外国映画−ふ 前編

★は1個から5個の間でテキトーにつけてあります。製作国は目安程度。
最新更新日:2004年03月05日
<外国映画−ひ>
タイトル コメント
スタッフ キャスト
「ファーゴ」
FARGO (アメリカ)
★★★★
妻の実家が金持ちの部長。妻には内緒の資金繰りのために、妻を誘拐することを考えた。ゴロツキたちに話を持ちかけ商談成立。ところが誘拐犯は妻を連れて逃げる途中、警官と目撃者を殺してしまう。妊娠中の女警部が捜査に乗り出した。妻の父は自分で身代金を運び、受け取りに来た犯人に殺される。その頃、もうひとりの留守番していた犯人は妻を殺してしまっていた……。
といった感じの悲喜劇。この書き方だと犯人達が極悪に見えますがそういうわけではありません。
人間描写もさることながら、さすがコーエン兄弟、絵がいい。私が一番気に入っているのは、犯人が目撃者を始末するために車で延々追いかけるシーンだが、この映画については何を云っても二番煎じというか、受け売りみたいになっちゃうんでこれくらいで。
監督・脚本
    ジョエル・コーエン
製作・脚本
    イーサン・コーエン
撮影 ロジャー・ディーキンズ
音楽 カーター・バーウェル
フランシス・マクドーマンド
ウィリアム・H・メイシー
スティーヴ・ブシェーミ
ピーター・ストーメア
ハーヴ・プレスネル
ジョン・キャロル・リンチ
クリスティン・ルドリュード
「ファイアーストーム」
FIRESTORM (アメリカ)
★★
落下傘で出動する山火事の消防士。当時週刊少年サンデーの「め組の大悟」(終わっちゃいました)を熱心に読んでいた私は結構期待していたのです。劇場は名画座兼超B級専門館なのですが、それがかえってよいのではと思いました。
冒頭から大火事。「あの中にまだ娘がいるんです」当然のようにペットも取り残されている。これはムリだ。ひとり飛び込む主人公。隊長も後を追うが、倒木で負傷。飛行機による消火剤散布も別の方で手一杯。燃えさかる炎。飛び散る火の粉。女の子の悲鳴。絶体絶命。ドキドキハラハラ……、のはずが、ぜ〜んぜんドキドキハラハラしない。違う、なんか違う。このシチュエーションで何故に盛り上がらないのだ?! なんかボーッと時間が流れてゆくだけ。
そして。森の中、人知れず上がる火の手。鳥の声を録音するメーター。カメラの三脚。双眼鏡。バードウォッチング。そうそう、このへんで美女の登場だ。主演はアメフトの選手だし、こういう映画の場合はバリバリの男尊女卑で、男はマッチョ、女はセクシーでただのお飾りと相場が決まっているのだ。双眼鏡を下ろし女性が顔を見せる。美女の登場! 美女の……、美? 違う、なんか全然違う。この薄汚れた人はいったい誰? というふうに全編ツボをはずされまくってしまいました。
クライマックスは放火による山火事で、犯人は誰かというと「バックドラフト」を見ればわかる、ということらしいです。私は忘れてましたが友人が教えてくれました。
監督 ディーン・セムラー ハウィー・ロング
スコット・グレン
ウィリアム・フォーサイス
スージー・エイミス
バリー・ペッパー
「ファイト・クラブ」
FIGHT CLUB (アメリカ)
★★★★
テーマとかメッセージとか、私にはわからないですね。見た目で点をつけました。
オープニングでガーンとか、部屋に家具を並べてゴーンとか。そういった画像のことです。
監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 ジム・ウールス
原作 チャック・ポーラニック
撮影 ジェフ・クローネンウェス
音楽 ザ・ダスト・ブラザーズ
    (マイケル・シンプソン
     and ジョン・キング)
エドワード・ノートン
ブラッド・ピット
ヘレナ・ボナム・カーター
ミート・ローフ・アディ
ザック・グレニアー
リッチモンド・アークェット
デイヴィッド・アンドリュース
ジョージ・マグアイアー
ユージニー・ボンデュラント
クリスティナ・キャボット
シドニー”ビッグ・ドウグ”コルストン
レイチェル・シンガー
クリスティー・クローネンウェス
ティム・デザーン
エズラ・バジングトン
ダードリー・ダウニング=ジャクソン
ロバート・J・スティーヴンソン
チャーリー・デル
ロブ・ランザ
デイヴィッド・リー・スミス
ホルト・マッカラニー
ジョエル・ビッソネッティ
エイオン・ベイリー
イーヴァン・ミランド
ロビー・ロビンソン
ルー・ベイティ・Jr.
