日本映画−し 中編

★は1個から5個の間でテキトーにつけてあります。
最新更新日:2004年06月10日
<日本映画−し 前編>
タイトル コメント
スタッフ キャスト
「下妻物語」 ★★★★
映画を見て、というか、パンフを読んでビックリしたのは、喫茶店とか洋服屋さんとか実在の物だったということだ。
いつも深田さんのことを悪くいって申し訳ないと思っていましたが、これに関してはフカキョンより土屋アンナというのがちょっとダメだった。
監督・脚本
    中島哲也
原作 獄本野ばら
撮影 阿藤正一
美術 桑島十和子
スタイリスト
    申谷弘美
ヘア&メイクアップ
アーティスト
    小菅孝
ビジュアルエフェクト
スーパーバイザー
    柳川瀬雅英
CGディレクター
    増尾隆幸
アクション指導
    山田一善
    武田滋裕
    アニメーション制作
    STUDIO4℃
音楽 菅野よう子
エンディング
    「タイムマシンにお願い」
特別協力
    茨城県下妻市
    イオン株式会社
    スキップシティ
    BABY, THE STARS
SHINE BRIGHT
深田恭子
土屋アンナ
宮迫博之
篠原涼子
樹木希林
福田麻由子
阿部サダヲ
岡田義徳
小池栄子
矢沢心
生瀬勝久
荒川良々
 本田博太郎
 入絵加奈子
 鮎貝健
 水野晴郎
 木村祐一
 まちゃまちゃ
 真木よう子
 江本純子
 町田マリー
 栗本修次
 河西りえ
「釈迦」 ★★
これはテレビで見て、(正義の人だと刷り込まれていた)ダイバ・ダッタって本当は悪者かよ、と思った記憶はあるが、それが勝新だとは認識していなかったし、当然短縮版だろう。なにせ途中でお釈迦様は姿を見せなくなって関係ない話ばかりやってるのだ(っていうか、2時間半? ふざけんなよ)。鬼子母神(山田五十鈴)とか阿闍世(川口隊長)のエピソードとかまるごとカットだな(まるごとだと最後の対決につながらないよ〜)。あっ、勝新と玉緒(可愛い)が共演してるのって初めて見たのかな?
意外とインドの感じはよく出てると思う。注意していただきたいのはインド映画の感じ、ではないことで、ミュージカルでなくて歴史スペクタクルみたいなのね。スタッフに振付の方がいらっしゃいますが(名前が読めないね〜)、この人の出番は、森の中で結跏趺坐する釈迦の修業を邪魔しようと半裸で踊り狂う魔物(ナントカ舞踊団の人たち)のあたりではないかと。特撮に関しては、いやあ、特撮より本物のセット崩してるとことかの方が凄いよね(実をいうと特撮と本物の区別がついていないかもしれない)。
生まれたばかりで歩いてきたシッダ太子が「天上天下唯我独尊」と言うイントネーションが昭和天皇そっくりなのがイイね〜。
シッダ太子(本郷)の奥さんは外人で声は吹き替え。女優さんの名前はタイっぽいのでは(短いけど)。
監督 三隅研次
脚本 八尋不二
撮影 今井ひろし
美術監督
    伊藤憙朔
美術 内藤昭
衣裳 伊藤ナツ
衣裳考証
    上野芳生
装飾考証
    高津年晴
特殊技術
    横田達之
    相坂操一
疑斗 宮内昌平
振付 榊原帰逸
作曲 伊福部昭
指揮 上田仁
演奏 東京交響楽団
本郷功次郎
勝新太郎
チェリト・ソリス
川崎敬三
川口浩
小林勝彦
市川雷蔵
山本富士子
中村玉緒
叶順子
京マチ子
近藤美恵子
藤原礼子
三田登喜子
市田ひろみ
阿井美千子
三田村元
丹羽又三郎
島田竜三
鶴見丈二
大辻伺郎
北原義郎
根上淳
中村鴈治郎
千葉敏郎
石井竜一
舟木洋一
花布辰男
嵐三右ヱ門
寺島貢
阿部脩
丸山修
寺島雄作
 荒木忍
 清水元
 山田五十鈴
 月丘夢路
 北林谷栄
 細川ちか子
 杉村春子
 千田是也
