<ファイナル・デスティネーション>シリーズ

★は1個から5個の間でテキトーにつけてあります。
最新更新日:2003年06月17日
<外国映画−ふ 前編>
タイトル コメント
スタッフ キャスト
「ファイナル・デスティネーション」
FINAL DESTINATION (アメリカ)
★★★★
<QFRONT 東京国際ファンタスティック映画祭 2000 参加作品>
修学旅行でパリに行くのだ。しかしデヴォン君は嫌な予感がするのだった。なんか飛行機の具合がよくないような……。と思ったら大当たり! 離陸した途端に大爆発! 吹っ飛ぶ俺! ハッと我に返ればまだ離陸前、夢かと思うが離陸に向けてさっき見たのとまったく同じ状況が現前していくではないか。パニックに襲われたデヴォン君大騒ぎ。「この飛行機爆発するし!」……飛行機から追い出される。騒動の巻き添えで追い出されたクラスメートや先生に怒られる。不安になり自主的に降りた人もいたが、とにかく残された7人は後の便で追いかけることにして、みんなの飛行機を見送る……が、離陸、即爆発! 全員死亡。デヴォン君は予知能力者としてあがめられる、というようなことはなく、FBIには疑われるし、生き残りや遺族には死神のように忌み嫌われるのであった。だが、実際の死神は別にいた。その名は運命。タイトルは「デスティネーション(目的地)」と「デスティニー」をかけているわけだな。とにかく飛行機に搭乗予定だった人は全員あそこで死ななければならなかったらしい。なので、生き残りの人々も次々と死んでいく、街で、家の中で。いずれも事故死。はたしてデヴォン君らは運命の裏をかいて生き延びることができるのか!
明確な殺人鬼が出て来ずにみんな事故死しちゃうってのはなかなかイケるアイデアである。街でも家でも、とにかくどこにでも危険が転がっているのだ。深夜の電話には出ないとか、森の中や二階へ逃げないとか、シャワーを浴びないとか、セックスしないとか、そんなことでは防げない。
というわけでこれを見た後は、町ではカラスの群れにフンを落とされ、ビルに入れば火事だのテロリストに占拠されたり、バスにはスピード仕掛けの爆弾がしかけられてるし、ダンプには追いかけられるし、空からは巨大なUFOが攻めてくるわ、海には鮫が出るし、船に乗れば大波だ氷山だ台風だ、一生ピアノ弾いたまま降りられないかもしれないし、宇宙からは隕石とその影響で津波が、宇宙へ出ればコンピュータが反乱を起こすし、家ではテレビから髪の長い女が這い出てくるし、CDには「せんぱ〜い」と死人の声が入っているし、という疑心暗鬼というかビクビク状態になること請け合いだ(嘘)。……わけがわかりませんが、とにかく日常にはあらゆるところに危険が潜んでいるのです。そういう意味では一般の人には一応非日常であろう映画館よりも、日常であるテレビ画面で見た方がいいのかもなあ。
外へ出ると「見るんじゃなかった、あたし明日飛行機乗るのよねえ」というお姉さんがいてちょっと愉快だったが(いかんいかん)、一夜明けてみれば台湾で飛行機事故が発生していたのであった(本当)。
ちなみにこの年、アジア物でまとめた映画祭でこのようなハリウッド作品が混じっているのは異質ではないかと思われる方もいらっしゃると思うが、テレビ版「X−ファイル」でお馴染みらしいこの監督は、生まれが香港なので〜す。そういうオチ。
舞台挨拶というか前振りに登場した宣伝担当者(元ギャガの人)は、パリ行きが中止になったので試写を見ることにしたらこれだった、などと眉唾なことをいうのだが、この人はやる気まんまんで、風俗業と合体して「死ぬ前にやることやっとけキャンペーン」を行うらしい。世界初の試みだそうだ。映画では別にやることやっとくシーンはありません。
監督 ジェームズ・ウォン
脚本 グレン・モーガン
    ジェームズ・ウォン
    ジェフリー・レディック
原案 ジェフリー・レディック
撮影 ロバート・マクラクラン
プロダクションデザイン
    ジョン・ウィレット
衣装デザイン
    ジョリ・ウッドマン
特殊メイク
    ライアン・ニコルソン
特殊効果
    アリエル・ヴェラスコ=ショー
    レイ・マッキンタイア Jr.