トム・ゴッソム・Jr.
ヴァレリー・ビックフォード
ジャレッド・レト
ゼルイコ・イヴァネク
<ファイナル・デスティネーション>シリーズ 「ファイナル・デスティネーション」
「デッドコースター」
「ファインディング・ニモ」
FINDING NEMO (アメリカ)
★★★
(アニメーション)
気分的には泣きに行ったのだが、よく考えたら、親が迷子になった(ていうか、さらわれた)子供を死に物狂いで探すってのは、実のところ当たり前の話だった。感動とはその字のごとく、とか書き始めても頭よさそうに書けないので適当に誤魔化すが、とにかく当たり前のことには気持ちは揺さぶられない。ニモは一人っ子で、これが逆に400匹兄弟で、1匹や2匹いなくなってもどうってことない(と親が考えているように描写する)という設定ならまた違っていたかもしれない。
この水槽に入れられているお魚は可哀相っていう映画をかけておきながらロビーに水槽に入れたクマノミ(実は近寄ってないので何がいるのか知らないんだけど)を展示した新宿ピカデリーの人はキチガイです。いい加減、客が「可哀そ〜」とか云ってるのに気づけよ。
水槽のお魚を恐怖のどん底に陥れる人間の女の子は「金色のガッシュ!!」のナオミちゃんにそっくりでした。
製作総指揮
    ジョン・ラセター
監督 アンドリュー・スタントン
共同監督
    リー・アンクリッチ
脚本 アンドリュー・スタントン
    ボブ・ピーターソン
    デヴィッド・レイノルズ
原案 アンドリュー・スタントン
プロダクション・デザイナー
    ラルフ・エッグルストン
スーパーバイジング・アニメーター
    ディラン・ブラウン
撮影 シャロン・カラハン
    ジェレミー・ラスキー
音楽 トーマス・ニューマン
エンディング・テーマ
    ロビー・ウィリアムス
(声の出演)
アルバート・ブルックス
エレン・デジェネレス
アレクサンダー・グールド
ウィレム・デフォー
バリー・ハンフリーズ
ジェフリー・ラッシュ
アンドリュー・スタントン
ブラッド・ギャレット
アリソン・ジャネイ
オースティン・ペンドルトン
ステファン・ルート
ヴィッキー・ルイス
エリック・バナ
ブルース・スペンス
ジョー・ランフト
ジョン・ラッツェンバーガー
エリザベス・パーキンス
ボブ・ピーターソン
ニコラス・バード
「ファスター、プシィキャット!キル!キル!」
Faster, PUSSYCAT! KILL! KILL! (アメリカ)

入場待ちのとき(入替制の映画館)の受付のお姉さんの電話の応対。「ラス・メイヤーっていうのは巨乳のお姉さんがいっぱい出てくる映画ばっか撮ってた監督さんです。ええ、昔は成人映画館でやってましたけど、そんなにいやらしくないです。ジャンルですか? ん〜、モンド系かな? 今見ると結構笑えます。女性もいらっしゃいますよ(たぶん客のこと)」
監督 ラス・メイヤー
脚本 ジャック・モラン
撮影 ウォルター・シュンク
トゥラ・サターナ
ハジ
ロリ・ウィリアムズ
スチュアート・ランカスター
「ファム・ファタール」
Femme Fatale (アメリカ)
★★★
新宿武蔵野館。てっきり3階だと思っていたのが(今は超強力な「踊る大捜査線2」もやってるから)意外なことに7階の大劇場(大袈裟)であった。ここは例の今月一杯で閉めるという噂のところであり(いまだに正式な発表はないようだし、次回20日から「サハラに舞う羽根」を普通にやるみたいだし)これは嬉しい誤算だ、という程の感慨は実はない。とりあえず休憩時にスクリーンに7色を投影するのは復活させてほしかったかも。
監督・脚本
    ブライアン・デ・パルマ
撮影 ティエリー・アルボガスト
美術 アン・プリチャード
衣装 オリヴィエ・ベリオ
蛇ブラ制作
    ショパール
音楽 坂本龍一
レベッカ・ローミン=ステイモス
アントニオ・バンデラス
ピーター・コヨーテ
リエ・ラスムッセン
エリック・エブアニー
エデュアルド・モントート
ティエリー・フレモン
グレッグ・ヘンリー
