| <日本映画−み> | |||
| タイトル | コメント | ||
| スタッフ | キャスト | ||
| 「Moon Child」 | ★★★ GacktさんもHYDEさんもわしゃ知らん。けど、映画の前にフジフィルムのCMがついていて、そこに樹木希林と仲良しだった人が出てきたので片方は誰だかわかりました。お客さんは女の子ばっかりだよ。おそらくこの場で瀬々の映画とゼニー・クォックの映画を両方とも見ているのは私だけであろう(「DOG STAR」見てる人はいるかもしれない)。 21世紀初頭、日本は経済が崩壊し、難民としてマレッパという街に大量に流れてきていた。元は広東語の街だったが今や北京語や日本語に押されている。2015年。街は孤児で溢れていた。孤児のショウ(のちのGackt)は兄(のちの寺島)やトシ(のちの山本)と共にヤクザ者から金を盗み、逃げる途中で死にかけていたケイ(最初からHYDE)を拾う。アジトをヤクザ者に見つかり、兄は脚を撃たれるが、ヤクザ者はケイが始末してくれた。ケイはヤクザの血を啜った。 ケイは昔っから生きているヴァンパイアである(ムーン・チャイルドってのは彼を指すようだ)。21世紀最初の日に唯一の同胞、というか彼をヴァンパイアにしたルカ(豊川)を失った。生き続けることに疲れたルカは、海で朝日を迎え燃えてしまった。設定が微妙で、強い直射日光をある程度の時間浴びなければ大丈夫(雨の日は外をうろつける)。銃で撃たれても死なない。それ以前に弾丸は避けれる。ちょっと飛べる。血は日常的に摂取しなくても平気(ずっと吸わないのはダメ)。 孤児たちが大人になった頃、街は義心会という中国マフィアに仕切られていた。金髪のショウらは、宝石よりも高価なトミーのミニカーの発掘品で金を稼いでいた。脚に障害が残った寺島はヤンチャは引退して義心会の下働きのようなことをしている、というか、ジャンキーになっていた。ショウたちの商売もそろそろジリ貧だった。彼らは義心会の事務所に乗り込み、金を奪うことにした。ところが、事務所を襲う先客がいた。妹(ゼニー)がヤクザに犯された復讐に来た孫(ワン)だった。彼らは手を組み、義心会の事務所は壊滅状態になったが、これはもちろん末端の事務所である。子供の頃に口を利けなくなったゼニーは、絵描きの卵だった。ショウは彼女にメロメロになるが、ゼニーはケイのことが気にかかるようだった。もちろんケイの正体は秘密である。楽しく過ごす彼らの元に義心会本隊が襲いかかる。 で、数年後。うーむ、これちょっと長いスパンの話で、数年後だ数ヶ月後だ、マレッパから遠く離れた街だと時間と場所が飛ぶのだが、もうちょっとコンパクトにした方がよかったのではないか(広げたのは井土じゃないかな)。とりあえず数ヶ月後なんてのは字幕出すまでもなく表現するべきです。字幕が出されてかえって混乱する。いや、俺は混乱しないが(ホント)これ対象が女子高生とかの映画なので。まあ、数年後のショウは義心会と対立するちょっとした組織のボスで、髪は焦げ茶でオールバック風。おう、かなり普通にヤクザ映画に出られそうな風貌だ。前半のテンション高い演技はどうしようもないと思っていたが、あれは「若い俺」ってのを演じていたらしい。「大人の俺」はまだ普通だ。ケイは行方不明になり、孫は同胞の力になりたいと義心会に入っていた。あとは書かないぜ。あ、石橋はマレッパから遠く離れた街の警官で、中東っぽく見えるけど、たぶんこれ日本の成れの果てっていう設定だと思う(公用語は英語みたいだが)。あと、杏ちゃんはエピローグ担当。 全体的に銃撃戦が主なのだが、Gacktの撃ち方にちょっと違和感がある。というのは、基本はとにかく撃ちまくるのだが、Gacktが5回くらい引き金ひいても2回くらいしか弾が出てないみたいに見えるのだ。マズル・フラッシュはCGで足しとけ。彼は前半にクンフー使ってて、本人じゃないかもしれんがかなりキレがよかったので、後半に使わないのは惜しかった。 クライマックスの廃墟が素晴らしい。台湾にあるのだと思うが、ちょっと見たことある気もする。 |