 東野英治郎
 見明凡太郎
 滝沢修
 市川寿海
 南部彰三
 葛木香一
 東良之助
 南条新太郎
 水原浩一
 浅尾奥山
 市川謹也
 原聖四郎
 伊達三郎
 金剛麗子
 橘公子
 近江輝子
 藤川準
 玉置一恵
 堀北幸夫
 横山文彦
 菊野昌代士
 越川一
 丸凡太
 沖時男
 浜田雄史
「ジャコ萬と鉄」 1964年 ★★★★
監督 深作欣二
脚本 黒澤明
    谷口千吉
    梶野悳三「鰊漁場」より
撮影 坪井誠
照明 厚田政重
美術 近藤照男
    中村修一郎
音楽 佐藤勝
高倉健
丹波哲郎
山形勲
大坂志郎
南田洋子
高千穂ひづる
江原真二郎
入江若葉
浦辺粂子
「車夫遊侠伝 喧嘩辰」 ★★★★
東京から新製品・ゴムタイヤの人力車を持って大阪に突撃した車夫の辰(内田)は、生き方がべらんめえで、もちろん大阪の車屋と衝突したりもするが、商売も特急専門、ひと度乗った客は荷物と見なし、しゃべるのは御法度、口きいた客はほっぽり出すのが俺っちの流儀でい、みたいな男で、芸者の弘子ねえさんなんかも橋の上から川へ放り込んでしまう。もちろん助けるわけだが、辰は水も滴る弘子に惚れてしまう。辰は大阪の親分(曾我廼家)に目をかけられて恩義を感じていたが、実は弘子は親分の秘密の愛人だった。だが弘子の心も辰にあり、親分は涙を飲んで二人を取り持つが、それが新婚旅行先で辰の知ることとなり、成田離婚じゃないがいきなり別居である。というのはもちろん嫉妬とかでなくて義理からですね。弁護士を目指す苦学の車屋・河原崎と藤純子の純愛をはさみつつ、東京で講道館の嘉納治五郎に負けた武闘家の大木が大阪の覇権をねらって(なんか政治家になっちゃうし)乗り込んでくる。
鈴木清順もそうだったが、カラーだと映像美な人の白黒映画が妙に活きがイイのは不思議な気持ちがする。
監督 加藤泰
脚本 加藤泰
    鈴木則文
原作 紙屋五平
撮影 川崎新太郎
美術 井川徳道
擬闘 島義一
音楽 高橋半
挿入歌
    北島三郎
内田良平
桜町弘子
曾我廼家明蝶
河原崎長一郎
藤純子
大木実
近衛十四郎
宗方奈美
北島三郎
南都雄二
ミヤコ蝶々
曾根晴美
田中春男
北島三郎
<Jam Films>シリーズ 「Jam Films」
「シャ乱Qの演歌の花道」 ★★★★
つんくが演歌畑でのし上がっていく様を描く。
純情可憐というか、清楚なお嬢様役の瀬戸が色っぽすぎ、ミスキャストとまではいわないが、口紅の色を工夫するとかできなかったか。
監督 滝田洋二郎
脚本 斉藤ひろし
    戸田山雅司
原案 斉藤ひろし
撮影 栢野直樹
美術 部谷京子
音楽 シャ乱Q
    谷川賢作
主題歌
    シャ乱Q
シャ乱Q
(つんく
 はたけ
 しゅう
 まこと
 たいせー)
陣内孝則
瀬戸朝香
尾藤イサオ
 もたいまさこ
 平幹二朗
 松尾貴史
 森高千里
 さとう珠緒
 萩原聖人
 吉村明宏
 笑福亭鶴瓶
 蓑輪裕太
「Shall we ダンス?」 ★★★★
さえない中年サラリーマンがふと見た先生に引かれて社交ダンス教室に通うことになる。
主人公が役所でありながら、泣かせどころが女性(草刈、原)に感情移入するようになっている構成はちょっと変な気がする。
監督・脚本
    周防正行
主題歌
    大貫妙子
役所広司
草刈民代
竹中直人
渡辺えり子
原日出子
柄本明
田口浩正
 徳井優
 森山周一郎
 上田耕一
 香川京子
 本木雅弘
 清水美砂
「JUNK 死霊狩り」 ★★★★
いや、そんなに面白くない。ただ「WiLD ZERO」と同じ点数をつけないと不公平かと思って。
沖縄。米軍が死体蘇生薬の実験をしている秘密の研究所。一人の女性が蘇った。女性はゾンビと化して博士と助手を襲った!
