*過去日記*

Fiori Chiari の名前の由来は・・・?

2004年3月1日(月)
製菓専門学校に通うお友だちが晴れて卒業ということで、その記念フェスティバルにおじゃましてきた。ぴかぴかの、数ある素敵な調理室でお菓子を作る生徒さんたち(をガラス張りの外から見学できる)はさすがしっかり自分の夢を持っている人たちらしく、コック服姿が皆りりしい。
一般人のための実習コーナーもあり、マジパン実習でブタちゃんを作り、和菓子実習では練りきりでバラと桃のおまんじゅうを作ったよ。教えてくれるセンセイも若い生徒さんたち。カワイくて不慣れで一生懸命で、教わるのも楽しい。私の作ったブタちゃんは愛嬌たっぷり、いとおしいなぁと自己満足なのに、同行した友人は「なにこのピカチュウ。傾いてへん?」・・・どうせ重心ずれてて傾いてるわさ!腕の長さも違うわさ!でもこの不出来さがまたかわいい。桃の練りきりおまんじゅうもなかなかうまくできたように・・・思えたけど?
家で自慢して早速食べたらとても美味しかった。もちろん練りきりの生地や中のあんこ自体は学校側で準備してくれたものですが。マジパンブタはあまり食すのに適さないらしいが、乾燥させておいとくと5年くらいもつらしい!これは保存版なのだ。それにしても職人さんはいいなァとしみじみ。あーおもしろかった。


2004年3月3日(水)
初夏に2ヶ月通うつもりの語学学校から郵便物が届く。選択コースについてのコンファメーションレターと証明書関係、そして頑丈なコート紙でできた町のカラー地図。標高約600メートル、市の人口たったの1万4千人。城壁でぐるっと囲まれた小さな町はすべての道が坂道だという。地図で見る限り、薬局がふたつ、郵便局がひとつ、パン屋がひとつ(まじっすか)、町の外にスーパーがひとつ。でもそのくせインターネットポイントが3ヶ所に観光案内所が3ヶ所。結構な観光地らしい。
さて、ところで十年近く前にコーチで買った大好きなこげ茶の革リュックがある。
イギリスにもフランスにもベネルクス3国にもイタリアとスイスとドイツにも一緒に連れて行った。実害は免れたけれども心ない無礼者の手がまさにかかったことも2度あり、いろんな国の大切な友人たちがしょってくれた。自分でしょった形も好きで(気づかぬうちに後姿を撮られた写真が数枚ある)すごく気に入っていたんだけれど、分厚い辞書を2冊詰め込んだ上に一眼レフカメラを入れたりと常時パンパンにして持ち歩いていたため、あちこちの革部品がちぎれかけ底の縁巻き革が裂けてきていた。仕方なくここ2年ほど押入れに寝かしていたのだけれどこのたび修理に出して、一ヶ月以上たった先日『修理ができました』とショップからの電話に勇んで取りに行く。相変わらず全体の色はさめたままでこげ茶というより最早ミルクココア色、付いてたしみもそのままだけど、傷んでいた革部品は新品に替えられしっかり縫い付けられて頑丈に生まれ変わっていた。また寿命が延びたよー。んじゃ次もイタリアに連れていくか!

2004年3月10日(水)
あっという間に日が経つねぇ・・・。
・半年に一度の恒例である神戸骨董祭が先週末にあったので、母とTと一緒に出かける。ずっと前からほしかった黄色ストライプ柄のカフェオレボウルがすんごくきれーいな状態で出ていたので、思い切ってゲット。母はヘーゼルアトラスのふたつきキャンディボウルを千五百円も負けてもらって買っていた。やるねぇ。
・先週から急にクズメールが山ほどケータイに入りだした。結構単純なアドレスだったからとうとうつかまったね、と何人かから言われ、あきらめて夕べ新しいアドレスを考えた。xとハイフンを駆使して模様みたいなのをひねり出したところ「あんまり左右対称だったり規則的だったらまた突き止められるよ」との一言で、きれいな模様はあきらめた。そんなこんなの新アドレスは今朝早速友人たちから「見たよー派手なアドレス」「えっらいむずかしいのにしたねー」と笑われるはめになる。だって一応模様をめざしたんだもん、自分でもおぼえらんない。
・今日は急にあったかくなり、朝あわてて春物のニットを引っぱり出す。特に用もなかったので、会社帰りにふらふらと大阪でデパートに寄り、ギャザーがいっぱい入ったうすいブルーのふわふわニットを購入。この春用に今まで薄手ニットを計3枚買ったけれど、全部水色だった。今まではあんまり選ばない色だったのに、今の気分はどうやらうすいブルーらしい。
明日はロード・オブ・ザ・リングを観に行く。1も2もDVDで観ただけ、それもファンタジーの苦手な私のことであんまり頭に入っていない。(でもE.T.は大好きなのよねー)
登場人物のカタカナ名前が難しすぎてアラゴルン?アルゴラン?だのガンダルフだのあやふやなままで大丈夫かなぁ、3時間半・・・。そして日曜はヅカ星組。怖いもの見たさの楽しみ。

