<シベリア超特急>シリーズ

ヨーロッパでヒトラーやスターリンと会談した山下奉文陸軍大将閣下(水野晴郎)は、戦争反対の思いを胸にシベリア超特急で日本(満州)を目指すが、その道々で殺人事件に出会し、これを解決する。

関連ページ 「新春”シベ超”祭り」

★は1個から5個の間でテキトーにつけてあります。
最新更新日:2003年01月06日
<日本映画−し 前編>
タイトル コメント
スタッフ キャスト
「シベリア超特急 ディレクターズカット・アメリカ版 ★★★
「この映画はエンディングの後に2回あることが起こりますが、お友達には絶対に話さないでください。」
戦前、ヨーロッパでヒットラーやスターリンと会談した山下奉文陸軍大将閣下(水野)は部下の佐伯大尉(西田)やどっかの大使館の一等書記官・菊地(アナザーアギト=木野さん)とともにシベリア超特急で帰国の途に着いた。さんざんいわれているのだが、車両はまったく動かず、夜なので窓の外も真っ暗という手抜きである。が、霞がフワーッと通ったりしているし、ラストの「あること」的には別にいいのじゃないかと思う。
車掌は占野で、個室になっている車内はそれぞれに怪しい人々が乗っている。かたせはウイグル人とかいう設定。乗客が襲われたりして謎の失踪を遂げる。これを山下閣下はズバッと解決し、かたせは舞う。そしてエンディングの後あることが起こり、オイオイと思ったら、さらにあることが起こってしまうのだった。
テーマは、「戦争は(いろいろな悲劇を生むので)やってはいけない」だ。ちゃんと山下閣下がカメラ目線でそのようにおっしゃってくださるので大変わかりやすい。
メタメタな推理小説も読んでいるので、話がテキトーなのもあまり気にならないし、そもそも素人が自作自演しているので、ということが頭にあるせいか、結構普通に見てしまった。が、通常であればこの星はつかず、これは推理のクライマックスの爆発力と、やはり、あること2回を生真面目にやっている姿勢にオマケしたものである。
『スティームタイガーの死走 大列車殺人のラストのどんでんについて、必然性がないなと思ったが、それはこの映画へのオマージュだったかもしれない。巻末の参考資料にこの映画が載ってるし(途中にも映画で見た山下大将の話が出てくる)。
監督・原作・脚色・
主題歌作詞
    水野晴郎
撮影監督
    安藤庄平
美術 徳田博
衣装デザイン
    コシノ・ジュンコ
英語ダイヤローグ
    戸田奈津子
主題歌
    藤吉じゅん
水野晴郎
かたせ梨乃
菊池孝典
西田和昭
アガタ・モレシャン
シェリー・スェニー
占野しげる
エリック・スコット
フランク・オコーナー
フィリップ・シルヴァースタイン

(ナレーター)
 油井昌由樹
「シベリア超特急2」 ★★★
「この映画は3回の謎解きの後、真相が判明します。」
現代、作家の安井昌二が回想する。
満州の高級ホテル。シベリア超特急が何か忘れたけどとにかく立ち往生したので乗客が全員このホテルに一泊することになった。続々と集まってくる上流階級の人々を待ち受ける新聞記者が解説する。ここは日本映画史上最長の11分の長回しで、カメラは入り口から入ってきて記者と会話しフロントで受け付けを済まし階段を昇っていく客たちをただ右から左へ追っているのの繰り返しなのだが、これが意外やうまく行っているのである。カルト映画たるべきもの、ここは一発ヘマやって笑わせるべきなのじゃないか。しかし前作で見たように水野閣下はいたって真面目な人なのでそんなことはしない。そんなことしないのはいいが、ここだけ読んでわかる通り、シベリア超特急が出てこないってのはどうなんだろう。
客の中には当然のように山下閣下(水野)がいて、しかし佐伯大尉は竹田君に変わっている。西田は借金問題でお休みとのことである。安井はこのホテルのボーイ(尾上)であった。
熟女だらけの中、態度の悪い武器商人の長門は中国人の娘・須藤を奴隷として買ってきたのであった。長門は、はっきりいって水野閣下の次に下手くそである。ところで福助は男役で熟女ではありません。そして夜中、長門が殺される。
またまた名探偵・山下閣下の活躍。そしてピンチ。「閣下、死んでください」、自らのこめかみに銃を押しあてる閣下。
まともなのである。閣下の演技はそもそも治外法権だし、おばさん女優がここぞとばかり張り切るのは常のことなので、さほど引っかかるところがない。引っかかろうと思えば引っかかれるけど、無理に引っかかることもないと思うんですよ(まあ笑えるところが散見されるのは認めるが)。謎解きとか、専門の新本格推理小説だってこんなもんだもんなあ。
閣下と須藤温子にオマケしといた。
次は「シベリア超特急3」でお会いしましょう。
監督 MIKE MIZNO
監督補
    吉原勲
原作・脚色
    水野晴郎
脚本 北里宇一郎
撮影 鈴木耕一
美術監督
    木村威夫
美術 丸山裕司
音楽 JIM DADDY
水野晴郎
竹田高利
淡島千景
草笛光子
光本幸子
二宮さよ子
寺島しのぶ
加茂さくら
中村福助
尾上松也
須藤温子
小林すすむ
北村有起哉
三田村賢二
長門裕之
安井昌二

(ナレーター)
 油井昌由樹
「シベリア超特急3」 ★★★
「2回のドンデンと、瀬戸内海事件の真相はお友達に話さないでください。」


次回 「シベリア超特急4」 山下大将と佐伯大尉に最大の危機が!
※ 舞台版の「シベ超4」はこの映画の撮影現場の事件らしい。
監督 MIKE MIZNO
原作・脚本・訳詞
    水野晴郎
撮影 鈴木耕一
美術監督
    木村威夫
音楽監修
    新田孝
エンディングテーマ
    西村協
主題歌
    「ビギン・ザ・ビギン」
水野晴郎
三田佳子
宇津井健
西田和昭
大浦みずき
真柄佳奈子
大塚ちひろ
田中丈資
江成大輝
安藤一平
アガタ・モレシャン
岩井志麻子
Dr.ナカマツ
新田孝
内藤武敏

(ナレーター)
 油井昌由樹
<日本映画−し 前編>