宝石店強盗をした嶋村たちのチームは地元ヤクザと取引しようと廃工場にやってきた。そここそ例の研究所の仮の姿。ゾンビ化した博士と助手に襲われる嶋村たち。そこへヤクザがやって来るが、ヤクザもまた嶋村たちを襲って濡れ手に粟の心づもり。だが、ヤクザもゾンビに襲われる。抵抗してバリバリ発砲。棚の薬が床にこぼれる(大量)。床には何故か実験用の死体が放置してある。次々に蘇る死体たち。
異変に気づいた米軍は研究所を自爆させようとするが、謎のメッセージを残して遠隔作動装置が故障。以前そこの研究員だった医師の岸本はメッセージに何かを感じ、自ら武装して研究所へ飛んだ(ヘリね)。
ヤクザ全滅で(もちろんゾンビ化)、嶋村とちょっと気になる彼氏ははぐれてしまう。そこへ岸本到着。実は最初にゾンビ化した女性は岸本の妻だった……!
犯罪者が入り込んだ廃屋には……というところから完全にゾンビ映画。具体例は思い浮かばないが、ホラーだと思ったら最初は犯罪物みたいで、何だこれ、ということがよくありました。
ゾンビのメイクもそれらしく、動きもいいし、飛び散る肉のゲチョゲチョさとか(ちょっとチャチイとこありますが)、とにかくゾンビ映画として、これはホンモノ。懐かしい気分に浸れます。
監督 室賀厚
脚本 室賀厚
    J・B・ベイカー
    葛木容子
    寺尾恵美子
撮影 加藤孝信
特殊メイク
    藤原慎二
特殊効果
    小林正己
音楽 安川午朗
嶋村かおり
岸本祐二
江原修
殺陣剛太
美羽
田中弘太郎
松下正彦
浅野伸幸
重村佳史
佐々木庸二
門屋徹也
パトリック・ジョーンズ
マーク・C・モーハウス
リチャード・ジョーンズ
デボラ・J・ビナール
「ジャングル大帝」 ★★
(アニメーション)
原作後半の話。パンジャはもう死んでてレオは大人。
原作 手塚治虫
監督 竹内啓雄
作画監督
    杉野昭夫
(声の出演)
津嘉山正種
倍賞千恵子
柊美冬
椎名へきる
「ジャンプ」 ★★★
みんな原田泰造には満足しているらしい。私も別に普通に映画として見た場合には文句はない。でもこれ佐藤正午の映画だからなー、原田って「僕」ってタイプじゃないじゃん。実際いってなかったと思うし(「俺」だったと思う)。僕はそこがちょっとどうかと思うが。
私がイマイチだと思ったのは原作の「痛さ」があまり感じられないためで、これはでも誰が悪いとかでなくて映像の限界なんだろうと思う。でも、その痛さを乗り越えてやっとオチに納得するというか、特に誰を悪く思うわけでもない境地に達することができるのであって、しかも原作よりオチを重要視しているフシのあるこの映画で「乗り越え」がないと、ちょっと「お前が犯人か!」みたいな気持ちになっちゃうかなあ、と。
出張先が北海道から福岡に変更になっており、これは佐藤正午(佐世保の人)を特別出演させるためかと思ったが、別に出てた気配はない(パンフにも書いてなかった)。九州にした方がラストへの流れがスムーズだし、ロケ代も助かるからかな?
監督 竹下昌男
脚本 井上由美子
原作 佐藤正午
企画 根岸吉太郎 他
撮影 丸池納
照明 山川英明
美術 林千奈
劇中絵画
    福山小夜
音楽 大友良英
原田泰造
笛木優子
牧瀬里穂
鈴木砂羽
唯野未歩子
光石研
伊武雅刀
榊原めぐみ
金久美子
菅原大吉
 秋山菜津子
 寺島進
 平泉成
 上田耕一
 佐藤恒治
 佐藤隆太
 中井貴一
 吉瀬美智子
 岡元夕紀子
 由見あかり
「10」で始まる映画
「獣人雪男」 ★★
「ゴジラ」の原作者、監督、役者、ツブラヤが再結集!