音楽 シャーリー・ウォーカー
デヴォン・サワ
アリ・ラーター
ショーン・ウィリアム・スコット
カー・スミス
チャド・E・ドネーラ
アマンダ・デットマー
トニー・トッド
クリスティン・クローク
ダニエル・ローバック
ロジャー・グエンヴュア・スミス
ブレンダン・フェウア
フォーブス・アンガス
リサ・マリー・カラク
クリスティーン・チャテライン
バーバラ・タイソン
ロバート・ウイスデン
P・リン・ジョンソン
ラリー・ギルマン
「デッドコースター」
FINAL DESTINATION 2 (アメリカ)
★★★★
「アメリカン・パイ」シリーズ同様、続編というのを隠されて公開。チラシ等で「ファイナル・デスティネーション」のアリ・ラーターと書かれているのが苦笑を誘う。今年2003年の夏は、「マトリックス」「チャーリーズ・エンジェル」「ターミネーター」等、続編物がいっぱいなのだが、中でも私が一番期待していたのは実はコレである。何といっても予告編で燃える(客の受けもいい。本編を見るとやっぱり見せすぎかなとは思うが)。そんなわけで前作のように、一足お先に試写会で見てまいりました。
前作の飛行機事故からちょうど1年後の同じ日、髪型変えたら結構いいかもしれない(予告で見るより美人)クックは友人らとドライブ旅行に出発した。最近テレビの話題は例の飛行機事故とそれに続く生存者の謎の死で持ちきりだった。ハイウェイで暴走トラックから丸太が落ちたことから玉突きだ爆発だの迫力ある大惨事発生(バイクなんかは「マッドマックス」の噂のシーンを再現)クックの運転する車も巻き込まれて燃えるトラックに突っ込まれる……、という夢を見た。その事故に至るまでの状況が夢で見た通りに再現されていき、クックはハイウェイに出る道をふさいで停車。後ろでクラクションを鳴らすのは、大惨事に巻き込まれるのを夢で見た車でありドライバーたちばかりだ。ランデス警官がパトカーを降りて事情を聞きに来る。半分パニック状態で事故のことを訴えるクック。意外と真剣に聞いてくれるランデス(彼は前回の生存者とちょっと関係があり、並々ならぬ興味を抱いていた)。そこへ丸太を積んだトラックがやってくる。「あれのせいで事故が」。いったそばからズガーン。目の前で起こる大惨事を呆然と見守るドライバーたち。私が、クックの友人たちはどうにも華がないので邪魔だなと思ったら、死神はあっという間に処理してくれました。
クックの話をくだらないと相手にしない生存者たちだったが、来るかと思えば肩すかし、の繰り返しで緊張をうまく持続させた演出の末にR−15の面目躍如な感じで一人目死亡。ギャッとなりながらも(緊張がとけて)ホッとして笑ったりどよめく観客のビビッドな反応にスタッフ(や配給元)でない私も感激して涙が出そうになりました。強力なシリーズ大作を相手にしても口コミでヒットしそうな手応え。クックはランデス警官から前の事件の生存者が一人だけ生き残っていることを教えられる。アリ・ラーター。彼女は精神病院に入院していた。といっても、精神に異常をきたしたわけではなくて、彼女が見つけたもっとも安全な場所が部屋中をマットで覆われた精神病院の隔離病棟だったのだ(なので退院は自由)。クックの協力要請に「とにかく(日常の危険に)気をつけるしかないわ」とニヒルに拒否する彼女だが、まあ結局は協力することになるわけです。次の犠牲者も出て、生存者たちは集まって会議をする。アリはクックを前作に登場した火葬場のキャンディマン(トッド)の元へ連れていく。「新たな生命が誕生すれば生死のバランスが変わり(ハイウェイ事故発生時点で作成されていた)死者確定リストは無効になる」。現場に妊婦がいたのを思い出したクックは、彼女とその子供を絶対に守らねばならないと東奔西走する。ところで、実は生存者たちは全員がなんらかの形で前回の生存者たちと接触していた……。
という具合に完全な続編なのです(前の見てない人って、アリはともかくキャンディマンとかどう思ったんだろう)。おそらく「続編」としてストーリーを書いた後に「シリーズ」のフォーマットとして冒頭の事故とかを付け加えたのだと思う。後で考えるとストーリー的には冒頭の事故は微妙な立場にある(事故の後でも登場人物が平気で車に乗ってるのもアレだし)。でも、あれと最初の犠牲者が最大の見せ場かもしれないな。
終映後の声を拾ってみた。「ヤバイよこれ、ほんとヤバイ」 うんうん。「帰りエレベータ乗るんだよね?」「階段にしよっか」 そうかそうか(エレベータ出てくるから)。「これ第二弾ができたらさー」 よしよし……? だから! これが第二弾なんだってば!
監督 デヴィッド・R・エリス
脚本 J・マッキー・グラバー
    エリック・ブレス
ストーリー
    J・マッキー・グラバー
    エリック・ブレス
    ジェフリー・レディック
キャラクター原案
    ジェフリー・レディック
撮影 ゲイリー・カポ
プロダクションデザイン
    マイケル・ボルトン
美術 ジェムズ・スチュアート
衣装デザイン
    ジョリ・ウッドマン
特殊効果
    ジョー・バウワー
    アレックス・バーデット
音楽 シャーリー・ウォーカー
A・J・クック
マイケル・ランデス
アリ・ラーター
トニー・トッド
ジョナサン・チェリー
アーロン・ダグラス
リンダ・ボイド
テレンス・カーソン
ジェームズ・N・カーク
デヴィッド・ペトコー
キーガン・コナー・トレイシー
エニ=ライ・アダムス
<外国映画−ふ 前編>