| <日本映画−し 中編> | |||
| タイトル | コメント | ||
| スタッフ | キャスト | ||
| 「13階段」 | ★★★ 見た直後の評価です。と、わざわざ書くのは、コメントを書こうと映画を思い返していたら、思っていたよりも穴だらけでガクゼンとしてしまったのです。見ている時から、偶然と計画の境界が見えないな、とは思っていたのですが、結局のところ(たぶん原作自体こうなんだと思うが)脇のエピソード(とか、無駄なアクションとか、とってつけたようなエンディング)に頭が行っちゃって、ミステリ部分がおざなりになっちゃってるんだな。丁寧に描写したら完全な計画犯罪(偶然なし)ってことで落ち着かせられるだろう。逆に最初っから、犯人から何から全部オープンにして(というか、主人公を……書けねえよ、とにかく違う人をメインにして)話を進めた方が見応えがあったかもしれない。 からんできた水橋を突き飛ばして死なせてしまい、過失致死で3年の実刑をいい渡された三上ジュンイチ(反町)。「ジュンイチ」って発音しにくいですか? なんか「ユウイチ」とか「ケンイチ」とか、「ジュンちゃん」が「テルちゃん」に聞こえたり、みんなまともに発音してないんだよ。とにかく彼が入獄した松山刑務所の看守長・山崎努は、生きる気力をなくしたかのような彼のことが気になっていた。三上は超模範囚だったので早くに仮出所(所長の石橋は「出獄」といっていた)することになったが、早くもこの映画の欠点のひとつ、時間がわからないという症状があらわれてしまった。聞き逃したんじゃないと思うが、どれくらい短いのかわからない。これは大したことではないのだが、この後のストーリーは三ヶ月と期限が切られているのだが、時間の経過がよくわからないのである(字幕で日にちが出ている可能性はあるが、私はあまり説明字幕は気にしないもので)。そのためタイムリミットの緊迫感がない。出所の一週間後(これも後でわかった。当初は1年くらい経ってるんじゃないかと思っていた)、実家の工場でブラブラしていた三上の元を山崎が訪れる。水橋の父・井川(お前も死んで息子に償え)への慰謝料で、父(深水)は借金を抱えた上に工作機械も取り上げられてしまったし、妹(西田)は縁談を失うし、三上には居場所がなかった。長期休暇を取っていた山崎は、三上に仕事を依頼する。報酬も大きい(1300万円)。仕事は10年前の殺人事件で死刑判決を受けた宮藤の冤罪をはらすことであった。宮藤は事件発生直後にバイクでこけて事件の前後4時間の記憶を失っていた。容疑者がこういう状態で、凶器をはじめ物的証拠が何もないのに死刑判決が出せるのかとも思うが、とにかく出てるんですよ。被害者は窃盗の前科がある宮藤の保護司だった。 謎の依頼人から鶴瓶弁護士が受けた仕事だ。死刑執行はおおむね判決後7年。あと三ヶ月でその7年が経とうとしていた。事件の現場は水橋の実家のある町で、井川はまだそこに住んでいた。とりあえず挨拶に行く。麦茶を出してくれはするものの、死ぬまで許さない井川であった。 宮藤は「階段を上っていた」という失われた記憶の一部を取り戻していたので、現場近くの階段を虱潰しに探して回る山崎と三上。山崎の休暇が切れたので一旦休みになった時の三上と自分の保護司・大滝との会話では「ひと月探していた」ということであったが(私は数日かと思ってました)、そのすぐ後に三週間だったことがわかったりする。今はいったいいつやねん。 被害者の知り合いでありながら当時宮藤の弁護を買って出た会社社長・大杉の協力を得たりしつつ調査をつづける山崎と反町は、崖に埋まりかけた廃寺を発見する。そこには階段と、そして凶器の手斧があった。という辺りで、あとは出演者の紹介をしておこう。田中麗奈は山崎の娘。寺島は山崎の昔の部下で(その頃の所長が崔)、今は宮藤の担当刑務官。別所は死刑を求刑した検事。宮迫はとうの昔に死刑執行済み。 探偵物の中に、死刑の是非とか、刑務官の苦悩とか、「誰でも殺意は抱くがみんな一歩踏み止まる」とか「殺されて当然なんて人はいない」とかのメッセージ性を熱心に入れ込むが、これは入れてあるだけ。山崎の崩壊しかけた家族関係とか、どうでもいい感じのこともたくさん入っている。人間を描くより、まず事件を描こうよ。 山崎努が以前勤めていて、寺島進が今も勤めている「東京拘置所」は在りし日の食糧ビルです。そろそろ遺作かな……。 |
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| 監督 長澤雅彦 脚本 森下直 原作 高野和明 撮影 藤澤順一 美術 小川富美夫 法律アドバイザー 水上博喜 矯正施設関係アドバイザー 坂本敏夫 音楽 ニック・ウッド 撮影協力 江東食料販売協同組合 |
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| 「十三人の刺客」 | ★★★ こういうのだと、13人を他と区別つくように書きたいのだが、勉強不足につき出来ません。真ん中あたりまで12人で、最後に山城新伍がポンと参加。 テンポが遅い。なんか罠にはめてるみたいな作戦もあまり好きではない(そもそも弓矢が気に入らないみたいね、俺)。ああいうのでいいのなら、橋ごと落として岩だの矢だのを雨アラレと降らせるとか、油まいて火ぃ付けるとかすりゃ簡単なのにと思ったりする(武道もへったくれもありませんな)。 |
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| 監督 工藤栄一 脚本 池上金男 撮影 鈴木重平 照明 増田悦章 美術 井川徳道 音楽 伊福部昭 |
