤国光ってこの漫画の登場人物な。わかってくれ。えーと、対象は中高生でしょう。週刊少年マガジンは、この漫画と時々それに付随しているこの本のような解説、さらに他の漫画まで含めて完全に反自民党(というか今の自民党政治を否定)で、こないだの選挙の時なんて民主党に投票しようキャンペーンをやっているようにしか見えなかった。反公明党でもあると思うのだが(この本でも政教分離は強く主張されている)、吾妻光明が「コーメイ」と呼ばれているのがちょっと謎。 あとクニミツがいちいち政治用語を聞き違えるのはいい加減ウザイ。 |
| 講談社(KCDX) | |
| 監修 安童夕馬・朝基まさし & 週刊少年マガジン編集部 構成 草野真一 デザイン 松本圭司 |
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| 『クニミツの政(まつり) クニミツの日本国憲法』 |
★★★★ 実にタメになるなあ。しかもフットワークが軽い。もう粗方書き終わっていたであろう時点で菅直人の辞任やイラク邦人誘拐事件が発生、ズババッと書き直しました。立派だ。けど、時事性を高くしたことでかえって寿命の短い本になってしまったかもしれない。皇太子妃の人格否定(天皇制の話題も載ってます)とか、ロンの訃報とかは間に合ってません。 内容は、例によってクニミツが聞き違えをしながら憲法とは何か坂本先生・明日香ちゃん・コーメイから教わったり(新登場、坂本先生第一秘書の猿渡一郎氏がキーワード解説と人名事典を担当)、坂本先生の憲法講座(主に歴史)、そして改憲論から話を広げてイラク戦争についてもクニミツは勉強する。さらに改憲についての政治家インタビュー(談話形式にまとめてあります)を掲載。元内閣総理大臣・中曽根康弘(ヤス)、公明党幹事長代行・太田昭宏、民主党政調会長・仙谷由人のお三方。中曽根は、アメリカがつくったものだから、という論を進めるが、この人は当時、日本語は廃止して英語を公用語にしようと云った人だ。公明党は改憲というより加憲という方法で条文を追加すると云い、それだと「憲法修正第○条」とかいう云い方になってカッコイイなと思った(けど、私は公明党は憲法の話をできる立場じゃないと思っている)。民主党は具体的には何も考えてない様子(というか党内でまとまってないので何も言えないのであろう)。巻末には日本国憲法全文が掲載されている。 |
| 講談社(KCDX) | |
| 監修 安童夕馬・朝基まさし & 週刊少年マガジン編集部 構成 草野真一 デザイン 松本圭司 |
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| 村上哲也 | むらかみ・てつや 魔法とか出てこないただの野球小説をファンタジーノベル大賞に応募して、しかも佳作をもらうという離れ業をとげた男。いやタイトルには「マジック」ってついてるけど。 |
| 『ラスト・マジック』 | ★★★★ |
| 新潮文庫 | |
| 村上春樹 | むらかみ・はるき マラソンする作家。元ジャズバー?かなんかのマスター。最近読んでないから知らないと思うけど、ファンだったのよ、私は。もちろん『ノルウェイの森』より前からですよ。『羊をめぐる冒険』(違う気がしてきた…)が文庫になる前だ。 |
| 『アンダーグラウンド』 | ★★★★ 地下鉄サリン事件の被害者証言集。 一番印象に残ったのは人それぞれなんだなーということ。オウムに対する感じ方もそうだけど、それより症状とかがね。サリンのすぐそばにいたのに軽傷だったり、ちょっと通りかかっただけなのに今も後遺症があったり。呑気な感想ですまん。分厚いけどすごく読みやすいです。 |
| 講談社 | |
| 『海辺のカフカ (上・下)』 | ★★★★ なんか珍しい紙を使ってるみたいなんだよね。活字も綺麗。 今までは村上春樹の小説で摩訶不思議なことが起こっても、それは特に超自然的な気はしなかったのですが、今回はどういうわけか、戦争中、遥か高空に光る物を見た子供たちがバタバタ倒れるというのを読んで、SFかと思っちゃった私。しかし見れ! 本文中にもこういう台詞があるのだ。 「でもね、田村カフカくん、君が言っていることはあくまで仮説に過ぎない。それもかなり大胆でシュールレアリスティックな仮説だ。まるでサイエンス・フィクション小説の筋書きみたいに聞こえる」 私が村上の意図した通りに正しく読めているという証左であろう。 戦時中、急に子供たちがバタバタ倒れる謎の事件が発生。原因不明のまま、みんな普通に回復したが、ただ一人、都会から疎開してきていたナカタくんはあとあとまで目覚めなかった。 東京都中野区野方の家から家出した世界一タフな15歳を目指す田村カフカ少年が四国は高松の私立図書館にたどり着いた頃、野方では猫とお話できるナカタ老人がジョニー・ウォーカーさんを殺して旅に出た。ナカタさんは子供の頃に事故に会って頭がカラッポになってしまい、読み書きができない。そんなわけで電車にも乗れない彼はヒッチハイクで西を目指す。カフカ少年は子供の頃に自分を捨てた母と妹のことが気になっていた。なにしろ父から「お前は父を殺し、母と妹を犯すであろう」とギリシア悲劇チックな予言をされていたからだ。 という、少年と老人の旅を入れ替わり立ち替わり描くロード・ノベル。といっても少年はすぐに図書館にいついちゃうので、あれだよ、心の旅な。 最終的には「新世紀エヴァンゲリオン」と「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を合わせたような話だった(そうでしょうか)。ラスト近くに、全然違うけど「兵隊やくざ」コンビが登場。 |
| 講談社 | |
| 室井滋 | むろい・しげる 自主映画の女王。 「OUT」 「金融破滅ニッポン 桃源郷の人々」 「のど自慢」 「ビッグ・ショー! ハワイに唄えば」 「ヒロイン!」 |
| 『まんぷく劇場』 | |
| 文藝春秋 | |
| め の作家 | |