| <日本映画−か 中編> | |||
| タイトル | コメント | ||
| スタッフ | キャスト | ||
| 「蒲田行進曲」 | ★★★★★ 虹の都、光の都、キネマの天地 「きさまは新撰組の」「いかにも」「うわー」「きさまは新撰組の」「いかにも」「うわー」「いかにも私は新撰組副長土方トシゾ〜です。坂本さん、私が明治という時代の到来を阻止してみせましょうか」「フィルムチェンジ」「フィルムくらいケチケチしねえでちゃんと入れとけよ」「お前の芝居がくさくて長いから、フィルムが足りなくなんだよッ」 「腹割った話しちゃうとね、今のままじゃ橘が主役になっちゃうと思うんだ。これは俺の映画でしょ」「俺の映画だ! 監督だぞ、俺は」「ままま、じゃあ俺たちの映画ってことにしてさ、やりましょうよ、階段落ち」「俺だってやりたいよ。なんのためにこんな定式の3倍もある化け物みたいなのつくったと思ってんだ。ここから転がり落ちてくれるヤツがいないんだよ。昔のスタアさんにはさ、スタアさんのために死んでくれる大部屋の一人や二人いたっていうけどねえ」 「銀ちゃん、何が気に入らないんですか。俺、一人二人ブッ殺してきましょうか」 「小夏さんは俺が必ず幸せにしてみせますから」「嬉しそうな顔して、お前そんなに女に飢えてたのか」「いや、余計なことは俺が引き受けますから、銀ちゃんは映画とレコードをヒットさせることだけ考えてくださいって」「いわれなくてもヒットはするよ、この倉岡銀四郎がやるんだからな」 「男は女も仕事も自分の手でつかみ取ってくるものなんだ。お前にその甲斐性があるのか」 「安さん、あんた今日もう7本目じゃない」「なんせ、これがこれなもんで」 「車から火だるまで転がり出るのは難しいんです。でも俺の場合、火から哀愁が出るから三万円」 「うちはお腹の子が誰ん子でも気にせんよ。でも、あの子だけは裏切らんといてね。こらえてね」「すみません。許してください」 「普通やらねえか、新郎が新婦に。エンゲージリング」「あのお母さんたちを裏切っちゃいけないと思うの。それに好きになりかけてるんだなあ、安さんのこと」「後悔するぞ」「するわよ、きっと。でも、さようなら」 「俺にやらせてください、階段落ち。なんだったら一筆書きましょうか」「一つだけ条件があるんだよ。何があっても絶対振り向くなよ。顔が映ったって何もいいことなんかないんだからよ」 「とうとう俺を人殺しにしちまいやがって」 「あっちが一人殺すならこっちは三人だ」「どうせならパーッと五・六人いきましょう」「馬鹿野郎! お前らが全員死んじゃったら誰が俺の世話をするんだ」 「銀ちゃんの屁は嬉しくて亭主の屁は臭いのか」「お腹だけは蹴らないで。あたしの赤ちゃんなんだから」「てめえと銀ちゃんの子供なんか俺が知るかよ」「臨月の今になってそんなこというならね、どうして最初に断ってくれなかったのよ」「昔はね、平気だったのよ。殴られても何いわれても。でもね、お前を愛しく思えば思うほどね、痛むんだよね、この胸が。お前と一緒にいたいと思えば思うほどね、苦しいんだよね、この心が」 「いい加減にしねえか、安!」「それでこそ銀ちゃんだ。でも撮影は夕食後にしてもらえませんか。大部屋の俺にも一生に一度の役作りってやつをやらせてください」 「階段から落ちてゲロ吐いたら、勤王の志士が泣くよ」 「お二階の方々お逃げくださいまし。新撰組のお改めでございます」 「いいぞ、安! 昇ってこい。お前は志なかばに倒れた勤王の志士だ、ここまで昇ってこい! カメラ回せ! スイッチ切ったりしたらブッ殺すぞ!」「銀ちゃん、かっこいい」 「目を開けるのが怖い。もしそこに安さんがいなかったらあたし生きていけないじゃない。でも赤ちゃんが呼んでるんだもんね」「可愛い女の子だぞ。俺にも銀ちゃんにも似てなくてよかったな」 「カット! OK!」(by 深作欣二) |
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| 製作 角川春樹 監督 深作欣二 原作・脚本 つかこうへい 撮影 北坂清 音楽 甲斐正人 主題歌 「恋人も 濡れる街角」 中村雅俊 「蒲田行進曲」 松坂慶子 風間杜夫 平田満 題字 和田誠 撮影協力 東映株式会社 京都撮影所 (これ松竹映画ね) |
風間杜夫 松坂慶子 平田満 清川虹子 蟹江敬三 原田大二郎 高見知佳 酒井敏也 萩原流行 榎木兵衛 高野嗣郎 石丸謙二郎 長谷川康夫 千葉真一 志穂美悦子 真田広之 汐路章 曽根晴美 |
