| <日本映画−は 前編> | ||
| タイトル | コメント | |
| スタッフ | キャスト | |
| 「発狂する唇」 | ★★★ オカルトで歌ありセックスありギャグありアクションありのわかりやすいカルト志願映画。はっきりいえば狙いすぎである。私が好きなのは電話を霊的逆探知するあたりとミュージカルシーン。 これを見れば「リング」で笑ってしまった私の見方が決してヒネたものではなく、正しく脚本家の本質を見抜いていただけなのだということがわかるであろう。 客の反応の関係もあるのだろうけど、セックスシーンになるとテンションが下がる、というか失速する。他にも大杉漣のシーンに芸術くささを感じて(なんかATGとか寺山修司みたいな)少々鼻白む。 栗林知美と阿部寛のコンビはなかなかいい。 私は熊欣欣のアクションを見に行ったのだが、夜明けの設定でフィルターかけてるせいでハッキリクッキリ見えないのが不満である。メイキング・スチールでは明らかに真っ昼間に撮っているので大変もったいないことである。 |
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| 監督 佐々木浩久 脚本 高橋洋 製作 一瀬隆重 撮影 喜久村徳章 アクション監督 熊欣欣(ション・シンシン) 特殊メイク 和田卓也 音楽 ゲイリー芦屋 |
三輪ひとみ 夏川ひじり 吉行由実 由良宜子 栗林知美 下元史朗 鈴木一真 阿部寛 大杉漣 諏訪太朗 鈴木一巧 並樹史朗 |
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| 「血を吸う宇宙」 | ★★★★ 「発狂」シリーズ第二弾。本人たちがシリーズといっているのだから仕方ない。前作はつい「発狂する宇宙」といいがちだったが、今回は「血を吸う」につづけて「人形」とか「眼」とか「薔薇」とかいってしまう。 今やイベントつきにでもしないと劇場公開もおぼつかないと監督みずからいうように、「8耐イベントマラソン」と称して公開から8日間はイベントをやっている。私が行った日は佐々木(監督)・高橋(脚本)・一瀬(製作)のトークショーだったが、どうやら佐々木と高橋は出ずっぱりらしい。一瀬は、この劇場・テアトル新宿では昼間の「修羅雪姫」とレイトのこれと2本独占中である。話の内容は、監督が製作中にご近所である世田谷一家惨殺事件にニアミスした話(怪しいので刑事につきまとわれる)とか次回作どうしようとか特に実りのない話。でも、時代劇でカツラの筋を誰も気にしないように、ちょっと変な部分をある種の決まり事で済ませる映画の構想というのは面白かった。例えば、電柱とか映っても「ない」ってことにすれば時代劇はなんぼでもロケできるとか。ついでに書くと一週前に見た「修羅雪姫」のときは気づかなかったが、椅子が変わってますね。そう気づいたら天井も変わってる気がしてきたし、そういえば最近、映画後半にさしかかっても臭くならないな(ここは、おそらく上階にある「かに道楽」の排気が流れ込んで来て変な匂いがしていた。同じく上に「かに道楽」があるシネマ・カリテと同じ匂いだ)。あとこの日「修羅雪姫」の最終回をタイガーマスクが見ていた(レイトに並んでたら出てきた)。赤いマントが綺麗だった。 死刑寸前の主婦・中村。ふと我に返り尼僧に懺悔する。その内容とは。 タクシー(荒川運転手)で警視庁に飛び込む中村。娘が誘拐されたんです。盗聴のおそれがあるので直接来たのだ。中村宅。犯人からの電話に備えて準備中の下元刑事ら。夫のサダヲが帰ってくる。うちには娘なんかいませんよ。中村の見せた写真の娘は人形。警察が帰ろうとするところへ謎の女霊媒師(由良)。間もなく犯人から電話がかかってきます。霊的逆探知。霊媒師は使い魔・首なし女子高生を召喚。その案内で中村がたどりついたのは西乙女町の一軒家。前を通りかかる新聞屋・黒沢清。あの家には関わらない方がいい。中村は道端に立って一晩監視する。通りかかる自由民王党・亀山パンチ(上田)の選挙カー。中村はウグイス嬢になりすまし、件の家へ。応対するのは吉行。殴り倒すと娘を捜す。痕跡はあるものの娘の姿はない。猛烈な尿意を催した。トイレを探す。ない。この家にはトイレも風呂も台所すらない。人間が住むには必需な機能がないこの家に住んでいるのは……。外で用を済ませた中村。選挙カー内で亀山に犯される。処女だった。実は亀山は宇宙の嫌われ者で、地球を必ず支配する〜というのを歌で説明。失神。気づくと自宅で犯人の電話を待つ時点に戻っていた。電話からの指示。図書館でインディアンの歴史を調べろ。インディアンはウェスト・バージニア州で云々。そこはUFO多発地帯。外へ出るとつわり。黒い車から降りてきたMIB・中田。圧倒的なパワー。呆然とする中村はFBIのアベちゃんに助けられる。アベちゃんは昔の恋にまつわる悲しい顛末と謎を話してくれる。70年代のアベちゃんの恋人の三輪は宇宙人だったのだ。諏訪登場。FBIのルーシー(栗林)の逆行催眠で中村はすべてを思い出す……? 前作からエロを抜いてギャグとスピーディーさを増し、悲哀を加えた。この中村が漂わせる哀愁が「おかえり」みたいでかなりよかった。妄想を広げる人(いや真実かもしれないけどさ)に同調してしまって大丈夫か、俺。 前作より薄いっちゃ薄いのだが、マニアねらいのあざとさが抜け、エンターテインメントとして門戸を広げたのは正解だと思う。 |
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| 監督 佐々木浩久 脚本 高橋洋 製作 一瀬隆重 撮影 喜久村徳章 アクション監督 薜春[火韋] (シッ・チョンワイ) 音楽 ゲイリー芦屋 |
中村愛美 阿部寛 上田耕一 吉行由美 下元史朗 阿部サダヲ 三輪ひとみ 栗林知美 由良宜子 諏訪太朗 黒沢清 中田秀夫 荒川良々 増田未亜 並樹史朗 |
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