外国映画−と 後編

★は1個から5個の間でテキトーにつけてあります。製作国は目安程度。
最新更新日:2004年12月22日
<外国映画−と 前編>
タイトル コメント
スタッフ キャスト
「閉ざされた森」
BASIC (アメリカ)
★★★
監督 ジョン・マクティアナン
ジョン・トラボルタ
コニー・ニールセン
ブライアン・ヴァン・ホルト
ジョヴァンニ・リビジ
サミュエル・L・ジャクソン
ハリー・コニック Jr.
ティム・デイリー
ダッシュ・ミホック
テイ・ディグス
ロズリン・サンチェス
クリスチャン・デ・ラ・フエンテ
「どつかれてアンダルシア(仮)」
←ファンタ「どついてるねん(仮)」
MUERTOS DE RISA (スペイン)
★★★
警察に追われながらお互いボコボコの車で血塗れでテレビ局に入ってきた二人の男。久しぶりに二人揃ってステージに立つ大人気漫才コンビ、ニーノ&ブルーノだ。銃声に大爆笑の客席。ニーノとブルーノはお互いを撃ち合って倒れていた。ここからマネージャーの回想。最初にあったのは片田舎(アンダルシアでしょうね)のバー。フランコ将軍の独裁体制下(いや、知らんのだけど)。売れっ子歌手・ニーノなんとかの下手な真似をするデブッチョ。客の軍人たちともめて店は燃やされてしまう。たまたま来ていた半分詐欺のマネージャーに誘われ、デブッチョとウエイターはブルーノ&ニーノという漫才コンビを結成、しかし上がり症のデブッチョ・ニーノは、ステージ上でオドオドするだけ。元ウエイターのブルーノが思わずニーノを叩いたところ、これが客に大受け。どつき漫才で人気者となる。見た目がいい感じのブルーノに女をさらわれたニーノは面白くない。賭をして勝ち、グループ名をニーノ&ブルーノに改めさせた。というのを発端に、人気が高まれば高まるほど、私生活ではお互いを憎む気持ちがどんどんエスカレートしていく。陰湿なイジメ合戦。そして最後には映画冒頭の殺し合いになり、オチがあって終わり。
時間的には長丁場を追っていて、たぶん背景で描かれているスペインの国内情勢の動きとかが、スペイン人にはいろいろと感銘を呼んだりするのだろうと思うが、日本人の私にわかるのはバルセロナオリンピックのみ(あとユリ・ゲラー)。あの、カップヌードルの永瀬正敏みたいに(映画コーナーとしては「フォレスト・ガンプ」みたいに、というべき)ニュース画面にニーノ&ブルーノが入り込んでいる。それをバックにした相手イジメのエスカレートってのが、どうもいまいち伝わってこない。マネージャーの目を通してたりするんで、じわじわ狂っていく様子とかが描写されてないせいであろう。ときどき様子を見るとこんな感じになってましたというのが流れとして見えないのである。もっと二人にくっついてくれないと。そしてもっと破天荒なイジメでないと。基本的にはお笑いだと思うのだが、哀れさのほうを強く感じてしまう。しかもまったくの他人事。
オチは面白かったけど。
途中、サイン会でズラーッと並んだ客に次々とビンタされつづけるニーノが、予備校でのアントニオ猪木を彷彿とさせておかしかった。
監督・脚本
    アレックス・デ・ラ・イグレシア
撮影 フラビオ・
マルティネス・ラビアーノ
音楽 ローク・バーニョス
サンティアゴ・セグラ
エル・グラン・ワイオミング
アレックス・アングロ
カーラ・ヒダルゴ
ユリ・ゲラー
「ドッグ・ショウ!」
BEST in SHOW (アメリカ)
★★★
百年を越す伝統を誇る犬の品評会。全国各地の予選を勝ち抜き(だと思うんだけど、ここは描かれない)本選に出場する5組の犬の飼い主たちに密着、インタビュー交えたドキュメンタリー形式で展開(この嘘ドキュメンタリーをモキュメンタリーというのだね)。
物言わぬ飼い犬に翻弄される人々。見てる分には結構笑えるのだけど、このモキュメンタリーという、傍観者の視点で対象を見つめる手法のせいか、なんか彼らに対する愛が感じられないのである。みんな見てよ、こいつらバカみたいだろ? という声が聞こえてくるようである(大袈裟)。とはいえ、監督・脚本家も出演していて「こいつら」の中に入っているのだが。
