活動記録

2009年4月

4/20(月)
「崖の上のポニョ」。本当にすばらしい映画だとおもう。死を迎える命、生まれゆく命。とてつもない濃さの母性を感じる。この映画を「晩年にさしかかった とある人間の独り言」だと思えば、崖の上の一軒家でのリサ、宗助、ポニョのやり取りは、幼い頃 母親の愛に抱かれていた時代の記憶そのものに思えて、泣けてさえくるのです。初めて「灯り」を手にしたポニョの表情が素晴らしくて忘れられません。 表現したい衝動が、映画のルールを突き破ってるかのようです。非常にいびつな映画なので、たぶん理解し難く賛否両論でるとは思うのですが、僕はすごい映画だと思いました。

4/18(土)
琳派のまろい曲線を意識した「樹海と神鹿」をモチーフに下絵を練っています。去年の失敗を糧に、今回は下絵をある程度考えてから本画にとりかかることにしました。創作的ランナーズ・ハイを感じつついい滑り出し。

4/17(金)
雨の銀座。ここのところ、馴染みのギャラリーが増えてきたのがうれしい。関東に越して早1年。前よりは、より自分の描きたいものがわかるようになったかな?!

4/14(火)
現代の作品をみていて気がつくこと。テレビ映像を中心としたメディアの影響が染みついているように感じるのです。画面の構成がコラージュっぽくて、アングルの異なる場面を組み合わせるとか、まったく異質なものを組み合わせてコンセプトを明確にするやり方とか・・・。小さい頃からかなりの時間をテレビ・DVD、インターネットで過ごしているのだから無理もないんでしょうけどねー。そんな感覚だから、僕は昔の仏画や壁画や屏風絵に惹かれるのかな? 西洋の遠近法に対しても感じているんですが、そういった”様式”から一旦離れた感覚で作品を創っていきたいと思うんです。

4/12(日)
ジブリ美術館にいき、短編映画「めいとこねこバス」をみてきました。ポニョ以来、映画に隠された暗号の存在を知り、それからというもの宮崎駿の思想に興味を持っているのですが、この短編も暗号を2個みつけました。途中さりげなく現れる石碑の「村祉 牛頭大・・」と猫バスの親玉の行き先「風浄土」です。僕には牛頭といえば、八坂神社の祭神「牛頭天王」が真っ先に連想されその後のたくさんのトトロ風の生き物が山の頂上へ登っていく光景が「をけらまいり」に見えました。浄土は「あの世」でしょうが、「風浄土」ってのはなんでしょう?!。”八坂”つながりで空想するに、この世とあの世を行き来する存在の猫バスは、お迎えした先祖霊をあの世へ送りかえす「お盆」のイメージとだぶりました。  

  単純にユーモアといきいきしたアニメーションが心地よい作品ですが、裏にさりげなく暗号が隠されているように感じるところが、より作品を魅力あるものにしている気がします。皆さんもぜひ、ご覧になってみては?!

4/11(土)
茂展時代の仲間「石田真吾」さんの個展に行ってきました。彼の内面の変化が滲み出ていて、その背景にはやっぱり大きな葛藤があったんだろうなぁ・・・と感じ入りました。「中野画廊アヴェニュー」で4/20までやってます。

4/6(月)
NOTE CAFEの展示も無事終わりました。来ていただけた皆様、ありがとうございました。今は腰を据えて次の展示(6月のアートフェア)に向けて本格始動です。東京アートフェアや秋葉原の101をチェックしつつも、「我道をゆこう!!」と思いを再確認する日々です。

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