2004年3月15日(月)
きのうのヅカ星組はおもしろかったー。心が満腹、そして腹筋が疲れるほど笑えてノれた。
やっぱりトップ男役の扱いのハデさ、華々しさはいい意味かなり笑える。私のツボ。突っ込みどころも満載でさ。客席には往年の元トップOGや、現役2番手スターさん、私がお気に入りの花組4番手ちゃんなどがご観劇だったため、開演前から客席はどよめきざわめきまくっていた。
私もその4番手ちゃんがすぐそこに座っていたので席に着いたとたんひそかにコーフン状態。客席の現役ジェンヌたちは注目を浴びないよう開演直前にささーっと座席に着いたり、休憩時間には誰より先にさささーっと伏し目がちに出て行くのが興味深くかわいい。でも往年のOGはもー出入りもゆっくり&満面の笑み&この大劇場でサングラスてあんたそりゃ目立つわ、ないで立ちで皆の注目を存分に楽しみ味わっておられた。ヅカを見始めてまだ半年の私にはどんなにすごかった人なのやらわからんのだけれど、とにかくこのお方様の退場のときには客席中が立ち上がり拍手が起こったほどで、おもしろーい・・・と好奇心できょときょとしてしまう。
今朝、会社に行く途中に電車でおじさんが広げていたスポーツ新聞に、今回の良席チケットを譲って下さった会社の先パイのご贔屓ジェンヌさんが1ページ丸々フルカラーでどどんと載っていたので、先パイへのお礼にとその新聞を駅で買って出勤。お昼は友人たちに報告のため歌って身振り手振りでしゃべりすぎて・・・だったため、おべんとを全部食べきれないうちにチャイムが鳴った。たいへん悔やまれる。
さっきは晩御飯を食べながら、オットTがDVDに録っておいた『クレイマークレイマー』を見ていた。私は見たことがなかったからいい機会だったのだけれど、最後「えっ・・・終わり?!途中やん!」な気分。こんな感動モノさえ受けつけなくなってきたのか?おかしいなぁ。ちなみに私の好きな映画はたとえばギルバート・グレイプ、リトルダンサー、サウンドオブミュージック、シカゴ、から騒ぎ、フォーウェディング、サマーストーリー、イル・ポスティーノ、ひまわり、そしてチャップリンの作品群・・・二十代の半ば5年間くらいは週に2本ペースで観に行っていたわりには結構メジャーものばかり好きみたい・・・。かねてより思うんだけど、ディアハンターを神聖視というか熱烈支持する男の人ってすごく多いよな。あの映画を悪く言う男性に会ったことがない。というか、誰もが力をこめて賞賛する。私にはわからん。
個人的に、二度と観たくないけど絶対誰もが一度は観るべきだと思うのはシンドラーのリスト。
私は映画でめったと泣かないのだけれど、これは泣いたのをはっきり覚えている。

2004年3月17日(水)
ご想像通り、神戸はいかなご最盛期です。いや、もうピークは過ぎたかな?街角の百均ショップ店頭には大小さまざまなタッパー容器が山積みで、小さい容器のコーナーには‘発送に最適なサイズ’とわざわざポップがついている。普段はなんでも用容器なのだろうけれど、この時期ばかりはひとつひとつ表面にいかなごラベルが貼られ、専用タッパーに仕立て上げられて。
Tの母も「今年も30〜40キロは炊く」と張り切っていた。先週末はTの弟のお嫁さんが関東の実家に送りたいと炊き方をおそわるとかで、T母から「あっちゃんもやる?!」と誘われたが丁重にお断りしてしまった。そんなには食べないしなー。おこぼれをいただくだけで充分なの。
ところで昨日、夕食の後片付けをしていたTがシンク周りを布巾でなぞりながら何か考えていたかと思うと突然、「あっちゃん、イタリアには・・・白玉粉ときなこを持って行ったらいいよ」と言い出すものだからウケた。いわく「お砂糖はイタリアにもあるだろうし、白玉だんご作ってむこうの人に食べさせてあげたら喜ばれるんじゃない?!」・・・彼なりのベリーグッドアイデアらしい。んー考えとくよ。「ソイソースなんかは売ってるのん?」・・・んーミラノとかフィレンツェとか大きい町なら売ってるけど今回行くところは無理でしょう。「じゃ、しょうゆも小さいのを持って行って、だしなんかもちょっと持って行って、肉じゃがなんて作ってあげたらいいんとちがう?」えーめんどくさいよー、なんであんたそんなこと考えつくのさ。今までステイ先で料理をせがまれたことも作ってあげようと思ったこともないんだけどなー。でも結婚して主婦になっちまったことだから、今度はそういう機会が無いとも限らないよな。・・・考えとかねば。