雪山(日本アルプス?)で大きな動物(地球上のどの生物とも違う毛を持つ)の足跡とともに行方不明になった桃子の兄を追って、仲間の生物調査隊は探検を開始した。桃子の恋人であり(違うかな)兄の親友でもある宝田は、謎の生物・雪男を狙う動物ブローカーともめて崖下に落とされる。そこには秘密の部落があった。部落民は洞窟に住む雪男を守護神として崇めていた(狩りの獲物の関係らしい)。娘の明美がよそ者と仲良くするのをよしとしない村長らは、宝田を縄でひっくくって崖から吊るすが、それを見かけた雪男は宝田を助けてくれた。優しいのだ。雪男には子供がひとり?いた。そういえば名前は雪男だけど、オスかどうかはっきりしない。私は河内桃子が抱き上げられている写真とか見ていたにも関わらず、雪男は巨大生物のように思い込んでいた。2メートル足らずですね。普通だ。このあとブローカーに捕まってギャーッと暴れるとかそういう映画。
雪男はたくさんいたようなのだが、突然はえた毒キノコを食ってほぼ全滅。「何故この二頭だけ生き残ったのでしょうか」「たまたまキノコ食わなかったんだろう」、そ、そうですか……。
大した理由はないようだが、とにかく日本未ビデオ化作品。「部落」のせいではないらしい。外国では普通に売っているようだ(DVDまで)。
特撮の見せ場は雪男がトラックを崖から落としたりするとこでしょうが、これ見せ場のせいかロングでのんびり下に落ちるまでカメラ回しているのでしまらない絵になってます。爆発すらしなかったし。それが2回も。驚いたのは、ブローカーを持ち上げて落とすところ。合成です。人間の大きさのモンスターが小錦とかでない普通のおじさんを持ち上げて落とす。どうして合成を使う必要があるのでしょう。普通に撮ればいいではないか。こういう特撮のための特撮は俺は認められないな。と、妙に強気の私であった(いや、面白い絵ではあるんだけど)。だって、なんかトンでもない映画なのかと思って期待してたんだもん。
監督 本多猪四郎
脚本 村田武雄
原作 香山滋
撮影 飯村正
特殊技術
    円谷英二
    渡辺明
    向山宏
    城田正雄
音楽 佐藤勝
宝田明
河内桃子
笠原健司
中村伸郎
小杉義男
根岸明美
高堂国典
堤康久
堺左千夫
山本廉
鈴木孝次
岡部正
山田彰
瀬良明
千葉一郎
西条悦郎
坪野鎌之
緒方燐作
谷晃
中山豊
大村千吉
橘正晃
越後憲三
川又吉一
 向井淳一郎
 日方一夫
 伊原徳
 広瀬正一
 天見竜太郎
 鈴川二郎
 中西英介
 大塚秀男
 岡本喜八郎
 中島春雄
 砂川繁視
 相良三四郎(雪男)
 大西康雄
 熊谷二良
 草間璋夫
 加藤茂雄
 吉頂寺光
 勝本圭一郎
 佐藤功一
 福田和郎
 安芸津宏
 小沢経子
 伊東隆
「銃声 Last Drop of Blood ★★★
企画・原案・脚本・監督
    秋元康
撮影 柳島克己
美術 金田克美
視覚効果
    松本肇
音楽 後藤次利
石橋貴明
保坂尚輝
高島礼子
鶴見辰吾
蟹江敬三
さとう珠緒
松村達雄
柏原収史
寺田農
大和武士
木梨憲武
石橋蓮司
上田耕一
ガッツ石松
小日向文世
松重豊
金谷亜未子
<呪怨(じゅおん)>シリーズ 「呪怨」
「呪怨2」
「熟女のはらわた 真紅の裂け目」
ふくろうの夏
★★★
P−1グランプリ2000参加作品。
このタイトルだと一番手の女優、麻生みゅうさんが熟女だと思うでしょうが、麻生さんはメガイエロー似の女子高生。熟女はあまり出てくる必然性のない吉行由実さんでした(他の映画で由美になっていたりするのは改名したからだよ)。おそらく公開当時に熟女モノが流行っていたのでしょう。