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| 「かまち」 | ★★★ 相田みつをとか326とかの惹句屋にまったく興味がない上に(数年前、実家にみつをのカレンダーかかってたけど)、若死にとか障害者とかいう付加価値のつく芸術家にも興味がないものですから、山田かまちもまあそういう人がいたということしか知らない、というか、情報をちゃんと仕入れていないので、若僧かと思っていたところ、私より年上(生まれたのがね)だったので驚いた、というレベルの認識である。池袋シネマサンシャインの単館ロードショーという珍しいものだったので出かけてみた。とにかくテアトル池袋でやってるビデオ物よりまともだろうと。お客さんが子供ばっかりなんだよ〜。ヒップホップ・グループのLeadが主演だからなのだ。って、もちろん知りません。で、こう、かまちの青春を追っているとですね、中盤でいきなり、それ子供にはわかんねえべという映画的表現で25年も経っちゃうです。お嬢ちゃんがレコードを聞いている→カメラ引くと隣でオバちゃん(ダンフミ)も聞いている(お嬢ちゃんとツーショット)。これはお嬢ちゃんのお母さんかと思うと、お嬢ちゃんは向こうへ行ってしまう→オバちゃんはお嬢ちゃんなぞいなかったかのように振る舞う。実は彼女こそお嬢ちゃんの年とった姿でした。まあ、これを僕たちを覗くオジさん(ヨシズミ)という形でもう一回やります。その現代編ではヨシズミの息子が引きこもりで集団自殺サイトを運営していてという暗い話。さらに塾の講師はパチスロでナンパしてきた男とラブホ行って殺されてるし。これはいったい誰向けの映画……。なにしろ後半の主役が壇ふみなんですから。まあ、生き悩む子らがかまちの残した言葉で云々っていう方向なんですけど(それとラブホ殺人はいったいどういう関係が……)。 青春編ではかまちの言葉がタイポグラフィー演出(とかいう肩書きの人がエンディングに出てた)でツラツラと画面に出まくり、あれ、やっぱり画面に字を出してた「ヴァイブレータ」って望月監督だったけかな、これで練習したのかなとか、しばらく考えた。 |
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| 監督 望月六郎 脚本 渡辺千明 原作 「かまちの海」 山田千鶴子 撮影 今泉尚亮 美術 尾関龍生 VFX 浅田伸 音楽 遠藤浩二 挿入歌 「プリーズ・ ミスター・ポストマン」 BONNIE PINK他 主題歌 Lead |
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| <(昭和)ガメラ>シリーズ | 「大怪獣ガメラ」 「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」 「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」 「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」 「ガメラ対大悪獣ギロン」 「ガメラ対大魔獣ジャイガー」 「ガメラ対深海怪獣ジグラ」 「宇宙怪獣ガメラ」 |
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| <(平成)ガメラ>シリーズ | 「ガメラ2 レギオン襲来」 「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」 |
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| 「仮面学園」 | ★★★★ 黒須と石垣は高校の同級生。ある日、いじめられっ子が仮面をつけて登校してきた。仮面をつけると別の人格になれると彼はいう。教師から仮面を外させるように頼まれた黒須らは中学の時の同級生から誘いのあった仮面パーティーに潜入する(会場の外観は巽防災研究所なのであった)。そこで会った同級生はやはり性格が変わっていた。黒須は何者かに誘われるようにビルの外へ出ていき、辿り着いたのは「仮面工房」。そこでは父の跡を継いだ藤原が仮面を制作していた。彼は妹と二人暮らしだ。この辺すごくスーパーナチュラルな感じがする描写になってますが、特に意味はありませんでした。仮面をつけた謎のカリスマ・モデルの存在もあり(彼女に侍るように佇むこれも仮面の男性モデルは藤原にそっくり)、また精神科医で評論家の大杉の援護もあって、またたく間に仮面は広がり社会現象になる。黒須はおじさんで週刊誌の記者をしている渡辺とともに仮面の仕掛け人を追っていく。実はカリスマ・モデルの父はデザイナーであり、オーナーと評論家と組んでブームをでっち上げたのだが、別に悪いことしてるわけじゃないし、本当はどうでもいいのだ。