舞台/ウーマンリブ(大人計画) 最新更新日:2004年09月14日

大人計画内演劇ユニット。基本的には宮藤官九郎用に用意されていたのだと思うのだが、宮藤が本体の作・演出をやってしまった今となってはこれといった特徴が見当たらなくなってしまったように思われる。

★は1個から5個の間でテキトーにつけてあります。

タイトル コメント
劇団(主催) 会場
スタッフ キャスト
「グレープフルーツちょうだい」 ★★★★
皆川が塾長の断酒塾。助手ユセフ。塾生はここで寝泊まりして外出は自由、ただし外で起きたことを報告しなければならない。子役出身の阿部、ホステスの猫背、芝居の大道具の荒川と特徴のない宮藤が塾生。宮藤はこのあとすぐに自殺未遂して入院、最後あたりまで出てこない。演出で忙しいのね。
幻覚あり、どうしても酒がやめられない話あり、過去の思い出ありで端々で笑わせてくれる。この塾に突然の闖入者あり、それが岩松。おそらくアドリブ込みでやりたい放題。みんなでなごんでいるかと思えば持て余したりしている。ひねった設定だが、それほど突飛ではない。それがここまで可笑しいのは岩松本人のキャラによるものだろう(結構計算づくな気もする)。
タイトルは塾長がみんなのためにグレープフルーツサワーをつくってくれる時のセリフから。ただし飲んだらぶん殴る上に気持ち悪くなる薬(なんか拒否反応起こす治療薬があるじゃないですか)が入れてあったりする。
で、こう楽しく笑いながら見ていると、最後にとてもイヤな感じのシーンが2発つづけて出てきます。が、実はこのイヤな感じが結構気持ちいい。矛盾している! すみません。でもなんか懐かしい感じがしていいんですよねえ。これ最初の方からカマしてもらいたかったけど、インパクトを考えたらやっぱ最後にドカンドカンで正解か。
あー、ひとり余った。平岩さんは最後の方に出てくる新しい助手。ボランティアの女子大生。イヤな感じ2発両方に関係している。まあこの人の色白カマトトなキャラクターが、イヤな感じシーンにうまく作用しているといえます。
私も楽したい大人なので、下北沢のスズナリの席はもうぎりぎりアウトかなと思ってます(狭いから)が、トップスもアウトかも。
ウーマンリブ(大人計画) THEATER/TOPS
作・演出
    宮藤官九郎
阿部サダヲ
猫背椿
岩松了
荒川良々
皆川猿時
ユセフ・ロットフィ
宮藤官九郎
平岩紙
「キラークイーン666」 ★★★
世の中広いようで狭い! ミュージカルかと思われる今回の公演で数々の歌を作・編曲し、みずからバンドリーダーとしてギターを抱えて舞台に登場(セリフないこともない)した富澤タクというのは、字はちょっと違うがおそらく宍戸留美のライヴサポートをしていた人であろう。シモキタ人脈ってことですかな。ナイロンにつづいて声優を輩出する大人計画。今や声優の宍戸留美の登場も近い(宍戸ルンルンは今度ミヤムーとかと一緒に小劇場系の芝居に出るんだよ。そもそも映画デビューは第三舞台の筧利夫主演の「はいすくーる仁義」だし、ハナからレールは敷かれていたのだ)。
劇作家・宮藤官九郎は悩んでいた。今度の公演に出てもらう女性歌手を誰にするべきか。妻(荒川)の助言で白井貴子にすることにして、コンサートの楽屋に訪ねる。マネージャー天堂(皆川)が連れてきたのは思ったより巨大で、なんか黒のヒラヒラしたドレス(九段下から集団で乗ってきて、今日は何だ、マママリス・ミゼルかぁ? と思うようなヤツ)に赤い羽を背負った白井貴子A(峯村)であった。なんか変だなと思いつつ、今まで書いたところを白井Aに読んでもらう。
日常的にイカが降ってくる異常現象に襲われている東北の漁村。阿部・田村夫妻が経営するスナック・チャンス。田村は以前イカに襲われノロノロ病にかかって植物人間になったところを、「昼どき日本列島」の白井貴子B(白井)の歌で復活したという経験があり、夫婦ともども白井Bの大ファンであった。店ではいつも隣のビルから高校時代の先輩・天堂(皆川)が放送しているDJ番組がかかっている。選曲が古い。田村の弟・佐藤が来てくっちゃべっているところへ水産高校はじまって以来のワル、右近と猫背がこの店でライブをさせろとやってきた。猫背のスケバンは似合いすぎ。怖い。そんなところへ赤ん坊を抱いた荒川登場。阿部夫妻は養子をもらうことになっていたのだ。が、ひょんなことから赤ん坊ではなく荒川本人が養子になり(名前はダミオ)、またたまたま手に入った明日の新宿シアターアプルでの白井貴子コンサートのチケットを巡ってゴタゴタあり、ついで新宿に向かった彼らの運命は、みたいな話。
この道中に事件が次々起こり、どうも悪魔に呪われているようにしか思われないのだった、というあたりが「666」ですね。
というわけで、これを書いてる宮藤と芝居の内容が交互に出てくるというメタ作品なのですが、これはストーリーに自分が入ってないことに気づいた宮藤が慌てて現実世界?をつけ加えたみたいな感じじゃないですかねえ。あまり意味ないです。一応二つの世界が混じり合ってみたいな展開ですけどねえ。
問題は私が白井貴子(の歌)を全然知らないってことでしょうか。休憩15分(ロビーで皆川・荒川・村杉の「とびだせボーイズ」公演の告知コントあり。トイレから出たら村杉がいたので後半出演するのかと思った)入れて2時間55分。そのうち30分くらい歌じゃないでしょうか。全然わかんないもんなあ。
役者にはたくさん笑わせてもらいましたけど、全体としてはいまいち締まりのない公演でした。荒川はね、本当は器用な役者みたいですよ。みんな騙されてます。峯村さんはずいぶんズドーンとしてて驚きました。ジーパンが似合わないのかな。それにしてもこれだけイジリ倒された白井貴子(かぶり物、宙づり等あり)。ファンの人はどうだったんでしょうか。ちょっと心配。
ウーマンリブ(大人計画) シアターアプル
作・演出
    宮藤官九郎
舞台美術
    加藤ちか
衣装 戸田京子
振付 八反田リコ
殺陣指導
    三宅弘城
音楽 白井貴子
    富澤タク
阿部サダヲ
田村たがめ
右近健一
猫背椿
荒川良々
佐藤隆太
皆川猿時
峯村リエ
白井貴子
宮藤官九郎