妻の裏切りでムショ勤めをしていた男。出所して一番にするべきことは復讐だ。
ただのデートで5万円という約束でオヤジとハイキングに来ていた少女は、しかしオヤジに襲われる。助けてくれたのはムショ帰りの男。10万円貰い損ねたという少女(嘘つき)に済まなく思った男は夜まで待てば金はつくれると、なんとなく行動をともにすることになる。
ここで人のいない別荘に泊まるのだが(男と少女の間には何もなし)、ここを不動産屋とともに訪れてイチャイチャしているうちに車をとられる熟女が吉行さん。
町へ出て金と拳銃を手にした男と少女は男の妻の元へと向かう。
山の中の緑の具合とかいいですね。監督はピンク四天王の一人。前に見たヤツも拳銃出てきたし(エイズの自殺用だったかな)、根がハードボイルドの人なんだろうな。
監督・脚本
    佐野和宏
撮影 京王撮影兄弟会
    (斉藤幸一)
音楽 安田光一
佐野和宏
麻生みゅう
工藤翔子
吉行由実
小林節彦
白都翔一
神戸顕一
楠本頼子
「出獄四十八時間」 ★★★
泥酔状態の峰岸刑事は盗んだトラックで子供を轢き殺してしまう。同僚の長谷川刑事が弁護するが運送会社社長・神田の証言が決め手になり懲役5年。薬が盛られたに違いない。彼が捜査していた組織の罠に違いない。5年後の朝7時に出所した彼は、明後日の朝7時に組織を一網打尽にするから早まったことはしてくれるなという長谷川を振りきって神田の元へ向かう。これまでだって組織の手入れはいつも失敗している。警察内部にレポ(スパイ)がいるに違いないのだ。与えられた時間は四十八時間。途中、外人からピストルを買い叩く。ゴーゴー娼婦(客がゴーゴーを踊っている女のうちから選んで二階の部屋へ行く)の松岡から神田が組織の女に手を出して金を搾り取られていたことを聞き出す。その間にも命をねらわれる峰岸。神田は偽証を否定するが、直後に殺されてしまう。死体を発見した峰岸は現場にやってきた神田の娘(トラック野郎)の道代に父を殺したと誤解されてしまう。以後、警察の手を逃れて組織の幹部・戸浦をつけ回す峰岸だが、その行く先々に道代が駆けつける。ついに戸浦の幼い娘を誘拐しておびき出し、戸浦をロープでつないで車で引き回す峰岸。その間に娘を助けに行った道代はちょうど見ていなかったのだが、やって来たトラックが戸浦を轢き殺す。またまた峰岸の仕業と誤解する道代。警察も峰岸を連続殺人犯として追い始めた。
はじまってすぐにも思ったのだけど、安田道代の様子を見るにいたって確信した。これは日活映画であろう。峰岸が石原裕次郎で安田が浅丘ルリ子で長谷川が二谷英明だ。というわけで大方ネタは読めてしまいました。
コートを着た姿がいかにも刑事な峰岸が全編に渡って暴れまくり(刑事は何故コートを着たがるのだろう)、安田は相変わらず走りまくり、その元気のよさが見どころ(セリフとかはもうちょっと気取ってもいいと思った)。問題はやはり安田の神出鬼没ぶりであろう。警察が大勢で探しても見つからない峰岸の前にあっさり現れてしまうのである。その偶然の来合わせっぷりは、登場人物全員が電波を出して呼び寄せ合っているとしか思えない「仮面ライダーファイズ」(TV版)もビックリなほどである。
脇役がみんな関西弁で港が舞台なので、カーナンバーの「神」ってのは神戸のことかと思ったら、パトカーには「神川県警」(わざわざ架空の地名かよ)と書いてあった。とにかく「神」は神奈川、いちおう横浜かね。なんで関西弁なんだろう。
監督 森一生
脚本 吉田哲郎
撮影 宮川一夫
照明 中岡源権
美術 太田誠一
音楽 池野成
峰岸隆之介
安田道代
戸浦六宏
長谷川明男
松岡きっこ
神田隆
松村康世
須賀不二男
水原浩一
