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メーターモジュールの良し悪し 住宅のチラシを見ていると、従来の(尺モジュールに比べて)出入口や部屋が広いとして、メーターモジュール によるプランがあたり前のように見られます。 メーターモジュールは従来の尺モジュールの一間(いっけん)が1.82mに対して2mで約10パーセント長く その広さは6帖間だと 2.73m×3.64m=9.9u が 3m×4m=12u になり面積は約20パーセント 広くなります。 日本の住宅は欧米諸国に比べて、全体のボリュームも個々の部屋も狭く、かつてはウサギ小屋などと揶揄され て来ました。 特に高齢化社会による在宅看護をかんがえた場合、お年寄りの動線となる1階の廊下の幅や水廻りの出入口 などは、広いに越したことはありません。 では、メーターモジュールはそれらを解決できる救世主となるのでしょうか。 前述の尺モジュールをそのままメーターモジュールに置き換えると床面積は20パーセント増える、つまり30坪 の家は36坪になり、床面積が同じだと部屋の数が確保できないということになります。 その対策として、メーターモジュールでも 2間=4mではなく 3.5mで設計するやりかたもありますが、今度は 逆に部屋がせまくなってしまいます。 ローコストをうたっている住宅メーカーをみると、ほとんどがメーターモジュールを採用しています。 意外と知られていませんが、その理由の一つに安く出来るということがあります。 具体的には、建物のボリュームの割りに壁の長さが短くて済むため、外壁や中の壁はもちろん軸組も少なくてすみ 坪単価あたりの価格は安くできるというわけです。(その他にもありますがこのへんで) つまり、メーターモジュールが増えている背景には、作り手のコストという別の理由もあったわけです。 では、実際にバリアフリーとして考えてみますと、車イスを想定した場合メーターモジュールの1m(正味85p)は 出入口としては有効ですが、廊下ではすれ違うにも方向転換するにも狭すぎます。 決して尺モジュールをオススメするわけではありませんが、メーターモジュールにしたから広くて安心ではなく、 お年寄りとの同居を予定している場合は、広くとるべき所、従来通りでよい所、メリハリをつけて検討されるといいか と思います。
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