私が見たのは連休中の土曜日、というか5/5の子供の日で、ワンちゃん満載の映画だから(字幕版とはいえ)子供連れとかいたのですが、のっけからセックス・ギャグ。カウンセリング室、若夫婦の相談。「カーマ・スートラ」を読んでいつもと違う体位(四つん這いでこう後ろから……)でしていたのを娘に見られてしまい、それ以来彼女はゲンナリしている。カメラ、パンすると娘じゃなくて犬だった。ちょっとレベル低過ぎるギャグだけど、まあアメリカだから。この他にもゲイのカップル(肉屋で「ソーセージを見せて」とかいってる)とか、老人とボイン夫婦が夜もスゴイんですとか、妻の昔の男が続々登場、あの時のセックスが今までで最高だったとか、割とあちこち下ネタ散りばめられているので、お子さんのことが心配になってしまった。字幕読めてなければいいけど。絵が出ないからといって何の規制もないと親が油断しちゃうよなあ。チラシなんかも犬占いしか書いてないから(今回スタッフ・キャストも英語表記から解読しましたので、正しくないかもしれません。マイケルは一人くらいミシェルとかかも)犬の品評会コメディーということしかわからないのだ。

<登場する主な犬>
ブラッド・ハウンド、スタンダード・プードル、ノーリッチ・テリア、シー・ズー、ワイマラナー。
ノーリッチ・テリアは字幕では「リッチ・テリア」だったりしたのだけど、英語では「Norwich」らしく、うーん、辞書に載ってないが、ノルウェー原産とかかしらん(「ノルウェーの」は「Norwegian」。ジョン・レノンに教わった)。
監督 クリストファー・ゲスト
脚本 クリストファー・ゲスト
    ユージーン・レヴィ
撮影 ロベルト・シェーファー
ジェニファー・クーリッジ
クリストファー・ゲスト
ジョン・マイケル・ヒギンズ
マイケル・ヒッチコック
ユージーン・レヴィ
ジェーン・リンチ
マイケル・マッキーン
キャサリン・オハラ
パーカー・ポージー
「ドッグ・ソルジャー」 2001年
DOG SOLDIERS (イギリス)
★★★★★
これは「VERSUS」が満点なのと似た感じです。資金や技術など恵まれない環境の中(安っぽさは「ターミネーター1」レベル)、やりたいことはできないことでも無理矢理にでもこなし、その上まだ余力があるように見えるという、有り余る情熱と体力に感動。
監督・脚本・編集
    ニール・マーシャル
撮影 サム・マッカーディー
プロダクションデザイン
    サイモン・ボウルス
衣裳デザイン
    ウリ・サイモン
特殊メイク監修
    デイヴ・ボニーウェル
特殊効果監修
    ボブ・キーン
模型制作
    ガイ・ヘベラー
SFX イメージFX
音楽 マーク・トーマス
ケヴィン・マクキッド
ショーン・パートウィー
エマ・クレズビー
リアム・カニンガム
ダーレン・モーフィット
レスリー・シンプソン
クリス・ロブソン
トーマス・ロックヤー
クレイグ・コンウェイ
ティナ・ランディニ
ブリン・ウォルターズ
ベン・ライト
ブライアン・クラクストン・ペイン
「隣のヒットマン」
THE WHOLE NINE YARDS (アメリカ)
★★★★
フランス語を使うのでお馴染みカナダはケベック州のモントリオール。ハンバーガーにマヨネーズを入れられる(以下、フランス文化についてのギャグがたくさん入っているようだが、日本人には今ひとつわかりかねる)のに閉口しながら歯科医院をかまえるマシュー。シカゴ出身の彼は、向こうで開業していたのだが、共同経営者である義父(妻の父)が多額の借金を残して死亡、妻の故郷であるこの土地にようよう逃れてきたのであった。フランスなまりのきつい(モレシャンさんみたいな発音)妻ロザンナとその母はマシューを借金返済の道具としか見ておらず、マシューは彼女らに(たぶんお高くとまっているフランスかぶれという性格設定のため)バカにされる毎日。助手のアマンダからも奥さんは悪女だから別れるべきだと忠告されている。そんなある日、隣りに越してきたブルース。なんだか見覚えがある。マシューの脳裏によみがえるシカゴの新聞の見出し。マフィアに雇われて過去17人もの人を殺し(死体のそばにはチューリップを残し)、しまいにはボスを裏切って(ボスは服役中)出所してきたヒットマン。そのせいでボスの息子に賞金をかけられている。恐れを抱くマシューだが、つきあってみると(無理矢理つきあわされた)案外いいヤツだった。ロザンナに話すとぜひシカゴに行って情報料をもらってこいという。ほぼ友達のブルースを売ることにためらいはあったが妻には逆らえない。シカゴ到着、どうやってマフィアに接触するか考える(より前にブルースを売るべきか悩む)間もなく、どういうわけか向こうからお迎えがやってきた。黒い巨人マイケル。ボス宅にはブルースの妻、今回はセクシー担当ではないが「氷の微笑2」はシャロンより君がやるべきではないかと思う金髪美人、ナターシャがいた。
