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2004年5月22日、第22回ビデオアクト上映会が行われた。参加者は約20人。 「カフェ放送てれれ」とは、大阪を拠点とする女性だけのビデオ制作グループ・ビデオ工房AKAMEが主催している自主制作ビデオの上映活動で、大阪のカフェ・喫茶店などで2003年より実施されている。 |

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以下、上映順に私感を記してみる。 ■『日系ブラジル人としての私を生きる』(Re:C 松原 ・ユミ・ルアナ・アキズキ) ニューカマーである高校生のセルフドキュメンタリー的作品。何とかして思いを伝えたいという 気持ちが表現されていると思った。大胆な構図が多い画も面白かった。 ■ 『NO WAR』(小山帥人) 小山さんは、ビデオアクトの反戦プロジェクト(現AcTV)にも沢山の作品を提供していただ いている。ピーズパレードも場所や参加者が違うと、雰囲気も変わることがよく分かった。 ■ 『Shadow』(みやばら美か) 主婦の仕事をシャドーワークというらしい。そのシャドーワークを実験的な手法で映し出した 作品。しかし、ビデオに映っている料理・洗濯などの日常活動は、私も毎日していることなので 、シャドーワークだとはどうしても思えなかった。(私は主夫ではないですが) ■ 『児童扶養手当てが減らされる』(下之坊修子) 児童扶養手当ての重要性をインタビューなどで伝える作品。私自身も母子家庭で育ったが、この 作品を観るまで、全く知らない事柄だったのでとても勉強になった。 ■ 『The Dream of Reed』(Oz) テクニック的には、他の作品からズバ抜けている作品。イジメと戦争が短時間でしっかりと「 イヤなもの」と印象付けられる優れたアニメーションだと思う。 ■ 『性暴力防止CM』(提供 Rape Crisis Survivors アメリカのCM-作品) シンプルで分かりやすいCM。ビデオ内でもCMという時間位置にあって面白かった。 ■ 『3つの質問』(日高理都子) 「私はどこから来たと思う?」「これからどこへ行くと思う?」「あなたはどこへ行く?」とい う質問をイギリスの街角で出会った人々に質問するビデオ。企画して実践してみたことが良い。 ビデオ初心者の方にも勧められる手法だと思う。 ■ 『在日- 反乱する肖像』(金成日キムソンイル) 映し出される外国人登録証の数々に驚いた。ただ、映像としては冗長な感じがした。 ■ 『もし避妊に失敗したら…〜緊急避妊法〜』(ビデオ工房AKAME) お話されてる先生の関西弁が耳に心地よく、勉強になった。 ■ 『カモメのダンス』(山口順二) 橋の手すりに並んだカモメがユーモラスに捉えられている。でも、カモメ自身にしてみたらダ ンスはしていないのかも・・・。そこが面白かった。 ■ 『役者』(エンドウノリコ) 50歳で役者を始めた松永節さんのキャラクターが面白い。ただ、インタビューが長い感じが した。役者としての稽古風景などがもっと見たかった。 ■ 『トンボの里へようこそ』(桑本順子) 福井県中池見湿地の観察記。シンプルな作品だが、この湿地への愛情を強く感じた。 |

| 上映後、「カフェ放送てれれ」スタッフの下之坊修子さんから「てれれ」の活動内容を聞いた。 昨年までの「カフェ放送てれれ」は毎月10作品を、関西圏にある10店舗のカフェ・喫茶店で 上映していた。現在は隔月で10作品・3店舗で上映しているという。毎月10作品、現在は隔 月だとしても、この作品数を集めるのは大変な努力だと思う。 上映店舗が減ったのは閉店してしまったからだそうだ。これは、海外チェ−ン喫茶店の進出の影響もあるのだろう。何とも言えない気分になった。 途中、下之坊さんが撮影・編集したカフェでの上映の様子も映し出され、店内の様子がよくわかり面白かった。スクリーン張りをお客さんが手伝ったり、お茶やお酒を飲みながら気軽に楽しめ 、制作者も交わってワイワイガヤガヤと出来ることは、通常の映画館や上映会では味わえないことだ。 パリ生まれ・大阪育ちの「カフェ放送てれれ」は、市民の手による気軽に楽しめるパブリック・アクセスとして大変面白い活動だと思う。 |
| 現在、「カフェ放送てれれ」では「コンドーム」というテーマで作品を募集しているという。「
てれれ」を上映しているお店へ「男のたしなみ」などユニークなメッセージが書かれたコンドー
ムを配っている女性が来店したことが切っ掛けだったとか。 作品の長さは5分以内ならば手法は自由で、8月10日締切だそうです。 |
※参考サイト
カフェ放送 てれれ
http://www2.osk.3web.ne.jp/~akamev/terere/
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