富澤タク(G)
七瀬ミチル(Key)
小西昭次郎(Dr)
松沢登(B)
「熊沢パンキース 03」 ★★★★
先行も5分で売り切れるという大人気芝居が今、目の前に! 嬉しかったので星1つオマケじゃ。
お盆休みなのはいいけども、この夏の映画業界はどうしてこうハシゴがしにくいスケジュールを組んでやがるのだろうとうだっていた私はピーンと閃いた。そういえば今ウーマンリブやってるべ、当日券でも取ってみっか。今回は混雑が予想されるため、当日券といえどもチケぴ一括電話予約販売である。夜の公演は当日の昼12時からだ。そろそろと電話してみると、奇跡的に5分足らずでつながってしまったのであった。補助席と座布団席といわれたので補助席を選んだ。14番である。予約しながらも当日券の販売は1時間前なので、1時間15分前に来たまえという。名前のわかるものを持ってこいと。なんか厳しいのう。だいたい時間に着くと、補助席、座布団席、お立ち見、キャンセル待ちと4本の列をつくらされ、ああ〜、狭い、暑い。今日は涼しかったのに、ここに来て汗かかされるとは。でも結局当日券は60枚以上は出てましたね。補助席についていうと、こりゃ20番以降の方がお得です。とりあえずブロックの角とかにパイプ椅子を並べてって、そのあと階段でない通路に椅子並べるのね。14番は一番後ろだが、20番は前から6列目とかそんな感じみたいです。お立ち見は後ろのドアの前に左右5人ずつくらい。これはお勧めしません。
ウーマンリブ(大人計画) 本多劇場
作・演出
    宮藤官九郎
舞台美術
    加藤ちか
衣裳 戸田京子
照明 佐藤啓
田辺誠一
松尾スズキ
阿部サダヲ
宮崎吐夢
佐藤隆太
皆川猿時
荒川良々
少路勇介
宮藤官九郎
「轟天VS港カヲル
 ドラゴンロック!女たちよ、俺を愛してきれいになあれ
★★★★
ウーマンリブ(大人計画) サンシャイン劇場
作・演出
    宮藤官九郎
舞台美術
    加藤ちか
照明 佐藤啓
衣裳 戸田京子
映像 ムーチョ村松
殺陣指導
    田尻茂一
    川原正嗣
    前田悟
音響 山口敏宏
音楽 グループ魂
    Vo. 破壊
     G. 暴動
     G. 遅刻
     B. 小園
    Dr. 石鹸
作曲 富澤タク
橋本じゅん
皆川猿時
片桐はいり
吉田舞
武沢宏
宮藤官九郎
池津祥子
猫背椿
伊勢志摩
宍戸美和公
田村たがめ
平岩紙
武田浩二
大林勝
近藤公園
少路勇介
星野源
富川一人
関谷悦郎
尾崎拓也
宮沢沙恵子

(日替りゲスト)
おぎやはぎ
 小木博明
 矢作兼
 阿諏訪麻子
 市場絹枝
 伊藤優子
 岩瀬久美子
 内田慈
 梅沢恵美
 小川佳世
 奥泉文子
 遠田亜希子
 香川奈月
 金子薫
 金子真弓
 川岸加奈絵
 斎藤頌子
 坂口めぐみ
 猿田直子
 柴田梢
 鈴木菜穂子
 芹澤セリコ
 竹内あすか
 谷口郁子
 対馬玲美奈
 筒井明日
 常永律子
 中野妙子
 野村祥恵
 服部ユキ
 原和代
 廣瀬麻衣
 細川帆子
 安田杏菜
 若林みな葉