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Atelier Cero

分離発注は難しい?

ここ何年か、住宅建設の新しい流れとして分離発注という言葉が聞かれます、
建物の工事をハウスメーカーや工務店に任せきりにしないで、建築主が各工事業者にじかに発注するやり方で
元請け会社の利益や経費を省くことができるため、総工事費を安くおさえることが出来るのが特徴です。

分離発注の場合、多くは建築主が設計者をパートナーにして、専門の工事業者と契約・発注することになります
が、価格がオープンになった分、建築主の負担とリスクも増えることになります。
その主なものをあげてみると、
 1.見積書の比較・検討と工事範囲の確認
 2.総工事費の算出と資金計画
 3.金融機関への借入れ手続き
 4.各工事業者との個別の契約・発注(内容の打合せを含む)
 5.各工事の確認・検査と支払い
 6.工事資材の調達
 7.工程管理(業者間の調整)
 8.安全管理と廃棄物処理

そのほかにも、完成後の建物保証や登記手続き、火災保険の加入など、あげればきりがありません。
では、分離発注で失敗しないためにはどうしたらいいでしょうか。
信頼の置ける監理者(建築士)や大工さん(工事のかなめ)を選ぶのはもちろん、
 1.着手前に詳細図などで不明な点を明らかにしておく
 2.住宅展示場や友人の家などを見てイメージをつかんでおく
 3.追加工事が出ないように、工事のモレがないか確認しておく
 4.着手前に材料をカタログだけでなく、サンプルやメーカーショールームなどで確認しておく
 5.工事監理する建築士の業務範囲を確認しておく
 6.工程ごとに建築士と確認・チェックをする
 7.各工事の発注時に、手直しやメンテナンスについて契約書に明記しておく
 8.工事中の工事保険や完成後の建物保証について明確にしておく

などがあげられますが、何よりも現場にまめに足を運び、不明な点があったら迷わず職人さんに聞いてみましょう。
工事は、毎日
進んでいきますのでおかしいなと思ったら問題を先送りせずに、監理者に相談して早期に解決する
ことも大切です。

以上の内容は本来、専門的な仕事ですのでそれなりの知識や技術を必要としますが、家づくりへの情熱といい
アドバイザーがいればできないことではありません。

そして、そんなふうに手間ひまかけて作った家は、愛着もひとしおでいい思い出になることでしょう。

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