レジス・ヴァルニエ
サンドリーヌ・ボネール
「ファングルフ ―月と心臓―」
AN AMERICAN WEREWOLF IN PARIS (アメリカ)
★★★★
原題は「パリの狼男アメリカン」なので(ちなみに日本の造語「ファングルフ」は FANGLF と書く)、「狼男アメリカン」と同様、狼男の変身シーン(これは狼女がメイン)なんかが見所なはずですが、デザインがよくないしCGのデキも今一つなので、そんなのはほっといて全体を覆うキッチュな感じを楽しみましょう。
パリに観光に来た3人のアメリカン。ナンパもできないといつもその小心ぶりをバカにされていた主人公は、ひょんなことからエッフェル塔から身を投げようとした女性を助ける。その女性に一目惚れした彼はそのまま姿を隠した彼女を探すが、実は彼女は……。
と言葉を濁した私だが、もうさっき狼女と書いちゃったもんね。でもこれはネタバレでもなんでもないです。このエッフェル塔の場から私は大喜びでした。もうちょっといっちゃおう。狼女だけじゃなくて狼男もたくさん出てきますが、みんなアメリカ人ばかりを襲うってのが面白かったな。
監督 アンソニー・ウォラー
音楽 ウィルバート・ヒルシュ
ジュリー・デルピー
トム・エヴェレット・スコット
ヴィンス・ヴィーラフ
フィル・バックマン
ジュリー・ボーエン
ピエール・コッソ
トム・ノヴァンブル
ティエリー・レルミット
「ファントム」
phantoms (アメリカ)
★★★
ちょっとした事情があって(これ意味ありません)ローズは、一人離れて医者をしている姉ジョアンナのうちへ連れて行かれた。と、町の様子が変だ。家政婦が死んでいる。強盗か急病か。電話が通じない。町中静かすぎる。保安官は何物かに発砲した様子で死んでいた。馴染みのパン屋に行った。誰もいない。チーン、とオーヴンで何か焼けたらしい。パン屋夫婦の首(これは生首じゃないね)。そこへ人影が。殺された保安官の無線が途中で切れたので様子を見に来たベンをはじめとする本署の警官たちだった。町には数体の死体があるだけで、他の住人は食事の途中だとか、何かやりかけでいきなり消えてしまったように思われた。夜になった。ホテルに灯りがついた。様子を見に行く。ある部屋の鏡に残された人の名前と謎の言葉「古代の敵」。まだ使えた無線で本署に伝えた。その後見たこともない蛾だか蝙蝠だかに襲われて、保安官チームに犠牲者が出た。外で聞こえた悲鳴に誘われた者は消えてしまった。
その頃、本署では、鏡に書かれた名前の人物と接触していた。人類発生以前からいた化け物の実在を説いて大学を追われた教授。その化け物は今も生きているという。地下に潜んでいるそうだ。それはまるっきり諸星大二郎「妖怪ハンター」と同じではないか。実は警察というか当局では以前からこの古代の敵についてはある程度情報を掴んでいたようで、教授の話も全部信じてくれるし、テロ対策用の特殊装甲車(実験室つき)を用意して、問題の町へ部隊を派遣する。
というわけで、オカルトホラーかと思ったらSFみたいになるのであった。前半の脅かす演出はなかなかのものだったが、後半、特に敵が正体を現すあたりからはあまり盛り上がらなかった。どうせなら最後は怪獣映画にしちゃえばよかったのに。惜しい。
監督 ジョー・チャペル
原作・脚本
    ディーン・クーンツ
撮影 リチャード・クラボー
音楽 デヴィッド・ウィリアムス
ベン・アフレック
ローズ・マッゴーワン
ジョアンナ・ゴーイング
ピーター・オトゥール
リーヴ・シュライバー
「フィアー・ドット・コム」
FEARDOTCOM (アメリカ)
★★
いつもは35過ぎだと思っているナターシャ・マケルホーンが30前に見えたことに驚いたので、かなり寝てしまいました。というわけで寝た時のデフォルト2点。申し訳ない。音楽や効果音は客を寝かせまいとがんばっていたのはわかっていたのだが(ガーンとか、うるさかった)。でもエンディングはバッチリ見ていて、突然、熊欣欣の名前を見つけてビックリ。これクンフー・アクションがあったのかあ?
