| 舞台/大人計画 | 最新更新日:2004年11月19日 |
| タイトル | コメント | ||
| 劇団(主催) | 会場 | スタッフ | キャスト |
| 「ファンキー! 宇宙は見える所までしかない」 | ★★★★★ 大人計画も初めて見ましたが、結局のちにこれが岸田戯曲賞を受賞したわけで、あいかわらず私のアンテナ感度のよさには敬服いたします。 身体障害者(脳性マヒかな)の恋愛が縦軸。車椅子の人同士でくっつかせてしまおうとする福祉関係の人という描写が強烈。そこに近親相姦とか、成長を抑制された子役の話とか諸々。 |
||
| 大人計画 | 本多劇場 | ||
| 作・演出 松尾スズキ |
|
||
| 「生きてるし死んでるし」 | ★★★★★ これSFで、ストーリーは説明しにくいです。タイトルは、蘇生装置をつけられて生き返った人のことを指していて、劇中では頭文字(?)をとって「IS」と呼ばれています。見所はドラえもんのお化けかなあ。これが怖い。二重人格者が出てきて、片方が「A」、片方が「F」なんて呼ばれてたりもします。そんなことはどうでもいいか。とにかく面白過ぎ。 |
||
| 大人計画 | 本多劇場 | ||
| 作・演出 松尾スズキ |
猫背椿 伊勢志摩 阿部サダヲ 宮藤官九郎 顔田顔彦 松尾スズキ 村杉蝉之介 皆川猿時 |
||
| 「Heaven’s Sign」 | ★★★ インターネットで自殺予定日を公表するリストカッター(すぐに手首切っちゃう人)の女の子の話。彼女(新井)は近所の猫を殺してまわっていたので精神病院に入れられる。そこで出会った仲間たち(スーツの着方を思い出せないIBM社員の宮藤がスゴイ)。退院すると、無理に気を使う近所の人。型にはめたい世間と、型にはまった方がいいのか悩む本人。ちょっとありがちなことに彼女はアダルトチルドレンで、その原因は松尾おじさんの性的虐待にあったのだった。 と、4年後の今、まったく忘れた状態で書いているのだが、2番目に山本の名があるということは、これはアレだ、病院で赤ちゃん取り換え事件が発生してドサ回りの劇団が出るヤツだ。 |
||
| 大人計画 | 本多劇場 | ||
| 作・演出 松尾スズキ |
|
||
| 「母を逃がす」 | ★★★★ 引き続き記憶で書くと、自治共同体(コミューン)の話ですな。狼男が出るヤツ。荒川くんのブレーク作だ。 ほとんど覚えていないが、オッサン松尾と少女たがめのセックスシーンが無惨だったのは強烈に覚えている。松尾と伊勢の熟年セックスも爆発していたが。こういうふうに書くとニュー・サディスティック・ピンク・ショーみたく勘違いした親父が見にきそうだな。 ※ 「ニュー・サディスティック・ピンク・ショー」とは、「夕暮れ時は寂しそう」のN.S.P.(フォーク・グループ)のコンサートのこと。 |
||
| 大人計画 | 本多劇場 | ||
| 作・演出 松尾スズキ |
|
||
| 「王将」 | ★★★ | ||
| トム・プロジェクト・プロデュース | 本多劇場 | ||
| 「キレイ 神様と待ち合わせした女」 | ★★★★ | ||
| TBS/Bunkamura | Bunkamura シアターコクーン | ||
| 「グレープフルーツちょうだい」 | ★★★★ | ||
| ウーマンリブ(大人計画) | THEATER/TOPS | ||
