ソルガム類栽培のポイント
 
 
 
1 畑の準備
 (1)排水対策
  ・排水良好なほ場の選定
  ・暗渠、明渠の設置
 
 (2)耕起、整地
  ・深耕の実施        根張りを良くする
  ・整地、鎮圧は丁寧に   除草剤の効果を高める
                根の支持力を高め、耐倒伏性を増す
 
 (3)施肥(10a当たり)
  ・堆肥:3〜5t
  ・石灰:100〜150kg (PH6.0〜6.5に調整)
  ・肥料:





 

     

 元肥 

追肥1

追肥2

 窒 素
 リン酸
 カ リ
 

  7
 12
  7
 

  7
  0
  7
 

 10
  0
 10
 





kg/10a
 
      追肥1回目は発芽30日後   2回目は1番刈り後に施用
 
 
2 播種
 (1)時期・・・・・・日平均気温が15℃になったら
  ・スーダングラス、スーダン型は感温性品種                 
  4月下旬〜5月上旬がよい。7月に播種すると夏の高温に感応して、早めに出穂してしまう。8月播きでも、台風がこなければ収量が確保できる   年もある。
    ベールスーダン、トップスーダン、ベストスーダン、パイパー
    ラッキーソルゴー、ラッキーソルゴーU、キングソルゴー
    クミアイ2号、ロールベール、コモン
 
  ・ソルゴー型は感光性品種                          
5月上旬〜7月中旬がよい。早播きしたり、遅播きしたりすると夏至をはさんで、春や秋の短日で反応して早めに出穂してしまう。
    ハイブリッドソルゴー、トウミツ1号
    クミアイ1号、ハチミツ、葉月
 
  ・両者の中間型もある。
 
 (2)播種量     ・条播:2〜3kg
             ・散種:3〜6kg
 
 (3)覆土、鎮圧   ・覆土:1〜2cm程度
              ・鎮圧:発芽が揃う、鳥害対策、除草剤の薬害防止
 
 
3 雑草対策

 

 使用時期

10a当たり使用量

ゲザプリム50水和剤
ゴーゴーサン乳剤30
ゲザノンフロアブル
 

播種覆土直後
ソルガム3葉期
播種覆土直後
 

100〜200g
     300ml
200〜400ml
 
    除草剤の効果を高めるためにも、覆土と鎮圧は必ずやっておく。
     ゴーゴーサンでは、覆土が浅いと薬害が出やすい。
    上の薬量を100〜150gに混ぜて散布する。
    薬害が出やすいのでラッソー、ゲザプリムの高濃度や重複散布を避ける。
    スーダングラスでは、ラッソー、ゴーゴーサン、ゲザノンで薬害がでやすいので、使用しないこと。
 
 
4 病害虫
   ソルガム類は、トウモロコシに比べてアブラムシが発生しやすい。
   ヒエノアブラムシは7月中〜下旬から発生し始める。                                  
 
 
5 収穫
 (1)刈り取り適期
  ・サイレージ利用 :糊熟期
  ・青刈り、乾草利用:穂ばらみ期、出穂期
    草丈が1m以下で刈り取ると青酸含量が高いので、2〜3日乾燥させて給与すること。
 
 (2)刈り取りの高さ
  ・初回は5〜10cm                         
    再生茎が多くなると倒れやすくなる。
  ・2回目以降は地際で 高刈りすると再生力が弱くなる。
 
 
 
                     (タキイの牧草飼料より引用)
 
   ・実が入った状態まで置いて刈ると再生力が悪くなる。
   ・多回刈りをするときは、背丈ぐらいになったら刈り取る。
   ・再生に必要な最低温度は、スーダンで20℃以上、ソルゴーで22℃以上。
 
 
6 その他
 (1)中肋(葉肋):葉の真ん中の肋のこと
    緑:汁性で青刈り向け品種
    白:乾性で茎の水分が少なく、サイレージ向け品種
    混:橙、褐色などが混ざっている場合
        白>橙>緑>褐色の順で発色
        褐色の品種、系統はリグニン含量が一般に少なく、消化率が高くなる傾向がある。
 
 (2)葉や茎に付着する脂質白粉
   ・少ない方が消化率が高い。
   ・葉がテカテカ光らない、茎に薄く白い粉が吹いた感じが少ない方が、消化率が高い。
 
 
 
 
 
                             2004.04.13
 
   (提供:北淡路農業改良普及センター)