ウド・キアー、白いボールで遊ぶ白い少女にたぶらかされて死亡。彼を発端に目から血を流して死んでいる死体が次から次へと発見され(とりあえず、2体と1人は生きてたけどすぐ死んだ)、共通する症状からウィルスが疑われる。捜査するドーフ刑事と、保健機構(厚生省かな?)の若いマケルホーン。ウィルスではないことはすぐに判明するが、どういうわけか用済みのマケルホーンは退場せず(まあ出血の原因はわかってないけど、現場に行く必要はなかろう)、そして彼女の上司まで同じ症状で死亡。彼は家で一日中パソコンに向かい合い、しかしパソコンを怖れているようだったという。以前の犠牲者の残したビデオにも本人がパソコンに向かっている(しかも「こりゃスゲエ」とかいってる)映像が残されていた。ブッ壊されているディスクをサルベージすると、どうやら被害者たちは「fear.dotcom.com」(「フィアー・ドットコム・ドット・コム」、クドイな!)というサイトにアクセスしていたようであった。彼らはその2日後に死んでいた。ドーフ刑事はインターネットで殺人を実況中継する連続殺人犯、通称ドクターを思い浮かべるが、彼は毎回違うURLを使うはずだった。その頃、町ではドクターが若い女性を映画の主役にスカウトするといっては監禁して猿ぐつわ、天井から吊してナイフでブチブチと服からブラジャーまで切り裂き、しかし私は眠くなり、パソコンのサルベージしたお姉さんは目から血を流し、私は眠り、ドクターの陵辱はまだつづき、私は眠り、マケルホーンはまだ捜査に参加し、私は眠るのだった。
本当に最後のところは起きていたのでちょっと書けるが、いや、これはたぶんネタバレだろうし、そもそもストーリーがわかってないし、クンフー見てないし、えー、でももう一回見る価値のある映画とは思えないなあ、なにしろマケルホーンだからなあ(サルベージするお姉ちゃんとか殺されかけてるお姉ちゃんとか、白い少女とか、ホームページの裸でいらっしゃいませしてる女の子とかがメインだったらまだ見る気もするかもしれないけどなあ)、という感じの映画だぞ。……ごめんなさい。
「見ると48時間で死ぬ呪いのサイト」みたいなことが書いてあって、何かのパクリを示唆するようなチラシも手抜きで、スタッフ・キャストがこれしかわからないよ(熊欣欣は私が追加)。
監督 ウィリアム・マローン
スタント・コーディネーター
    シャン・シンシン(熊欣欣)
音楽 ニコラス・パイク
ナターシャ・マケルホーン
スティーヴン・ドーフ
ウド・キアー
「フィフス・エレメント」
THE FIFTH ELEMENT (アメリカ)
★★★★★
監督・原案・脚色・台詞
    リュック・ベッソン
音楽 エリック・セラ
衣裳 ジャン・ポール・ゴルチエ
ブルース・ウィリス
ミラ・ジョヴォヴィッチ
ゲイリー・オールドマン
クリス・タッカー
イアン・ホルム
リューク・ペリー
ブライオン・ジェームズ
ティニー・リスター・Jr.
