| ぬ の作家 | |
| 著者 | |
| タイトル | コメント |
| 出版社・叢書 | |
| 備考 | |
| ロバート・ネイサン | Robert Nathan 1894年ニューヨーク生まれ。アメリカとスイスで教育を受ける。ハーバード大学中退。一時期ニューヨーク大学新聞学部で講師をしたりしながら、小説・詩・戯曲・児童文学などの分野に数多くの作品を発表。毎年ケープ・コッド半島で夏を過ごす習慣がある。 |
| 『ジェニーの肖像』 | ★★★★ Portrait of Jennie 先日、子供用文庫のコーナーを見回していてビックリしたので購入。これ子供向けじゃないから。まあ偕成社文庫というのは「子どもとおとなのための」ものらしいのでいいか(でもレジで「御自宅用ですか」と聞かれた。あれは一緒に買った『少年レボリューション ダディ・グース特集号』のせいかな?)。ハヤカワ文庫版は絶版の模様(ネイサンの本全滅。つってもハヤカワは3冊だけか)。私のは例によって実家にある。 ニューヨーク。売れない画家のイーベンは秋の黄昏時に、古風な雰囲気の少女ジェニーと出会う。はっきり書かれていないがとりあえず6歳見当ということにしておこう。後日、画廊にスケッチを見せると、とにかく風景画なんていらねえんだといわれるが、中にジェニーのスケッチが入っており、これが売れた。今後も肖像画を描きたまえといわれる。 冬、イーベンはスケートリンクで再びジェニーと出会う。ニューヨークの冬といえばスケートです。彼女は、なんだか前よりちょっと大きく見えた。8歳くらいということにする。そのスケッチも画商は大喜び。しかしどうもジェニーの話には妙なところがあり、なんだか昔の人みたいなのだった。イーベンは彼女と出会ってから運が上向いてきて、行きつけの食堂の壁に絵を描かせてもらえることになったりした(お代は食事無料)。 次にモデルとしてイーベンの部屋を訪れたジェニーは、おお、順番が分からなくなってきた。とにかく学校の制服(セーラー服!)でやってきたり、両親が亡くなって喪服だったり、キャピキャピギャルになっていたり、急速に成長している、いや、イーベンに追いつこうとしているのだった。 その成長していくあらゆる年代のジェニーをモデルに描いた一枚の絵には、失われつつある女性の永遠性が閉じ込められていた。 子供向けなのでちょっと平仮名多すぎで(なのに古い訳だし)読みにくいとこがあるのが残念。 昨今の、何かといえば「○○タン、ハァハァ」(既に「萌え萌え〜」の時代は終わったらしい)というロリコンの人たちにはこれ読んで反省してもらいたい。 映画もあるけど、見てませんし、これからも見るつもりありません(以前に録画したことはあるが)。 萩尾望都の漫画にパクリ作品あり(原作付きだから原作者がパクッたのね)。 |
| 偕成社文庫 | |
| 訳 山室静 | |
| の の作家 | |