ちょっとブラック、ちょっとサスペンス、丁寧につくられたヌルめのコメディー。この程度が私にはお似合いだ。お気に入りだ。どの辺が丁寧かというと、マシューのずっこけリアクションとかですね。派手ではないけど、いちいち反応してくれます。ちょっとお茶の間気分かな。「奥サマは魔女」とかサクラで笑い声が入ってるドラマがありますが、あの手法が似合いそうな感じ。
お色気担当はアマンダ。というと期待させてしまうが、マイケル「裸の女が銃を持った姿は最高だ」、まったく同感だ。
それにしても最近カナダが舞台だったりロケ地だったりするアメリカ映画が多いな。治安とか費用の関係で撮りやすいのであろう。景色も綺麗だしね。
原題の意味はぜんぜんわかりません。
チラシ持ってる方、裏の人物相関図は読んではいけません。あれは書きすぎです。
監督 ジョナサン・リン
脚本 ミッチェル・カプナー
撮影 デイヴィッド・フランコ
音楽 ランディ・エデルマン
マシュー・ペリー
ブルース・ウィリス
ナターシャ・ヘンストリッジ
アマンダ・ピート
マイケル・クラーク・ダンカン
ロザンナ・アークェット
ケヴィン・ポラック
「ドニー・ダーコ」
DONNIE DARKO (アメリカ)
★★★
内容の話をする前に。1988年のアメリカの高校(小中高一貫かな)が舞台なんですけど、日本と同じような制服着てるんですよ。机も、教壇に向かって整然と並んでるし。1クラスの人数も多いような。これはカトリックとかのスクエアな学校っていう意味なのかなあ。今回はキリスト教は関係ないとは思いますけど。そして10月の話ですが、浪人してたお姉ちゃんがハーバードから合格通知もらって、それはいつから通うことになるのだろう。来年の9月なのか? 等々、そろそろアメリカの学制のホントのところを知っておくべきなのかもしれない。
監督・脚本
    リチャード・ケリー
製作総指揮
    ドリュー・バリモア 他
撮影 スティーヴン・ポスター
美術 アレグザンダー・ハモンド
衣装 エイプリル・フェリー
音楽 マイケル・アンドリューズ
ジェイク・ギレンホール
ジェナ・マローン
ホームズ・オズボーン
マギー・ギレンホール
デイヴィ・チェイス
メアリ・マクドネル
ベス・グラント
ドリュー・バリモア
パトリック・スウェイジ
キャサリン・ロス
ノア・ワイリー
ジェームズ・デュヴァル
ジョリーン・パーディ
スチュアート・ストーン
ゲーリー・ランディ
ペイシェンス・クリーヴランド
「ドメスティック・フィアー」
DOMESTIC DISTURBANCE (アメリカ)

別に怒ってるわけじゃないしー、全然面白くないというわけでもないのだが、なんかこれに2点以上つけると私の沽券に関わるという気がするので、1点にしました。今年は厳しくしてるし。
トラボルタとテリーはどういうわけか離婚して、息子のマシューは養育権を持っているテリーが育て、トラボルタは週に1回会うという関係。マシューがトラボルタと仲がいいのはいいとして、トラボルタとテリーの関係も極めて良好、どうして離婚したのか謎だ。トラボルタは代々受け継いできた造船所(ヨット程度)を細々と経営していて、今は新しい恋人と暮らしている。テリーの方も最近この町にやってきた大金持ちのヴィンスと婚約した。マシューは両親が別居をはじめた頃からちょっと精神的に不安定で、イタズラするし嘘はつくしで警察のお世話になったりもしている。マシューはヴィンスに馴染めないようで、最近また様子がおかしくなってきた。トラボルタは息子が新しい父親になじむのは気に入らないのだが、テリーにいわれてマシューとヴィンスの仲を取り持ったりするお人好しだ。ところで、はっきりいってヴィンスはミス・キャストである。快活な好青年という役どころ(理想はトム・クルーズだな)なのだが、見るからに怪しくて怖い。
結婚式。いかにもチンピラなブシェミがやってくる。ヴィンスの様子がおかしかったのでトラボルタ(出席した)の印象に残る。ヴィンスとブシェミの内緒話。「悪徳弁護士雇ってひとりだけ助かりやがって、持ち逃げした金はどこにある?」「大金を用意するのは大変だ、しばらくモーテルにでも泊まってろよ」。結婚するとマシューに対していきなり邪険になるヴィンス。トラボルタとブシェミがカフェーでたまたま会ったので話をしていた様子を目撃したヴィンスは戦々恐々。テリー早くも妊娠。ショックを受けたマシューはトラボルタに相談しようとする。町へ出るというヴィンスの車に隠れる。ヴィンスはブシェミを拾い、車内であっさり刺殺。レンガ工場で死体を焼くヴィンスのスキを見て逃げ出すマシュー。トラボルタに話をしてすぐ警察へ。警察もマシューの嘘に翻弄されたことがあるので信用しない。ヴィンスに脅えるマシュー。しばらくトラボルタに預けりゃいいのに、迷惑な母の愛を発揮して殺人犯の待つ家へ連れ帰ろうとするテリー。トラボルタはマシューを(法律上)誘拐する。追う警察。さすらいの親子ふたりの真相究明がはじまる、という展開ならよかったのだが、警察にはあっさり捕まって、今度は養育権の裁判だよ。ヴィンスはしょぼい犯罪者なのでマシューを脅す。変なこというとパパを殺しちゃうよ。なので、マシューは母の元に残る。