リー・エヴァンス
トリッキー
ジョン・ネヴィル
「15ミニッツ」
15MINUTES (アメリカ)
★★★★★
「誰でも15分だけは有名になれる」 by アンディ・ウォーホル
ニューヨーク。空港に東欧からのお客さん、チェコのエミルとロシアのウルグ。二人は犯罪者で、お忍びで入国したいのだが、ウルグはボンクラ、入管審査でも写真を撮って怒られる。「この国にはロケに来たんだ。映画で見て憧れていたのさ。特に『素晴らしき哉、人生!』は最高だ。俺はフランク・キャブラのファンだ!」。街に出た二人、ウルグ、店先に無造作に高機能ビデオカメラがあるので感激(本国では見たことない)、すかさず盗む。以後、カメラ回しっぱなし。二人は前にやった強盗かなんかの自分たちの取り分をもらいに来たのだ。しかしその仲間は金をすべて使ってしまっていた。「仕事を紹介するよ」「俺たちに配管工やれってのか」「楽で金になる」ふざけるなこの裏切り野郎! エミル、仲間を奥さんともどもメッタ刺し。ウルグは一部始終を構図や効果(ソラリゼーションとか)に凝りながら撮影している。君の気持ちはよくわかる! これを、シャワーを借りていた不法滞在のチェコ娘・ダフネが見ていた。逃げられてしまったが彼女の荷物をゲット。死体をベッドに転がして火をつけた。火災現場にいち早く駆けつけたのは、マスコミへの露出も多く(犯罪を追う番組に密着させたりしている)町中の人気を集める敏腕刑事デ・ニーロ。アクシデント(これネタフリ)があって遅れて到着したのはFDNY(ニューヨーク消防局)の捜査官バーンズ。これ「バックドラフト」でデ・ニーロがやってた仕事だね。”俺の現場”に先に入られてムッとするバーンズ。刑事たちが煙草の不始末だとか適当なことをいうのへズバッと、殺されてから放火、と証拠をつきつける。だが、その時のデ・ニーロの目。ヤツは知っていて俺を試しやがったのか。以後、自主的にデ・ニーロに弟子入り、ピッタリ張り付く。ダフネを探すエミルとウルグ、テレビを見ていたら精神異常で無罪になった殺人犯が事件の映画化や出版で大儲け。さすがは西側の腐敗した資本主義国家アメリカ。この国では人を殺せばゼニになる。俺たちも一儲けしようぜ。ダフネ探しでホテトル嬢を殺しつつ撮影しつつ、そんなことを考える彼らであった。その頃(じゃないけど)、デ・ニーロはTVレポーターのギリシャ女にプロポーズすべくギリシャ語を勉強し、バーンズはダフネにシャワーを浴びさせていた。そして事件は飛んでもない事態に発展する! 驚いた!
実はこの映画、欠点は多い。だから本当は4つ星で好き色つけるのが正解なのかもしれないんだけど、後半あまりに驚いたので、つい。
特にちょっとどうかと思うのはダフネの扱い。意味がない感じ。でも、ダフネがホテトルにスカウトされて名刺を持っていたおかげで、シャーリズ・セロンが登場するのでよしとしよう。いや、大物が出てくる必要はないんだけど、脱がないし。
とにかくこの、カット! 俺が監督だ! パーフェクト! と撮影しまくるウルグがいい。こないだダラダラ撮るセシル・B君を罵倒したばっかでナンだけど、この人と私は同類な気がする。セシルも自分でカメラのぞけばよかったのに。
あと、どういうわけか無闇に鳩が飛んでいる。少なくとも3回は見た。ジョン・ウーのファンなのか?
