15歳のサラ(ジェニファー・コネリー)は、おとぎ話の世界で遊ぶのが大好きな少女。 ある日、継母に弟トビーの子守りを押し付けられたサラは、腹いせにおとぎ話の呪文をとなえたところ、 ゴブリン・シティの魔王ジャレス(デヴィッド・ボウイ)が現れ、トビーをさらっていってしまった。 サラはトビーを取り戻すべく、ゴブリン・シティへ続く迷宮(ラビリンス)へと旅立つ・・・・。あまりにもお子様な ストーリーに初めは興味が湧きませんでした。が、ある日メイキングのビデオを借りて観て、本編も 観たくなって観たという映画です。お子様的内容に変わりはないのですが、脚本を元モンティ・ パイソンの一員、テリー・ジョーンズが担当しているのが興味深いところです。モンティ・ パイソンはイギリスのお笑い放送作家集団が制作したテレビ番組で、1970年代にBBC放送で放映され 人気を博しました。 ブラック・ユーモアの効いたコントに私も一時期ハマって、よくビデオを見まくったものです。 この映画の中でもセリフの端々にモンティ的ユーモアを思わせるところがあり、思わずニヤリと したものです。それはさておき、デヴィッド・ボウイの出演でかなりの話題をまいたこの映画、 ボウイが自分のキャリアから消したい一作と言ったとか言わなかったとか聞きますが、やっぱり そのお姿、パフォーマンスは素敵です。「こんな王様だったら、さらわれてもいいやん!」と思ったのは 私だけではないと思います。私のお気に入りはMagic Dance を歌うシーン。ボウイもトビーも 他の妖精やゴブリン達も、ノリノリで踊る明るいナンバーです。サラがお姫様のように着飾って ボウイと踊るシーンAs The World Falls Downもいいですね。魔王ジャレスが欲しいのはトビーではなく、本当はサラの 心なのか・・?と思わせるようなシチュエーションです。サラ役のジェニファー・コネリーは今やすっかり 大人の実力派女優に成長しましたが、この時は映画界の新星といわれたまだ15歳の美少女。とにかく可憐で可愛い! デヴィッド・ボウイもこれが公開されたときは「年いったな〜」と思って見てましたが、今見てみると、 若い!この二人が柱の映像ですから、視覚的にも何ら文句はありません。<2003.10.19>