自分を避けるようになったマシューをやはりおかしいと思うトラボルタは調査を開始する。証拠を掴まれたと思ったヴィンスはトラボルタをねらう。
ね、そんなにヒドイものだとは思わないでしょ。ところが実際に見ると、ということもいいません。ホントにそんなにヒドクないんだって。でもまあ、かなりバカバカしいとはいえる。金出して見るようなものには思われないです。
監督 ハロルド・ベッカー
脚本 ルイス・コリック
原案 ルイス・コリック
    ウィリアム・S・コマナー
    ゲイリー・ドラッカー
撮影 マイケル・セレシン
音楽 マーク・マンシーナ
ジョン・トラボルタ
ヴィンス・ヴォーン
マシュー・オリアリー
テリー・ポロ
スティーヴ・ブシェミ
「ドラキュリア」
DRACULA 2001 (アメリカ)
★★★★
昔ドラキュラ退治をしたヘルシング教授のお孫さん(プラマー)はイギリスで博物館の館長さんをしていた。というか、爺さんがプラム・ストーカーの小説に出てくるのと同じ名前なもんで、そういうノリで暮らしてるけど、爺さんの酔狂にも困ったもんだ、みたいなことをいうヘルシングであった。この博物館には警備もものものしい金庫室があって、事務員の女性は恋人のオプスら仲間を手引きして襲撃。何やら不気味な雰囲気の金庫室の奥に、開かずの銀の棺が安置されていた。罠がしかけられていて仲間が二人ほど血を出して死ぬ。その血は棺に吸い込まれてしまうのだったが、オプスたちは気づかず、とにかく棺を外へ運び出す。
警報で気づいたヘルシングは、こりゃいかんと壁から銀の弾丸を発射する銃などを持ち出す。
棺はアメリカに運ばれる。その飛行機の中、ついに開け方を発見してしまった強盗団。棺の中から蘇った優男。強盗団は次々と彼に血を吸われてしまうのであった。彼はドラキュラかというとちょっと違う。ドラキュラ伯爵よりももっと昔っからいる世界中の吸血鬼の始祖・ドラキュリア様なのだ。実はストーカーの小説は実録物で、いやそれどころかヘルシングは小説に出てくるヘルシングその人であり、当時吸血鬼は壊滅させたものの、ドラキュリアだけはどうしても殺す方法が見つからず、彼の血を自分に注射して今まで生きながらえていたのだ。
飛行機事故のニュースでドラ様がアメリカにいると知ったヘル爺はアメリカに急行する。アメリカには自分の娘、というのはドラ血を摂取するようになってからつくったので(つくるなよ)、ドラ遺伝子を持っている娘がいるのだ。ヤツは彼女の血に引かれているに違いない。
と、爺さんの事情から入ったのでなかなか出てこないが、私が見たところ、やっぱり主役でしょうというこの娘はジャスティン・ワデル。作中ではもっと早くから登場していて、吸血鬼関係の悪夢に悩まされているのであった。
ここまでの間にドラ様は色っぽい系のお姉ちゃん3人を手下として従えていて(コッポラの「ドラキュラ」にも三人官女いたじゃん。原作に出てくるらしいよ)、ワデルさんは彼女らに比べて冴えない女といわれているのだが。私は好みです。
アクションとかが結構面白いし、ありがちなショッキングホラーな演出のノリも楽しく、ちょっとした幻想シーンも美しい。そして、ラスト近くに唐突にそもそも吸血鬼の起源とはなんぞやというのが、諸星大二郎ノリの新解釈で出てくるのも面白かった。
それにしても身も蓋もない感じの原題が素敵。
製作総指揮
    ウェス・クレイヴン 他
監督 パトリック・ルシエ
脚本 ジョエル・ソアソン
撮影 ピーター・パウ(鮑コ熹)
衣装 デニース・クローネンバーグ
メイクアップEFX
    ゲイリー・J・タニクリフ
ヴィジュアルEFX監修
    エリック・ヘンリー
プロダクション・デザイン
    キャロル・スパイヤー
ジャスティン・ワデル
クリストファー・プラマー
ジョニー・リー・ミラー
ジェラード・バトラー
コリーン・アン・フィッツパトリック
ジェニファー・エスポジト
オマー・エプス
ショーン・パトリック・トーマス
ダニー・マスターソン
ロシリン・ムンロ
ティグ・フォング
ジェリー・ライアン
「ドラキュリアII 鮮血の狩人
DRACULA II : ASCENSION (アメリカ)
★★
