| 第1回 |
「パール・ハーバー'79/ザ・クラッシュ」
1979年に日本で発売されたザ・クラッシュのこのレコードは表面をこのようなカバーでおおって
いたが、はずすと中からはUS盤デビュー・アルバム"The Clash"のジャケットが丸ごと現れた。しかし
これはカバーというよりも”帯”と解釈するべきか?「パール・ハーバー'79」という邦題とコピーが日本語で書いてあるので。
この邦題の意味は?<2003.12.15>
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| 第2回 |
「キャラメル・ママ/ティン・パン・アレイ」('75)
昔も今もJ-ポップに暗〜い私。でも遠い日に家で流れていたレコードはインパクトが
強かった。うろ覚えの曲名とアーティスト名をたどってCDを手に入れましたがなんと
紙ジャケ。メンバーは細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆??だったの??!!
他の参加ミュージシャンは高中正義、山下達郎、大貫妙子、矢野顕子に南佳孝、桑名正博etc・・・
?しぇ〜!!!クォリティの高い演奏と音作りは、今聴いても古くない。<2004.1.9>
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| 第3回 |
プラターズの「オンリー・ユー」('55)
小学生の頃に生まれて初めて買ったシングル盤。テレビのCMで流れていた歌が気に入って、
父が一緒にレコード屋を転々と探してくれた。お店には今のような試聴コーナーはなく、店員さんが
店内でBGMに使っているプレーヤーでこのレコードの音を出しながら、
「グッドナイト・ベイビー」のキングトーンズもこの歌を歌った、などという話を、私の
ような子ども相手にしてくれた。<2004.2.9>
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| 第4回 |
リンゴ・スターの「オンリー・ユー」('74)
前回のコラムで紹介したプラターズのオリジナル「オンリー・ユー」の音源を探している
最中に、一番最初に遭遇したのが、その頃リリースされたばかりの
リンゴ・スターの歌うこのカヴァー版。このころは「カヴァー」ものの
存在なんて知らずに、聴いてみたら「全然ちゃうやん」。でもこれがきっかけで、この
曲が収録されたリンゴ・スターの
ソロ・アルバム「グッドナイト・ウィーン」を通して聴くことになった。リンゴが
ビートルズの一員だったなんて全然知らなかった時期である。このアルバムはジョン・レノンや、
リンゴのオールスター・バンドにも参加していたドクター・ジョンのピアノ・ワークが痛快で、
センスの良いまとまりを見せた今でもお気に入りの作品。「オンリー・ユー」はジョン・レノンの一押しの
選曲だったらしく、アレンジを担当した他アコースティック・ギターの伴奏でも参加している。
ねっとりとは歌わず非常にシンプルで、それがかえって情感たっぷりに感じられる
いかにもジョンらしいバラードに仕上がっている。
他の曲でもジョンが大声でカウントをとったり、今聴くとなんだか胸が
締めつけられるくらいに、ジョンの影が感じられる作品だ。<2004.3.1>
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| 第5回 |
「あしたのジョー」
少年の為だけのバイブルではない、少女も読むのだ!1968年から73年にかけて少年マガジンに
連載された、矢吹丈という男のボクシング物語。それまでのスポーツ・ヒーローのような
お利巧優等生像を見事に打ち破った破天荒なキャラクターに加えて、衝撃的な劇展開に度肝を抜かれ、
巻の終わりまで一気に読んだものだ。拳闘に捧げた青春を熱く、短く、真っ白になるまで駆け抜けた
丈の生き様は、パンクの精神に通ずるものがあると思っている。一生手元においておきたい作品の
ひとつ。<2004.4.1>
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| 第6回 |
「ポルナレフ革命/ミッシェル・ポルナレフ」('73)
satochanがまだ幼い頃、白馬の王子様的存在だったミッシェル・ポルナレフ。小学5年生の
時に買ったレコードのジャケット(画像左)が、
本国フランスのオリジナル(右)と異なるということを、つい最近になって知った。
全11曲の順番もまるで違っていて、オリジナルが1〜11の順番だとすると、日本盤は8、2、7、
11、9、1、3、10、4、6、5と完全なシャッフル状態。おまけに6と7はミックス違い!日本盤の
発売にあたってなぜここまで違う編集をしたのかわからないけど、曲順は断然!日本盤の方が
センスがあるのだ。(長年聴き慣れているせいもあるかも)ジャケットはどちらがすてき?<2004.5.1>
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| 第7回 |
「ミュージック・ライフ'77年7月号」
中高生の頃の洋楽情報源といえば、このミュージック・ライフという音楽雑誌。消費税なしの
480円。表紙はアルバム
「バーニング・スカイ」発表後のバッド・カンパニー。ビルボード誌のアルバム・チャートNo.1は
イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」。
で、なぜこの号なのかというと、satochanが初めて投稿したお手紙が読者ページのコーナーに
掲載された。内容は・・・。過激発言の渦巻くパンク・シーンに戸惑いを見せた少女の、恥ずかしいくらい
アオイもの(笑)でも77年7月号だなんて、なかなかイイでしょ?<2004.6.2>
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| 第8回 |
キース・エマーソン来日記念月間@
画像は1977年頃に購入したELPのバンドスコア。これまでELPの楽譜で一般に売られているものは