でも悪者みたいに描写されている。ショーで使う仮面は藤原の制作したものである。黒須の同級生が、仮面をはずさせられて自殺。仮面ファッションショーでは殺人事件(仮面の裏に気化しやすい毒が塗ってあった)が発生。潜り込んでいた黒須達は警察で事情聴取を受ける(警察署は巽防災研究所の隣の中庭のあるビルだ)。そうこうしているうちに仮面をつけている生徒とつけていない生徒の間で戦争状態になってしまう。 というわけで、相当現実離れしたストーリーですが、私は面白かったです。小説だと、人はみんな仮面をつけて生きているとか、意味ありげな展開になりそうですが、これは意味ありげも何もつけてんだもん、仮面。原作はどうか知らないけど監督はそういう哲学的なことは一切考えてない。この絵面白いね、とかそんな感じでテキトーに撮ってるのがいいです。 仮面のデザインが昔の高橋葉介の漫画に出てきたヤツみたいなのもお気に入りだ。藤原くんは舞台役者らしくおそらく顔がでかい。そして丸い。そういう意味で(主役だからってだけじゃなくて)彼用の仮面はデザインに工夫がこらされているように思います。で、彼はバイクに乗って黒須のピンチを救ったりするんだけど、ああこれが本当の仮面ライダーだなあと感心したのでした。 |
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| 監督 小松隆志 脚本 橋本裕志 原作 宗田理 撮影 高瀬比呂志 仮面制作 ピエール須田 音楽 真魚[ma・o] 主題歌 Do As Infinity |
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| <仮面ライダー>シリーズ | 「仮面ライダー対ショッカー」 「仮面ライダーアギト PROJECT G4」 「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」 「仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト」 「仮面ライダー剣(ブレイド) MISSING ACE(ミッシング・エース)」 |
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| 「KARAOKE」 | ★★★ 同窓会。昔の想い出。今も引きずっていること。二次会はカラオケ。 劇中歌「虹色の湖」「ブルーライトヨコハマ」「マドモアゼルブルース」「昭和ブルース」「人形の家」「恋の奴隷」「ガールフレンド」「長い髪の少女」「スーダラ節」「恋のフーガ」「くれないホテル」「戦争は知らない」 半分がた知らない歌です。 |
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| 監督 佐野史郎 脚本 竹内銃一郎 原案 佐野史郎 撮影 柴主高秀 音楽 めいなCo. |
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| 「硝子のジョニー 野獸のように見えて」 | ★★ <宍戸♠錠 Retrospective> 昭和三十七年度芸術祭参加作品。 蔵原惟繕監督というのを意識して見たのはまだ2本しかないのですが、どうもこの人のはお話を物語る上で(私にとっては)必要な何かが決定的に欠けているように思われます。あくまで私限定です。 |
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| 監督 蔵原惟繕 脚本 山田信夫 撮影 間宮義雄 美術 木村威夫 音楽 黛敏郎 挿入歌 アイ・ジョージ |
芦川いづみ アイ・ジョージ 宍戸錠 平田大三郎 南田洋子 松本典子 武智豊子 桂木洋子 和田悦子 |
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| 「ガラスの脳」 | ★★ 映画祭で見た中で最低の映画。 トミーのいきなりの登場には度肝を抜かれた。チラシでも予告編でも内緒なのでネタバレ扱いなのかもしれない。 |
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| 監督 中田秀夫 原作 手塚治虫 脚本 小中千昭 撮影 林淳一郎 音楽 川井憲次 主題歌 石井聖子 挿入歌 シモンズ |