「ジュブナイル Juvenile」 ★★★★
林間学校かなんかで球体のロボット・テトラを拾った子供たち。テトラは金属スクラップで何か組み立てる。自分の体だった。その頃、町に宇宙人がやってきた。海を丸ごと奪おうとする宇宙人。テトラと子供たちは、タイムマシンを研究している町の発明おじさん(これがシンゴ)とともに立ち向かう。はずが、テトラがいない。その頃テトラは巨大ロボットをつくっていたのだ。
子供向け、のはずが、結構複雑なストーリーに、全編に漂うノスタルジー。これはあれだ、子供につき合って来たお父さんが感動するってパターン(お母さんごめん、やっぱり男の子向け)。ズバリそのように宣伝してくれればいいのだが、会社側としては主人公たちと同年代に見てもらいたい模様。ダメなんだって。小学校高学年の子供は子供向けといわれりゃ見る気にならんのよ。というわけで、どうも入りが悪い。そういえばSMAPファンとかもあまりいなさそう。もったいないねー。
ちょっと予告で思っていたのとは違う展開でしたが(そもそも予告の泣かせどころ「テトラ、一緒に戦う」ってセリフないじゃんか)、それでも結局は涙ぐんでしまうのでした。そういえば予告の「E.T.」みたいな曲なかった。あれ予告用に「E.T.」の本物使ってたとかかなー。
監督・脚本・VFX・
コンセプチュアルデザイン
    山崎貴
撮影 柴崎幸三
音楽 清水靖晃
主題歌
    山下達郎

for Mr.Fujiko.F.Fujio
遠藤雄弥
鈴木杏
香取慎吾
酒井美紀
清水京太郎
YUKI
吉岡秀隆
緒川たまき
高杉亘
川平慈英
林原めぐみ(声も)
武野功雄(声)
麻木久仁子
 高橋克実
 桜金造
 松尾貴史
 角替和枝
 小松和重
 海原ローラ
 水上潤
 田原洋
 平賀雅臣
 黒木宣彦
 山根祐夫
 田鍋謙一郎
 小形雄二
<修羅雪姫>シリーズ 1.「修羅雪姫」 1973年
2.「修羅雪姫 怨み恋歌」
新.「修羅雪姫」 2001年
「春婦傳」 ★★★★
従軍慰安婦の激愛。原作は朝鮮人らしいのだが、映画では表向き日本人で、しかし実は中国人ぽい描写あり。初井言榮は完全に朝鮮人役で、チョゴリを着て向こうの歌をうたっている。
都会・天津でのんびり娼婦をしていた由美子は心機一転、最前線に行くことになった。一連隊が駐屯するそこにいる慰安婦は13人、ひとり頭100人の相手をする勘定である。途中で出会った優男・川地。由美子はちょっと一目惚れ。前の戦地で負傷して入院していた川地は副長・玉川の秘書のようなお仕事をしていた。玉川は由美子に入れあげ、川地は二人の連絡係みたいな立場。川地は一向に抱きにやってこないし、副長の伝言をつたえに来る際など、あたかも汚い物を見るかのような目をするので(童貞だった)、由美子はますます燃えてしまう。次第に惹かれ合う二人だったが、硬派な日本男児・藤岡が何かといえば突っかかってくるのであった。
ロマンポルノとか見て、熟女はダメとか思った私だが、それ以前には「極妻」とか「おもちゃ」とかで野川由美子には目をとめていたのであった。そして「河内カルメン」、この「春婦傳」で若い頃の野川さんを見ると、やはり若い方がいいのであった。
男も女も爆発も元気一杯でよろしい(川地だけ元気がない)。かなり近くで爆発している。野川さんなど爆発の中を駆け抜けている。メロメロの話にもできる素材だが(ロマンポルノ向け)、野川さんの体格のせいか骨太の映画になった。
中国ロケとかしていないらしいのだが、いかにもセットな町なかはともかく、大平原みたいなのが当時は近場で撮影できていたのだなあ。北海道とかかな。 ← 当時は中国と国交がなく、御殿場に山並みを合成したらしい。
