『俺と僕で何?』


第弐拾話 決戦、第三新東京市


さてと、これでいいかな。

よしっ!準備オーケー。

「おはよう、碇君。早いのね 」

おわっ!

「お、おはよう!綾波っ!」

「何を慌てているの?」

「いや、まだ起きてこないと思ってたから・・・その、不意を突かれただけだよ 」

「そう。・・・これは?」

「あ、ああ、朝食の準備のついでにお弁当を作ったんだよ 」

・・・

「どうしたの?」

「今日はピクニック?それにしても多いわ。食べきれないわ 」

「今日は一日中本部だから、みんなの分も用意したんだよ 」

「そうだったの。・・・碇君の意地悪 」

え?

「意地悪って、何が?」

「わたしを誘ってくれなかった 」

「え?一緒に行くよ。当たり前じゃないか。誘う必要なんかないだろ、一緒に行くんだから 」

「違う。お弁当作りの事よ 」

「あ!綾波・・・一緒に作りたかったの?」

綾波がコクコクしている。

「ごめん。ごめんね、綾波。今度から必ず誘うから、ね。機嫌なおしてよ 」

「いい。別に機嫌が悪い訳じゃないの。ただちょっと拗ねてみただけ 」

「そ、そうなの?良かった 」

わざとなのか・・・でも、拗ねてみたってどういう事なんだ?

・・・分かんないよ、綾波。

「じゃ簡単に説明するわ。まず第伍使徒ラミエルの前回の出現日は明日。従って明日は全員が本部待機。チルドレン達の本部行動は名目上戦闘訓練とします 」

「あの・・・ミサトさん 」

「なあに、シンちゃん 」

「アスカには説明しなくていいんですか?」

・・・今説明する訳にはいかないでしょ?まだ見てもいない使徒の能力が何で分かるの、って聞かれるわよう 」

「そう・・・なんですよね。でも、なんだかアスカだけを仲間外れにしてるみたいで・・・

「シンジ君、今は仕方ないのよ。割り切ってちょうだい 」

・・・碇君。アスカの事はいずれ話し合わなくちゃいけないけど・・・

「綾波・・・わかったよ。今は使徒殲滅が最優先でした。すいません 」

「ラミエルが前回と同じ外見であれば、前回同様バルーン・ダミーと自走臼砲に加え空中及び地中もしくは水中からの偵察攻撃を実施します。もし空中及び地中からの攻撃に対するラミエルの反撃も同程度の威力の過粒子砲であれば、前回と同様のヤシマ作戦を取ります。が、もし強力な反撃でなければ、ただちにエヴァ3機をこの様に配置します 」

3機ともジオフロント内に配置、本部ビルの壁面に正三角形を構成して張り付くのか。

「確かこの前、使徒のボウリング開始後に威嚇攻撃による調査と分析、って言ってましたし、2機がATフィールドの中和と盾による防御で残りの1機がポジトロン・ライフルの打ち上げ射撃を本部ビルの外側でするんじゃありませんでしたか?壁面にへばりつくのはきついんじゃ・・・

「ミサトが少し安全性を優先して再考したのよ 」

「そう。もしもラミエルが下にも過粒子砲を撃てたら本部に穴開いちゃうでしょ 」

「でも、本部の壁大丈夫なんですか?」

「強度に全く問題はないわ。エヴァ50機でも 保つわよ」

「はい、わかりました 」

「攻撃は誰がするの?」

「レイ、あなたが担当して 」

「どうしてわたしなんですか?」

「攻撃のタイミングが来るまでエヴァに搭乗したまま長時間の待機になるわ。性格的にレイが一番だと判断したのよ。それに、アスカの場合はまだ未知数が多すぎるし、シンジ君にはいざという時の防御を担当してもらいたいの。いいかな、シンちゃん 」

「俺は構いませんよ 」

防御の方が危険だ。俺がやる方がいい。でも、アスカは納得するかな?