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| 監督 瀬々敬久 脚本 Gackt 瀬々敬久 井土紀州 撮影 柴主高秀 プロダクションデザイン 丸尾知行 吉田悦子 コスチュームデザイン 山下隆生 Monkey スタイリスト 片柳利依子 VFXスーパーバイザー 浅野秀二 スタントコーディネーター 下村勇二 音楽 安川午朗 |
Gackt HYDE 郭善[王與](ゼニー・クォック) 王力宏(ワン・リーホン) 山本太郎 寺島進 石橋凌 豊川悦司 鈴木杏 千原靖史 千原浩史 YOU 三幸哲郎 YOSH 本郷奏多 春山幹介 久保孝典 李立群(リー・リーチュン) 高捷(ガオ・ジェ) 段釣豪(ドァン・ジュンハウ) |
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| 「無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ」 | ★★★ テレビの「木枯し紋次郎」って「市川崑劇場」とかうたってたわりに市川崑が演出したのって数本しかないみたいなのだが、そのうちの1本に出ている原田芳雄で、「紋次郎」原作者の別シリーズを見た目「紋次郎」そっくりに映画化。丈吉(原田)が山道をズンズン歩くオープニングは、そんなにロングで山ばっか映さなくていいだろうという市川のド真似。 御子神(みこがみ)の丈吉は、妻と子を国定忠治に嬲り殺された仇を討つために忠治を追って全国を旅するニヒルな男。左手は三本指で、なんか鳥の脚みたいに奇形してたような。爪を研いでる一瞬しか映らないからよくわからない。左手にはいつも黒い手袋をはめてます。忠治は丈吉が怖いので刺客を雇う。それが夏八木。彼は包丁投げの達人で、グルグルグルグル右腕を回して包丁を投げる。そういう飛び道具の男に立ち会えといわれても刀使いの丈吉も困るよなあ。とにかく、一方は刀を構え、距離を取った片方は包丁を投げようと腕をグルグルって、どう見ても野球だよ。そのため、音楽に「巨人の星」の渡辺岳夫をあてがってみました(どっちかっていうと「ガンダム」っぽい曲を書きました)。 |
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| 監督 池広一夫 脚本 永原秀一 池広一夫 原作 笹沢左保 撮影 岡崎宏三 美術 小島基司 音楽 渡辺岳夫 |
原田芳雄 夏八木勲 安田道代 小川節子 鈴木瑞穂 石橋蓮司 |
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| 「娘道成寺 蛇炎の恋」 | ★★★ アップで見ると福助もいい加減オバサンになっちゃったよなあと思ったが、お弟子の須賀(仮面ライダー龍騎)の白塗りを見ると、なんじゃこりゃ、ブスにして貧相。これを見れば福助はさすがに綺麗というか。そういうの福助とかには化粧する前からわかってそうに思うが、あっそうか、自分が綺麗に見えるように何も言わなかったのね。女の性だわ〜。牧瀬も白塗りするんだけど、やっぱり不細工になってるし、頬のへこみが目立っちゃうし、陰謀を感じるね。ちなみに牧瀬の役は本来は脱げる人用のものなので、そういう仕事は最初から受けないように。 牧瀬は鶴太郎の「獄門島」に出てたけど、あれは鐘の下に入っちゃう役じゃなかったよね? |
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| 監督 高山由紀子 脚本 高山由紀子 たかやまなおき 撮影 加藤雄大 美術監修 西岡善信 美術 倉田智子 きものデザイン 小泉清子 日舞指導 中村光江 ダンス振付 金森穰 大衆演劇振付 葵好次郎 音楽 松尾和之 |
牧瀬里穂 中村福助 風間トオル 須賀貴匡 真矢みき 岸部一徳 中村児太郎 峰岸徹 毬谷友子 城火呂絵 ミッキー・カーチス |