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| 「からっ風野郎」 | ★★★ <増村保造・川島雄三 × 若尾文子> このようにクレジットされているのですが、どうも歌は聞いた記憶がない。バックで店のBGMみたく流れてたのかも。キャバレー歌手の水谷がダミ声で歌ってますが、これは「女の子が黒いバナナを食べたら子供だったからお腹が痛くなった」という春歌?でした。 三島は登場からすでに裸。そして素肌に革ジャン。ずっと革ジャン。見たところチンピラですが、実はヤクザの親分だ(二代目)。 |
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| 監督 増村保造 脚本 菊島隆三 安藤日出男 撮影 村井博 音楽 塚原哲夫 主題歌 「からっ風野郎」 作詞・唄 三島由紀夫 作曲 深沢七郎 |
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| 「カリスマ」 | ★★ 来た来た、またまた眠気が来ました。今回ちょっとわかったんですけど、黒沢清の映画って逆光のシーンとか多いんじゃないでしょうか。で、私は逆光に弱い、逆光で眠くなってしまう。そういう可能性もあるのではないかと。 毒素を振りまいて周りの樹木を枯らしちゃう”カリスマ”と呼ばれる木を守る青年 VS 周りの樹木のために”カリスマ”を切り倒そうとする森林組合(みたいの)。そこに登場するのが、ある人質事件で犯人と人質の両方を生かそうとして、結局両方とも死なせてしまった刑事の役所広司。その犯人から渡されたメッセージ「世界の法則を回復せよ」。とりあえず役所は青年側につくことになる。「弱肉強食が世界の法則だから周りを滅ぼす”カリスマ”が生き残るべき」と青年。そこへ絡んでくるのが大学の植物学者。彼女はそもそも渡来種の”カリスマ”が来て森の生態系をどうしようもないくらいに壊してしまったので、いっそのこと全部なくして最初から森を作り直さねばならないとして、森全体を覆う水脈に毒素を流し込んでいる。”カリスマ”以外の木が死んでいくのは果たして”カリスマ”のせいなのか? そして更に世界的に貴重な”カリスマ”を買いたい人物もやってくる。ついた値段が1000万。 というわけでストーリーは、こりゃファンタジーですかね。よくわかりません。 とりあえず、いつになく洞口依子が可愛かったな(30過ぎだけど)。 |
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| 監督・脚本 黒沢清 撮影 林淳一郎 音楽 ゲイリー芦屋 |
役所広司 池内博之 風吹ジュン 洞口依子 大杉漣 松重豊 田中要次 |
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| 「カルテット」 | ★★★ 大林宣彦、北野武、宮崎駿らの音楽で有名な、とりわけ「風の谷のナウシカ」では細野晴臣に競り勝った(細野さん、安田成美の歌だけじゃなくてBGMもつくってたのに、ミヤさんからNG出されたらしいよ)久石譲が監督初挑戦。 国立音大で三浦教授の元、4人の生徒がカルテットを結成。第一バイオリンは天才・袴田。第二バイオリンは袴田と恋愛関係にあったのかなかったのかよくわからないが、年はとってもなんか私はヨロヨロしちゃうぞ桜井。ヴィオラ大森。チェロはなんか一人だけ格落ちの演技していると思ったら現役音大生だった久木田。袴田から見れば彼らは自分の足を引っ張るだけ。しかし天才なので授業をさぼっていた袴田、このカルテットでコンクールに出なければ単位がもらえない。「モリキョウのコンマス(盛岡交響楽団のコンサート・マスター)に内定してんだろ。4人くらいまとめられなくてオーケストラなんてできるかよ」。コンクール。大森は楽譜を落とし、桜井はくしゃみをし、久木田は弦を切る。袴田ボーゼン。 3年後。袴田はモリキョウにいた(おヒョイさんもいる)が、仙台交響楽団との合併でリストラ騒動。若いコンマスとしてはベテランたちとの人間関係にも疲れていたので早々にリタイヤ。ポップス演歌歌手・田中要次(「雨の錦糸町」を熱唱)のバックをつとめていた桜井は色目を使う田中から逃げた。町の音楽教室の講師助手だった大森は、同棲している内山が出産間近というのにリストラ。お嬢様の久木田は大学院で三浦に師事していたが鳴かず飛ばず、コンクールでも椋木に負けてしまう。こんな4人が再会したのは、新しくできる新東京交響楽団のオーディション会場。なんだかんだで失敗する4人。だが、常任指揮者・美杉教授(←間違い)はブチ切れた演奏をする袴田を見てニヤリとするのであった(わかりやすい伏線)。帰りに4人が音大生行きつけのバーで飲んでいると、椋木率いる4人組がやってきた。第一バイオリンは子供時代の袴田のライバルでパリのコンクールで優勝してきた北條刑事(←間違い。