まさか続編ができるとは思わんかった。喜んで見に行ったらつまらなかったので、前作の吸血鬼の起源、つまりドラキュリア様のそもそもの正体について明かしてしまう私である。これ聞いたら続編に期待するだけ期待した私の気持ちも理解してもらえるであろう。実は彼は、ジーザス・クライストにいいように利用された挙げ句、裏切り者の名を受けて全てを捨てて戦うイスカリオテのユダその人なのだ! まあ長生きなのでその後もある時はカリギュラと名乗ったりいろいろ歴史上に名を残してるそうです。今回もそれに匹敵するだけのネタを用意せねばならんとスタッフも頑張りはしましたが、なんか思いつきで言ってみただけというレベルだったな。これは次作ができたら明かしちゃおう。
ブルース・リーを演じたジェイソン・スコット・リーをヴァンパイア・ハンター(退治方法は首をちょん切る)にキャスティングして、これでアクションは前作以上、とか思っていたのだろうが、別にあの人はアクションスターじゃないから、途中で方向転換したりしたのかも。
提供 ウェス・クレイヴン
監督 パトリック・ルシエ
脚本 ジョエル・ソアソン
    パトリック・ルシエ
撮影 ダグ・ミルサム
特殊メイクアップ
    ゲイリー・J・タニクリフ
ダイアン・ニール
ジェイソン・スコット・リー
スティーヴン・ビリントン
クレイグ・シェーファー
ジェイソン・ロンドン
ジョン・ライト
ロイ・シャイダー
「トラフィック」
TRAFFIC (アメリカ)
★★★★
雑誌のインタビュー等で「俺はベニシオだ。ベニチオじゃイタリア人みてえじゃねーか」と、出身はプエルトリカンのオスカー受賞者がいうので、君は今日からベニシオ。一瞬「紅塩」という漢字が浮かぶハンデは負ってもらうぜ。
話は複雑だ。
オハイオ州シンシナティ。麻薬事案に厳しい裁判官マイケルは、政府の麻薬撲滅作戦の指揮官に任命される。しかし彼の知らない間に高校生の娘は麻薬にはまっていた……。
メキシコ、ティファナ。刑事のベニシオと相棒は大量の麻薬を摘発、手柄は連邦警察(ちょっと軍隊みたいの)に持っていかれてしまうが、ベニシオは連邦警察の将軍じきじきに協力要請を受ける。だがそこには裏があった……。
サンディエゴ(どこか知らない)。キャサリンの旦那が逮捕される。実は彼は麻薬の輸入業者だったのだ。しかしこうなった時の女は強い。彼女は子供を守るためにあることを決心する……。
この3つのストーリー、といってもメキシコの麻薬をキャサリンの旦那が輸入してマイケルの娘が吸っている(基本はコカイン)という流通経路(トラフィック)なのだと思うが、とにかく3つに視点が別れて進行するのをチョコチョコ小出しに見せていく。しかしわかりにくいかというとそうでもない。というのは、これらはそれぞれフィルターで色分けされているからなのだ。マイケルが青、ベニシオが黄色、と来れば当然キャサリンは赤だ。traffic signal (light) 、交通信号ですね、という冗談のようなことを本気でやってしまった映画。内容も、黄色がわかりにくいけど、青=OKで赤=NGになっています。
撮影も監督が担当し、「イギリスから来た男」をさらに発展させた手持ちドキュメンタリータッチで、画質もざらざらに加工している(と書いてから思い浮かべると画質の加工はメキシコのみ、かな)。とにかく見た目はカッコイイです。
信号なので3つの流れがないといけないのだが、エンタテインメント作品としてはマイケルのパートが不要である。ここだけ社会派の匂いがプンプン、そしてジャンキーの娘を治すのに、あの悩みを語り合う会みたいのに通わせるだけなのだ。ダメダメ。ジャンキーはバスルームの配管に手錠でくくりつけなきゃ(人権社会アメリカでは難しいのかな)。アカデミー会員に訴えるにはいいのかも知れないが、一般の客にはうざったいので、これ抜かして1時間半くらいの映画にまとめてもらえればよかったのに。
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
脚本 スティーヴン・ギャガン
原案 「TRAFFIK」
    イギリスのTVシリーズ
撮影 ピーター・アンドリュース
    (ソダーバーグの別名)
音楽 クリフ・マルティネス
マイケル・ダグラス
ドン・チードル
ベニシオ・デル・トロ
ルイス・ガスマン
デニス・クエイド
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
スティーヴン・バウアー
ヤコブ・ヴァルガス
エリカ・クリステンセン
クリフトン・コリンズ Jr.
