70〜71ダイニチ映配特集
ダイニチを知っていますか?

2002年 8月10日 (土) 〜  9月20日 (金)
LATE SHOW  日曜除く、連日夜9時から
銀座シネパトス

チラシより。
ダイニチという言葉を聞いて、すぐ分かる人は40代半ば以上の方でしょう。
高度成長期の中で数少ない斜陽産業であった映画界、当時の日本映画は製作・配給・興行を1社で行うのは当たり前でした。その中で興行部門が弱かった大映と日活(現在の経営陣とはまったく別個)が、行き詰まり製作本数を減らし2社の作品を共同配給する会社として、ダイニチ映配を設立し70年5月からスタートしたのです。観客の映画館離れは食い止めることができず、翌71年8月で日活が製作を中止。ロマンポルノに路線転換し、大映は11月で事実上の倒産をしました。(今の大映ではありません)
ダイニチ映配はわずか1年半の活動でしたが、その中からは、「野良猫ロック」に代表される一連の藤田敏八作品や、女優関根(高橋)恵子のデビューなどがあり、いまからすると、非常に面白くまた実験的な作品が数多くあります。
今回は、ダイニチ映配最初の配給作品から、大映・日活それぞれの最後の作品までを上映いたします。
中にはほとんど上映機会のない作品もあります。ダイニチ特集上映ということも踏まえお客様に提供させていただきます。今回を逃すと、いつ観られるか分からないお宝作品もあります。
また当日は今回の上映作品に限らず、ダイニチ配給作品の予告編も連日上映いたします。何が出るかはお楽しみにしてください。(1日2〜3本)

これ、前から配ってたので、「大映 → 角川」とか「松坂慶子写真集」とかの時事問題(?)とは関係ない企画です。


日程 タイトル
監督
キャスト 製作
公開
やってた予告編
8/10 土

8/13 火
盛り場流し唄 新宿の女」
武田一成
山本陽子 北林早苗
藤竜也 藤圭子
日活
1970/05
「夜のいそぎんちゃく」
野良猫ロック セックス・ハンター」
スパルタ教育 くたばれ親父」
8/14 水

8/16 金
スパルタ教育 くたばれ親父」
舛田利雄
石原裕次郎 若尾文子
渡哲也 青木義朗
日活
1970/08
 
8/17 土

8/20 火
大幹部 ケリをつけろ」
小澤啓一
渡哲也 范文雀
大原麗子 地井武男
日活
1970/09
喧嘩屋一代 どでかい奴」
ネオン警察 ジャックの刺青」
野良猫ロック マシン・アニマル」
8/21 水

8/23 金
「おんな牢秘図」
国原俊明
田村正和 北島マヤ
桜井浩子 花柳幻舟
大映
1970/10
野良猫ロック ワイルドジャンボ」
「おさな妻」
可愛い悪魔 でんきくらげ」
<大映レコード>PRフィルム
 勝新太郎、渥美マリ、江波杏子、藤巻潤 他
8/24 土

8/27 火
「おさな妻」
臼坂礼次郎
関根恵子 新克利
渡辺美佐子 坪内ミキ子
大映
1970/11
「女子学園 悪い遊び」
「しびれくらげ」
「海兵四号生徒」
8/28 水

8/30 金
「皆殺しのスキャット」
森一生
松方弘樹 峰岸隆之介
成田三樹夫 南美川洋子
大映
1970/12
 
8/31 土

9/ 3 火
新女賭博師 壺ぐれ肌」
三隅研次
江波杏子 安田道代
渡辺文雄 川崎あかね
大映
1971/02
「戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河
「ガメラ 対 深海怪獣ジグラ」
9/ 4 水

9/ 6 金
「関東幹部会」
沢田幸弘
渡哲也 原田芳雄
長門勇 丘みつ子
日活
1971/04
 
9/ 7 土

9/10 火
「流血の抗争」
長谷部安春
宍戸錠 梶芽衣子
佐藤允 藤竜也
日活
1971/06
「夜のいそぎんちゃく」
野良猫ロック マシン・アニマル」
9/11 水

9/13 金
「不良少女 魔子」
蔵原惟二
夏純子 宍戸錠
岡崎二朗 藤竜也
日活
1971/08
「夜の診察室」
「女子学園 ヤバい卒業」
9/14 土

9/17 火
「夜の診察室」
帯盛迪彦
松坂慶子 峰岸隆之介
高橋昌也 真山知子
大映
1971/09
喧嘩屋一代 どでかい奴」
「女子学園 悪い遊び」
9/18 水

9/20 金
「蜘蛛の湯女」
太田昭和
川崎あかね 横山リエ
相川圭子 地井武男
大映
1971/11
「しびれくらげ」
野良猫ロック ワイルドジャンボ」
予告編はひょっとすると日替わりかも知れず、とりあえずやってたものを書いた。

今回は見逃した「スパルタ教育 くたばれ親父」は、予告を見るとどうも見たことがあるみたいだ。
「おんな牢秘図」。おお、いつもの2倍は入ってる。しかも今入ってきたのは、映画評論家・塩田時敏ではないか。銀パトで出会うのは相米特集につづき、二度目だ。帰りしな知り合いのやはり業界人らしき人と話している。「一週間ぶりに見た映画がこんなので」。自分で金払って旧作(しかも「こんなの」)を見るってのは、勉強家なのか物好きなのか。
「女子学園 悪い遊び」予告、おお、先日見た「おとなの遊び」よりもスケバンチックで、こっちの方が断然面白そうではないか。どうも岡崎二朗がハンパな出方をすると思ったらシリーズレギュラーだったのね。「しびれくらげ」予告はもう飽きました(去年自由が丘でさんざん見せられた)。
ダイニチって「DN」というマークなんですけど、昔の映画を見出す前から知ってるような気がしていた理由がわかりましたねえ。そうか「ガメラ」シリーズもこの枠だったのね。
後半の「流血の抗争」ではもう見た予告編だったのでガッカリ。
「女子学園 ヤバい卒業」予告、やっぱり「おとなの遊び」より面白そうだ。
日活が「不良少女 魔子」で製作中止、後お蔵入り作品を1本持ち出したところで脱退したため、「夜の診察室」からは大映の単独配給である。
大映の倒産は「蜘蛛の湯女」公開翌月のことであった。