「あの・・・アスカにはいつ話すんですか?」

「そりゃあ、明日の作戦説明の時しかないわよ 」

あ、当たり前だ。

「納得しますかね?」

「大丈夫よ。伊達に一緒に暮らしちゃいないわよ 」

性格を掴んだ上、って事か。

「はい。余計な心配でしたね。」

「シンジ君にとっては、当然の心配よ。仕方ないわ 」

「碇君にとっては当然の心配?わからないわ 」

そうだ…綾波は知らないんだ・・・前のアスカを。

・・・

「リツコ、近いうちにこの状況はなんとかしないとまずいかもね 」

「そうね。・・・ミサト、説明もうよければお昼にしない?」

「おっ!来た、来たっ!」

「待ってたよっ!レイちゃん、シンジ君 」

「悪いわね、シンジ君。私達までお呼ばれしちゃって・・・

「いえ、いいんですよ。好きでやってる事ですから。ね、綾波 」

「そう。お料理は大勢の人に食べて欲しいもの。・・・でも今回はわたしは何もしていない 」

いっけない、まだ拗ねてるのかな?

「えーっ!じゃあ、これ全部シンジ君一人で作ったの?ヒカリから話には聞いていたけど・・・実際に目にするとすごいわね 」

「ほんとうに・・・美味しそう。」

そうだ、 コダマさんとチサトさんは初めてだったな。

「見た目だけじゃないっすよ。な、マコト 」

「とにかく頂こうぜ 」

「みんな喜んでいたわね 」

「そうだね。コダマさんとチサトさんに食べてもらうのは初めてだったから少し緊張したよ 」

「何故?」

「だって口に合うかどうか分からないじゃないか?」

「今までみんなが美味しいって言ったわ。確率的には美味しい筈 」

「それはそうかも知れないけど・・・作った本人としてはやっぱり気になるよ 」

「そんなものかしら?」

「綾波が自分で作ったとしたらやっぱり気になると思うよ 」

・・・ちょっと首を傾げている。想像・・・してるのかな?やっぱり可愛いよな。

「そう・・・そうかも知れない。」

「だろ。今度は綾波も作るといいよ 」

「わたしも?何故?」

「仕事とは言えお世話になってるんだ。気持ちだよ 」

「気持ち・・・感謝の気持ち?」

「そうさ。考えておくといいよ 」

・・・うん。考えておく。じゃ、わたしはアスカと先に帰るから。無理しないでね、碇君」

「うん。アスカの事よろしく・・・頼んでばかりで悪いけど 」

「気にしないで、アスカはわたしの友達だもの、当然よ。じゃあ 」

・・・

綾波・・・ごめん、本当は君もつらいのに、・・・ごめん。

あれ・・・ミサトさんは来ないのかな?

「葛城は明日の準備があるから今日は不参加だとさ 」

「ミサト、逃げただけよ。今日は難しい話になると思ったんじゃないかしら 」

「ま、いいです。では、リツコさん。どうやってこの世界ではまだ来ていない筈の使徒、ラミエルの襲来日を調べる事が出来たのか、説明してもらえますか?」

「ラミエルの襲来日を調べた訳じゃないのよ。それは副産物なの。もともとはこの世界の成り立ちについての推測の証拠を探していたの。でもラミエルの襲来日が判ったのはその証拠にはなるんだけど v」

・・・どこにあったんですか、そんな情報が?」

・・・

・・・MAGI、ですか 」

「そうなんだ。さすがだな、シンジ君は 」

「加持さん達はもう知ってたんですね 」

「ああ葛城と一緒に既に聞いている。ちなみに俺達はMAGIだとは気が付かなかったけどな 」

「ええっ?加持さん、気が付かなかったんですか?」

「ああ。気が付かなかった 」

どうして・・・加持さん程の人が気付かなかったんだろう?