| 「エロスの果て」 | ★★★★ タイトルを見ると、エロの波が演劇にも! という感じに見えますが、内容的にはいつもの大人計画である。が、「キレイ」につづき話がえらくわかりやすい。「贋作・桜の森の満開の下」とか「野田版国姓爺合戦」とか、あらすじの書ける芝居を打ちだした頃の野田秀樹みたいな感じがする。これはこれで好きなのだが、冒頭の阿部・宮藤の漫才みたいな解説で過去や状況をちょっとウダウダ説明するくだりの不器用なところなど、ストーリーに寄りすぎた弊害にも思える。まあ、これは上演時間が2時間ちょっとと短いせいもあろう。大人計画は3時間37分くらい使ってよし。それは本人たちが大変。 都心にも原発のある近未来。子供は唾液とかから採取した遺伝子でつくられる。風俗嬢の母に生み捨てられ、母の3人の同僚に育てられた阿部。母は行方不明。育ての母の1人で男に性転換中の伊勢の息子・宮藤は奴隷として阿部に仕えていた。育ての母の残る2人(タトゥーだのピアスだの身体改造癖あり)はAV監督・村杉を愛してしまうが、村杉は、2人同時に愛せないし1人を選ぶこともできない、2人が1人だったらいいのに、などと意味ありげなことをいい、3人で旅に出た。阿部・宮藤の幼なじみの角川春樹くん(荒川)は神童で、二十歳前には医学関係の博士号を2つもとり、アドレナリンをセロトニンに変換する麻酔薬を開発してお金持ち。痛さをなくすわけではない、傷つけられるほど幸福感が高まる。世間では度を超えたSMプレイの犠牲者が続出。どうやら角川くんが故意に横流しをしていたらしい。人類絶滅を画策する角川くんは逮捕→精神病院で治療。治療にあたる女医(秋山)は世界の最期を実現させる力のある男を待っていた。その頃、遺伝子操作でなく、セックスで子供をつくろうと男を強姦して回る女たちが暗躍していた。 昔の野田秀樹、とか思ったせいでもないと思うが(いやー「贋作・桜の森の満開の下」は間もなく再演されるので、明らかにそれに影響されてるけど)、妙に懐かしさをおぼえる芝居であった。見たことないけど感覚として知っているシチュエーションがたくさん。SFとしてありがちなネタが散りばめられているのだと思う。そしてとどめはラスト、ミュージカル「ヘアー」の音楽。反戦劇だったのか? ということでなくて、「ヘアー」というのはあれですよ、意識して映画見るようになった初期に見た映画だ。「ミュージック・ミュージック」と2本立て、今はなき「二子東急」(裏口から出ると、そこは二子玉川園の中なのだ。これはズルでなくてそういうサービスだったの)にて。相当懐かしいな。 秋山菜津子が邱淑貞(チンミー・ヤウ)に見えてしかたないのである。後半のサングラスに黒いロングコートって格好はまあ今だとたいていの人はマトリックスを思うであろうが、それに加えて顔に傷があり、コートの下はガードルに松葉杖と来ちゃあ、私にとっては「男たちの挽歌W」と「ポイズン・ガールズ」のチンミーを足した姿にしか見えないのであった。けど、なぜかそれより前、白衣を着ていたときからチンミー臭をかぎ取っていたのである。髪型か? といってもチンミーだっていつも同じ髪型のはずはないのだが。しかも秋山さん、赤く染めてるし。ちょっと自分のことが謎。 意味のない役柄の割に出番は結構ある(阿部・宮藤の付き添いみたいな役)田村たがめ、アニメ声に磨きがかかって(声は)絶好調。もうちょっとうまく使ってやってほしい。 ロビーの有名人は伊藤ヨタロウ(スタッフだし)とユセフ・ロットフィ(前作の出演者だし)。織田裕二とか来ねえかなあ。 |
||
| 大人計画 | 本多劇場 | ||
| 作・演出 松尾スズキ 舞台美術 加藤ちか 衣裳 戸田京子 音楽 伊藤ヨタロウ 振付 長田奈麻 殺陣指導 三宅弘城 |
阿部サダヲ 宮藤官九郎 秋山菜津子 荒川良々 田村たがめ 池津祥子 ドロレス・ヘンダーソン 顔田顔彦 伊勢志摩 宍戸美和公 猫背椿 村杉蝉之介 松尾スズキ 宮崎吐夢 皆川猿時 平岩紙 近藤公園 |
||
| 「悪霊 〜下女の恋」 | ★★★★ | ||
| スズキビリーバーズ | 本多劇場 | ||
| 「マシーン日記」 | ★★★★ | ||
| スズキビリーバーズ | 本多劇場 | ||
| 「キラークイーン666」 | ★★★★ | ||
| ウーマンリブ(大人計画) | シアターアプル | ||