音楽が妙にノリがよく、特に前半これで誤魔化されてる気がする。「太陽にほえろ!」の追跡シーンとかの感じです。音楽はこの映画のBGMばかりではなく、時々ウルグの映像のBGM(彼の頭の中で鳴っている)だったりもしているみたいなのであった。
監督・脚本
    ジョン・ハーツフェルド
撮影 ジャン・イヴ・エスコフィエ
音楽 アンソニー・マリネッリ
    J・ピーター・ロビンソン
ロバート・デ・ニーロ
エドワード・バーンズ
ケルシー・グラマー
エイヴリー・ブルックス
メリーナ・カナカレデス
カレル・ローデン
オレッグ・タクタレフ
ヴェラ・ファミーガ
ウラジミール・マシュコフ
シャーリズ・セロン
「54 フィフティ★フォー」
54 (アメリカ)
★★
監督・脚本
    マーク・クリストファー
撮影 アレクサンダー・グルズィンスキ
衣装 エレン・ラター
音楽 スーザン・ジェイコブズ
    コーティ・マンディ
ライアン・フィリップ
マイク・マイヤーズ
サルマ・ハエック
ネーヴ・キャンベル
ブレッキン・メイヤー
セラ・ウォード
シェリー・ストリングフィールド
「フェア・ゲーム」
FAIR GAME (アメリカ)
★★★★
製作 ジョエル・シルヴァー
監督 アンドリュー・サイプス
シンディ・クロフォード
ウィリアム・ボールドウィン
スティーブン・バーコフ
クリストファー・マクドナルド
サルマ・ハエック
オレック・クルパ
「フェイス/オフ」
FACE/OFF (アメリカ)
★★★★
本編開始前のプロローグ
アクション、アクションいわれてるけど、アクションが見所じゃあないんですよ。いや、こうもいえるか、心のアクション。くーっ、カックイーッ。
こうして最後まで見てみると、冒頭にある見せ場的アクションが要らないんじゃないかとすら思います。もっと静かな映画でもよかったんじゃないか。
ちょっとたけしの「ソナチネ」のように過去の作品の集大成になってるんで、次回作がどうなるのか、非常に楽しみです。主演はチョウ・ユンファだしな! → という話だったのだが、なぜか「ミッション:インポッシブル2」をお撮りになってます。
監督 ジョン・ウー(呉宇森)
脚本 マイク・ワーブ
    マイケル・コラーリー
撮影 オリヴァー・ウッド
衣装 エレン・ミロジニック
音楽 ジョン・パウエル
ジョン・トラボルタ
ニコラス・ケイジ
ジョアン・アレン
ジーナ・ガーション
アレッサンドロ・ニヴォラ
ニック・カサヴェテス
ドミニク・スウェイン
ハーヴ・プリズネル
コルム・フィオーレ
CCH・パウンダー
ロバート・ウィズダム
ダニー・マスターソン
トーマス・ジェーン
「フェノミナ インテグラルハード完全版
PHENOMENA (イタリア)
★★★★★
ジョイパックフィルム10周年記念作品
クランキー・サウンド。バイノーラル・モード録音された音声を劇場内に電波で飛ばして、客はヘッドホンで臨場感あふれる音を体験。私はこれ、公開時に劇場でたぶん3回見ました(何やってんだコイツ)が、そんなことしてるの見たことありません。横浜の他に渋谷と新宿で見た気がするんだけどなあ。これ東急系でやってませんでしたか。ジョイパックフィルム。うーん、持ってるチラシは「東劇」のもので、松竹・東急ラインというのは合ってる気がするけど。
「インテグラルハード完全版」は1997年に東京では池袋シネマ・ロサでレイトショー公開されたもので、従来のものより4分長い。どうやらサルコファゴスという人喰い蝿と共にバスに乗っているシーンで、怪しい乗客を見つめるとことかが追加されているらしい。「風が強いわ、窓閉めて」「イヤよ!」も元々はなかったんじゃないかな(そのうち調べよう)。
スイス。若い娘の失踪事件が続発していた。ボショー刑事は肉食昆虫の権威・プレザンス教授の元へ腐って虫がたかった首を持ち込む。教授は半身不随で車椅子生活、チンパンジーのインガ(雄)を助手にしていた。首の喰われ方、今たかっている虫、フェーン現象等を考察した結果、最初に行方不明になったデンマーク娘のものであることが判明。そればかりではなく、犯人が死体を手元に隠していること等ズバズバ指摘する。