2004年3月20日(土)
定期購読を申し込んでいたクウネルが一昨日に届いた。
読んでいたら、須賀敦子さんの記事が数ページに亘って載っており感激!なぜ感激かというと、だいぶ前にこのクウネルの雑貨プレゼントで申し込み葉書を送ったことがあり(なんだったっけ、ウェルシュブランケットのかな)その葉書記載事項のなかに、今後とりあげてほしい人の名とその理由を書く項目があった。そのとき私は迷わず須賀敦子さんの名前を書いて、理由を小さな字でびちーっと連ねたのだ。きっともちろん、須賀敦子さんを挙げた人はほかにもたくさんいたのは想像に難くないけれど、なんだか私の意見を汲んでもらえたようでますます記事が嬉しかったのさ。お天気が良くなったら須賀さんのお墓参りにもう一度行きたい。(前回)
今度イタリアに行ったら、帰国前に企画している‘北東イタリアめぐり大作戦’でトリエステとウーディネもできれば行きたいとふつふつと思っている。ウーディネは敦子さんが夫ペッピーノ氏と挙式した教会のあるところ。トリエステでは須賀さんが訳を手がけた詩人ウンベルト・サーバゆかりの書店(彼女も訪れている)、そしてサーバの家を探したい。お気に入りのガイドブックのトリエステ地図には、すでにこの2ヶ所の所在地点には星印をつけて準備万端。イタリアというよりほとんどスロヴェニアに食い込んでしまったような最北東に位置する港町のトリエステ、長年オーストリア・ハプスブルグ王朝の支配下でもあったらしく・・・行けたらいいなぁ。

2004年3月25日(木)
四月に観に行く文楽の事前おべんきょう会に行ってきた。
会社の仲間友だちのあいだで人気のおすし屋さんのマスターの企画(?)とご厚意により、ごく少人数にてお店で開かれたぜいたくなもので。二十人ほどで満員のお店に、人間国宝級の人形遣いさんが人形を連れてこられ、わかり易いストーリー解説や人形の動かし方など間近でていねいなお話をうかがえた。文楽に使うお人形というのはかなり大きい!なんせ三人がかりで支え動かすのだ。人形の動きがこれまた今どきの一般女性にはとてもじゃないけど真似のできないような色っぽいしぐさ満載で鳥肌が立つほど。
右手の手先から動きを身体・頭部に移して顔を動かし、左手の動きにつなげる・・・一連の動作が本当に生きている女性のよう。悔しさ悲しさの表現で着物の袖口や手ぬぐいをキリリと歯噛みできるよう、唇のはしに布引っ掛け用の小さい針のカギもくっついているのよ!・・・いちいち所作が艶っぽく、こういう仕草ができる女性は今ではいない?年季の入った芸妓さんくらい?・・・と勝手に推測する。そして操っているのは男性三人だし。ザ・日本の伝統芸能の底力を見た。
去年の十一月には無形世界遺産にも指定されたそうで、こんなに位の高い人形遣いさんのお話と実演を眼前で見られるなんてきっとすごいことなんだろう。と実感のあまりない素人ですが・・・
操ってみたい人は実際に持たせてもらい、みな人形とくっついて記念写真を撮り・・・。それぞれ写真におさまる相手によって恥じらいの仕草や‘だっちゅーの’風ポーズを生きている人間さながらに披露しつつカメラに収まる文楽人形ちゃん。もーきゃあきゃあ言っちゃったよ。
最後にはおとなしくスーツケースにかっちり納められてゴロゴロとお店をあとにしましたとさ。
私たちはなおも最後までお店に残り、お造りにお寿司にてんぷらに、たらふく食べた食べた。マスターほんとにありがとう!・・・記念写真、楽しみに待ってます。



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