非常に少なく、噂ではキース・エマーソンの監修が厳しくてなかなか世に出ないのだとか。
掲載曲は「トリロジー」「永遠の謎part1&2」「石をとれ」「悪の教典#9第一印象part1」などなど、
ELPの中でもお手軽とはいえないヘヴィなナンバーが多く涙もの。「石をとれ」のピアノ・ソロ
部分は特に左手の指の体操にうってつけで、購入して以来今日まで愛用している、satochanの
五大宝物のひとつ(あとの四つは考え中・笑)。実際弾いてみるとミスプリが多いものの、かなりの
貴重品です。<2004.7.1>
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| 第9回 |
キース・エマーソン来日延期月間に変更(T_T)
「ラヴ・ビーチ/エマーソン、レイク&パーマー」78年リリースのこのアルバム・タイトルと
ジャケットを見て、ひっくり返った人ってどのくらいいるのでしょう。折りしもグループの
解散説が囁かれる中で、見事な決定打のようだった。録音場所がバハマのナッソーというのも
訳もなく許せず、健康的な
象徴のはずの日焼けした姿が憎らしかった。しかしアグレッシヴさを求めると
中途半端な印象で終わってしまうかもしれないが、それぞれの楽曲はポップスとして良質のものである。
私は彼らをブルース・ロック・バンドだと思っているが、The Gamblerなどは作品第二番からの
流れをくんだ彼ら流の小粋なブルース・ナンバーである。「将校と紳士の回顧録」は美しいメロディー・
ラインで彼らの才能を充分に発揮しており、予想だにしなかったけどELPのアルバムの中でも
現在まで最も永く愛聴している一枚なのである。<2004.7.6>
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| 第10回 |
「初めてのコンサート」
satochanが生まれて初めて行った記念すべき外タレライヴ、ミッシェル・ポルナレフのコンサート・チケットの半券が、
つい最近実家にて発掘された。1975年6月25日(13歳になる前日でした)・大阪フェスティバルホール、薄いけど下の部分に
「2階FF列」と”スタンプ”が押してある。あの頃ポルナレフは凄い人気で、A席(2,500円)しか取れなかったんだ。アーティストの当時のお馴染みのロゴに、
彼のトレードマークであるサングラスが掛けられているという、なんとも味のあるデザイン。
<2004.9.2>
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| 第11回 |
「I LOVE PEANUTS!!」
satochanは、周りも呆れるほどのスヌーピー・フリークです。出会うようになったきっかけは、
'72年から姉が定期購読していた「SNOOPY」という雑誌。PEANUTS!!の四コマ漫画集と、当時の
若者向けの最新情報が載っていた。画像の'72年4月号では、音楽では吉田拓郎のシングル「結婚
しようよ」、”学生街の喫茶店”がブレイクする前のガロの
「地球はメリーゴーランド」、レターメンのアルバム「ディスカバー・レターメン」
が紹介されている。PEANUTS!!の漫画は小学生の子供にとって
面白いといえるものではなかったけど、人生って何?みたいな哲学的
テーマに溢れていて、チャーリー・ブラウンを始めとする登場人物たちが悩みながら生きる様が、他の
豪快なアメリカン・
コミックと違って素朴な人間臭さを生んでいた。<2004.10.1>
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| 第12回 |
-LED ZEPPELIN in concert and beyond THE SONG REMAINS THE SAME-
中学生の頃、友達と一緒に「レッド・ツェッペリン
狂熱のライブ」という映画を
神戸の映画館まで観に行った。画像はその時に買った劇場用パンフレット。73年のマジソン・
スクエア・ガーデンでのライヴ・ドキュメンタリー・フィルムだけど、意図的に制作されたイメージ的
映像がかなり挿入されているので、映画作品と捉えたほうがいいでしょう。
随所に出てくるビデオクリップ風の映像表現は、当時としてはかなり実験的かつ画期的な試みであったと思う。映画を観た
時の記憶で今も残っているのは、ライヴが始まるまでのイントロダクションがあまりにも長いので、
一曲目のRockn' Rollが鳴り出すと思わずスクリーンに拍手をしてしまったお客がいたこと、
それとDazed And Confusedでのジミー・ペイジの弓弾き奏法!サントラ盤で音だけは聴いていた
ものの、おお、こんな風に弾いていたんだー!!とすごく感動したのを覚えている。
そのアクションがまたカッコいい!!例のファンタジー・シーンは今見ると少々恥ずかしいけど、
世界中のギターっ子を魅了したこのプレイは永遠のものです。あっぱれジミーちゃん!<2004.11.1>
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| 第13回 |
「夢追い人 / 小椋佳」('75)
なぜこのレコードを買うことになったのかいきさつは全然覚えていないんだけれど、
小椋佳といえば小学生の頃、友達の家で聴かせてもらった「ほんの二つで死んでゆく」という
アルバムが、なんて暗くてじめ〜っとしているんだろう、という印象で好きになれなかった。
しかしこのアルバムに関しては星勝、安田裕美、井上陽水らが曲作りをしており、彼の繊細な
詩に別の角度でもって輝きを与えていて、作品の中では異色のものであると思う。ほとんどの
曲がアメリカでのレコーディングで、ジム・ケルトナー、ジム・ゴードン、
リー・リトナー、ジョー・サンプルといった超豪華なセッション・プレイヤー達が参加している。
井上陽水の「坂道」という歌が好き。<2004.12.1>
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| 第14回 |
FEVER!!!