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| 「17才」 2001年 | ★★ 久しぶりにテアトル新宿に水曜以外に行ってみた。何故というに、この日は先日(出来ちゃった)結婚なすった三輪明日美さん他によるトークショーがあったからである。「他」というのは実はひとみ姉さんのことであった。トークショーは映画の上映後である。客は5割も入っていないが、最前列は怪しい男たちで占められていた。いや最前列が埋まっているってのが怪しいだけで、見た目は怪しくありません。見た目が怪しいのは私の列の3つ向こうの人である。ミニスカートにハイソックス(ルーズに非ず)のお姉ちゃん、かと思いきや、ミニスカートにハイソックスのお兄さんだった……。怖いのでチラッとしか見てないが、田口トモロヲ風でした。 予告編は見たのに気づかなかったのだが、ビデオ撮りビデオ上映でした。一応2001年に完成はしたようだけど、編集はいじりつづけてるようである。今回は、タイトルが出なかったような気がするんだけど? 明日美は、ズバリ妊婦でした。これじゃ舞台挨拶に出たら一発でバレちゃうな。この日は雨で、入口の階段で派手にこけたらしい。お腹は大丈夫とのことであったが(一昨日はじめて中から蹴られたって ← 彼女の友人の松田龍平によれば、彼がリモコンで操作したとのこと)、以後よく気をつけるように。言うこととかも全体的にオバサンでした。仕事は撮り溜めた分がまだたくさんあるらしくて、CMに映画に大忙し、に見える裏で産休に入る、と。引退する気はなさそう。天然入ってる感じのお姉さんは大変美しゅうございましたなあ。 |
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| 企画 猪俣ユキ 三輪明日美 プロデューサー 狩野善則 堀江慶 監督 木下ほうか 脚本・原案 猪俣ユキ 撮影 大道省一 スタイリスト 相馬佳子 音楽 浅井勇弥 エンディングソング 七尾旅人 |
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| 「17才 旅立ちのふたり」 | ★★★★★ モーニング娘。っていうと対象はやっぱり若い人ってことになるはずなんですが、どういうわけかスタッフが本気を出してしまったので、「釣りバカ日誌」あたりの客層向けになってます(本気出すと古臭くなっちゃうってのもナンですが)。まあ併映作も似たようなもんなので、来たれジジババ、そして泣け。 脚本では「光の春」というタイトルだったのではないかと思う。実のところ、さして「旅立ち」という感じがしないのである。「光の春」ってのはロシアのなにか……忘れました。クライマックスでその「光の春」の話をしたあと、最終的には旅立ちますが、旅立ちよりは旅立つに際しての準備みたいなのが描かれています。 同時上映 「青春ばかちん料理塾」
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| 監督 澤井信一郎 脚本 東多江子 撮影 高瀬比呂志 美術 桑名忠之 衣裳 杉山敦子 音楽 川村栄二 主題歌 安倍なつみ 「22歳の私」 |
キャロライン・ジャイルス |
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| 「十八歳、海へ」 | ★★★★ これは見てるの。でも、こう子供の頃テレビで見たのを再見すると、頭の方ばっかり覚えてるのはどうしてなんだろう。いや、お話としては最後まで覚えてるんだけど、セリフとか絵が記憶にないのね。集中力がないってことなのかな(右脳左脳の関係もあり)。 ですます調のセリフになると、言葉選びや会話の流れがギクシャクする。それは狙ったものかもしれないし、原作自体がそうなのかもしれないのだが、実はですます調のシーンにはたいてい島村が絡んでおり、パッと見にはわからないが、ひょっとして島村がド下手(テクニカルな演技の話でなくて、役作りとか情感をこうナニするみたいなのが)ということもあるのかもしれない。嫌いじゃないんですけど。そもそも行動が変なんだよね、この人は。 |
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| 監督 藤田敏八 脚本 田村孟 渡辺千明 原作 中上健次 撮影 安藤庄平 美術 徳田博 音楽 チト河内 主題曲 ゴダイゴ 唄 加橋かつみ |
森下愛子 永島敏行 小林薫 島村佳江 小沢栄太郎 鈴木瑞穂 下条アトム |
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| 「十階のモスキート」 | ★★★★ 崔洋一のデビュー作。この位置に置いてるけど本当は「じっかい」かもね。 前に見ているというのはわかっていたのだが、いやこれホントつい最近見たような気がする。 |
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| 監督 崔洋一 脚本 崔洋一 内田裕也 撮影 森勝 美術 細谷照美 音楽 大野克夫 主題歌 白竜 |
内田裕也 中村れい子 吉行和子 小泉今日子 趙方豪 佐藤慶 宮下順子 小林稔侍 安岡力也 阿藤海 清水宏 下元史朗 仲野茂 アン・ルイス 風祭ゆき ビートたけし 横山やすし 鶴田忍 梅津栄 高橋明 |
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