ミゲル・フェラー
トファー・グレイス
エイミー・アーヴィング
トーマス・ミリアン
マリソル・パディーヤ・サンチェス
ベンジャミン・ブラッド
ジョエル・トアーズ
アルバート・フィニー
ジェームズ・ブローリン
「ドラムライン」
DRUMLINE (アメリカ)
★★★★
(バカだったが)スネア・ドラムの才能が認められた山本太郎(ニック)は監督のオーランドにスカウトされて大学のマーチング・バンド部に入る。俺はエリートだぜ、と偉そうにしていた彼は先輩やライバル校と軋轢を起こし、しかし次第に音楽やバンド(チーム)の大切さに気づいてゆく。
マーチング・バンドってのは、実は体育会系で、うーむ、こりゃスゴイ迫力だ。生で見てみたいよ。本当は生で見るよりスゴそうに思わせるようでないとダメで、監督の力は中の下くらいだろう(ラストのドラムライン対決は映画の方がいいだろうけど)。
やっぱりドラマーは手をケガしたら歌えばいいってものではない。
監督 チャールズ・ストーンIII世
脚本 ティナ・ゴードン・チズム
    ショーン・シェップス
原案体験談
    ダラス・オースティン
撮影 シェーン・ハールバット
音楽 ジョン・パウエル
ニック・キャノン
オーランド・ジョーンズ
ゾーイ・サルダナ
レナード・ロバーツ
GQ
ジェイソン・ウィーヴァー
「トランスポーター」
LE TRANSPORTEUR (フランス)
★★★★
<第15回東京国際映画祭>
宣伝で「007」とか「ブルース・リー」とか、はたまたヘアスタイルから「ダイ・ハード」とかいわれそうな気がするが、これははっきりジャッキー・チェンです。シャツ使ったワザとか狭い路地の格闘の後に自転車出して来たりとか、製作者は相当好きみたいだなあ。っていうか、元奎がついてるからなあ。でも元奎がジャッキーと組んでいたかどうかは調べないとわからないが(ジェット担当みたいなイメージあり)。さすがに吹き替えは石丸博也ってわけにはいかないけどなあ。いや、しかし新しいアクションスターの誕生に拍手喝采。
あっ、パートナーと寝ちゃうとこは全然ジャッキーじゃないな!(役の話です)
劇場公開版の原題というか画面に出るのは「THE TRANSPORTER」。でもパンフの表紙はフランス語。ちなみに映画祭のパンフの原題は英語でした。アメリカ映画の方が売りやすいし、でもリュック・ベッソンの名前出したいし、と悩んでいるのかな?(監督が二人連名になってたり、宣伝はいろいろ工夫されているよ) 見たとこ内容の違いはわかりませんでした。
監督 ルイ・レテリエ
アクション監督
    コーリー・ユン(元奎)
脚本 ロバート・マーク・ケイメン
    リュック・ベッソン
撮影 ピエール・モレル
美術 ユーグ・ティサンディエ
衣裳 マルティーヌ・ラパン
音楽 スタンリー・クラーク
ジェイスン・ステイサム
スー・チー(舒淇)
マット・シュルツ
リック・ヤン
フランソワ・ベルレアン
ダグ・ランド
ディディエ・サン・ムラン
ヴァンサン・ネメス
ジャン=イヴ・ビリアン
アドリアン・デアルネル
アルフレッド・ロット
トニオ・デッサンヴェル
ローラン・デスポン
マチュー・アルベルティーニ
オドレイ・アム
セバスチャン・ミニョー
キャメロン・ワトソン
ローラン・ジュモクール
クリスチャン・ガズィオ
「トリプルX」
XXX (アメリカ)
★★★
破天荒なスパイという宣伝であった。嘘ではないかもしれないが、ディーゼルはただの正義の味方だった。
それに加えて監督がダンドリ君だったのでウンザリした。ダリオ・アルジェントの娘も衣装はいいのだが、顔も演技もウンザリした。よって、もっと低い点になりかけたが、クライマックスの雪崩がメチャクチャ素晴らしいので踏み止まった。あと、サミュエル(ディーゼルのボス)はカッコいい。