あらら、リンク貼ったのに書いてない。山崎ね)だ。顔は影になって映っていないも同然だが、イヤミたっぷりのセリフ廻しですぐにそれと知れて(私に笑われて)しまうのであった。彼らは例の袴田らがしくじったコンクールに出場するという。イヤミな北條さんにカッとなった(ちょっと違う)彼らは思わず立ち上がって「俺たちも出りゃいいんだろ、出て優勝してやるよ」と怒鳴るのであった(ちょっと違う)。 ここまで来て何か気づいた方はいらっしゃいますか? そう、単位がどうこうとか、思わず「出る」といってしまうとか、周防正行監督「シコふんじゃった。」にそっくりですね。こないだ再認識しましたが、映画はストレート、直球が一番です。「シコ〜」もそう。そしてこれもそう……と思いたい私であったが、残念ながらラストに向けて、まあ変化球ではないのだが、小手先で苦難に継ぐ苦難を盛り込んでしまい、ちょっと辟易させられてしまう。 後半、三浦の勧めで石丸の斡旋するドサ回りツアー(公民館とかで演奏するの)に出た彼ら。てっきり木こりになるとか珍妙な特訓が待っていると思ったのだがそういうことはなく、それでも次第にカルテットとしてサマになっていくのであった。みたいな書き方をするべきなんだろうけど、実際はあまりそういうのは描けていない。というか、途中、楽器を演奏する老人たちを見て「楽しそうね〜」とか、見向きもしなかった子供たちが「トトロ」の曲を弾いたら振り返ったり、再会したおヒョイさんから天才的バイオリニストだった袴田の父のことを聞いたり、「音楽というのはね……」というありがちな説教くらったりする(おそらく「心を打つ演技」を目指したおヒョイさん。気持ち悪いよ!)程度で(あと唐突に袴田×桜井の恋愛が浮上、結婚を取るかバイオリンを取るか、ってちょっと急な展開すぎるなあ。ちったあ前振りしとけよ)、カルテットとしてのまとまりがどうのこうのってのは、帰京してからドカドカ起こる事件で一気に解決してしまおうという魂胆だったのだ。というわけで、それぞれにいろいろなことが起こり、袴田の元には美杉教授からの連絡が入った。 いつもうるさい久石の音楽だが、さすがにこれではうるさくない。何しろ音楽が流れてるのが当たり前の状況なのだ。後半、脚本がへろへろしすぎだが、アート系とかにせず、普通にストーリーを追って見られる映画にした態度は立派である。 |
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| 監督・音楽 久石譲 脚本 長谷川康夫 久石譲 撮影 阪本善尚 演奏 Balanescu Quartet |
袴田吉彦 桜井幸子 大森南朋 久木田薫 三浦友和 藤村俊二 草村礼子 升毅 石丸謙二郎 田中要次 椋木美羽 山崎潤 中村有志 古藤芳治 内山裕子 羽島健 石井有子 杉本伸陽 新日本フィルハーモニー交響楽団 国立音楽大学のみなさん |
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| 「華麗なる一族」 | ★★★ とにかく日本には鎌倉あたりに名前を明かすこともできない物凄い政財界の実力者がいるらしいのだ。「あたり」と書いたのは「日本沈没」に出てくる箱根の男も同一人物に違いないと思うからだ。 画面がテレビサイズなこともあって、テレビドラマ的なものを感じる。いやテレビドラマっていうか、連載ね。一気にドンと見るような構成になっていないというか。 どうやら山崎豊子はハンティングにアンビバレンツなものを感じているらしい。男性の「必要悪」の部分の象徴なのかもしれないなあ。 中に出てくる自殺の方法が田宮二郎のものでなあ、この映画出なきゃよかったのに(田宮は自殺する役ではない)とか、ちょっと思っちゃったなあ。 劇中、架空の政党として「自由党」と「社民党」ってのが出てくるのが笑える。 |
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| 監督 山本薩夫 脚本 山田信夫 原作 山崎豊子 撮影 岡崎宏三 美術 横尾嘉良 大村武 音楽 佐藤勝 |