特集上映がレイトから昼間の番組になるついでに予告も変わりました。これがなんと「東京流れ者」予告編3本立て。「アクション巨編!」そうかなあ。昔の予告は撮ってるそばからNGカット使って編集という話を聞いてましたが、ホントだなあ、影が映ったりしてる。
監督 鈴木清順
脚本 高岩肇
原作 田村泰次郎
撮影 永塚一栄
美術 木村威夫
特殊技術
    金田啓治
音楽 山本直純
野川由美子
川地民夫
玉川伊佐男
初井言榮
小沢昭一
藤岡重慶
杉山俊夫
平田大三郎
石井富子
今井和子
下元勉
高品格
江角英明
松尾嘉代
木浦佑三
野呂圭介
木島一郎
木下雅弘
加地健太郎
三井秀顕
 宮原徳平
 河野弘
 村田寿男
 久松洪介
 長弘
 島村謙二
 近江大介
 里実
 千代田弘
 戸波志朗
 柴田新三
 澄川透
 山口吉弘
 高緒弘志
 立川博
 高橋明
 森みどり
 若葉めぐみ
 堀崎二郎
「女(ジョ)」で始まる映画
「将軍家光の乱心 激突」 ★★★
なんだか安っぽいんだよね。
監督 降旗康男
アクション監督
    千葉真一
原作・脚本
    中島貞夫
    松田寛夫
撮影 北坂清
美術 井川徳道
    岡田一佳
音楽 佐藤勝
主題歌
    THE ALFEE
緒形拳
千葉真一
松方弘樹
加納みゆき
二宮さよ子
京本政樹
丹波哲郎
織田裕二
茂山逸平
長門裕之
真矢武
浅利俊博
荒井紀人
成瀬正孝
「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」 ★★★★
(アニメーション)
テレビ版よりちょっと大人向けのキャラクターで、サイキック・ファンタジーでわかりにくかったテレビ版最終回あたりを、チキチキマシーンを使って(?)より観念的に解説した作品。
テレビ版との関係性でいうと「銀河鉄道999」に近い感じ。
CGとの合成を手抜きビデオ処理しているカットがしょぼい。
合唱曲は、俺は万有引力より女の子の合唱団の方が好きなんだよね。


同時上映 「アキハバラ電脳組 2011年の夏休み」
監督 幾原邦彦
脚本 榎戸洋司
キャラクターデザイン
    長谷川眞也
漫画 さいとうちほ
美術監督
    小林七郎
音楽 光宗信吉
    J.A.シーザー
(声の出演)
川上とも子
渕崎ゆり子
子安武人
三石琴乃
久川綾
草尾毅
西原久美子
及川光博
本多知恵子
 今井由香
 白鳥由里
 川村万梨阿
 こおろぎさとみ
 渡辺久美子
 中西裕美子
 福笑子
 橋本昌也
 中井将貴
「少林寺拳法」 ★★
これを見てわかったのだが、少林寺拳法の真髄とは、とにかく大勢で一斉に同じポーズで練習することにある(実のところ、道場生をエキストラに使っただろうシーンはみんな動きがバラバラなのだが)。このタイトルがズバリな映画を見る限り、他に特徴はない。
宋道臣(丹波さんは「そう・どうくん」と呼んでいた。お母さんは「みちおみ」といっていたような気がする。そもそも「臣」は「くん」と読むのか?)は、名前はこんなだけど昔っからの日本人。伝統のある家だが、早くに父を亡くし、貧乏でいじめられていた。というのは後で出てくる回想シーンで、映画は1945年8月15日早朝の満州から始まる。中国人に化けて内偵していたチバ(この時すでに少林寺拳法の達人。経緯はまったくわからず)は情報をつかんで軍に帰るが、もう情報はいらんといわれる。その日の正午、畏れ多くも(起立)天皇陛下がラジオで敗戦を告げた。チバは、待遇改善のために中国のお偉いさんに処女を捧げろといわれた中島を守ったりしていたが、その後の経緯はわからないまま日本に帰った。