有名男優(フィリピン・ロケで連絡も取れない場所に1年も行っているというので、「地獄の黙示録」関係かと思ったが、年代が合致しないね)の娘ジェニフェルは、スイスのリヒャルト・ワグナー女子校に入学した。彼女は夢遊病の気があり、夜屋根の上を歩き回っていると殺人に遭遇、道に転落してバカ兄ちゃんどもの毒牙にかかりそうなところを逃げ出す。藪に隠れているとインガがやってきて教授のところへ連れていった。実は彼女は虫愛づる姫君でもあり、虫も彼女に反応して交配期でもないのにフェロモンを出して興奮するのだった。
ジェニフェルのルームメイトが襲われ、現場に落ちていた犯人のものと思われる手袋には人間の死体しか食べない蝿・サルコファゴスの蛆がたかっていた。教授に相談すると、(最初の被害者は犯人の身近にいるものなので=「羊たちの沈黙」より)そのサルコファゴスを連れて最初のデンマーク娘の乗ったバスに乗るべしという。蝿に導かれて最初の惨劇(プロローグで描写あり)の行われた小屋に辿り着くがすでに引き払われていた。彼女の後をつけていたらしいボショー刑事は小屋の前の持ち主を割り出すが、その辺のことは裏で行われていて映画には出てこない。
教授は殺されてしまう。インガは犯人を目撃する。
やがて犯人(ちょっと違うけど)につかまったジェニフェルは、毒薬を飲まされて吐き出し(ジェニファーの胃液が美しい)、蛆虫と腐ったバラバラ死体の浮かぶプールに飛び込み、上がる時には水で綺麗に洗われて、炎に囲まれた湖に飛び込み、ああ、とにかく至れり尽くせりなのであった。これを見ていると変態になってしまう私であった。とにかく犯人のおうちに着いてからは、刑事さんの涙涙の活躍やもちろんインガの泣かせる芝居まで怒涛の展開である。
実をいうと犯人については人道上どうかと思わないでもないのだが、いいよ、もう、これいわばバカ映画なんだし。
結局これと「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(アマポーラ)とどっちがデビューかよくわかっていないのだが(見た目が「ワンアメ」の方が子供か)、とにかく最初から苦労すぎる苦労(デニス・ホッパーに脱がされたり)の甲斐あって、18年後、ついにオスカー(「ビューティフル・マインド」助演女優)を手にするジェニファーであった。
製作・監督・脚本
    ダリオ・アルジェント
共同脚本
    フランコ・フェリーニ
撮影 ロマーノ・アルバーニ
特殊効果
    ルイジ・コッツィ
特殊メイク
    セルジオ・スティヴァレッティ
特殊昆虫撮影
    フェルディナンド・アルマティ教授
編集 フランコ・フラティセリ
衣裳デザイン
    ジョルジョ・アルマーニ
音楽 ビル・ワイマン
    (ローリング・ストーンズ)
    テリー・テイラー
    アイアン・メイデン
    モーターヘッド
    サイモン・ポスウェル
    アンディ・セックス・ギャング
    <ザ・ゴブリン>
     クラウディオ・シモネッティ
     ファビオ・ピニャテリ
ジェニファー・コネリー
ドナルド・プレザンス
ダリラ・ディ・ラッツーロ
パトリック・ボショー
ダリア・ニコロディ
フェデリカ・マストロヤンニ
フィオーレ・アルジェント
フィオレンツァ・テッサリ
ミケーレ・ソアヴィ
ファウスタ・アヴェリ
「フェノミナン」
PHENOMENON (アメリカ)
★★★★
ある日、天からの光を見たトラボルタは天才になるとともに超能力まで身につけてしまう。初めのうちは持てはやされるが、次第に恐れられるようになり……(中略)……そしてこの能力の正体は実は脳にできた腫瘍で……。
「アルジャーノンに花束を」みたいなもんですが、この超能力について主人公自身の説明によると、人と人がわかり合える能力という「機動戦士ガンダム」のニュータイプみたいなことをいってました。
監督 ジョン・タートルトーブ
脚本 ジェラルド・ディペゴ
撮影 フェドン・パパマイケル
音楽 トーマス・ニューマン
ジョン・トラボルタ
カイラ・セジウィック
フォレスト・ウィテカー
ロバート・デュヴァル
