|

セイコー150Mダイバー 6306ー7001 機械式自動巻です
いやあ、金持ちって本当に存在するんですよね〜
中学生の頃、とっても仲の良かったY君の家は工場経営でお金持ちでした。彼は夏休みになるとその休みを丸々カナダで過ごしており、自前の100本近くある釣り竿の中から数本チョイスして釣りを楽しんでおりました。
そんな彼の時計がこの6306ー7001でした。
あまりにも無骨で大型、なおかつ機械式という事で私はこの時計に惚れてしまい、彼に頼み込んでよく借りては一晩中眺めておりました。
中3の夏、そんな彼から「時計を買いに行くから付き合って」と言われて秋葉原へ。彼は当時最先端のクォーツ式でデジタル表示の入った白い文字盤の時計を購入しました。
帰りがけ彼は私が借りて腕にはめていた6306を見て「それ、だりいからあげるよ」
の一言。YMOや最新電子製品が格好良く見えたこの年代に自動巻とはいえ機械式アナログはダサかったんですね。毎日ゼンマイ巻かなきゃならないし時刻は数十秒単位で狂うしだりいのも無理ありません。しかし、おかげさまで私の貴重な時計のトップを飾っております。
さて、その数ヶ月後ですが高校入試も終わりサーファーブーム到来!Y君からいただいた6306は最先端になりました。
しかし、そんな高価な時計貰って親が黙っている訳なぞない。もちろん隠し持ってました。ばれないよう絶対に手を付けないトロンボーンケースの中に入れて。。。
しかし親が入学祝いに買ってくれた7548モデルにその座を奪われて長らくトロンボーンケースの中にしまい込んでました。トロンボーンもバイトで別のを買って時計も古いトロンボーンもそのままに。。。
時は流れ社会人になってトロンボーンを後輩に廉価で売ったその日の夜電話が入りました。後輩に消耗品やらぼろ切れやら、つまりそのまんま売ったんですわ。
「時計入ってますけど今度持って行きますね」それが6306であった。
以後オーバーホールして大切にしています。状態が良ければオークションで当時の定価の倍以上の値が付いてますね。今になって貴重品だと知りました。そして現在4回目のオーバーホール中です。
|