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| 「河内カルメン」 | ★★★★ 河内の女工・由美子は、社長のボン・和田と恋仲だったが、嫉んだ男たちにマワされてしまう(ロマンポルノ・モードで書いてしまった)。そもそも身分違いのボンへの気持ちを吹っ切って同級生の勤める大阪のキャバレーに行く。もう女給とかいわずホステスといっている。店の名前はクラブDADA。名前はキャバレーじゃないんだ。その実体は、コヨーテ・アグリーだ。カウンターの上で歌う踊る。客たち大はしゃぎ。タイトルのカルメンってのは、恋愛に関してまあそういうような女という意味だと思うが(カルメン、詳しく知らないんですけど)、この店のトップもカルメンと呼ばれているようである。微妙に表現されているのでいまいちわからないが、由美子がカウンターの上でビゼーの曲(「金玉満堂」でアニタ・ユンが歌ってた)を歌っているシーンもある。お勤め初日で信用金庫の佐野に見そめられる。佐野は毎日通う。会社の金に手をつける。クビ。ひと目見るだけ、と店の前で待つ。雨の中に佇む佐野に同情した由美子は部屋に連れて帰る。そもそも佐野はヒモ体質だった。家事一切の面倒を見てくれる。由美子は社員旅行で偶然会った友だちに誘われてホステスのかたわらモデルになる。ホステスをやめることになり、佐野と未練の別れ。デザイナーの先生(女性)に誘われて同居。レズだった。当時は同性愛すべてホモと呼称していたようである。先生の友だちのゲージツ家・川地の家に逃げた。ボンと再会。工場はつぶれていた。ボンは生駒山に温泉を掘るのだとがんばって資金集めをしていた。 ちょっとバタくさいけど、野川由美子いいですねえ。プロポーションもモデルの友だちより断然いいし。なにより元気なのがいい。生きることに何の迷いもない。自信満々。最近の若者は男女が逆転とかいうけど、映画の中では今の女性より30、40年前の女性の方が強いです。 演出もさほど突出して変なところもないし、これくらいならキッチュな味が出てて日活の社長も文句いわないでしょう。 母が売春していて、それが妹に受け継がれる、というエピソードがあるが、それは大友克洋の初期の漫画で読んだことがある。なんか、清順はあちこちにいろんなものをばらまいているようだ。 |
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| 監督 鈴木清順 脚本 三木克巳 (井手俊郎) 原作 今東光 撮影 峰重義 美術 木村威夫 振付 漆沢政子 音楽 小杉太一郎 |
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| 「監禁・ワイセツな前戯」 →ビデオ「監禁・いけにえの白い肌」 最後の弾丸 |
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| 監督・脚本 佐野和宏 撮影 斉藤幸一 音楽 東松孝強 |
佐野和宏 岸加奈子 吉沢健 石井絢子 南野千夏 平工秀哉 |
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| 「感染」 (Jホラームービー) | ★★★ 一瀬隆重が世界進出を目論んだシリーズの1本(全6本といってたと思う)。 イヤ〜な感じが、ちょっとブンガク的過ぎて私は嫌いなんだけど評価はしてもいい。イヤ〜な感じがよく出てたから。筒井康隆の、間違えて昼寝してた看護婦の腹かっさばいて×××っていうのを思い出しました。あと「暴行本番」ね。後半のサイコ系のネタは、いやネタ自体はいいんだけど、見せ方はちょっと気に入らないな。 同時上映 「予言」
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| プロデューサー 一瀬隆重 監督・脚本 落合正幸 原案 君塚良一 撮影 増井初明 美術 荒川淳彦 特殊造形 松井祐一 視覚効果 松本肇 吉澤一久 音楽 配島邦明 主題歌 奥田美和子 |
佐藤浩市 高嶋政伸 星野真里 羽田美智子 南果歩 佐野史郎 真木よう子 木村多江 モロ師岡 山崎樹範 草村礼子 |
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| <完全なる飼育>シリーズ | 「完全なる飼育」 「完全なる飼育 ―愛の40日―」」 「完全なる飼育 香港情夜」 「完全なる飼育 秘密の地下室」 「完全なる飼育 赤い殺意」 |
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| 「カンゾー先生」 | ★★★★ 戦時中、来る患者すべてに「原因は肝臓です」と喝破する医師(実は本当だった。戦争批判も含んでいる)と周りの人々との人間模様。そして原爆。 |
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| 監督 今村昌平 原作 坂口安吾 脚色 今村昌平 天願大介 撮影 小笠原茂 音楽 山下洋輔 栗山和樹 |
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| 「関東」で始まる映画 | |||