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| 「無法松の一生」 1958年 | ★★★★ 男はこうあれかし。 戦前の帝国政府や戦後のGHQにズタズタにされた自作映画をリメイク。そっちはそっちで傑作らしいのだが、近々見られる予定なので頑張ります。恋愛風味が削られているらしいので、私はそっちの方がいいかも。子育て映画のつもりで見ていて急に恋愛モードになると(なってはいないけど)驚きますからね。知ってたから驚かないけど。どういうわけかお話は知ってて、断片的に(三船追悼番組とかで)見たことはあるという映画です。この後も勝新とかでリメイクされてたりするので、案外1本くらい見たことあるのかもな。 舞台は九州・小倉。 明治30年。ヤンチャでならした直情型バンカラの車引き・松五郎(三船)。通りすがりに情けないボンボン(松本)がいたので無責任にハッパをかけると、帰り道、彼は木から落ちてケガをしていた。慌てて家へ連れていく。そこは吉岡大尉(芥川)の家で、大尉は不在で奥さん(高峰)がいた。後で奥さんが大尉に、お礼も受け取らずに去っていったキップのいい男の話をすると、そいつは有名な無法松だといって武勇談を面白可笑しく話してくれた。大尉は、無法松を呼んで機嫌よく酒を飲んでいる(「俺はなぜだか貴様がたまらなく好きになったぞ。貴様は軍人になれば少将まで行くヤツだ」「いや、俺は大将になります」「ハハハハハ」)うちに気分が悪くなり、そのまま帰らぬ人となった。高峰は兄からの再婚話も断り、ボンボンを女手ひとつで育てるのだが、時に父親役を無法松が務めるのだった。凧あげとか運動会とか。運動会に無法松が飛び入り参加し、内向的でおとなしかったボンボンが大声で応援するとこが泣かせる。 大正13年。青年になったボンボン(笠原)は初めて(集団の)ケンカに参加するが、見ちゃいられない無法松は、つい相手全員をひとりでブチのめしてしまう。変にボンボンひとりを助けるとかでなくてよかった。ボンボンは「ボンボン」と呼ばれるのが恥ずかしいといい、高峰から「吉岡さん」とでも呼んでやってくれといわれた無法松は彼がというより吉岡家が遠くへ行ってしまったような寂しさを感じる。しかし遠くの学校へ行った「吉岡さん」が学校の先生(土屋)に地元の祭り太鼓を見せに帰ってきたときには、今はすたれてしまった本当の打ち方(の真似事)をしてみせ、やはり疑似親子の絆のようなものを感じるのだったが、表にはまったく出てこないが奥さんに劣情を抱いていることを恥じた無法松は、吉岡家から離れて寂しい一生を終えるのだった。タイトルにあるので最後まで書いてしまった。回想シーンで子供時代も有る。 時間経過を表すのに、グルグル回る車輪が何重にも映るのが、「コットン・クラブ」のルーレットみたいだった(もちろんこっちが先)。 何本かあるのは知っていて、しかし細かくは知らなかったので、見ていて三船より勝新の方が似合いそうだと思ったら勝新版があるのを後で知った。そっちを見たことあるのかなと思ったが、やっぱりあらすじを知っているという程度で、見た記憶はない。その知識によれば「秘めた恋」みたいな印象もあったのだが、実際に見始めてみると一向に恋愛の気配はなく、男ゴコロを伝承する師匠と弟子の交流みたいなムード(日常の態度で自然に伝えるのだ)で、ラストで急に恋愛モードになるのはいかがかと思ったが、これの高峰秀子はかなりイイので(ちょっと無法松を使用人扱いしすぎのきらいはあるが)、まあ許す。 大正13年の方だったと思うが、パチンコ屋でお馴染みの「守るも攻めるもクロガネの」戦艦マーチが流れていて、私はてっきり(替え歌のせいで)戦艦大和の歌だと思っていたのでオヤッと思った。 追記:冒頭に書いたバンツマ版は阪妻映画祭で上映されましたが、スケジュールが合わずに見られませんでした。瀬戸口藤吉作曲「行進曲『軍艦』」(あっそうか、戦艦マーチじゃなくて軍艦マーチだ)は1900年、戦艦富士の甲板上で初演されたとのことです。 |