70年代後半、空前のディスコ・ブーム到来!ディスコに行きたくて行きたくてしょうがなかった
けれど、あの頃はお友達同士ではなかなか行けなかった。そこで高校一年生の頃、大学生の
姉の仲間に初めて連れて行ってもらったのが、かまやつひろしプロデュースのお店”スタジオ・ムッシュ”!
大阪・梅田の曽根崎新地にあった。その他よく行ったのは神戸のカルチェラタン、ベベドール、
チェリーレーン、サビーネ、大阪のフォーカル・ポイント、ボトムラインなどなど。80年代以降のバブリィな
ブームの頃と違って、気軽に行けるお店が多かった。ちなみに、MAHARAJAの大阪D・Dハウス
店に初めて行ったときは、一緒のお友達がスニーカー履きだったため、入場を待つ列の途中で
店員に断られた(笑)
<2004.12.30>
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| 第15回 |
「博士の異常な愛情」('63)
今回より、スタンリー・キューブリックの”SF三部作”といわれる映画作品を紹介。一回目のこの作品は
正式タイトルを「博士の異常な愛情 又は私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するように
なったか」といい、デヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」を連想させるくらいに長い。
核戦争を引き起こす人間の愚かさをブラック・コメディに仕立てていて、俳優達の怪演が非常に小気味よく、
三作の中では1番のお気に入りである。特にピーター・セラーズ演じる元ナチスの「Dr.Strangelove」
の狂気じみた人物像は滑稽でもありミステリアスで楽しい。セラーズは他にも劇中でアメリカ大統領と
大佐に変装して一人三役をこなしている。それとあの「パットン大戦車軍団」のジョージ・C・スコットが
このようなコメディも演じていたのかと驚かされる。ラストは核爆発の記録映画が次々と映し出される中、
バックにはヴェラ・リンの「また会いましょう」という軽い曲調のポップスが流れる。最初はパイ投げ合戦などの
スラップスティック的な場面も撮られたそうだが、映画全体の風刺の調子と合わないと判断されてカットされた。
<2005.2.1>
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| 第16回 |
「2001年宇宙の旅」('68)
うーん正直いって、今観てもよくわからん(笑)でも繰り返し観る映画というのは、視覚的に
魅力のある作品であってストーリーはそれほど重要でもなくなってくるので、
それはそれでアリなんだと思う。「美しく青きドナウ」のワルツにのせて壮大な宇宙を
ディスカヴァリー号が飛行する様は、ボーッと心を空っぽにして眺めていられる。BGMや
効果音、ナレーションなどを使わないことによって、コンピューターHALの反乱が不気味に
謎めき、恐怖感を与える事に成功していると思う。アーサー・C・クラークの
原作を元に作られた映画だと思っていたが、クラークはキューブリックとこの作品の脚本を書いたのがきっかけで、
後に小説「2001年宇宙の旅」を書いたらしい。プロダクション・デザインを最初は
手塚治虫に依頼したが、非常に多忙だったため断られたというのは有名な話。<2005.2.21>
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| 第17回 |
「時計じかけのオレンジ」('71)
まだ幼い頃、この映画のタイトルを聞いたときは可愛らしい物語を想像していたが、
内容は全然違っていた。独身の頃はよく観ていたが、結婚して子どもを産んでからは観て
いないと思う。今の世の中では殊更に、テレビでは流しにくい作品だろう。コワイコワイ映画だ。
マルコム・マクダウェルが演じる不良アレックスが仲間と行きずりで押し入った家の夫人をレイプ
する場面で、彼はジーン・ケリーの「雨に唄えば」をフルコーラスで歌っている。キューブリック
監督が「何か歌いながら」とマクダウェルに注文すると、彼がソラで歌えたのはこの曲のみだった
という。早速キューブリックは「雨に唄えば」の著作権をクリアする手配をしたらしいが、
よく許可が出たなあ。この世で最も恐ろしいカヴァー・ヴァージョンなのだ。<2005.3.11>
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