| 「ガンドレス(不完全版)」 GUNDRESS |
★★★ 本日は、ご来場ありがとうございます。 今回上映いたします映画『ガンドレス』は、鋭意製作を進めてまいりましたが、誠に残念ながら不完全な形で公開せざるを得なくなりました。深くお詫び申し上げます。 ご覧いただく方は、複数箇所に不完全な部分があることをご納得の上、御入場ください。(御入場いただいてからの料金の返却はいたしかねます。) 本日ご覧いただいた方には、後日完全版ビデオを送らせていただくことで、お詫びと代えさせていただきます。 (以下略) 配給:東映株式会社 * 驚いたことに2000年4月、完全版の上映決定! 「シュリ」を作り出した韓国の力を得て堂々完成だってさ! 初日は先着で不完全版のセル画プレゼントあり! おいおい! |
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| 監督 谷田部勝義 プロデューサー 藤家和正 原作 ORCA 設定協力 士郎正宗 総作画監督 山田たろう |
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| 「雁の寺」 | ★★★ <増村保造・川島雄三 × 若尾文子> パート・カラー。オープニングの雁の襖絵とラストだけカラー。全部カラーにした方が下品さが出てよかったと思うなあ。 |
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| 監督 川島雄三 脚本 舟橋和郎 川島雄三 原作 水上勉 撮影 村井博 美術 西岡善信 音楽 池野成 |
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| 「がんばっていきまっしょい」 | ★★★★★ 中学三年生。家出らしきものをしてみた夕暮れ。海で見かけたボート。 高校の入学式。在校生による伝統のかけ声。「がんばってー、いきまーっしょい!」「しょい!」。 ボート部に入ろうとするが、女子部はない。「なければつくればいいんじゃ」。 ボロ負け。 東京から来たコーチ。 負傷。 再挑戦。 原作では中嶋朋子は出てないらしいですが、私のボロ泣きの堰を切ったのは彼女の「今のあなたたち好きよ」というセリフです。 周りに聞いてみると、どうも若い奴ほど泣かないらしい。俺おじさんでよかった。 |
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| 監督・脚本 磯村一路 原作 敷村良子 撮影 長田勇市 音楽 リーチェ with penguins |
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| 「ガンマー第3号 宇宙大作戦」 | ★★★ 前から何度も書いている通り、私が初めて映画館で観た映画である。そんなわけで最低でも★4つつけてやろうとか思っていたが、その後もテレビで2回くらい見てるよなということがわかったので、過剰な思い入れは抜くことにした。 ネタ的には、前半が「アルマゲドン」の元で、後半は「エイリアン」の元という(説もある)贅沢な映画だが、イマイチ乗れないのは主人公が好きになれない(というより嫌いだ)からだろうか。 東映ちびっ子まつり(1968年12月19日封切り) 同時上映作品 「ピノキオの宇宙大冒険」(外国のカラー長編アニメ。実は記憶にないが、これがメイン扱いっぽい) 「河童の三平 妖怪大作戦」(白黒。テレビの第5話らしい) 「人のくらしの百万年 マニ・マニ・マーチ」(まったく記憶にない) 場所はどこだかわからない。渋谷か横浜(伊勢佐木町?)と思われる。客席に傾斜がついていた記憶がある。当時のことゆえ、途中から入って「ここから見てるよな」というところで出たはず。 田口勝彦は特撮(テレビ)系の監督なので、第二班として着ぐるみ関係とかを撮っていたのではないか。 |
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| 監督 深作欣二 田口勝彦 脚本 金子武郎 トム・ロー 撮影 山沢義一 美術 江野慎一 照明 梅谷茂 特殊技術 渡辺明 音楽 津島利章 |
ロバート・ホートン(納谷悟朗) リチャード・ジャッケル ルチアナ・パルッツィ ロバート・ダンハム バッド・ウイドム テッド・ガンサー キャシー・ホーラン |
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| <日本映画−き 前編> | |||