| 「春子ブックセンター」 | ★★★★ このタイトルは全国的に通用するんですよね? 昔、名古屋に出張したときにチケぴでチケット取って「パルコに劇場なんてありました?」といわれた思い出がある。大人計画はいつもは販売パンフはなかったような気がするが、今回はパルコブックセンターのカバー(by 日比野克彦)そっくりなデザインのパンフがあった。 ひなびた温泉町のストリップ小屋。小屋主・皆川の元、池津・伊勢・宍戸・猫背・田村・平岩ら踊り子さんと、コメディアンの顔田・近藤に混じって、雑用をこなしきれない中年の雑用係・松尾の姿があった。池津さんは全身網タイツで、松尾がパンツを干さなかったのでノーパン、マン毛まる出しである(なので怒っている。パンツはクライマックスに脱ぐべき見せ場だからだ)。今回はどういう処理かはわからないが、猫ニャーより本気のつくりである。田村さんは元AV女優という設定で、ああ、この設定は想像が広がってとてもよい(主に声の)。彼女たちの振付をしているのはオカマの宮崎だった。松尾は猫背さんがステージで使うバナナ(挟んで切ったりする)を食べてしまったので、買い出しにやられる。ところで松尾はおそらくアドリブかましまくりで、受けをまかされた猫背さんも困ってらしたようだ。他人の芝居だと思って悪い男だ松尾。松尾の留守に河原がやってくる。彼はテレビでお馴染み売れっ子コメディアン・ブック(阿部)のマネージャーだった。実は松尾は春子という名の芸人で、センターを名乗る河原と3人組の「春子ブックセンター」を結成していたのだ。センターはコンビ再結成、とりあえずブックと春子を組ませようとしていたのだが、メジャー進出に際してのトラブルで、2人の仲は険悪であった。だが春子は芸人魂をなくしたわけではなかった。実はこの町はブックの故郷で、平岩さんはブックの妹15歳であった。そこへ田村さんの追っかけ・荒川と、ネットで知り合った全国ストリップ行脚中の三宅がやってきて混乱に拍車をかける。三宅はお笑いオタクでもあった。さらに雑誌の取材記者・村杉と宮藤(満を持して最後に登場。勿体つけやがって)が座を引っかき回す。 舞台がストリップ小屋で、ところどころにブラックなネタがかましてあることをのぞけば(ちょっと過激さとか足りないです)、まるっきり(吉本でも松竹でもいいが)「新喜劇」である。テーマはお笑い。それのみ(だいたい)。正直もの足りない感じもあるのだが、笑えるのは相当笑えます。 大人計画本公演ということで松尾と同じ土俵に立ったので、どうしても比べてしまうわけだが、やはり宮藤の方が映像向きという感じがする。不条理さや、無理あるいは危ない設定・人物造形がなく万人向けである。まあ今回は完全に一場ものだから特に。 ロビーをグラサンかけた染五郎が駆け抜けていった。 |
||
| 大人計画 | 本多劇場 | ||
| 作・演出 宮藤官九郎 舞台美術 加藤ちか 衣装 戸田京子 |
松尾スズキ 阿部サダヲ 河原雅彦 池津祥子 伊勢志摩 宍戸美和公 猫背椿 田村たがめ 平岩紙 皆川猿時 顔田顔彦 近藤公園 宮崎吐夢 荒川良々 三宅弘城 村杉蝉之介 宮藤官九郎 |
||
| 「イケニエの人」 | ★★ 演劇における時事ネタ反対の立場をとっているので厳しく行きます(ケラのみ容認)。とは云っても一見本筋にからんでいるようで、実は他の事件への置き換えが可能という、だから再演(ないだろうけど)ごとに違う新鮮なネタで勝負できる、お手軽な構造自体に文句をつけたいね。 |
||
| 大人計画 | 世田谷パブリックシアター | ||
| 作・演出 松尾スズキ 舞台美術 加藤ちか 衣装 戸田京子 劇中歌作曲 星野源 〃 演奏 SAKEROCK+村上基 振付 康本雅子 |
皆川猿時 田村たがめ 阿部サダヲ 宮藤官九郎 荒川良々 伊勢志摩 近藤公園 村杉蝉之介 池津祥子 猫背椿 宮崎吐夢 顔田顔彦 宍戸美和公 平岩紙 松尾スズキ 尾崎拓也 関谷悦明 富川一人 宮沢紗恵子 |
||