デヴィッド・ギャラガー
アシュリー・ブチーレ
トニー・ジェナーロ
ショーン・オブライアン
ブルース・A・ヤング
マイケル・ミルホーン
ヴィート・ルギンス
エリザベス・ナンジィアート
ジェフリー・デマン
リチャード・カイリー
「フェリシアの旅」
→ビデオ「フェリシア」
FELICIA'S JOURNEY (カナダ・イギリス)
★★★★
「きれいだ」「誰にもいわれたことないわ」「じゃあ俺がいおう」。甘い言葉にコロリと騙されてしまったアイルランドの少女フェリシア。だが男はイギリスへ渡ってしまう。バーミンガムで芝刈り機工場に就職するというが、住所は後で連絡するといったまま音沙汰なし。男がイギリス軍に入ったという噂を聞いたフェリシアの父は怒り爆発。うちのヒイ祖父さんを殺した敵の仲間になるたあアイリッシュの面汚しだ。いいえ、そんなはずはないわ、ということでフェリシアは恋人を追ってイギリスへ。実は彼女は妊娠していたのだ。
そしてイギリスはバーミンガム。社食の味にうるさい工場長。中年で一人暮らしの彼は古い料理番組のビデオに合わせて料理する。実はそのフランス系の料理の先生は彼の母。マザコンなのだ。そんな彼がフェリシアに出会う。どうやらバーミンガムには芝刈り機工場はないらしい。工場長は道案内や宿探しで親身になって面倒を見る。だが実は彼は……。
ということでオジサンと少女の恋愛物かといえばさにあらず。そういえば予告でもチラッとなんかいってた気もするが、実はサイコサスペンスでした。簡単にいっちゃえば「サイコ」+レクター博士。なにしろオジサンで体型が丸まっちいから。
で、この背景とかフェリシアの服とか工場長の車とかの青とか緑が気持ちいいです。お話が変態じみてるのであまり気持ちよがっているのもどうかと思いますが、構図と色の配置が相当気持ちいいのは事実なのでどうしようもありません。
「エキゾチカ」のように回想シーンが回想シーンらしくなく、順番グチャグチャに入ってますが、それがまた気持ちいい。でも、お話的にラストが気に入らないのでちょっと減点しました。
フェリシア役のエレーン・キャシディは、リヴ・タイラーとリリ・テイラーを足したみたいな顔で(もちろんダジャレ込みの人選)さほど可愛いわけではありませんが、凛とした風情がなかなかよいです。
監督・脚本
    アトム・エゴヤン
原作 ウィリアム・トレヴァー
撮影 ポール・サロシー
美術 ジム・クレイ
編集 スーザン・シプトン
音楽 マイケル・ダンナ
ボブ・ホスキンス
エレーン・キャシディ
アルシネ・カーンジャン
セイラ・レイド
ニズワー・カランジュ
アリ・ヤシネ
ピーター・マクドナルド
クリス・ドサンジュ
ジェラード・マクソーリー
マリー・スタフォード
ギャヴィン・ケーティ
ブリッド・ブレナン
マーク・ハドフィールド
ダニー・ターナー
スーザン・パリー
クレア・ベネディクト
ジーン・マーロウ
「フェリックスとローラ」
Felix et Lola (フランス)
★★
移動遊園地(出し物寄り合い方式)でバンパーカー(サークルの中でぶっつけ合うゴーカート)を経営している中年のフェリックス(フィリップ)は、つまらなそーな女・ローラ(シャルロット)に一目ぼれ。雇ってくれといわれてホイホイ雇う。後をつけるとホテルに入っていく。すぐに出てくる。尾行に気づいた彼女はホテルに母と暮らしているという。彼女は誰かから逃げている風情だった。なんか本格ミステリの香りがする! しかしそれは勘違いだった。なんだかんだいってラブラブになる。彼女は前夫のアランから逃げているとのことであった。フェリックスは夫を殺してくれと拳銃を渡される。
ちなみにオープニングは歌手であるアランをフェリックスがライブハウスで射殺するシーンから始まる。
結局のところ、ローラは謎の女でもなんでもなく、ただの変な女なのであった。だから何なの? という映画である。まあフランス映画だから。
監督 パトリス・ルコント
脚本・台詞
    クロード・クロッツ
撮影 ジャン=マリー・ドルージュ
シャルロット・ゲンズブール
フィリップ・トレトン
アラン・バシュング
<外国映画−ふ 中編>