大阪で戦災孤児を助けながらマーケットで雑炊屋をやっていたチバはことあるごとにヤクザの小池らと対立し、すぐにボコボコにしてしまう。警察にも度々お世話になり、巷では「喧嘩坊主」と呼ばれていた。見た感じはまったく坊さんではない。お経も読まない。パンパンになりかけの中島と再会。「せっかく綺麗な体を守ってきたのに」「あの後ロシア兵に強姦されてボロボロよ」。中島の弟が進駐軍のジープに轢かれて激怒したチバは進駐軍2人ばかりカタワにしてしまい、このままでは進駐軍に引き渡されて死刑だということで、署長の丹波が逃がしてくれた。四国へ渡ったチバは、どういうわけか少林寺の道場を開いていた。特攻隊の生き残りの直也や、生き別れた妻を探す佐藤らが入門し、GHQに武道は規制されていたものの演武会を開くまでになる。そんなところへ小池ら大阪のヤクザが四国に進出してきた。
実在の管長(と書くらしい)が主人公で、もちろん監修を少林寺の協会がやっており、いいように描かれているはずなのだが、これを見ると少林寺拳法というのがうさんくさいものにしか思えない。新興宗教みたいなもんだ。門下生からガメて生活しているに違いない。
後藤健二というのが大葉健二くさいのでキャストに書いてみました。
文中、不適切な表現がありますが、映画の雰囲気を伝えるために残しました。
監督 鈴木則文
脚本 松本功
撮影 中島芳男
音楽 菊池俊輔
千葉真一
中島ゆたか
佐藤允
誠直也
志穂美悦子
小池朝雄
名和宏
北林早苗
森秋子
小松方正
安岡力也
 丹波哲郎
 佐藤京一
 春田和秀
 達純一
 星野みどり
 河合絃司
 室田日出男
 春田二三夫
 高橋利道
 後藤健二

 (ナレーション)
  納谷悟朗
「昭和」で始まる映画
「ジョゼと虎と魚たち」 ★★★★
監督 犬童一心
脚本 渡辺あや
原作 田辺聖子
撮影 蔦井孝洋
美術 斎藤岩男
イメージフォト
    佐内正史
イメージイラスト
    D[di:]
スタイリスト
    伊賀大介
音楽・主題歌
    くるり
妻夫木聡
池脇千鶴
上野樹里
新屋英子
新井浩文
藤沢大悟
板尾創路
江口徳子
陰山泰
SABU
大倉孝二
荒川良々
森下能幸
 真理アンヌ
 中村靖日
 西田シャトナー
 山本浩之
 佐藤佐吉
 森本更紗
 山崎陽子
 菅野莉央
 西本健太朗
 藤原一裕
 井本貴史
 佐野辰徳
 豊泉光市郎
「ショムニ」 ★★
TV版は見てないんで、そんなに罵倒するほどデキが悪いとも思いませんでしたが、TVの客を当て込んでいながらTVとまったく違うスタッフ・キャストにした松竹の企画自体は全然間違っていると思いました。そもそも「香港大夜総会」の監督×脚本をまた組ませるというのは、大河原と川北にゴジラを撮らせるのと同じくらい愚の骨頂です。
監督 渡邊孝好
脚本 一色伸幸
原作 安田弘之
音楽 ファンキー末吉
主題歌
    夜総会BAND
遠藤久美子
高島礼子
河合美智子
小林麻子
濱田マリ
佐藤允
松重豊
袴田吉彦
小松政夫
上田耕一
阿部サダヲ
吉田朝
山中聡
「ションベン・ライダー」 ★★
<相米慎二特集>
麻薬取引に絡んでライバルの悪ガキが誘拐された、彼を助けるわけじゃなくて彼と決着をつけるべく、中学生たちは冒険を始める。
監督 相米慎二
脚本 西岡琢也
    チエコ・シュレイダー
原案 レナード・シュレイダー
撮影 田村正毅
    伊藤昭裕
音楽 星勝
永瀬正敏
坂上忍
河合美智子
藤竜也
原日出子
鈴木吉和
伊武雅刀
木之元亮
桑名将大
財津一郎
村上弘明
寺田農
宮内志摩
倍賞美津子
ケーシー高峰
前田武彦
きたむらあきこ
石山雄大
<日本映画−し 後編>