ダンドリ君というのは、そもそも脚本からして、これこれこのようにしてシークレット・エージェントになって……と段取りを踏んで物語っていく構成なのだが(中盤にある、「こう見えて俺、シークレット・エージェントなんだぜ」「ハハハハ」「NSAの所属だよ」「ギャハハハハ」ってのを最初に持ってきてガンガン話進めちゃって、トリプルX誕生秘話なんてのはパート2でやれ、とか思った。誕生までの話自体は面白いですが)、それに輪をかけて監督がシーンを丁寧に段取って描写するのです。まるで小学生が「遠足」の作文で「朝起きて顔を洗ってご飯を食べて……」と書いているような感じです。映画なんてのはなあ、時間ポンポン飛ばしていいんだよ。具体的に1個書くと、雪山の敵の基地に主人公がスノーボードで迫ってきた時なんかに、「誰か来ました」「よし出動」ドアから出てきて、スノーモービルにまたがり、ヒモ引っ張ってエンジンかけて、三々五々出発、基地に向かう主人公、走るスノーモービル、雪の丘の頂上から飛び出てくるスノーモービルたち、というような描写は、カット数が多いので今どきの映画のテンポっぽく見えますが、余分な描写があるのでカット数が多いのです。ここは、基地へ向かう主人公、いきなり丘から飛び出るスノーモービルの2カットだけで充分です。ヒモ引っ張ってちゃダメ。なんかねえ、公開時から「ディレクターズ・カット」って感じですかね。
アメリカ国家安全保安局(NSA)は、テロリスト集団「アナーキー99」に何度か潜入を試みるがことごとく失敗。悪には悪をということで、終身刑とかの囚人たちをテストしてみることにした。この時点では囚人ではなかったスポーツ万能の義賊・ザンダー(ディーゼル)もスカウトされる。うなじにX3つの刺青があるスキンヘッドの彼は、私が事前に思っていたよりずっと頭がよくていい人だったので、次々に試験をパスして仮採用のスパイになった。ロシア出身のアナーキー99は、とにかくやりたいことをやるという方針の陽気な仲間たちで、表向きはパーティーやったりしているだけだった。なんかとっても逆「ワイルド・スピード」なお話なのだった。それで、えーとリーダーの彼女がアーシアで、彼女はどう見ても潜入したエージェントみたいな芝居をしているのだった。しかも泣き虫。スパイはもっと感情を殺してもらいたい。仲間がヒドイことするのを見てもガハガハ笑っていてもらいたいのである。いかにも、止めなくちゃいけないのに正体を秘密にしてなくちゃならなくって私つらいわあ、みたいな表情してちゃダメだ。あまり内容がないのでパーッとすっ飛ばしますが、アナーキー99の目的というのは、第三次世界大戦を起こせば今度こそ「国」というものがなくなって、俺たちの子供時代みたいな不自由さは世界からなくなるであろう、という理想の実現なのだった。そのために科学者たちに毒ガス兵器とそれをばらまく水上翼船をつくらせていた。兵器が完成したときに科学者たちを殺しちゃうのはキャラが違うような気がする。まあ悪者にしとかなきゃいけないわけだけど。
ザンダーは結局のところアーシアやNSAの発明オタク(マニュアルを手書きでつくるヤツ)の協力を得て、組織壊滅と作戦阻止に奮戦するのだった。水上翼船阻止のクライマックスの辺は妙に「ルパン三世」スピリットを感じた(悪党をスカウトって設定はズバリ「ワイルド7」です)。
バイクでジャンプした後ろで爆発したりする絵は「仮面ライダーV3」そっくりだったりするのだった。というようにアクションの絵自体は大変結構なんですけど。エンディングの絵もカッチョいいんですよ。もったいないなあ。
あっ、クライマックスが2箇所あることになってる。いいや。
監督 ロブ・コーエン
脚本 リッチ・ウィルクス
撮影 ディーン・セムラー
美術 ギャビン・ボクエット
衣装 サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
音楽 ランディ・エデルマン
ヴィン・ディーゼル
アーシア・アルジェント
マートン・コーカス
サミュエル・L・ジャクソン
ダニー・トレホ
「ドリヴン」
DRIVEN (アメリカ)
★★★★
内容は空っぽ。といいながら、話は実は盛りだくさんなのである。
事故のあとなかなか復帰できないベテランレーサー(スタローン)。離婚した妻(ガーション)は夫のチームメイトと再婚。彼(クリスチャン)は実は妻よりスタローンが好き(ホモじゃないです)。
あと一歩押しが足りない新人レーサー(キップ)。彼は自分をスター扱いする兄(ロバート)のマネージメントに苛立つ。監督(レイノルズ)はスタローンを教育係(&ブロック役)として復帰させる。追い落とされた形のクリスチャン。スタローンも優勝をねらうレーサーとしての出場を求められていないことで苦悩。