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| 監督 稲垣浩 脚本 伊丹万作 稲垣浩 原作 岩下俊作 撮影 山田一夫 美術 植田寛 音楽 團伊玖磨 |
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| 「ムルデカ 17805」 | ★★ 1941年12月、欧米が経済封鎖だのでいじめるので、大日本帝国はやむなく宣戦布告した(と字幕)。榎木・山田・保坂らはイギリス・オランダ連合統治下の蘭印(インドネシア)のジャワ島に上陸。現地の婆さんが山田の足下にひれ伏す。通訳の六平によれば、ジャワには「圧政で民衆を苦しめる白人を海からやって来た黄色い人たちがやっつけてくれる」という伝説があるそうだ。感激した山田「我々は兄弟たる亜細亜の人々を白人から解放するためにこの戦争をやっておるのだ」と演説。敵軍5万、我が帝国軍は2万5千。しかし上陸作戦を見れば敵は腰砕け、勢いは我が方にあり、敵陣に乗り込んで直談判せば戦意喪失せる敵方は退却するやもしれん。と、上官の榎木がいうので山田は六平ひとりを連れ、サングラスはないものの、いかにもハリマオな格好で乗り込んだ。英語しか話さないオランダ軍相手に、気でも狂ったかのような勢いで無血開城を迫る。「10万の我が帝国軍が貴君らを滅ぼすであろう! 退くことも戦略だ」。オランダ軍は日本刀を抜いて叫ぶ山田を気味悪く思ったのであろう、言いなりに島から出ていった。 強圧を指示する大本営の使者・夏八木と対立する(本当は仲良し)司令官の津川の融和政策で日本軍はインドネシアの民衆と仲良く暮らし、独立の後押しもすることになった。私はもうオランダ追い出したからいいんじゃないかと思っていたが、島から出ただけで国の支配はつづいているのね。山田は青年道場というのを開いてインドネシア青年たちに軍事教練を施す。もちろん竹槍ありだ。「死ぬまでやれ」を合い言葉に、体育会系のシゴキがつづく。俯瞰で撮って本当に殴っているカットあり。現地人を殴っちゃいかんだろう。とってもやな感じ。山田は現地の看護婦とも仲良くなった。言葉が通じないなか話をして「どうしてわたしのいってることがわかるのかしら」「目だ。君の目を見れば心がわかる」実はこのとき山田は彼女の方は見ていなかったのであった。大本営からの強圧の指示に抵抗する山田。そうこうしているうちに戦争は終わった。玉音放送の普段聞かないところを聞かせてもらったが、それじゃ玉音放送ってわからねえんだよ。 時に皇紀2605年8月17日、インドネシア政府は独立(ムルデカ)戦争を開始。帰ってきた鬼畜のオランダ軍は保坂を戦犯として捕らえ、オカマのサディストが楽しげに激しく拷問、保坂獄死。山田は復員せず、青年道場の教え子らとともに独立戦争に参加する。そう決心するまでグズグズしていたので死ななくていい人が何人も死んでしまった。その後の戦いではどう見てもインドネシア・日本連合軍は負けているのだが、どういうわけか独立を勝ち取ったのだった。 山田が独立戦争に参戦する、いや保坂が獄死するまでは、突っ込みどころ満載で笑える。いや、笑っちゃいかんです。でも可笑しいんだよ。若者集めたら爆笑が起こったと思うね。あと「ナンセンス!」とか「異議なし!」とか叫びながら見ると楽しいと思う。でも客少ない上に爺いばっかだから。その後は、もう疲れちゃいました。 |
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| 監督 藤由紀夫 脚本 石松愛弘 撮影監督 高間賢治 撮影 戸澤潤一 音楽 国吉良一 |
山田純大 保坂尚輝 榎木孝明 六平直政 ムハマド・イクバル ローラ・アマリア アウリア・アクサン 水橋研二 津川雅彦 夏八木勲 藤谷美紀 藤村志保 松原智恵子 阿南健治 石田太郎 |
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