「でも・・・MAGIのデータだという事は、電磁的な痕跡が在ったという事ですか?」

「そうよ。完全でも不完全でもない、過去に記録されていたと思われる電磁的な痕跡よ 」

「しかし・・・よく見付けましたね 」

「MAGIのレコーダーの隅から隅まで、それこそミクロン 、千分の1どころかナノ、10億分の1単位まで徹底的に調べたわ」

「 それって・・・相当時間が掛かったんじゃないですか?」

「探査プログラムを組むまでは苦労したけど組んでしまえば自動走行だもの。でも走行中は監視してなくちゃいけないから、結局はマヤの協力を求める事になったわ 」

・・・マヤさんに事情、話しちゃったんですか?」

「ある程度は話したわ。全てではないけど・・・

「その事は俺は知っていいんですか?それとも知らない振りした方がいいんですか?」

「どうしたらいいかしらね?」

「当面知らない振りでいいんじゃないか?マヤちゃんのリッちゃんに対する誠意がどこまで持続するか興味あるしな 」

それがこの前のリツコさんの不可解な態度の原因だったのかな?マヤさんの反応を見ていたんだ・・・

・・・騙してるみたいで嫌ですけど・・・仕方ないですね、この際 」

「悪いわね、シンジ君 」

「いいです。でもどこまで話ちゃったんですか?」

「シンジ君が司令の意図に反してしっかりした子供に育っちゃったからエヴァにシンクロ出来ないかも知れない事。MAGIにサードインパクトに至る隠しデータがあるかも知れない事。以上二点よ 」

だから俺のシンクロ・テスト専属みたいになって、データとかの隠蔽に一役買ってたんだな。補正装置にも絡んでいたし・・・

「わかりました。・・・MAGIの件に戻りますけど、この前リツコさんはこの世界は巻き戻されたようなものだって言いましたよね 」

「そう、エネルギー変化の逆転現象かしらね 」

「それなのに何故痕跡なんて物が残るんですか?」

「正確な事は解からないわ。でも痕跡はMAGIだけじゃないのよ。私達イレギュラーも立派な痕跡でしょ 」

「それはそうですが・・・俺達とMAGIとでは違うんじゃないのかな?」

「そうかしら?人間の記憶もディスクの記録も似たようなものよ 」

「問題はどうやって消されたか、消されていないか、または、消されたように見えているか、消す必要もなかったか、なんじゃないかな 」

・・・確かにそういう見方も出来ますね 」

「MAGIの場合はデータは消えていたわ。でもデータが一度は記録されていたという痕跡がディスクに残っていたのよ。言い換えれば、データが記録される前の状態になっていたんじゃなくて、記録されたデータが消去されたという事なの。加持君の言葉を借りれば、消されたように見えていた。でも問題の痕跡は消せなかったのか、消す必要もなかったのか、それは分からないわ 」

「この世界が『僕』や『綾波』の望んだ結果なら・・・MAGIの事まで考えていなかったと思います。・・・巻き戻しの方法による結果じゃないですか?」

「そう考えるのが自然かも知れない。それを人間の記憶に当て嵌めると・・・普通の人間は記憶が消された痕跡は残っているかも知れないけど、その記憶を復元する事は出来ない。従って、記憶を喪失しなかった私達三人、そして、記憶を回復したシンジ君は、やはりイレギュラーと言う事 」

「じゃあ、綾波とアスカはどうなんですか?」

「アスカの場合はまだ未知数が多くて推測出来ない。でも・・・レイの場合ははっきりしてるわ 」

「何がですか?」

「レイの記憶は仮に復元したとしても今のままでは限界があるかも知れない、という事 」

「限界?・・・あ!」

わかっちゃった。

「わかったようね 」

「記憶そのものには肉体が、脳が必要・・・なんですね。」

「その通りよ。でもね・・・

・・・

「あなた達三人は私達三人よりももっとイレギュラーであるかも知れないから、そうならない可能性もあるんでしょうね 」

「リッちゃん、そう落ち込む事じゃないさ。俺達は『神』じゃない。全てを知る事は出来ないし、知ったところで出来る事と出来ない事とがある。大事な事は、何を信じ、何をするか、だ 」

「サードインパクト発生前でのイレギュラーとサードインパクト発生後でのイレギュラー、か。・・・分かったわ、加持君。もう止めましょう 」

「MAGIには他にどんな痕跡が残っていたんですか?」

「詳細は分析しないと解からないけど、まさかMAGIを使う訳にはいかないでしょ。日付とかをキーにした簡単な事項は何とか解かりそうだけどそれ以外は・・・今のままじゃ無理ね 」

「そうですか 」

そうだよな・・・MAGIを使ったらバレバレだよな…。

「使徒の来た日とかの前回の歴史的データは部分的だけど入手出来そうよ。」

「でもな、リッちゃん。それな・・・あんまり役に立たないかも知れないぞ・・・

「そうだわね・・・

「どうしてですか?」

「だってさ、俺、アダムをもう持って来ちゃってるんだよ 」

あっ!