ディフェンディングチャンピオン(シュワイガー)は恋人(エステラ)との関係に悩む(苦戦中は邪魔な気がする)。エステラは新進気鋭のキップに近づく。
などなど、さまざまなエピソードはあれど、扱いが中途半端、というか、監督としてはそういう人間ドラマみたいのはどーでもいいという感じで、とにかく世界各国のサーキット(ツインリンクもてぎ含む)を抜きつ抜かれつクラッシュしつつレースするさまを、MTVノリで華麗に演出、なんかスカッとして、後味も爽快だろ? 映画ってのはそういうもんだよ、と撮り上げた。
雰囲気としてはジェリー・ブラッカイマーのプロデュースでオリヴァー・ストーン(トニー・スコットでもいいけど、それじゃ「デイズ・オブ・サンダー」と一緒になってしまう)が撮ったっちゅう感じです。レニー・ハーリンの映画では一番いいと思うね。
スタローンがヒーローでないのもよかった。
エステラ・ウォーレンが抜擢されたのは、ジーナ・デイヴィスに似せて撮れると考えたからであろう。こないだの「ディープ・ブルー」のお姉ちゃんもそうだったしな。いい加減にしろよ、レニー君。
監督 レニー・ハーリン
脚本 シルベスター・スタローン
撮影 マウロ・フィオレ
音楽 BT
シルベスター・スタローン
キップ・パルデュー
ティル・シュワイガー
バート・レイノルズ
エステラ・ウォーレン
ジーナ・ガーション
クリスチャン・デ・ラ・フュエンテ
ロバート・ショーン・レナード
ステイシー・エドワーズ
チップ・ガナッシ
ファンパブロ・モントーヤ
マックス・バピス
ダリオ・フランチッティ
ケニー・ブラック
ロベルト・モレノ
「トルク」
TORQUE (アメリカ)
★★★★
予告での期待は「マッハ!」と同じくらいだったのだが、ちょっと安っぽかった(こっちの方が「マッハ!」より遥かに金かかってるだろうけど)。でもバイカーは見なきゃ! 予告で思うほどバイクの出番ないけど(登場人物もあまりバイクに執着してないです)。
監督 ジョセフ・カーン
脚本 マット・ジョンソン
撮影 ピーター・レヴィ
音楽 トレヴァー・ラビン
マーティン・ヘンダーソン
アイス・キューブ
モネット・メイザー
ジェイ・ヘルナンデス
マックス・ビースレイ
マット・シュルツ
アダム・スコット
クリスティナ・ミリアン
ウィル・ユン・リー
ジェイミー・プレスリー
「トレジャー・プラネット 日本語吹替版
TREASURE PLANET (アメリカ)
★★★
(アニメーション)
監督 ジョン・マスカー
    ロン・クレメンツ
脚本 ジョン・マスカー
    ロン・クレメンツ
    ロブ・エドワーズ
原作 ロバート・ルイス・
スティーヴンソン
美術 アンディ・ガスキル
視覚効果
    デイヴ・ティグウェル
音楽 ジェームズ・
ニュートン・ハワード
(声の出演)
若山弦藏
as ジョン・シルバー
加藤晴彦
稲葉実
小林聡美
山寺宏一
佐々木優子
郷里大輔
大友龍三郎
飯塚昭三
津嘉山正種
「トロイ」
TROY (アメリカ)
★★★★
監督 ウォルフガング・ペーターゼン
脚本 デヴィッド・ベニオフ
INSPIRED BY
    ホメロスの『イリアス』
撮影 ロジャー・プラット
美術 ナイジェル・フェルプス
衣装 ボブ・リングウッド
第2班監督
スタント・コーディネーター
    サイモン・クレイン
特殊効果スーパーバイザー
    ジョス・ウィリアムズ
乗馬シーン演出
    ジョルディ・カサルス
音楽 ジェイムズ・ホーナー
ブラッド・ピット
エリック・バナ
オーランド・ブルーム
ブライアン・コックス
ダイアン・クルーガー
ローズ・バーン
ショーン・ビーン
ピーター・オトゥール
サフロン・バロウズ
ジュリー・クリスティ
「どんな時も」
ANGUS (アメリカ)
★★
デブのアンガス君が右往左往するプロム物。
監督 パトリック・リード・ジョンソン チャーリー・タルバート
アリアナ・リチャーズ
キャシー・ベイツ
クリス・オーウェン
ジョージ・C・スコット
<外国映画−な>