円錐の体積計算
2011. 7.11.〜
球 と 錐の トポロジー あゆみ(歩)
四角錐の体積 四角錐を切り分けてわかる3で割る3つの理由
円錐の体積 と 球の表面積 円錐の体積計算
球の体積 似-牟合方蓋 と 陽馬3兄弟円錐の個有体積
●<■ ⇒ 円錐の大きさは四角錐よりも小さい。円錐の大きさについては、それが四角錐に包摂されている様子を見るだけにして、個有の体積は言わないようにしていました。右の例題は、そんな私が最初に取り組むには、不必要に難しすぎます。基本を示すという意味でも、ごく初歩的な問題にしてほしいので、つぎのように改めました。
今有円錐、下周3尺、高1尺。問積幾何。
但し、円周率(○/|)は 3 とする。(注1)(注2)
術曰、下周自乗、以高乗之、三十六而(にして)一。(注3)
円錐の体積 V = (3尺×3尺)×1尺 ÷ 36 = 9尺3 ÷ 36 = 250寸3
答えていわく、250寸。
〔図解〕 これは、解説(@案此術)を忠実に再現しているつもりです。
淳風等按
`
依密率
`
以七乗之二百六十四而一
゜
亭也
゜C
令径自乗者亦當以一百五十七之乗六百而一
゜
其説如圓B
円錐比於方錐
`
亦二百分之一百五十七
゜
十二而一
゜
A
于徽術
`
當下周自乗以高乗之
`
又以二十五乗之九百四
而連除
゜
矣
゜
今求一圓
`
復合十二除之
゜
故令三乗十二得三十六
高乗之
`
合三而一得大錐方之積
゜
大錐方之積合十二圓@
按此術
`
圓錐下周以為方錐下方
゜
方錐下方令自乗
`
以術曰
`
下周自乗
`
以高乗之
`
三十六而一
゜
之四十七
゜
淳風等按
`
依密率
`
為積一千六百五十六尺八十八分尺
于徽術
`當積一千六百五十八尺三百一十四分尺之十三
゜答曰
`
一千七百二十五尺十二分尺之五
゜今有圓錐
`
下周三丈五尺
`
高五丈一尺
゜
問積幾何
゜■大方の体積 ■大方錐の体積 ●円錐の体積
(|||尺 × |||尺)× |尺 ⇒ |||||||||尺3 ÷ |||=|||尺3 ⇒ |||尺3 ÷ ||||||||||,|| = |/||||尺3.
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〔総合して〕 大方(底面9尺2・高1尺)の内に円錐36個あり。 ....... 9尺3 ÷36=250寸3
(注1) 円錐の直径が1尺になるのがこつです。 徽術に拠る場合には、つぎのようにしてほしい。今有円錐、下周3丈1尺4寸。高1丈。 問積幾何。 答曰261尺3分尺の2。 但し、円周率(○/|)は 3.14 とする。
しかし、B円錐比於方錐、亦二百分之一百五十七。つまり、方錐157個に対して、円錐は200個あるというのだから、図解は容易ではない。
(注2) 円周率(○/|) 3 の至らなさを咎める前に、とても貴重な意見として再評価しておきたい。
これを算術(籌算)的にいえば、 □は |||| にして、○は ||| を数える。 また、■は ▲▲▲▲ にして、●は ▲▲▲ 。
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正方形の数量を4本と数え取るのは当然です。ことがらをそのように把握すると、円の数量は3本ということになります。
(正方形の辺4本の内から3本が寄り集って円をなしているという意見は、方向性としては決して間違ってはいない。)(注3)
三十六而一 /36=/(3)・(2)・(2)・(3)
(3)円周率は3。・(2)直径は半径の2倍。・(2)円の面積は2で割る。・(3)錐の体積は3で割る。
36を因数分解してみると、とても正しい公式になっていることがわかります。精密な値を知りたければ、 (3) に 157/50 (22/7)を代入すればよい。
結論
円周率(○/|) 3 はまことに英断といえます。これに対して、劉徽の 157/50 は正義を主張しているに過ぎない。