・・・アスカも弐号機も・・・もうこっちに来ちゃってますね 」

「「・・・」」

いったいどうするんだろ・・・ガギエル・・・だったっけ?

「ただいま、綾波 」

「今日はシンジ君と一緒に帰れたわ 」

『おかえりなさーい。ちょっと今、手離せないんですぅ 』

「いいわよ、そのままで 」

『お風呂沸いてますぅ 』

「サンキュー。俺先に入っていいですか?」

「どうぞ。私の方が長湯だものね 」

「すいません 」

『ザッパーン!』

「ふぅーーいぃ・・・・・・やっぱ気持ちいいよな 」

・・・ガギエル、か。あいつの出番って・・・本当にどうなっちゃうんだ?

ガギエルの後はイスラフェル、サンダルフォン、マトリエル・・・

そもそも使徒って何なんだ?何であんな変な形なんだろう。

ラミエルなんて生物っぽくないし・・・

・・・順番なんて決まってるのかな?

・・・

そう言えば、俺って使徒の事はまだ教えてもらっていないや。聞いてもいないけど・・・

とにかくわかんない事が多すぎるんだ。

全部一度にわかろうったって無理だな。

加持さんの言ってる事が現実的なんだ。

・・・俺達は『神』じゃない。全てを知る事は出来ないし、知ったところで出来る事と出来ない事とがある。大事な事は、何を信じ、何をするか、だ 』

そう・・・大事な事は、何を信じ、何をするか、だ。

「シンジ君にしては、長かったわね、お風呂 」

「ええ、考え事してて、つい 」

「碇君、顔赤いわ 」

「そ、そう?」

「こういうのを『ゆでだこ』と言うのね 」

な、なんだよ・・・いきなり・・・まだ綾波の思考形態には付いて行けてないよな。

「綾波も先入っちゃえば?」

「わたしは後で入るわ。今日は焼肉だもの 」

えーーっ!・・・先に言ってくれればいいのに・・・また後で風呂入んなきゃ。

・・・

「ねえ、綾波 」

「何、碇君?」

「あのさ、綾波も食べるの?」

「食べるわ 」

「焼肉を?」

「そうよ。他に何を食べるの?」

「あ!・・・実は魚肉とか 」

「シンジ君。バカ言ってないで早く食べるわよ!」

あ、リツコさん。

「レイは焼肉大丈夫なのよ。前とは違うのよ。」

「えっ!そうだったんですか?・・・でも、どうして?」

「なんて事はなかったの。単なる食べず嫌いよ。良く焼けば大丈夫なのよ 」

「なーーんだ。そんだったんですかぁ 」

「自分で焼けば、焼き具合を調節できる。だから焼肉は好き 」

「じゃ、焼こうよ 」

「うん。」

「「「ごちそうさま!」」」

「いやー、よく食べたなぁ。腹いっぱいだよ 」

「私も久しぶりだわ、こんなに食べたのは 」

「わたしはまだ食べられるかも知れない 」

え?・・・あんなに食べたのに・・・痩せの大食い、かな?

「そんなに無理して食べる事ないと思うよ 」

「別に食べるとは言ってないわ 」

・・・


『ビーーーッ!ビーーーッ!ビーーーッ!ビーーーッ!』

警報だっ!

『非常警戒 警報発動しました。非常警戒警報発動しました。ただちに・・・

「第三新東京市の北西約150キロの上空に全長300メートルを超える機影を発見しました!高度約3000メートル、時速約75キロで当所に向かい進行中です!」

「映像映ります。」

「「「「おおっ・・・」」」」

・・・おんなじだ・・・正八面体。

「発射体勢に入れっ!」

バルーン・ダミーがハンド・ガンを構える。

「目標内部に高エネルギー反応!円周部を加速、収束していきます 」

「まさかっ?」

「過粒子砲なのっ?」

ラミエルが光る。と、大きな水しぶき・・・

「ダミー、蒸発っ!」

「次っ!」

今度は無人潜水艦によるNNミサイル攻撃だったかな?

「発射っ!」

煙を引いてラミエルに向かう弾道。

黒煙と炎の中から現れる無傷のラミエル。

潜水艦は無事なようだ・・・

「次、出してっ!」

今度は自走臼砲だ。

「発射っ!」

糸を引くようにラミエルに向かうレーザー。

と、ATフィールド・・・肉眼で確認・・・か。

また光った・・・

「自走臼砲、消滅。

「次っ!」

今度は無人重戦闘機によるパレット射撃だ。

「発射っ!」

無数の弾道がラミエルに向かう。

何の反応も示さないように見えるラミエル。

・・・戦闘機も無事だな。

「これまで採取したデータによりますと、目標は一定距離内の外敵を自動排除するもの、と推測されます。ただし、当方の潜水艦及び戦闘機に対する反応から、目標の持つ過粒子砲には照射角度に制約があるかも知れません 」

「ATフィールドは?」

「目標の展開するATフィールドは、相転移空間を肉眼で確認出来る程、強力なものです 」

「こりゃあ、誘導、火砲、爆撃などの生半可な攻撃じゃあ泣きを見るだけですね 」

「攻守ともにほぼパーペキな空中要塞、と言いたいところだけど、可能性試させてもらうわよ 」

今のところはミサトさんの思惑通りだな。

『で、現在の目標とシールドの状況は?』

『現在、目標は第三新東京市ゼロ・エリア、我々本部の直上。シールドは第4装甲板を貫通、間も無く第5装甲板に接触します 』

『けっこう。エヴァの配置は?』

『予定通りです 』

『みんな、異常はないわね?』

『異常なし 』

アスカ・・・

『問題ありません 』

綾波・・・

「こっちも大丈夫です 」

このまま・・・うまく行けるか?

・・・でもこの姿勢は正直言って辛い。綾波はもっと辛いだろう。

「すまないけど、もう少し、頑張って!」

『敵シールド、第18装甲板に接触しましたっ!』

『了解っ!エヴァ初号機およびエヴァ弐号機、ATフィールド中和っ!』

『了解!』

「了解!」

よしっ!ATフィールド、最大っ!

『敵ATフィールドの中和、進行中。現在プラス21、18、13、15、11、7、5、7、5、2、1・・・ゼロ、マイナス1、プラス1、ゼロ・・・安定しましたっ!』

『撃てぇっーっ!』

『ブグフワァーウーーン・・・・・・・・・!』

やったかっ?

『命中っ!』

『敵シールド、停止!』

『パターン青、消失っ!』

・・・目標は完全に沈黙しました っ!』

よっしゃあ、やりっ!

『これにて作戦終了とします。みんな、ご苦労様 』

『楽勝だったわね、レイ、シンジ 』

『腰が痛い・・・

・・・そりゃそうだろ・・・あんだけ長時間無理な姿勢でいたんだからな。

『ねえ、シンジ!見て、見てっ!』

なんだぁ?

『エヴァ専用滑り台っ!』

おわっ!まずくないか?

『シューーーーーン・・・ゲシッ!』

・・・

・・・いったいいいーーーっ!』

・・・

『アスカっ!あんた何やってんの?本部壊すつもりっ!』

・・・無様ね 』

『楽しそう・・・

「あ、駄目だよ、綾波っ 」

あああ・・・

『シューーーーーン・・・スタン』

『レイちゃん、お見事!』

・・・ま、いっか・・・

・・・作戦終了後なんだから・・・あたしは知らねっと・・・

『ミサト!あなた・・・あっ!シンジ君・・・

『シュウーーーーーン・・・スタン・・・ズテン!』

・・・痛いじゃないか。


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